トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*五十呆百呆

2016-01-31 | 性向有毒の翁なれば
       一会せば母子五カ月の稼ぎ成り

       危機戦略労せずつなぐが矜持ゆえ

       危機戦略上手にやるも手水なり

       役者やのぅ飾りてすかす骨の髄

       秘書いねば記憶バッサリお茶坊主

       泣き喚き効かず次作は県忘症

       知る知らぬ剃ったに同じ気は生ず

幾何回転体玩具作り 1

2016-01-30 | 今日は真面目に
 2月7日の出品までさし迫ってきた。糸のこ盤でくり抜いた円盤の外周は滑らかに仕上げる必要があって、今まではヤスリとサンドペーパーで滑らかな曲面を成形していたのだが、これが何とも手数がかかる作業だった。日時が無い中で数を揃えなければならなので効率を上げる必要がある。会友から借りた木工旋盤が手元にあるので思案の末に試行してみたら何とか使用に耐える事が判った。
 問題は「薄い円盤をどう取り付けるか」なのだが、円柱削り出しのドライブセンターは使えない。破損したドライブセンターの代わりにと通販で購入したドライブセンターは「役立たず」だったが今回、ここで役目が出来た。
 初回、十字の突起だけで使用できるかとセットしてみたが摩擦力が不足し無理だった。もともと、この十字形は材料の端面に十字の切込みを入れ咬み合わせる使い方なのであるが、薄い板材には使えない。そこで画鋲を二か所に接着して使ってみたらすこぶる勝手が良くなった。
 でも画鋲の針とセンターの突起の高さが異なるので装着しにくくなった。そこで画鋲の針をセンター突起よりわずかに短く切断し問題解消。円形の外周が大きいので付属の刃物台は使えないし、モーターにかかる負荷も大きくなり回転が落ちやすくなったが、それでもヤスリだけで磨いて仕上げた時間と精度を比較すれば雲泥の差だ。
          針なし   ➡   針を付けた

寒さに負けた!

2016-01-29 | 感じるままの回り道
 寒中だから寒いのは当たり前と思っていてもフイールドの作業ならともかく自宅での野外作業は骨身にこたえる。だから庭仕事など全く行わないのだけれど、さすがに粉塵の出る作業は室内では行いたくない。
 幾何回転体の玩具作りは風もなく日差しが届けば縁台での作業もできるが、さすがに北西風が強い日は遠慮したい。遠慮したいが完成させるまでの日時は少なく、思案して糸のこ盤に掃除機のホースを繋げ玄関で作業してみた。全く粉塵が舞い上がらない訳でもないけれど微粒子の何割かは吸い込んでくれた。
 集塵ボックスを開けびっくりしたのは随分と細かい。まあ粉塵の類だから当たり前なのだけれど、集塵ボックスのフイルターを通り抜け排気直前のフイルターまで粉塵が届いている。通常の床清掃時にすり抜ける何倍もの微粒子だった。
 いくら集塵したつもりでもリビングのテーブル、床、テレビの表面など細かい粉塵が付着するほど広範囲に拡散していた。PM2,5の怖ろしさが実感できた。

鹿肉の肉味噌風

2016-01-28 | 何よりの楽しみ
 会友から鹿肉1kgを頂いた。燻製にするかハムか焼き豚風に調理するか迷っていたのだが木製玩具の制作に追われ調理に回す時間が取れない。やむを得ず煮込みにする事にした。ここはジビエ料理としてフランス料理っぽくしたかったが、いかんせん生まれも育ちも米作農家なのだ。
 肉の部位は分からないが「刺身で食えますよ」と言われていただけあってしっかりした赤身のブロックだ。野生動物の肉だけあって脂身が全くついていない。この肉質ではハムに作っても美味しさが無かっただろう。
 血抜具合が不明なので一旦茹でこぼしをしてからと塩湯で煮たのだがアクが多くて茹で溢しして正解だった。茹で溢しの一片を試食してみたのだが鳥の胸肉より食べやすいもののあっさりしている。適度な弾力と歯切れの良さもあり食感は上等だが食味に欠ける。
 そこで長ネギタップリ、生姜、ニンニク、砂糖、オリーブオイル、赤味噌を用いて「肉味噌風」に調理してみた。自画自賛すれば「炊き立てご飯によく合う」一品が出来た。豚肉や牛肉とは異なる食感が「肉を食べている感」ひとしおで、なかなかよろしかった。小生やっぱり魚沼産である。
  鹿肉1kg    アク取り     夕食に一品

泥水池も全面凍結

2016-01-27 | 感じるままの回り道
 最強寒波のお蔭か、はたまた山の陰のせいか泥水池も全面凍結した。例年より1ヵ月以上も遅い凍結である。凍結したとはいえ幼児でさえ乗れる氷盤の厚さは無く期待していたのに肩透かしを食ってしまったが氷も透けている。
 最強寒波なのにどうしたことか…。暖冬だったため地温が下がり切らなかったのだろうと推測する。さすがに全面凍結する気温となると周囲の地表は一面の霜と霜柱で覆われ、ホワイトクリスマスの気分になってくる。寒に入っても凍結しなかったので、玩具作りが一段落したら泥浚いを考えていたのだが、さすがに氷結した池を見ると泥浚いの方針は萎える。寒さを押し泥浚いをし帯状方針、いいえ帯状疱疹の再発では泣くに泣けない。小生「脚を冷やさないように」とドクターからきつく申し付けられているので泥浚いからは退場であるが人さらいはまだした事が無い。でも共通する本は読んだ事がある。

最強寒波だ!

2016-01-26 | 感じるままの回り道
 今朝、寒いだろうと予想しながら起床、寝室の室温4℃で着込んでPCに向かっても指先が冷たい。熱いお茶を飲もうとリビングのファンヒーターをONにしたけれど着火しないのである。表示されているリビングの室温は0℃だった。「これではたまらぬ!」とフイルターの清掃やらプラグの差し替えなどしてみても着火ランプは点灯しているが電源ランプは点滅したままだ。
 昨日は池の循環ポンプが停止していて帰宅時に気が付いた。幸い発火は免れヒューズも遮断器も作動しなかったけれど使い物にはならなくなった。池の全面凍結と言う寒波のせいかどうか判りかねるがとんだとばっちりである。庭の池が全面凍結した事は初めての事で最強寒波を思い知らされた。
 さて、リビングのファンヒ-ターはジリジリ待つこと何分だろうか、ともかく着火して正常に作動し始めた。小生が思うにあまりにも室温が低く着火させるヒーターの準備時間が長くなったのだろうと推測した。これも最強寒波のトバッチリと思うが、報道による被害に比べればたいした事ではないけれど「最強寒波」である事は我が家の事象だけで認識できる。

指導も躾も無い…

2016-01-25 | 小人閑居して憮然
 例年だと年末には全面氷結して大人が乗っても割れないほどの氷厚が立春過ぎまで現れるのだが今季は全面氷結さえしていない。それでも泥水池には氷が張って割ったり踏みしだくには格好な条件になってきた。
 この氷目当てに母子を引き連れ入り込む回数が増える。遊ぶのは構わないのだが遊び方やその結果が憮然とするものばかりなのである。年末にフイールド環境との付き合い方に苦言と注意をしたばかりなのだが氷の上なら「融けて流れりゃみな消える…」とでも思っているように見える。
 今季は氷結が悪く氷遊びへの欲求不満か高まっているであろう事は容易に想像できる事ではあるけれど、引率者や親が引き連れていても、池の中に物を投げ込み放置したままの行為が絶えないのだ。氷上に乗れれば取り除きもするが、この時期は泥地に入り込みたくないし氷が融ける頃には泥の中に埋もれていく。
 これが除草や泥浚いの思わぬ障害にになって指先の怪我につながったりする。池の中だけでなく法面や畦の被害も多くなるのが冬季で、霜柱が立った法面や畦を歩き回られると植物のある時期より崩壊の速度が早くなる。
 入り込む活動は「環境被害を伴う」から環境への慈しみと敬意を持って利用して欲しいと伝えてあるにも関わらず75日も経たないうちからこのありさまだ。小生の実体験の範囲では環境教育と標榜していても環境破壊の先鞭をつけているとしか思えないのである。マナーの悪さは、ここを入り口として拡散していく…。

ままごとの食器

2016-01-24 | 何よりの楽しみ
 ままごとの食器3種類40本ほどが完成した。すべて倒れた桜の樹から削り出したものである。枝の部分や幹の部分で熟し方や性状にばらつきがあるけれど、多様性と言うことで堪忍してもらおう。大まかなモデルは想定していても材そのものが自前で切りでた端材から作ったのでデザインはまちまち、よく言えば「手作り感満載」のままごと用食器になった。
 だれも褒めてくれる人がいないから自分で褒めるのだが小生はともかくとしても「大人でも褒めてほしい」のが人情だろう。それはともかくとして、この食器を使って喜んでくれるおチビちゃんの顔が小生にとっての「ほめ言葉」である。

野生のシイタケ

2016-01-23 | 何よりの楽しみ
 谷止工を施した取水地の補修に行ったおり、破壊された取水堰の代わりに積んだコナラ材にシイタケが発生していた。菌打ちしたわけではないから全くの自然発生である。まだ小ぶりではあったけれど丸々としておいしそうな体形だ。
 泥水地の柳の集積材には大きなヒラタケが発生していたが、このシイタケもヒラタケ同様、収穫まではいかない。シイタケだと確信があっても自信がないからで、写真だけ撮って寂しく踵を返すことになった。「収穫しなければ胞子を振り播いてくれるだろう…」と。
      河床の埋め木に        グラマーである

処理木の活用

2016-01-22 | 水辺環境の保全
 断水復旧作業でストレスだった倒木を処理し丸太となった材を谷止工を施した場所まで沢を曳いて上がった。たかだが長さ6尺足らずでも直径が30㎝近くともなると結構な重量でロープを掛けグイグイと曳いても40~50㎝程度がやっとで、3本曳いたら汗が滲んできた。
 谷止工で丸太を固定した部分も3カ月の間に丸太の下が抜け、土砂の流出が始まっている。取水部でなければ放置するのだが、河床が下がると取水できなくなるから、この部分の河床のレベルは維持しておく必要がある。
 と言ってみても当座は降雨の見込みがなさそうだし、出水がなければ流れた着いた土砂で河床の高さが戻ることもない。その一方で丸太を抜けたところに横たえた事で「さらなる河床の低下は防げるだろう」と甘い希望的観測がある…。
 保全作業で希望的観測がかなえられた体験は無いのであるが煩悩には負ける。

落葉堆肥を仕込む

2016-01-21 | 今日は真面目に
 「落ち葉が消えぬうちに…」と気になっていた落葉堆肥の仕込みがようやく出来た。折々の作業と言っても優先順位はあるので事情によっては来期送りになる場合もあったりする。そんなことで落葉堆肥作りは久しぶりなのである。
 使いたい場所は一坪足らずの場所なのだが、小生は生姜しか作付けしない。ところが生姜は連作障害を起こす。その弊害を何とか少なくしたくての堆肥なのである。作付けしても「捨て作り」だから肥料もやらないのだけれど「嫌地現象」は出したくないと初めから無理があるのだ。
 そこで自作の「えひめAI発酵菌パワー液」なども投入しているのだが、土壌改良も必要だと重い腰を上げた。今回はクヌギの落ち葉に米糠と油粕を積み重ね踏み込んで水をかけておいた。堆肥槽と腐食して水槽からお役御免になったドラム缶にも仕込んだのだが、落葉の回収にはうんざりだった。掻き集めても掻き集めても嵩張っているだけで踏み込みと消えてしまったように薄くなる。
 それでも二槽分満杯にして「えひめAI」を上から注ぎ終了した。
          落ち葉の回収  ➡   集積

1月定例会

2016-01-20 | 月例会
2016/01/17(日)9:30~13:00
 会員 9名
 活動 ・徐竹地のひこばえ除去・原っぱ部刈り払い
    ・2月イベント出品の確認

※昨季、刈り払いが出来なかった北側斜面のひこばえ除去を実施。ひこばえと言えど真竹の成長は早く3mに達する。竹の勢力が弱い部分はススキ、イバラ、クズ、セイタカアワダチソウなどが入り乱れ、藪状態になってしまった。植栽してあったコナラやクヌギの幼樹は日照不足で数本を失った。
 加齢とともに活動も少なくなり退会者も出てきたりで年々保全活動に手が回らなくなってきた。行政側が講習会開催などで入り口を設定してくれると後継者の流入があると思えるのだが「予算が無い」で終わり。周辺で活動しているグループの構成員の大半は、その講習会が発端となり活動を開始したグループなのである。
            刈り取り作業      刈り払い部

*初春に一句

2016-01-19 | 感じるままの回り道
       初仕事旧き残りを流しける

       初水は何時にも増した冷気かな

       今年からもう来ぬ賀状探したり

       初日を終えて行く山爺独り

       申年や人も金目も百日紅

支障木の除去

2016-01-18 | 今日は真面目に
 四つ這い部処理前   ➡    処理後
 たびたび水源地へ断水復旧作業に向かわねばならない我が身としては、どうしてもうんざりしてしまう状況を排除したくてチェーンソーを携え現地に向かった。
 平成14年10月の崖崩れで沢が埋まり河川に沿って設備していた送水管が埋まるだけならまだしも、そのうえに大木が倒れこんでおり、作業の度に潜ったり跨いだりして通過するのが難儀だった。本来なら昨秋に処理終了のはずだったのだが帯状疱疹やら祭りの準備やらで先送りしていた作業である。
 四つ這いで通過していたアラカシの倒木、乗り越えて通過していたコナラの大木、通過に支障はないけれど埋没した送水管の上部に倒れたコナラの大木2本等々、ようやく処理できてすっきりした。これで以後の復旧作業は這いつくばったり乗り越えたりせずに済む。
 思い返してみたらチェーンソーで倒木とは言え処理作業ができたのは記憶にないほど久しぶりだ。
               乗り越えていた部分   圧迫ストレスの除去

苗木を入手した

2016-01-17 | 今日は真面目に
  山の樹種、昆虫類の食樹を主にして28本の苗木が調達できた。第一希望の樹種ばかりではないけれど「植栽しないよりはまし」なのである。金額にして5万円を超えたのだが、この額は会費収入では数年分に当たる金額でとても賄いきれない。幸いにして助成金をいただけたから入手可能だったと言える。
 まだ寒中では定植適期とはいえず、とりあえず拠点の生姜を掘り取った跡に仮り伏せしておく。実際の定植は春分を過ぎた頃になるだろうが、それまでに必要かつ十分な植穴を用意せなばなるまい。とは言うものの、すべてが定植できるサイズではなく、いったんは一回り大きなポットに移し替え養成してからでないと周囲の草勢に負けてしまうサイズもあるので。成長具合を見ながらダラダラと初夏のころまでかかるのは必至だ。
 希望の苗木を無料で頒布してくれる制度もあるのだが、定植完了後に業者に苗木代金が届くシステムで、一斉植栽を行うイベントなら容易なのだろうが半年もかけ養成しながらダラダラと植栽するやり方では、この苗木調達は無理である。
 小生でも植樹イベントに参加した事があるが県知事も植樹した一帯は夏には刈り払われ今では草地の場所もある。また植え付けの乱雑さで多くが枯れ死した現場も見た。まずは活着優先でその後の育成に手もかけたいとなると植栽本数は少なめになってしまう。実作業として30本定植は結構大変な作業になるのだ。