3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

スピードガン(3)

2011-06-22 22:49:15 | Weblog
以前(スピードガン(2)でスピードガンに関してメジャーの全球場で、同じ測定器を使用したとしても、設置条件まで同じという事はないだろうと書きましたが、申し訳ない事に少し勉強不足でした。2007年から全30球場で、pitch f/xという測定器を、MLB機構が採用し、ホームプレートから同じ位置に設置している様です。この測定器で3方向から球速を分析し、更にコース、球種、動き等も分析している様です。この条件であれば、球場毎の表示のバラツキは殆どないと言っていいかと思います。従ってMLB機構が最高球速を一応認定したりするのも理解出来るものです。従って、日本プロ野球でよく言われている、何々球場の表示は高く出るとか、低く出るとかいう話は、多分非常に少ないかと思います。又球種毎の平均球速とか、100マイル以上計測の回数とか、非常に統計がとれているのもよく理解出来ます。出来れば日本でも、今年から統一球にした様に、より同じ条件に近い感じで、スピードガンを設置して欲しく思うものです。しかし前回も触れました様に、どうしても打席での感覚とは一致しない点は多い見たいなので、どんなに様々な分析が出来たとしても、矢張り万能の物にはなり得ないのでしょう。

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6 コメント

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球速ロマン (オールド昭和)
2011-06-24 11:40:50
新しい意外な情報です。球速表示に関しては日本より高く出ているともよく言われますが、突拍子もない誤計測をのぞけば妥当な所とも感じます。
 国内ではやはり神宮だけが異様に高く、由規も他球場では最高球速が150前半になり、現代ガンに関しても、神宮基準を除けば80年代とほぼ同等になってきます。そうであれば、結局小松・槙原も150前半の投手であり、堀内・平松らに関しては140後半位の投手となってしまいます。甲子園も高めのようで、藤川が最速154km程の投手であることを見れば妥当かも知れません。
 こと球速表示に関しては150後半を固めていた伊良部が依然最強でしょう。今年のダルも156㎞を頻発させています。

 小松『現代のガンなら160㎞近く出せる』は、結局神宮などのごく一部の球場に限られるものかもしれません。個人的には、由規と小松は球速は同じ位だが、伸び・凄みに関しては小松が上回っていると思います。依然として160kmは日本人投手にとって大きな壁かもしれません。国内最速投手の条件は、高い数値を出すことより、150㎞を超すストレートをいかにまとめてこれるか、かも知れません。ですが、昭和の名立たる速球投手は実際に見ていないのですが、彼らの投球を見る機会があるにつけ、そのキレの良さ・迫力には圧倒され、未知の領域に達しているように思えてなりません。
 
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球速 (toughness3388)
2011-06-25 23:46:17
仰る通り、小松投手の方に凄味、重み、迫力を感じますね。日本の速球投手たるもの、常に150km超のストレートを投げて欲しく思います。
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小松・鈴木孝政・江川 ()
2011-06-26 00:25:00
 皆さん同様,小松を甲子園で観て,すっかりファンになりました.当時,意外と騒がれなかった感がありますが・・・投球フォームが正当派でなかったからでしょうか.
 ところで,昭和48年,中日の先輩格である鈴木孝政のTVデヴューは驚愕でした.ONも,晩年期とはいえ,「あれほど速い投手を観たことがない」とアンチ巨人スポーツ紙で認めていたことを憶えています.私は,孝政の方が小松より切れ味は上であった,と感じています.投手分業化の創始者,近藤コーチもV9, 10 阻止のために・・・かな?と思います.
 一方,江川の高2そして高3春選抜時のスピードも知りたかったですね・・・初速と終速の差(≒切れ味?)など・・・彼は高校後半時,すでに肩に違和感があったらしく,ついぞ「全盛の速球」を以後果たせなかったことが球界の悲劇と感じます.
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鈴木孝政 (toughness3388)
2011-06-26 01:12:52
昭和49年に、TVで鈴木孝政を初めて観た時、球速と切れの良さに本当に驚き、衝撃を受けました。凄味の小松、切れ味の鈴木といった所でしょうか?
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鈴木孝政デヴューの訂正です ()
2011-06-26 01:21:11
タフネスさま,ごめんなさい,正確には昭和49年でした.まさにV10阻止の刺客として・・・
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伝説投手のスピードガン競争 (オールド昭和)
2011-06-26 14:08:02
 皆様からお話をうかがっていますと、次々に凄い証言を知ることができ、昭和OB選手の底知れぬ実力にただただあ然とするばかりです。
リアルタイムで90年代以降しか見ていない私にとっては、もはや現代野球とは別次元の一種の文化に感じられ、メジャーでも見ることのできない質の高さを持っていると思います。一昔前まで割とやっていた昔の野球の特集等も近年は全くなくなり、それこそOB選手が亡くなったときにしかその勇姿を拝めないような、ゆゆしき状況になってしまいました。このまま昭和の野球が忘れ去られてしまうというのは、重要文化の損失にも値すると思います。

 主に80年代投手しか映像は残っていませんが、堀内・外木場・松岡・平松の四天王は、ダルの156㎞基準に対して、間違いなく155㎞は出ていると思えてなりません。槙原・小松・鈴木孝を150後半中盤に修正、高校時代の江川はその上でしょう?
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