拠点入り口の柿の木と食草園のイボタノキが相次いで倒れてしまった。風倒木となった訳でも無く土壌環境が悪かったりで根の腐食が直接的要因みたいだった。柿の木は日当たりが悪い事もあって樹勢はよろしくなかったもののこれで復活の見込みは消えてしまった。拠点への通路を塞ぐように倒れたけれど迂回できるし急ぐ必要もないから放置していたのだが会友のMさんが通るに邪魔になる枝だけ切ってくれていた。これでますます後回しになっていく。
もう一本のイボタノキは周辺では一番の大木で最初に植えつけたキジョランが絡まっている樹で倒木となってしまい残念至極と言うしかないがキジョランの蔓切断には至っていないようだから不幸中の幸いだ。まずは枝に絡まったキジョランを傷めない様に外して至近のツバキに絡ませてやらねばなるまい。この処理に一日必要なのだが倒れているイボタノキにアゲハ類が吸蜜に来ているのを見るとこれはこれで柿木よりも必要な樹種なのだと思えて来る。孤爺的にはイボタガの幼虫を視認したくて待ちぼうけの身なのだ。待ちぼうけ待ちぼうけ、今日もせっせと野良仕事、そこへアゲハが飛んできてふわり止まって花の蜜・・・。こういう引用は盗作に近いのかしらんがそんなこんなで社会的な事柄にはますます疎くなっていく孤爺なのであった。そもそも姥捨て山の動植物以外と社会的関わりは消失している現状は高齢者の見本みたいなもんだろう。