メジャーの記録集、ESPN BASEBALL ENCYCLOPEDIAやBASEBALL ALMANACでの本塁打率の表示は本塁打数÷打数で計算されています。因みに少し数字を挙げて見ますと通算の本塁打率トップはマークマグワイアの0.094、2位はベーブルースの0.085、3位はバリーボンズの0.077になっています。全て1割以下、10打数につき1本塁打に満たない数字となります。多分他の記録集でも同じ表示のされ方をしているものかと思います。もし日本式に本塁打率を打数÷本塁打数で計算するのなら、本塁打も含む安打の率、打率も同じ表し方をしないとおかしいかと思ってしまいます。例えば打率0.250は4.0、打率0.333は3.0、打率0.400は2.5としなければ整合性がないかと思います。日本式本塁打率の表示には暗黙の了解というかそのくらいは分かっている事を前提にしているのかも知れませんが、矢張り本塁打率という表示は違っているかと思います。基本的には、どの位の割合で本塁打が打てるかが分かればいいという事は承知の上で、敢えて非常に細かい事を書かせていただいた次第であります。
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本塁打率は打数/本塁打数 として計算する理由は
「小さくなる率を表示させないように、あえてよく見せようとしている」 という意図があることは間違いないと思います。
打率は安打数/打数で、0.200とか0.250と表示されますが、本塁打率も同様の計算をしてしまうと
例えば、8000打数で600本打っている打者の本塁打率は0.075 と表示され、野球に詳しくない人は
「打てない(率が低い)じゃん!」
と勘違い(誤解)してしまう可能性があります。
打率が0.200とか0.250の表記で、本塁打率はそれより更に低いのですから、詳しくない人は8000打数で600本の打者でも 「打てない」 と錯覚してしまうと思います。
あ・・・ この前、ヤフーのイチロー記事で目の当たりにしたのですが・・・ イチローの本塁打率 80で
「高いじゃないか!」←(よく打てていると思っている!?) と誤解して捉えている人がいました。
ビックリしたというより、「やっぱり詳しくないんだな」と・・。
本塁打率を打数を母数として計算するようにしているのは、小さくなりすぎる率表記を示さないためのものだと思います。(日本では)