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イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

ラトエヨ ヴァッレ ダオスタ プティ ルージュ2011

2014-09-05 09:27:23 | ブログ
Petit_rouge 7番目のイタリアワインはラトエヨ社のヴァッレ ダオスタ プティ ルージュ 2011です。早飲みしなければならないので、今まで興味が湧かなかったワインです。今回は飲んでおかなければ、いけないと思い真剣に試飲をしました。ラズベリーかイチゴのシロップのような香り、かき氷に掛けるシロップを連想しました。それにユリの花を思わせるような清楚な香に蒸れたような古木。決して不快な香りはありません。とても、懐かしくて不思議な香りがしました。タンニンはわずかに感じます。酸はたくさんあるとか強いとかではなく。捕まるような感じで、グリップがある、といった感じです。豊かな果実味、味わいのバランスも良いと思います。
どのように覚えようかと飲みながら考えました。ピノ ネロのイチゴやラズベリーの香りに似たワイン。そこから連想して、古い薬箱を開けた時のかおり?う~苦しまぎれ。

ボルゴーニョ ドルチェット ダルバ 2011

2014-09-04 10:21:23 | ブログ

Dolcetto_dalba 6番目のイタリアワインは、ボルゴーニョ社のドルチェット ダルバ 2011です。私はこのワインをチェリー系に分類しています。今までは、ドリアーニかディアーノ ダルバを扱っていたので、久しぶりに試飲することになります。しかし、手元の資料には何も残っていないので、何とも書けませんが。「ディアーノ ダルバでいいか。」くらいの軽い気持ちでリストアップした記憶があります。 さて、このワインはディアーノ ダルバと比べて若干苦みが太いかなと感じました。この苦みに伴う、ナツメグ、甘草、ユウカリのような、としか言いようのない、はっきりと云い切れない香りを特定できれば、ドルチェットを見分けることがで切るかもしれません。チェリー系とはいってもダーク チェリーの香りや味わいが主体であると思っています。酸やタンニンは控えめで、きれいで滑らか。特徴を掴みにくい味わいは、日常使いのワインの宿命みたいなところがありますが。しかし、決して主張が無い訳ではありません。数値化できない、ボキャブラリーのなさを嘆くしかありません。そこで今回も「こんな感じ。」と覚えるしかありません。


ボルゴーニョ バルベーラ ダルバ 2010

2014-09-03 09:20:40 | ブログ

Barbera_dalba 5番目のイタリアワインは、ボルゴーニョ社のバルベーラ ダルバ 2010です。以前のバルベーラは角のある酸がネックになっていましたが。最近はリリースされて間もなく抜栓しても、酸が柔らかく果実味が豊かです。前々回のプリミティーヴォも酸が美味しいと感じられましたが。今回のバルベーラは仕上がりがきれいで複雑さがあります。
桑の実、ラズベリー、ココアのしっとりした上品な香り。この香りにマーキングを付けるとすれば、ここが難しい。このような感じとしか覚えようがありません。味わいは邪魔にならないシルキーなタンニンと円らな酸、この加減を当日に思い出せればいいのだが。一番厄介な覚え方になります。


スキアーヴァ

2014-09-02 09:40:58 | ブログ

Schiava トレーニング3日目はサンタ マッダレーナのラグレイン、4日目はフック アン バッハを試飲しました。ラグレインはグズグズな状態でよくなく、あれこれ考えながら飲んでいると、写真を撮り忘れてしまいました。しかしながら、逆に不利な状態でも、八角やナツメグなどのスパイシーな香りを見つけることが出来ました。このことは、ブラインドで出されたときに、ラグレインだと見当をつけられればいいのですが、そう上手くいかないのが現実です。
4日目のスキアーヴァは、今まで意識して味わったことがないので、記憶の中に何もない状態になっています。第一印象はたっぷりした果実味とわずかに感じる酸とタンニンです。桑の実にダーク チェリーかなと思うような香りは、これも、たっぷりしています。外観も見通せないくらい濃い。しかし、どれも厚みがない。けれど、これがこのワインの特徴でバターを使った料理や、ジビエでも合わせられると思います。単純な構成が料理を引きたててくれるのではないかと思っています。ライト ボデイの赤ワインで肉料理を、いいと思いますよ。


トレーニング2回目プリミティーヴォ ディ マンドゥーリア

2014-08-31 08:30:50 | ブログ

Primitivo_di_manduria トレーニング2回目はレスタ社のプリミティーヴォ ディ マンドゥーリア(Primitivo di Manduria)2010です。プーリア州でプリミティーヴォ100%から造られるこのワインは、短期間のコンディショニングでこんなにも変わるものかと、関心をしました。ワインリストのコメントには、あれこれ香りのことを書きましたが。すでに一体化していて、桑の実にプラムのフレッシュな香りに、何となくスパイシーな香りを見つけることができます。何といっても酸の味わいが素晴らしい、ポピュラーなバルサミコ酢よりよっぽど、美味しいように感じました。それは、酸の角が立っていないので、結構な酸があるのに酸っぱいと感じません。これならば、アイス クリームのトッピングに使えそうです。このうまうまな酸と初なタンニンが特徴だと思います。