1969年、ドラフト5位でアトムズに入団、その後太平洋クラブライオンズ、ロッテオリオンズ、中日ドラゴンズに在籍し1984年まで、16年間の現役生活を過ごした左腕投手です。先発もリリーフもこなし、良く言えばチームにとって便利な投手、悪く言えば左腕投手という利点を活かして生存して来た投手とも言えるのでしょう。もっと辛辣に言えば左腕投手でなければ、これだけの長期間プロの投手としては、やれなかったレベルの投手かと思います。公称180cm,76kgと均整のとれた体格ながら、スリークォーターよりやや下から投じられる球には、あまり威力を感じた事はありませんでした。投球フォームは、全体的になめらかさやスムースさには欠けているものでした。脚の上げ方は、球威を出すために上げると言うよりも、軽く上げ、少しそこで間(ま)を作り、左腕を軽く後方に引くという感じで、球の威力を出す為の、腰の回転は非常に浅いものでした。従って繰り出される球には速さが乏しく、現在の投手よりも総体的に遅いと思われる当時の投手の内でも、遅い方だったと思います。変化球は比較的大きなカーブはあったと思いますが、そのフォームのせいか、球は軽く、キレ、伸びにももう一つ優れたものはなかったと思います。所謂変則的投法で、左腕という長所を巧く活かした代表的な投手と言っていいかと思います。
通算成績 445試合 33勝51敗 防御率 4.33 537奪三振
通算成績 445試合 33勝51敗 防御率 4.33 537奪三振
絶対違うでしょ。
オーバースローの方が遥かに多いでしょ