トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

温母日傘

2011-06-12 | 今日は真面目に

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 早春に植えたエノキの成長が思わしくない。枯れてはいないようだが葉を出していない樹もある。原因は、届いた時の苗の状態が大きく影響している。根が裸のまま届けられたのだ。小生の体験では、これが二回目で、最初は某有名種苗会社の通信販売だった。

 もう、ふた昔も前の話だが、ブドウの苗木を注文して届いたのが箱に入った裸苗だった。根の状態は洗ったように綺麗で、一見して「ああダメだ!」と思った。結局、芽吹く事は無く、それ以降、注文することも無く会は脱退したが、丁寧にも春秋には総合カタログを、今だ送り続けてくる。

 この春植えたエノキは、苗も粗雑に扱われたが、植えた土地も少なからず問題があった。竹を集積放置していた場所で、今でも朽ちきれない竹が覆っている。土壌も朽ちた竹の砕片が多く、幼樹にとって快適とは言えない土壌なのである。

 植えた手前、放置するわけにも行かず、根元の竹砕片を片付けて、其処に腐食質の多い道路わきの土を客土した。これで梅雨の間に根元に沈み、夏の暑さをしのげるだろう。


キアゲハ

2011-06-12 | 小父のお隣さん

Photo_3  クローバの花からアジサイに移ったチョウの翅が黒ずんでいる。特に前翅の肩の辺りが広く黒くみえる。

 新種か?なんて思ったりして、一枚だけ撮影出来たが、残念な事にぶれてしまった。それでも写真と図鑑を照合するには不足はないのだ。結果はキアゲハの夏型だった。

 今の時期に春型と夏型が入れ替わるのかどうか、知る由もないけど、夏型の方がやや大きいから見ごたえがある。でも吸蜜中は日光浴と異なり、まめに動くから撮影も根気がいる。


旬のスイーツ

2011-06-12 | 何よりの楽しみ

Photo_10  「いつまで続く泥濘ぞ!」とばかりに、連日、水泥地の設えの明け暮れ。自画自参?だから「もう嫌!」と言える相手はいないのだ。

 「少しは気分も変えないと」と思い、早めに帰宅できたのを幸い、スイーツを作った。それを茶菓子に、濃い新茶で三時のおやつ、というもくろみ。

 出来上がったのはグミとクワの実のゼリーである。食べ比べてみて「ウフフッ」とも「ウーン」とも、なんとも言いようがない「スイーツ」だった。

 砂糖を入れれば甘く、口当たりも誤魔化されただろうが、素材とゼラチンだけのスイーツなのだ。屈折糖度計で、グミは11度、クワの実は13度だったから、どちらも甘さが際立っているわけではない。まあ、クワの実ゼリーは100%ジュースだった分、食べやすかったが、問題はグミゼリーの方だ。

 グミはあらかじめ軽く揉んで種子を外し果肉を味わえるようにした、これはこれで間違っていない触感だったが、糖度11%では酸っぱさや渋さが前面に出て「美味しい」感覚がなかった。こんなことをして学ぶのは「旬のフルーツは生の果実で頂く」これが一番美味しい、という事に尽きる。その度に学んで、そして忘れる人生だ。

 

 


氾濫した

2011-06-12 | 水辺環境の保全

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 午前中だけで105mmの本格的降雨があったから、泥水地の水見回りをする。放水路は機能していて白く泡立つ落水を見せているが、心配していた通り、丸太ダムを氾濫した痕跡があった。

 下部の泥水地は、堤が切れる事は無かったけれど、4枚目に畦を超えた氾濫があって、かなり浸食された。結果的には、ここが新たな泣き所だ。池同士を繋ぐ水路を拡幅すれば改善できる面もあるけど、放水路の断面積を大きくして、丸太ダムが溢れないようにするのが根本解決策だから、早速、拡幅をせねばなるまい。これを施さないと、泥水地の構造まで破壊されてしまう。

 合わせて4枚目の堤も強化し、上下の泥水地を繋ぐ落とし口も拡幅する必要がある。なんだこんだで、泥水地のスコップ作業から抜けられない。手のタコがますます硬くなる。