越冬体の蛹、クロアゲハ、キアゲハ、モンキアゲハのそれぞれ緑色体と褐色体を観察用にいただいて5カ月余り、1頭は師走に羽化して恐らく凍え死して残りの蛹は4月に入り次々と羽化が始り我が家を去っていった。羽化時の撮影をする心づもりはあって「明朝羽化だ!」と確信しつつ起床時に確認に行くともぬけの殻なのであった。かろうじてキアゲハは羽化が済んで生垣越しに「アデユー」と飛び去る姿を垣間見ただけで残った蛹は2体、体色の変化を確かめ翌朝見に行ったら既に一頭は飛び去り幸いにもカラスアゲハはまだ残っていた。
腹部を見ればまだ膨らんでいるからもう少し時間が必要なのだろうと撮影だけして飛び去る瞬間は見る事も無かった。それでも一頭だけだけれど撮影できたのは小生には奇跡に近い。庭で伸長して来たウマノスズクサは背丈に迫らんと言う成長ぶりだけれどまだジャコウアゲハは飛来が無い。昨季はどういう訳かジャコウアゲハの飛来が少なく、これは近くの土手が水害対策で嵩上げされウマノスズクサなどが影響を受けたのだろうと考えられるけれど飛来産卵の減少は不明だ。今期は産卵しお菊虫が家の外壁や土台に鈴なりになってくれれば奇人変人高齢孤爺の塒はゴミ屋敷風お化け屋敷とXmas電飾にも勝る自然由来のにぎやかしになるはずである。ああ、われときてくっつけ蛹お菊虫、てなもんや三度笠…。でもでもである、マダニはくっついて欲しく無~い。