イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

コーネロ クマロ

2019-12-30 21:24:07 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはコーネロ リゼルヴァ “クマロ”(Conero Riserva “Cumaro”)2007です。

クマロはこの2007がワインガイドブック、ガンベロロッソで初めてトレ ビッキエーリを取得したワインです。とは言え、以後の補充を怠っているワインでもあります。

モンテプルチアーノ100%で造られます。お隣の県でも同じ品種で造られるワインがあります。違いは、と言えばねっとり感とミネラル感の味わいにあると考えています。しかし、同じ品種、特徴も似たようなミネラル感を感じました。エイジングをすることで同じようなミネラル感を期待できことが腑に落ちた感があります。それでも、ねっとりした食感はコーネロの特徴であると思います。


オルトレポ パヴェーゼ ピノ ネロ

2019-12-23 20:07:05 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはオルトレポ パヴェーゼ ピノ ネロ “ヴィーニャ ロサーラ”(Oltrepo Pavese Pinot Nero “Vigna Rosara”)2011です。

クランベリー、黒砂糖の甘い香りに誘引されるように灌木のような、マッシュルームのような、特定出来ない香り。この特定出来ない香りに気が引かれ、すっかり散漫になり、ただ酔いが進むだけになりました。ドライブ感がいいと云えばそれまで、あれこれ考えるのがどうでもよくなるワインでした。2 3年後にもう一度エイジングを楽しめるワインか否か見たいと思います。


トリオーネ

2019-12-19 21:19:57 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはトッリオーネ(“Torrione” Toscana I.G.P.)2006です。このヴィンテージはサンジョヴェーゼ100%で造られます。

ミネラリーでカカオ、オレンジピール、クランベリー、アイリスの香りを感じることが出来ましたが、スミレの香りを拾うことは出来ませんでした。滑らかなタンニンの存在感にさらりと柔らかな酸、構成のしっかりした果実味を感じました。

微妙なことは、ここまで熟成が必要か否かです。私見では必要はないかな、と思われます。取り敢えず、2003と2006は飲み終えようと思っています。


これから焙煎するコーヒー豆

2019-12-10 14:21:39 | イタリアワイン

今回、焙煎するコーヒーはケニア カラティーナ AAとグァテマラSHB アンティグア サンミゲルウリアス農園です。以前はアフリカと中南米は明確に違うと思い込みがありました。しかし、Qグレード、特に90点に達するような豆を焙煎していると、カッピングテストのチャートはほぼ丸を描いています。欠点のない、突出した部分がなければ、地の利と気候に起因する違いが及ぼす結果しかないのかな、と思います。豆の品種の違いは、ケニアはブルボン100%、グァテマラはカトゥーラ主体でブルボン種が混ざる違いはありますが。意識しないで飲んでいると味のバランスの良い苦い飲みもではない、と感じます。


セラーに追加

2019-12-02 21:07:45 | イタリアワイン

ボルゲリ サッシカイア “サッシカイア”(Bolgheri Sassicaia “Sassicaia”)2016をセラーに追加しました。

2016は前年より15%ほど価格が上がりました。去年のワインスペクターのトップ100で2015が1位に擁立、相変わらずワイン誌の評価も90点後半を長年保っています。ボルゲリを世界的なブランドにした功績は評価に値する、と思っています。