イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

ルバイヤート 甲州 シュール リー 2012

2013-11-20 21:34:40 | ブログ
Photo 今回もイタリアワインではなく、丸藤葡萄酒工業株式会社のルバイヤート甲州シュール リーです。
前日の甲州バレルとは同じブドウ品種なのかと思われるほど、違いがあります。生き生きとした酸はしっかりとしていますし、果実味は夏ミカンのようでした。ハーブ(マジョラムかオレガノ?)、夏ミカンのような柑橘系にサワークリームの香り。このサワークリームの香りはシュールリー由来だと思いますが。舌の上ではアミノ酸の旨味のある味わいを感じました。1ヶ月半前に試飲した甲州“祝”は同じシュール リーの製法を用いているのに、同じような旨味を拾うことが出来なかったように記憶しています。
それぞれの印象は、甲州祝は端正なワイン、甲州バレルがしなやかなワインなら、ルバイヤート甲州は弾力のあるワイン。この3種類のワインはどこか似たようなところがありますが。ブラインドで出されたら迷うような気もします。しかし、甲州であることは外観が水様で淡い黄色を見つけることで半分くらいは確定させ、柑橘系の香りと、後はインスピレーションに頼るしかなさそうです。