トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**大きな乖離

2011-06-21 | 小人閑居して憮然

 水を得た陸で日干しの秋刀魚船みなとへ運ぶ積荷は魚

 ヒロシマとナガサキに次ぐフクシマの被爆の悲劇また幾世代

 今にして新人類は誰か知る永田の下ッ党通う赤坂

 成すべきを知らぬ亡者の徒党ではパラパラ漫画のまた最初から


コクラン咲く

2011-06-21 | 小父のお隣さん

  Photo_11Photo_10

 コクランが咲いた。侵入竹林が広がっていた頃は、林床に普通に見られた植物だけど、竹が除かれて、他の植物が繁茂するようになったので、衰退気味である。

 それでも環境の変わらない場所では元気に花穂を上げてくる。蘭科だけど、ほとんど顧みる人もいないから乱獲の対象にもならない。と言うより、存在が目に付かないのだ。花は小さく地味であるから、顔を近づけないと有るのか無いのかわからない程なのだ。

 でも、やっぱり蘭科だ。端整で気品のある花姿は、店頭に並ぶ豪華な蘭の鉢物より高貴な風情を醸し出している。一言で言えば「品格」に尽きるだろう。溢れんばかりの園芸店の花々は品格を欠く「貧格」旺盛である。


名前は判らん

2011-06-21 | 感じるままの回り道

Photo_2  いつものことながら、どうも気になる事がある。どうしてトンボは近くに止まるのか?。今日も歩いていたら、前方から飛翔してきて、直ぐ脇の葉にとまった。

 色と形から「珍しい」個体だということは直ぐに判ったから、持っていた刈り払い機を静かに下ろしてカメラを構える。

 なんとか接近して画面いっぱいに捉える事が出来たが、いつもどおり名前の確定は出来なかった。この頃は「そう言うもんだ」と理解しているから深入りは無し。やはりネットでも似た写真は無かったし、このトンボも記憶には無いトンボだ。

 「見た事も無い虫」といえば、昨日フイールドに来ていた昆虫愛好家のS氏がカマキリを採集していて、見せてくれたのもお初の種類だ。名前は忘れたが、成体で50mm程度の小型だった。探せば、お初は多くありそうだがハンターでもコレクターでもない、あえて言えば「ヒャクショウダー」。伝聞によると「百姓」は放送禁止用語に相当するのだとか…。この仕事は無学でも出来るし社会的には低い評価だろうけど、実質は無能では不可能な、広がりも奥行きもある基本の仕事、というより生き様に近い職業だ。