トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

久しぶりの芳香蒸留水作り

2022-06-30 | 今日は真面目に
 昨29日、最高気温36,7℃の猛暑日になってしまった。さすがに午後からはゴロゴロ状態で過ごしたが一夜明けての未明、室温は28℃だと涼しく感じる。いつもならガビチョウやホトトギスがかまびすしいのだけれど今朝はウグイスが良く鳴いている。「マァーボチボチ!」と暗いうちから鳴き通しで、なかなか理に適った鳴き方をする鶯である。周囲に住宅が増えツバメの数も減ったから未明からカップル同士でおしゃべりするのを盗み聞きする楽しみが無くなったのは誠に遺憾だ。

 まあ、それはともかく一時は手当たり次第に作ってみた芳香蒸留水やテインクチャなのだが、この頃はとんと興味がわかない。前回は1年前のイベントで今回も会のイベントでの催しでの制作である。数多く作ってみれば最大公約数みたいな心証は出来て来る。まあ、手間暇かけて作るほどの「価値は無い」と思えてきても他の人たちにとっては機会のない物質であろう。そんな事で結局は今年の「植物観察会」にあわせて野の植物の香りを試供する事になったのである。

 1種類でも構わないと言われていても試供させる以上は比較できるお膳立ても大事だ。結局、二週間かけてニホンハッカのウオッカ抽出と前日には自宅でレモンバームを抽出し当日はヒノキとヤブニッケイの二種を二釜で蒸留水とした。
 出来上がったおのおの500ccづつを百均の100㏄ボトルに好きな物をつめて持ち帰ってもらったがイベントとなると準備も後片付けも多く労多くて益なしなのに液を提供してしまうこの現実は現世に神も仏もいないことを示しているようだ。しかしながら髪はいないが準備も始末も独りなのでほっとけはある。

  

姥捨て山のウバなんとか・・・

2022-06-29 | 小父のお隣さん
 林床部に光を届けるための高枝切りを済ませ「これで日照が増える」とカラムシに目をやったら何やら「虫」がいる。全く初めての虫でも無く「姥捨て山と密接な関係があったような無かったような・・・」と何やら喉にサツマイモが引っ掛かった感じのまま帰宅。図鑑を開いてようやく腑に落ちたのだった。

 本種は「ウバタマコメツキ」で頭部と腹部の比率が他の昆虫に比べると異形に見えてしまう。それもそのはず「昆虫などの小動物」が食料なのだった。姥捨て山に棄てられた小生とは比較にならない「姥捨て山を生業の地」にしている肉食昆虫だったのだ。あー怖ろしいと思ったものの猛暑日では涼しくもならんかった・・・。
 せっかくカラムシに乗っかるのならせめてラミーカミキリであってほしかった。そのためのカラムシ列植でもあったのだけれどラミーカミキリ、いまだ見参まかり通りならず。

       

われ渾身の一冊!

2022-06-29 | 今日は真面目に
 従前より「まとめねば!」と思っていた資料がようやく形になってきた。あとはS先生に添削していただき校正をすれば完成となるところまできたのだ。意を決して始めてからは午前三時に目覚めてしまうし、眠れそうも無いので起きて作成してきた日もあまた多数ある。
 梅雨の間の雨模様の日々は落ち着いて取り組めた、と言うよりは「他に行うべき事も無い」毎日が日曜日の高齢者にとっては雨天になると朝食食べれば眠くなる。そこで「こっくりさん」でも開始しようならとんでもない長ーい怨霊に憑りつかれた夜が待っているのだ。そんな時「明けない夜はあるのだった」と妄想してしまう。現役の頃「何で眠剤を欲しがるのか⁉」と不思議だったけれど今になってみると理解できる。
 しかしなあ、こっくりさんもポックリさんもまだ遠慮していてほしいものだが、こればっかりは制御不能である。

 しかしその今になってこの資料への取り組みを想うと多分にオカルト的、脅迫的傾向があった事も否めないのだ。青写真も無くビジョンも朧気で開始した作業なのだが進行するに従い次々と「入れるべき項目」が浮かんでくる。結局はA4サイズで32ページになった。中身はフイールドの実態を写真や表でまとめた内容なのだが素人の作ながらS先生からは「十分にアカデミックです」との感想も頂いて少々天狗、どうせ伸びるなら頭頂部で伸びて欲しいのだが人生は思うようにいかないのが浮世の常である。「偽音小者は金が肥え」あの名作「ああ無常」は己等のためにある台詞だった。

 構成は     記録されたとんぼの発生期間をいれた一覧表
         記録種のトンボの写真入り発生期間グラフつきの要点
         記録種の両生類の同上
         記録種の爬虫類の同上
         記録種の野鳥の同上
         記録種のチョウ類の同上
         主な食草・食樹の一覧表
         主な蜜源・花粉源植物の開花期グラフでの一覧表  

 とまあ、次々と妄想が湧き出てきてこんな羽目に至ったのである。植物や昆虫の大部分は入らない内容なのだが、それは小生の実力外で、本資料の内容だけでフイールドの実態と価値は判明するはずだと思って疑わない。
 「里山保全活動」の報告では無いのでビジョンと言うかコンセプトと言うべきか数行の記入をしただけだけれど、その結果の集大成でもあるので少々触れると「生物生産緑地としての里山保全活動」で、柱は「水辺・草地・林地」を「植生モザイクと環境パッチワーク」で構成した環境創出である。
 「生物多様性」なんて言葉をめったやたら使い回ししているだけでは「乞食のお粥」であって、より具体的な方法論と実務こそ求められていると考えた結果である。母校で学んだ「実学・実務・実業」の余り物と言えば余りものだ・・・。

 さて、内輪でなくとも行政や仕事で携わる人々でも、こんな事や内容に興味がある人も無く言わば孤独の作業ではあるけれど多分に「痴的な活動」でもあるから昼日中からこっくりさんに精出しているよりはなんぼか生涯学習に近寄っただろう。何時もの爺我自賛で締めくくれば、とるに足りない小さなフイールドでも行政や有名団体が関与しているフイールドに負けず劣らずのフイールド環境を創出できると言うより「生物多様性を実現」出来た事に尽きるのだ。
 「生物多様性」の前に「環境多様性」まあ、フフッと人知れず微笑む苦み走った良いお爺に写る・・・。であるものの人に知られる微笑みでは「気持ち悪!」と避けられるのがオチだな。

 さて「渾身」と表現したが小生の名誉のために蛇足だが付け加える。小生ふんどしは中学3年の冬、毘沙門天大祭のおり雪の中、ふんどし姿で手水鉢に飛び込み押し合い祭りに参加した以来、両鼠径部ヘルニア手術後の数日だけの使用である。常用はしていない。
 まあ、バカぼんの父さんかレレレの小父さんを思い出していただければ納得できるであろう。彼らもふんどしではない究めて健康的ファッションなのだ。それがどうしたと言われれば即退場・・・。

       

今日のトンボ「庭の池から」

2022-06-28 | 小父のお隣さん
 連日の真夏日、出かける前に水やりをしようとノズルを持ったのだが見慣れないトンボが防鳥ネットにいた。防鳥ネットは「サギ対策」でタナゴや二枚貝を捕食されないための設えなのだ。もう一昔も前なのだが幼魚から大事に育てて40cmほどになった「長ヒレ黄金」と言う種が帰宅したら姿が無い。「魚泥棒」かと思っていたら隣家の屋根の上にアオサギが居たのだ。
 夏祭りの金魚すくいにでも使われた金魚50匹ほどが川の水溜りに棄てられていた事もあって「干上がる」から錦鯉とは別に生簀に入れておいたら、これも帰宅したら一匹もいなくなっていた。狭い囲いの中だからアオサギにとっては「食べ放題の踊り喰い」だったろう。それで園芸ネットを周年被せているのだが不便この上なく見た目も汚い。

 それはともかく春先にアオミドロを掬っていた時に見慣れないパンケーキみたいなヤゴが居て撮影こそしなかったけれど、その羽化体だろうと推測はしたものの種が分からない。頭部が普通の大きさなのでコオニヤンマではないのは分かったけれどおそらくコヤマトンボあたりだろうと見当をつけた。まだ飛び立たないので撮影したのだが何とも綺麗な青色だこと、スカイブルーと言うべきかネイビーブルーと言うべきか・・・。
 庭の池からは数は少ないなりにシオカラトンボやオオシオカラトンボが発生してはいたものの大型トンボは初めてである。錦鯉飼育からタナゴ飼育に変更した結果なのだろう。

   

6月定例会

2022-06-28 | 月例会
2022・06・18(土)9:30~12:00

活動 フイールドコンセプト現地案内(新入会員)・焼きそば作り
会員 11名 子ども4名

※ 新規会員向けにフイールド各部分のコンセプトなどを説明し作業の手始めに手鎌で林床のフジ蔓刈を行う予定だったのだが予報より早い降雨に見舞われて早めの昼食を済ませ撤退となった。
 食事開始できる頃は雨具が無ければ動きが取れないほどの降り方になって急遽道具小屋の庇にブルーシートを結わえ即席の雨除けを張っての立ち食いソバとなったのだ。
 新規会員は子育て世代なので本会の活動も今までの路線を継承していくには無理があるし世代交代に伴い変貌やむなしと言うところである。隔世の感と言うべきか・・・。

 小雨の中、昼食作り           強い降り方で通路は流路となる

今日のトンボ「ネキトンボ初見」は19日

2022-06-27 | 小父のお隣さん
 このピンボケした写真のトンボは「不明種」として先日投稿した1枚なのだが26日に久しぶりにS先生が来場されたから写真同定をお願いしたら「ネキトンボ」との事で「もう発生しているのか…」が一声だった。

 たまたま朝一番でバッドを見に行った折り、同じタイプのトンボが数匹飛び立った。バット内、鉢植えのカサスゲには抜け殻が幾つもついていた。このことをお話しすると標本に採集されていた。小生が採集する気になるのはたくさん集めて珍味の食材に使えるか⁉と言う時くらいなものである。
 夏季たくさん出る空蝉も「昆虫食」」いいえ抜け殻食としての有用性はあるのだろうか。ちなみに自宅の基礎や外壁にくっついたままのジャコウアゲハの抜け殻は風化のままに何年もそこにあるのだ。早い話「蟻も運ばん!」止めるかカトパン。しかし「カト」は理解していたが「パン」は何を指しているのか不明のままだ。人生、未知なる事態や深淵な謎は身近にいくらでもあるのだった。まあ、例年発生しているトンボの種さえ判別できない手太楽では「窮しても通じない」のだけは明らかになった。

今日も植え時

2022-06-27 | 蝶の食草園
 そろそろ梅雨明けも近くなって炎天下の日々がまたやってくる。3月に播種しポットに上げたノダケの始末をどうしようかと思案した結果「無駄に捨てるまでもない。無駄になっても定植しておこう」と梅雨明けにならないうちに食草園の一画に定植してきた。
 すべてを群植するの不自然だし通路両脇に半分を定植し残りは分散して植え付けて来た。先日に見かけたキアゲハの幼虫は見当たらず、庭の何処かで蛹化しているのだろう。フイールドでもそうだけれどキアゲハの蛹は見た記憶がない。またフイールドのノダケを食べている場面も皆無なのだ。だからこそ「定植しても無駄!」な気分もあるけれど「無駄も山の賑わい」と言うではないか。効率や生産率優先するようでは「生物生産緑地」として歪んだ環境になりかねないし、そうなれば 食物連鎖のピラミッド構成が強固になれないだろう。まあ、いつ呼吸が止まるやもしれぬ高齢であっても頑固に里山栗栄太は不変なのである。

 と言えれば誠に祝着至極なのだが真心を込めて自供すると単なる頑迷固陋でしかなく「金塊」だと思った鉱物が「黄鉄鉱」だったなんて話と同格同類なのであってキアゲハに好まれないノダケに同じく何とも侘しい生き様なのである。

        

ノダケに付いた

2022-06-26 | 小父のお隣さん
 キアゲハの食草になるからと刈り払いの時には刈り残していたノダケなのだが幼虫は見たことは無かった。それでもフイールドの一画に群落風に設えたくて3月に播種し50ポットほどの苗が定植時期を迎えたのだが「産卵しない」と言う経験値から渋っていたのだった。
 それがこの日、たまたま他のポット苗の鉢替えを済ませ何気に視線を移したら既に終齢近い幼虫が見えるではないか。周囲には葉が無くなったポット多数がある。幼虫は1頭だけの様で、この点では「あまり期待されない食草」感がありありに見えたけれど、とにもかくにも食べてくれたのは確認できた。

 キアゲハの産卵は庭において野生状態のミツバだけでアシタバもあるものの産卵していない。このアシタバ、小生の食草にしようかと思っていた矢先に糸を張る幼虫に食べ尽くされてしまった。お蔭で新鮮な明日葉の試食は適わなくなってしまったのだ。「煮えたかどうだか食べてみよ!」なんて歌があるけれど「迷っているなら早よ食べな」これを座右の銘にしなくてはいけない。格言に「四十にして惑わず」なんてあるものの、この歳で迷うなど散々たる老境だY。
 しかしながら惑うや迷うでなく単なるもつれかもしれないのだが既にもう判断不能状態では耄碌の極みか・・・。今回の幼虫、いいえ産みつけた親蝶に源があるのだが「なんで誰も使わないノダケ

   

今日のエッ!品「待てない性格ゆえのビスコッテイ」

2022-06-26 | 何よりの楽しみ
 粉量160gを定量としての試作。フォカッチャのように二回の発酵が伴わないし油脂を使わないから小生の老眼鏡に適うレシピだ。しかし参考にしているレシピ通りの砂糖の量だとどうしても甘すぎる仕上がりになる。今回はバットに入る適量を確認したいのが目的だったから材料は比例配分したけれど次回からは砂糖と卵を減らして粉の風味を活かしたい。
 次回、使う粉は薄力粉ではなく「はったい粉」である。子ども時代にはおやつとして食べていた「香煎」、関東では「麦焦がし」と言うらしいのだがこれを主材にして香ばしいビスコッテイとフォカッチャが最終目標で、市内での販売店は見つけれなかったので通販で購入、届くのを待つ間の試作なのである。

                 卵       2
                 卵黄      4
                 キビ糖   100g(半量で良い)
                 薄力粉   160g
                 B.P   小さじ 1
                 シナモン小さじ 2
                 胡麻     30g(残り物消費)

 すべて混ぜ合わせて焼くだけだから簡単なのだがビスコッテイとするには2度焼きしなくてはならない。フォカッチャ風の食感で試作して見たくて通常予熱200℃12分、粗熱を取り150℃25分とするところを200℃12分の1回焼きのつもりだったのだが、結局は2回焼きとなった。
 胡麻が入った事で噛みしめる時の粒々感や風味は楽しめるが胡麻でない方が気楽に食べれそうだ。

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今日のトンボ「コオニヤンマかオニヤンマか⁉」

2022-06-25 | 小父のお隣さん
 棚田部の立て看板にヤンマ型のトンボが止まった。止まり方でオニヤンマでは無い事は想像できたのだが、そうだとすると先日の飛翔体はオニヤンマではない可能性も出てしまったではないか・・・。この個体、地上に降り立って止まらなかったもののコオニヤンマで間違いないだろう。コオニヤンマとオニヤンマの止まり方に類似点は無いので小生でも言い切る事が出来るのだ。

        

 しかしながらそのあとに見つけた個体はコオニヤンマかオニヤンマなのか迷ってしまう止まり方だ。姿かたちからでは判断できない小生だから「ぶら下がって」くれればオニヤンマと明快なのにいかにも中途半端である。この日の気温34.6℃と中途半端では無かったのに熱さだけでなくトンボも悩ましてくれた。もう!ジェジェジェーでちゃぶ台返ししたい。

        

※ たまたまトンボ図鑑を開いたら「コオニヤンマの頭部は極端に小さい」と記載されている。写真を見れば一目瞭然だったが2枚目はそうはいかない。どちらにしろ迷宮からは出れない定めのようである。

今日は植え時・・・

2022-06-25 | 今日は真面目に
 食草と蜜源植物用に購入したハンノキとケンポナシを定植した。ポット苗が届いて二週間、新葉の展開もある事から植え付けする事にしたのだ。ハンノキの植え場所は棚田の法面なので一カ所につき一輪車3杯分の浚渫土を運び出丸状の植え床を用意しておいた。側面だけは靴底で押し固めたものの上面は降雨を待って降雨で固めたかったから前日の40mm程度の降雨は「待ってました雨屋!」と言うところである。
 その上、予報は翌日から降雨なので植え傷みを避けるためにも丁度良い「植え時」なのであった。まずはハンノキ3本の定植。支柱に棕櫚縄で軽く結んでバケツ1杯の水で決めて植え付け完了だ。今期20cm程度は伸びてくれると嬉しいのだが、その前に梅雨明けまでに活着が必要だ。

        

 ケンポナシは突端台地に定植した。ここは赤土土壌で雨後での掘り上げは唐鍬やスコップにくっつくほどの粘着性があった。それでも表層の少ない腐植質とよく混ぜ合わせれば植え付けても大丈夫だろう。この台地はフイールドにした当時、アズマネザサの藪で今でも根茎は健在だし「ネザサ刈り」は周年の必須作業だから植え穴を掘るにもスコップでは能力不足で唐鍬を打ち込み地下茎を切断しないと穴が造れない。3カ所の植穴を作るだけでもうんざりだったのだが先々のためには今やらねばならない事もある。

      

今日のエッ!品「胡麻のフォカッチャ」

2022-06-24 | 何よりの楽しみ
 胡麻入りのフォカッチャは既に試作済なのだが今回は自分なりの1回の定量を定めたくての試作である。参考にしているレシピは粉100g前後なので「お茶うけ」にしろ「お八つ」にしろ出来上がり量が少なくすぐ尽きてしまう。また焼く時のバッドに入る量の塩梅も確かめる必要があるから「自分なりのレシピ確定」させたいのだ。

 今まで数回の試作で1回の粉の量は160g前後が適当と思えたからこれに沿って材料配分を決めた。ゴマを入れたのは健康志向と言えばそれまでなのだが残り物の始末である。とりあえずの粉の量は少なめで確認する。
           強力粉    130g
           胡麻      20g
           砂糖   大さじ 1
           塩        1g
           イースト     6g
           牛乳      60ml
           バター     20g
           ハーブ塩 小さじ 半量(試食で小さじ1でも大丈夫の塩味だった)
           オリーブ油 中さじ1

 一次発酵、二次発酵を経て予熱200℃12分の焼き加減で完成。粗熱が取れたら早速の試食だ。ハーブ塩小さじ半分の振りかけでは塩味がやや少ない。小麦粉160gにするなら小さじ1まで増加しても大丈夫そうだった。美味しく出来上がっても2回の発酵が面倒に思える。チャッチャッと手早く作れるビスコッテイでも試さなくては・・・。フォカッチャよりチャッチャッチャの方が自分向きでより好ましい。

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今日のトンボ「マユタテアカネ」出た!

2022-06-23 | 小父のお隣さん
 いつも通りの水見回り、二つ池傍でこの頃度々目にするイトトンボを追っていたら視線の先に翅の先端が薄墨色のトンボがいた。近寄ってみたものの顔の正面に位置できない。斜め方向から撮影し顔面で確認しようと試みた2カットはピンボケで役立たずだった。仕方が無いからお手紙書いた。さっきの手紙のご用はなーに?、てな事は無くて顔面確認はできなかったものの「マユタテアカネ初見」でよかろうとしたのだ。昨年は7月5日が初見だったので少しばかり早いけれど間違いはないだろう。
 トンボ池まで行った折りに蛾に見える飛翔体が眼前を横切ったのだがそれを正面から捕獲したトンボがいた。クロスジギンヤンマでも無いしヤブヤンマでも無く間違いなくオニヤンマだ。オニヤンマの初見と思えたのは結構前の事なのだが出現期には1カ月も早かったからあれは見間違いと言う事にして今日が初見日と記録。

        

今日のトンボ「クロイトトンボの産卵」

2022-06-23 | 小父のお隣さん
 棚田部の一画、アオミドロの溜まっている水面にクロイトトンボの連結体が群れていた。おおよそ数えると10カップルはいたのだ。狭い範囲でも新聞紙1ページ大に半数のカップルが集まっている。シャジクモの上に集まっているのは目にするけれどアオミドロほどの蜜度は無い。
 理由をつらつら暇に任せつつヌボーッと立ちつつ妄想すると「アオミドロで占められた水面が快適!」と思えるからであろう。小生にとってアオミドロは邪魔な存在でしかないのだが最近は水域全体に蔓延してしまい種水として採取し庭の池に入れた事で庭の池もアオミドロが蔓延中で「除藻剤」も効果無しである。まあ、ガラス水槽用の除藻剤なので気分散布でしかなかったのだが・・・。

 産卵場所となっている一画を眺めつつ「嫌っていたアオミドロもクロイトトンボにとっては絶好の産卵場!」と思えてきた。となるとアオミドロとは絶交も出来ん事になる。まあ、世間浮世には思い通りにならなく清濁併せ呑む意思も必要なんだかどうだか…それはともかくシャジクモで産卵するより繊維密度が細かいからいわゆる「産み放題」状態だった。手あたり次第、と言うより末節当り次第に産卵に熱中していた。末節を突っ込めばそこに繊維がある。「山がそこにあるから!」と言った御仁と同じ感覚なのだろうネエ。

 「産み放題」に夢中で「三密」回避など全く念頭に無い様子だったからレンズを間近まで寄せても逃げる気配もない。だから綺麗に撮れた。カメラや腕前のせいではないのであった・・・。ホント、いつもこんな写真を撮りたいものだバカチョンで。しかしなあ、耄碌とバカとは全く異なるから小生のカメラは「モロチョン」かも⁉。これって大変卑猥に聞こえる。モザイク掛けて読んでください。

      

ササユリの実生苗

2022-06-22 | 今日は真面目に
 早春に播種したササユリの苗が育って、このまま維持すると発育不良になりかねないので思い切ってポットに移植した。最大の難関は掘り上げなのだが白根は長くて切れやすい。どうにか傷めずに移せないかと考えたのが「浸水掘り上げ法」である。これなら播種床は泥状化しているから崩すのも抜き取りも傷めずに行えるだろう。

 たらいに水を張り中に播種したプランターを沈め待つ事しばし、十分に水が沁み渡ったところでピンセットで崩しながらポットに移し替えた。播種密度の差が大きいのか発芽のバラツキが大きいのか不明なのだが苗の大きさも千差万別で移植にギリギリのサイズも多かった。
 種子は昨秋に採種したものだが、今まではフイールドに直播していて発芽の確認までは出来なかった。何年か経過し蕾を見た段階で「育ったのか…」てなもんや三度笠である。しかしながら開花すれば抜き取られるのが美花薄命と言うもので直播していても採種株さえなくなるフイールドだから今までのサイクルとは別の方法論が必要だ。判っているけれど「フイールドには置けない」と言うのもまた自明の理でもある。
 野生状態で種を保存し景観を維持しようとしても逆のベクトルもあり悩ましい事「モンローの地下鉄通気口事件」に近いが、あれは「あら見てたのねー!」だがこっちは目の行き届かない所が大きく異なる。

 さて今回52ポットが並んだ。もう少し丁寧に行えば100ポットは楽に揃えられるものの数を増やしても「どうする?山には置けない」気持ちも強いのである。「ササユリの発芽は難しい」と聞いていたから期待はしていなかったけれど、今回の発芽状態をみて来季も播種育成をする気になった。次はプランター播種ではなくて小さなポットが連なった播種用ポットを用意しよう。これなら植え替え時の傷みはもっと軽減するはずだし数も取れそう。
 まあ、つらつら考えてみるまでもなく小生、ノリ易いし落ちやすいタイプなのを再確認・・・単順迷怪。

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