左の写真は前回の写真から土屋五郎氏の寸評の部分のみを抜き出したものです。この土屋五郎氏、改名をしたりしていますが昭和25年国鉄スワローズに入団、その年8月に入団した金田正一投手を最初から知っている人物かと思われます。その寸評には金田正一投手の球種として速球、カーブ、フォークボール、シュートが挙げられています。特にフォークボールに関しては、[ストンとまっすぐに落下し素晴らしい威力をみせた。全く最後の切り札である。]と記しています。新人の頃の金田正一投手を知り、盗塁王の記録を持つ元選手の寸評なので信頼性は高いかと思うのですが、当時の私の金田正一投手の球種に対しての意識としては、速球と当時はドロップと称されていたカーブ、それに加えて球速が物凄く落ちるスローカーブしか思い浮かばないものです。金田正一投手の球種としてフォークボールの名前が出だすのは私の知る限り、力の衰えた昭和40年代以降の事かと記憶しています。この時期前後から投じていたとすれば、矢張り恐るべし金田正一投手と言えるのでしょう。
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