イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

タメッリーニ‐ソアーヴェ クラッシコ ”レ ビーネ デ コスティオーラ”2011

2013-12-28 08:54:43 | インポート

Le_bine

ワインリストにヴィンテージ違いのソアーヴェ クラッシコ“レ ビーネ デ コスティオーラ”(Soave Classico le Bine de Costiola)2011を追加しました。ヴェロネッリ誌の評価をまだ見ていませんが。それ以外のイタリアのワイン評価4誌でハイスコアーを得ています。ガンベロロッソ以外の3誌が揃ってハイスコアーを付けているのは珍しく。まして、この価格帯のワインが評価されることは、内容以上であることを伺い知ることが出来ると思います。

ピエロパン‐ソアーヴェ クラッシコ “ラ ロッカ”2011

2013-12-27 10:10:06 | ブログ

Soave_la_rocca_2 ワインリストに新しく、ソアーヴェ クラッシコ “ラ ロッカ”を加えました。このワインは以前、ソアーヴェを充実させる時にバリックで熟成されたワインの候補に入っていたのですが。その時はリストに入らなかったワインでした。しかし、今年もワインの評価本の評価が高く、テクニカルシートに何気に目をやると、熟成が大樽とフストとありました。気持ちが動き、リストに加えようと思ったのは「遅摘み」に反応したからです。
以前は“ラ ロッカ”と“デゥ ロト”は似ているような印象を持っていました。熟成もバリックと同じならば、どちらかでよいと思っていました。しかし、今回は樽の大きさや遅摘みされたガルガネガといった違いと。以前に書き留めていた“ラ ロッカ”の「扇情的で一徹で懐が深い」と“デゥ ロト”の「精緻で融通の利かない頑固」の違いは、悩んだ末に考えたコメントではないと記憶をしています。その時はすんなりと“デゥ ロト”をリストアップしたので、今となっては思い出せませんが。似て非なるワインとの思いが、今回「遅摘み」に反応したのではないかと思っています。


ドレイ ドナ‐サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ “プルーノ”2001

2013-12-18 09:59:42 | ブログ
Pruno 今回のイタリアワインはサンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ スペリオーレ リゼルヴァ “プルーノ”(Sangiovese di Romagna Superiore Riserva Pruno)2001です。現在の呼称はロマーニャ サンジョヴェーゼに変更になっています。
先回、トルジャーノをワインリストに追加しました。その時に、プルーノがそろそろ飲み頃を迎えているので、様子を見なくてはと思い、抜栓しました。今まで、しっかりエイジングをしたサンジョヴェーゼ ディ ロマーニャを味わったことがありませんでした。というのも、エミリア ロマーニャのサンジョヴェーゼは安価な大量生産品という誤った見方があったからです。10年くらい前にプルーノとアヴィーとの出合いは、エイジングをすることで楽しいウマウマな時がやってくるのではないかと思わせ。それ以来、天候に恵まれた評価のよかったヴィンテージを買い置きしていました。
外観はトスカーナのサンジョヴェーゼと変わらず、香りはバルサミコ、チェリーに綺麗に磨かれたようなクローブ。ミント、バルサミコの薫るような酸の香りは時を経た円熟感があります。タンニンは滑らかでざらついたところが無く、かわいい酸はゆっくりとフェードアウトする軽やかさがあります。果実味は透明感があり淀んだところがありません。まとまりがよく、仕上がりの良さは感じられますが。劇的に変化したような気はしません。ふと頭を過ったのが、モンタルチーノの南のモンテクッコのワインに似ているな、と感じたことです。

ルベスコ ヴィーニャ モンテッキィオ をワインリストに追加

2013-12-16 10:00:53 | ブログ

Rubesco

トルジャーノ ロッソ Ris. “ルベスコ Vig. モンテッキィオ” (Torgiano Rosso Riserva “Rubesco Vigna Monticchio”)2006をワインリストに追加しました。
このイタリアワインは長い大樽での樽熟が仇となり90年代は評価が低迷します。80年代の高い評価は「オー メドックの熟成した赤ワイン以外にはめったに見られない味わい」(B.アンダーソン)と言わしめたほどでしたが。サンジョヴェーゼの醸造技術が進歩してくると、ぼろが見え隠れしたワインだと思います。しかし、ただ手を拱いていた訳ではないと思います。世紀が変わると評価を上げてきます。久しぶりに、テクニカルシートに目をやるとバリックで12ヶ月間の熟成の後、数年の瓶熟とあります。ただ長ければよいというものではなく、テクニックはメッセージを伝える道具に過ぎないことだと思います。数年前に試飲した時に、感じたかことは押せば押しただけ引いてくる、柔軟性と深遠さが備わったワインだなと思われ。ウンブリア、エミリア ロマーニャのサンジョヴェーゼはブドウの個性がトスカーナとは違うことを実感させられます。


レ マッキオーレ2011をワインリストに追加

2013-12-14 09:43:43 | ブログ
Le_macchiore ワインリストに追加をするため、ボルゲリ ロッソ レ マッキオーレ(Bolgheri Rosso le Macchiole)2011を購入しました。このワインは今年、アメリカのワイン雑誌、ワインスペクターTop100の中で21位にランクされました。3000円クラスのワインが50位以内に入るのは、名誉なことであると思っています。今年のガンベロ ロッソやヴェロネッリをまだ見ていないので、評価は解りませんが。ここ数年で評価を上げてきたワインです。このワインの楽しいのは、3年くらいのエイジングをする事により、違った側面を見せてくれることです。取りあえずリストには載せずに、3年くらい後にリストアップしようと考えています。