ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

大沢のヒメボタル観察

2007-07-17 | 自然
7月5日夜10時前から大沢のヒメボタルの観察をしている緑と水を守る会のメンバーに同行しました。
陸性のヒメボタルはゲンジボタルやヘイケボタルより小型のホタルで水辺ではなく湿った畑の草地や藪や林の中に生息しています。
町内では5月中旬から下旬に桜井地区などで見ることができます。

7月に見ることができるヒメボタルは山間部の大沢・尺代でしか今のところ見つかっていないとのことです。大沢の電波塔に登る両脇の藪、早尾神社の裏手で光っていました。

8軒ほどしかない大沢の集落に流れる善峰川にはゲンジボタルもふわふわと青白く光りながら飛んでいます。光り方も飛び方もゲンジボタルとヒメボタルでは違うことがよくわかります。

帰り道、柳谷観音までくると脱輪した車で道が塞がれて通れず、川久保回りで帰ることになり、途中、I さんが野ウサギが走るのを目撃。私は見損なってしまい、とても残念。

来年は大沢キャンプ場で宿泊して、夜はヒメボタル、昼間は植物観察という企画はいいですね~、と意気投合。
真夜中の観察会、とてもわくわく、おもしろかったですよ。
でも毎晩観察するとなると大変です。本当にご苦労様です。
毎年、観察記録は緑と水を守る会ニュースレターに掲載されます。


(写真は観察前の地中温度と湿度を計測)

就労支援型幼稚園について説明会

2007-07-17 | 子ども
7月4日、10時から第1幼稚園で「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について(基本方針)」について幼稚園の保護者への説明会が開かれました。

説明する教育委員会は4回目の説明会といいますが、第2幼稚園保護者には初めてのことです。幼稚園がどう変わるのか、未就園児の保護者には今回の説明会のお知らせもありません。
来年、入園予定または私立幼稚園との比較選択を考えている保護者にこそお知らせが必要です。その点は参加した保護者から厳しく指摘がありました。

基本方針は町立第二保育所の民営化と町立第1幼稚園の幼保一元化(就労支援型)がセットで行われることになっています。1箇所保育所を民営化し、正規職員保育士3名を就労支援型幼稚園に配置するものです。

就労支援型幼稚園は午前8時~午後6時までの保育となっており、朝の1時間と通常保育後午後6時までは延長保育、夏休み等の長期休暇も同じ 
入園資格は就労要件を満たすこととなっています。
(*昨年10月から始まった預かり保育午後4時30分までも実施)

職員配置は
3歳児 20名 1学級 就労支援対象児のみ、
4歳児 32名 2学級混合学級 幼稚園44名 就労支援20名
5歳児 37名 2学級混合学級 幼稚園54名 就労支援20名
(現在4歳:32名 3学級 5歳:37名 3学級)

保育所の過密化解消を理由に就労支援型の3歳児保育をするとしていますが、保育所が過密なのは0歳~2歳児ですので、解決にはなりません。

また、就労支援3歳児保育の職員配置は20対1で保育所の15対1の基準より後退です。
定員207名内で就労支援型3・4・5歳児を20名ずつ募集するため、幼稚園定員枠が減ることで抽選となり、希望する第1幼稚園に入園できないことも生じます。
(後日尋ねた担当課によれば、昨年度実績で見ると約20名ほど入園できなくなるとのこと)
代わりに第2幼稚園に振り替えても、バスの運行体制ができるのか、課題があります。

このように未だ検討しなければならない課題がたくさんあるのに、来年実施は困難ではないでしょうか。
保育所を民営化するための苦肉の策で就労支援型を考え出したとしか思えません。
就学前の子どもの保護者のニーズは就労支援型ではなく町立幼稚園での3歳児保育の実施ではないでしょうか。施設定員の6割しかない充足率を上げることにつながります。

それも、これも基本方針を現場の園長・教頭・教諭すら入れない本庁職員だけで策定したことに問題があります。

幼稚園が主体となって、来年4月からどういう保育を目指して就労支援型を行うのか安心して信頼して預けるためにも示して欲しい、来年4月実施というならば、9月末までには、就労支援型の内容を明確にしてもらわないと、私立の幼稚園募集に間に合わないという声も聞かれました。
(紫蘇ジュース)