トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

後輩の佳き日に題す

2009-02-28 | 感じるままの回り道

Sn3d0521_2 『山仕事抜きて佳き日の宴かな若き夫婦に春日はそそぐ』

『汗光る笑顔忘れぬケアの人長く待ちたる春にうつくし』

『人前の式を望みてチャペルなり新婦は笑みて仰ぐわが君』

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『新郎のモヒカンで立つ期待せし礼とる姿これも佳き日よ』

『幾年の山河越えて佳き日なりオシドリなれば幸の山河』

 おめでとうございます。お幸せに、とご馳走様でした、がすべてか。現役を離れた小生としては披露宴も同窓会の趣を感じられ、堅苦しくなくて良かった。

ちなみの本日のご馳走は次のとおり。

・ズワイ蟹と山芋のガトー・甘酸っぱい蜂蜜のドレッシング

・御造里

・蟹肉入りフカヒレスープ

・オマール海老のチリソース煮

・季節のシャーベット

・牛フィレ肉とフォワグラの組み合わせ・茄子のフォンダン添え

・御祝い寿司  御留椀

・フルーツ

・フランボワーズとピスタチオのムース

・コーヒー


惨業立腹

2009-02-27 | 小人閑居して憮然

Photo『ここかしこアザムの花も今盛り』

『商いは錬金の術大流行』

『詐欺さえも不当表示とむじな族』

『回しゆえ味噌は無くても味は良し』

『社の名前いかさまフーズかくのごと』


いきつ戻りつ

2009-02-26 | 小父のお隣さん

060520『一夜にて葉の無き森の霜まみれ』

『踏み込めぬ矢来茫々竹の乱』

『凍て返る空に小さき青芽かな』

『風花の舞い戻りきぬ雨水なり』

『指先のメギの刺し傷春痛し』

今年の雨水は18日だった。

それ以来夏日があったり、冬日が戻ったりと自然界もあわただしい。雨量は平年の1,5倍とか。

昨年の暮れ以来、森の侵入竹除伐に明け暮れて、少々お疲れ気味の小生には丁度言い骨休めの雨天続きだった。

今日から回復基調かと日差しの戻った空を眺めたが安心はまだ早い…か。


雨続きだー!

2009-02-25 | 何よりの楽しみ

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毎日雨模様、雨水の頃だからなあ・・・と思うけど家の中ではやることも尽きてきた。

今日は少しばかり日差しが戻ったのを見て、気になっていた桜まで散歩する。

品種は不明だが満開だ。雨露の重みで花弁は閉じ気味、下向きばかりだ。

それでもミツバチは何匹か花にもぐっている。

花見の宴には程遠いが、昼は焼きお握りの軽食で済ました。

生姜味噌をつけて焼いたものと、フキ味噌をまぶして焼いたもの、どっちもどっちか。

中はオカカに梅肉をからめて詰めた。

焼いてみて感じたのはガスでなく炭火のほうがおいしいということ。で、本日の暇つぶしはおしまい。


罰漢 俺スカー像

2009-02-24 | 性向有毒の翁なれば

Photo『中の川もうろうの滝酒ガ淵』

『罰漢や日の本男児名を呈す』

『両脇もわき目にならず目は宇宙』

『菜に塩のピンクの大語ころも脱げ』

『これがまあ器量と言えばそのとおり』


逃げるは二月

2009-02-23 | 性向有毒の翁なれば

Photo_3 『凍て返る民を知らざり政所かすみ人無き永田材無く』

『罰漢の朦朧の滝中の川』

『逃げる人垢で身を立つ時の人』

『花便り嬉しくも無し鼻模様』

アカデミー賞の短編アニメ部門と外国語映画部門に日本の映画が選ばれた。選ばれて心から喜べる者と、長らく脚光をあびながら落胆だけしかない者との乖離のなんと大きなことよ。

連日、三毒で身を固めている輩の世も末のごとき振る舞いだけが目だった報道の中で、久しぶりに拍手だ。しかしその小生も『国ぬかるむも茄子うまし』なのだ。


おどま奸臣奸臣

2009-02-23 | 小人閑居して憮然

Photo_2 『仕掛け秘し食わぬ顔なり霞亭』

『皮厚き蛙揃えば火も温し』

『信義無く誠実なくも錯は長け』

『関渡り永田回しの倉ねずみ』

スーパーに安納芋が並ぶようになった。評判ほどおいしい芋とは思えなかった。

本当においしいのは出回らないか。

小生のお気に入りは「太白」なのだが、これはまず手に入らない。

先年、苗を入手し栽培してみたが、期待にたがわず半世紀ぶりに堪能できた。肉質は粘質で白く味は上品な甘さがある。こういう品種が世に出ないのが不思議だ。

その畑も今は宅地で自分で栽培は不可能となった。

芋も西瓜もやせ地でよく出来るとか言うが、見渡せば痩せ地だらけで芋が豊作だ。安納芋の様に蜜入りを堪能できるのは、おおいに煩悩をくすぐることには違いない。「芋ばかりゆえ甘藷なし」


麗しき桜貝ひとつ

2009-02-22 | 今日は真面目に

Sn3d0516 山里に群れる爺婆取材とな付けしマイクのなんと重たき』

『森づくり重きマイクを背負いては柴木担ぐも膝は笑いし』

『レンズ向く美女と野獣の構図かとスズメバチより胆は冷えたり』

『撮影すんで気は疲れ午後の作業は不名誉撤収』

『ブーマーの阿羅漢増えし確たれど山漢どもはさしもあらねぞ』

21日は環境関連の番組制作ということで取材と相成った。

スタッフ総勢6人、カメラマン、音声、助手、リポーター、デイレクター、キャスターと参じて、飲まず食わずで山道や斜面を上がったり下がったりの午後まで。

一見、華やかなテレビの画面も取材や製作の現場では結構厳しいのが垣間見えておもしろかった。何人か今日は筋肉痛だ。


雑木林の手入れ・取材

2009-02-21 | 月例会

2009/02/21(土)

会員 14名    ゲスト 5名(児童3名)      取材スタッフ 6名

活動 9:30~14:00

   午前 雑木林の林床保護(ヒサカキの除伐)・耕作跡地のキウイの選定

   午後 景観木(山桜)の競合樹(ネム)除伐(ヒラタケのホダ木に試験利用する)

TV取材スタッフは山の斜面の往復で飲まず食わずでご苦労様でした。

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独り寝の困り歌

2009-02-20 | 感じるままの回り道

628_002_2 『寒き朝ふとん引き上げ丸まれば微かに満ちし風呂の残り香』

『森の中会う人も無き四季一天お茶の友人菩薩か阿弥陀』

『森の中使う言葉も忘れたりされば寝しなに音読を課し』

『電飾の藪に迷いて密林を抜けて息つく森の恋しき』

雨の日に退屈して何とかと言う流行のスポットに映画を見にいった。

道のない森の中で迷わないのにフロアで方向も見当もつかなくなってしまった。

拳闘ゲームに熱中していた若者が一服したところで訊ねてみたら対角線の方向だった。

今風の商業的設計なんだろうが、新しいものに適応が進まない。


震え足で寒いな

2009-02-19 | 今日は真面目に

Sn3d0510『竹抜けば梢泳ぎし風の花』

『風花や土あかはだか竹青し』

『六丈余寒気にしなり竹倒る』

『風花の入りし森に竹累々』

夏日から一転、氷点下を記録した雨水となった。とは言っても里を見渡せば梅はとうに盛りが過ぎ、桃の花がまた別の彩を添えている。

目立たないけれど森のアセビの花も満開だった。

目を足元に転じれば、鮮やかな色彩が目に付くようになった。もちろん狙いは山菜だがまだ少し早い。ヨモギやノビルは場所によっては採集出来そうになっている。

それにしても昨日も今日も寒かった。

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どこまでもしわ寄せを求められて

2009-02-18 | 性向有毒の翁なれば

Photo『議事堂は稲荷町かと閻魔言い』

『バチ任せ太鼓の上の造化なり』

『九十九折れ永田を満たす金多川』

『終の糧霞はおもて裏おぼろ』


ドンすりゃ愚する

2009-02-17 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Sn3d0430 『やり放題保険に医療渡り舟一刻一畳派遣村』

『この国を我が世と思うまつりごと関の奸臣永田の呆人』

『問われても何気なき顔その素振りすでに久しき閻魔の不在』

『ひのき台酩して酊し思わざる天晴れ日の丸恥身朦朧』


大渦の怪臣

2009-02-16 | 小人閑居して憮然

Sn3d0422 『担がれて放り出される木偶人形担ぐ輩も烏合のカラス』

『絵を出せばグランドデザイン目を瞠る実地通達朝令暮改』

『取り急ぎ無理解実施した上で政令暴改なんとでもなり』

『みな一緒一省一生成るとても一所一升盛りて餓鬼道』

『またぞろと文迷壊渦臣出でし民のなりわい職惨荒業』


竹取物語

2009-02-16 | 今日は真面目に

Sn3d0495 『累々と倒した竹を切り刻む一日終われば一日のすきま』

『山萌えず命見え無き林床に竹暗く満ちされど禿山』

『身の丈の竹をもつれて運ぶ子ら炭を焼くぞと声を上げつつ』

『担ぐこと知らぬ子ども等竹を持つ竹は滑るし足も気になり』

先日、児童達の集団に出会った。てんでに竹を持っている。聞けば「竹炭焼き」をするのだそうだ。

通り過ぎるまで蜜柑を食べながら見ていたが、どの子も体の使い方が不自然だ。親が一緒の子もいたが、親も気にしていない様子だった。後に親がついていた子に見かねて「担いだほうが楽だよ」と声をかけた

担ぐことは知らないようで親が教えて担いだのだが、バランスは全く意に介さない。溜息が出た。