トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カラスの交尾

2011-06-02 | 小父のお隣さん

Photo_4  浸食溝の整形をしていたら異様と言うべきか、聞きなれない変わった鳴き声が始まった。初めて聞いた鳴き声、鳴き方である。

 見上げたら泥水地の脇の斜面にあるコナラの枝にカラスが二羽いるのが見え、動き方もおかしいのだ。

 枝の上で鳴きながら身体を寄せ合っている。ここで「ハハア!」と思ったのだが、大当たりだった。そのうち一羽がもう一方に乗ったので確信した。カラスの交尾に間違いないだろう。

 スズメやキジバト、ツバメやニワトリの交尾は見たことがあるが、他の鳥は記憶に無い。ましてカラスの交尾など想いもしなかった。鳴き声は最初から最後まで変わった鳴き声、鳴き方だったが、振り返って思えば、甘えている鳴き方そのものだった。重なった場面が見え難いのが惜しい。


覗き見したばっかりに

2011-06-02 | 感じるままの回り道

Photo_2  Photo_3

 小雨が落ちてきて最終段の浸食溝の整形を止めたのだが、前段の埋もれている浸食孔がどの程度か気になり、鎌でクズやノイバラ、ススキなどを刈り払い片付けてビックリしてしまった。

 予想外に大きく深かったのである。今風に言えば「想定外」なのであるが、小生の場合には、想定外であろうと無かろうと結果には影響も被害も無い事象だから気楽なもんだ。小さいほうは流入してくる穴なのだが、横穴から1mほど出たところに地下へ潜り落ちる漏斗状の窪みが出来ている。この面は水底に予定していたが漏水必死だから、一旦掘り下げ鎮圧してから畦道にして埋める事にする。

 流出孔は腰を曲げれば通れる大きさで、ベトコンの地下通路の様である。地表から流路の底まで高さ2mはあるから、浸食の力は凄いものだ。ここまで深く大きいと、土砂を入れ込んで踏み固めたくらいでは流れ出てしまうから、土嚢を15個ほど積み上げる必要がある。

 結局、覗き見したばかりに新たなビジョンが生まれ、土嚢を買いに走る事になってしまった。その結果は大きな水溜りが出来るはずなのだが、全てを身を持って体現せなばならない活動は楽でない。


もう一つの浸食溝

2011-06-02 | 水辺環境の保全

Photo  水を使いまわししながら最後の泥水地に予定している浸食溝を整形する。ここは林道側溝から流れ出た水が地下水道を通って浸食した溝だ。

 ここも溝の崩壊面を傾斜を緩く整形して、削り取った土は底上げと堤に活用する予定だったが、量が不足したから、拡幅して必要な土砂の量を確保せねばならなくなった。

 崩して底上げするのは容易だが、水漏れの無い堤を積み上げるには、たとえ幅一間ほどでも結構手間隙を要する作業である。

 水面面積と貯水容積がまだ必要なのだが、昼前に雨が落ちてきたので、あえなく撤退となった。雨で一両日放置することになるが、底からの漏水確認が出来るから「まっ、いいか」で帰宅。