昭和45年から西鉄、太平洋ライオンズ、近鉄バッファローズで62年まで活躍したサイドスローの右腕投手です。この投手の印象としては稀に見るバネの素晴らしさかと思います。本当に全身バネの塊という感じで、躍動感ある投球フォームは中日で大活躍した郭源治と双璧かと思います。公称175cm,65kgと非常に細身の体から腰を十分に捻った投球フォームから繰り出される球は、流石にその体型のため、非常に軽い球質ながらもかなり速く、その強気の投球と相俟って、好調時は本当に打者を圧倒する位の威力がありました。本当に驚いたのは昭和49年オフ、当時の近鉄の4番打者というより、パリーグを代表する打者土井正博との、芝池博明を含む1対2のトレードでした。当時5年間で通算16勝の柳田豊と同じく通算5勝の芝池博明とパリーグの看板打者との交換は、はっきり言って全く格の違うトレードの印象は拭いえませんでした。しかしその後彼は二桁勝利を5回挙げる等、移籍当初のイメージを払拭する活躍をしたものです。
通算成績 531試合 110勝140敗 防御率 3,97 1201奪三振
通算成績 531試合 110勝140敗 防御率 3,97 1201奪三振
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