トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イソヒヨドリ

2011-06-26 | 小父のお隣さん

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 ここ一ヶ月ばかり、早朝から大きな鳴き声に悩まされてきたが、昨日から別の鳴き声が加わった。巣立ちをした雛である。どうも一匹だけのようだ。「ヒッヒッ」とにも聞こえる甲高い声だ。

 昨日の朝はまだ聞こえず、作業を終えて帰宅した午後に隣家のブロック塀の上に親子でいた。自宅の角を回りこんだ其の前で出くわしたのだ。距離はほぼ2m、目の高さで、いち早く親鳥は警戒音を発して飛びあがったが、雛はそのままだ。

 あわててケータイを取り出し構えたところで逃げられてしまった。そのまま道路を隔てた隣家二階の手摺にとまり鳴いている。親鳥は程なく戻り、口には幼虫がぶら下がっていた。これはツウーショットで写したのだが、メモリーがいっぱいで保存してくれない。あわてて何枚か削除したのにダメだった。結局、保存できずパアーである。

 寝る前に四苦八苦して、ケータイのメモリーからPCに全て移動し、ようやく今朝、煩い雛を撮影できた。親鳥の鳴き声は、聞きようでは澄んだ良い声なのだが、なにせ音量がけたたましく高い。これを短夜の早朝から家の周囲で連日だから「印象悪い!」


*仲間内

2011-06-26 | 小父のお隣さん

       カルガモと日々向き合えば起きもせぬ

       去れば鳴く寄れば黙するカエルども

       息継ぎに立てばトンボにゃ竿柱

       寄れば逃げ追えば高みへアゲハチョウ

       俺のことモンシロチョウは気にもせぬ


一枚脱いだ

2011-06-26 | 感じるままの回り道

Photo  葉の上で揺らめく物がある。木陰に入って小休止をしていた時だ。

 新種の動物かも・・と目を凝らしたらクモが脱ぎ捨てた皮だった。細い手足の先端まで綺麗に抜けている。当たり前と言えば当たり前なのだが、蛇の脱皮殻などもウロコや眼球のカーブにいたるまで残されている。

 残念ながらこの脱皮殻は1cm程度で、詳細までは見分けがつき難かった。葉にしっかりと固定されているのかと思ってみていたら、風に舞って去ってしまった。「アディユー」である。

 地上に落ちれば、小さな虫の良き食料になるのだろう。でもクモは脱皮して身体を大きくするのだったか…。どうもあやふやだが、この頃の暑さでは一枚脱ぎたくなるのには共感できる。そして気がついた「クモって八本足なんだ。タコの仲間か?…」。暑い日は続く。


今日は33.9℃

2011-06-26 | 今日は真面目に

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 真夏日が3日も続くと午後の風は熱風気味だ。それでもフイールドは緑の中だから街中とは快適さが断然異なる。

 ランニングウェアーを作業着にしたので、それが理由かも知れないけれど、暑さを感じないのだ。蒸れてこないだけでなく風が起こるとアームカバーからは涼感がある。作業も佳境になればシャツもアームカバーも濡れてしまったままだが、それでも濡れたのは手を触れないと判らないくらいである。

 すっかり草で覆われた歩道を刈り払ったが、この斜面は昨年辺りから植物の繁茂が激しい。除竹して数年は刈り払う必要も無いほど植生は貧弱だったのだ。今年はドクダミが大繁茂で、その中を刈り払い通路を確保する。ドクダミの臭いに包まれての作業だが、今は花期だから刈るのが惜しい。群落を作って満開の様は、光りが斑な林床では独特の美しさがある。「幽玄」と言うと大袈裟だが、小生独り占めの「有限」は確かである。