トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

また堤の補強

2011-06-14 | 水辺環境の保全

3  氾濫してしまった泥水地の堤を補強する。主に斜面側の堤を高く厚くし、葦原側は土盛りを敢えて行っていない。

 これは排水が滞った時に氾濫水が堤と斜面を浸食しないための工夫だ。写真左手の塩ビ管より左は葦原で通路にしているが、ここに溢れさせる腹である。

 これにより、氾濫水は最終段に落ち込むが、ここの斜面は、水泥地の水を守る斜面でないから、浸食されたら水泥地の面積を広げるだけで済む。

 その意味では「儲けもの」としての期待も持てる。好き勝手やっているようでも、脳みそのシワが減らないように無い知恵は絞っているけれど、しかしながら「作用があれば反作用がある」のが世の常で、反作用として毛が薄くなってきた。

 それぞれの泥水地をつなぐ水路は切り割りだったが、会友のM氏が仕事仲間から200Φの塩ビ管を調達してくれた。これを埋設したので幼児でも歩き易くなった。好き勝手放題に作業をしているが、面識もない人からの協力も、知らないところで得ているのだ。感謝である。

 ところで、塩ビ管など人工物は直ぐにゴミなどが詰まって機能しなくなるのが常なのだが、それより小さい漏水孔はなかなか詰まらない。これは何故なのか、ちょっと不思議だ。


ササユリ咲く

2011-06-14 | 小父のお隣さん

Photo  林道脇の斜面にササユリが二株咲いているのを見つけた。擁壁の上の急斜面だが、盗掘される危険は大きい場所である。上を見上げれば暗い中で目立つ存在だから…。

 このほかに一株が泥水地の草むらに蕾を持っており、都合三株を確認できた。けれど、どれも手の届く場所なので、明日にでも人工交配を行って、花弁を廃棄し目立たないように採種までこぎつけないと、本当に絶滅してしまう。

 記憶にある場所だけでも、花後まで生き永らえた株は皆無なのだ。山百合は移植と播種を昨年になって、ようやく実現できたから、今年はササユリの採種・播種までこぎつけたいのだが、明日まで花があるかどうか。空模様が悪いのが期待に役立ってくれると嬉しい。


召集視ぬ賊永田郷バカチン自恥区 其の1 「十七条の憲法」

2011-06-14 | 温故痴新

一条  和をもって貴しとなし、忤うことなきを宗とせよ。

二条  篤く三方を敬え。三方とは真と民と法なり。

惨状  任を受けては必ず謹め。

四条  官権は、忠恕をもって本とせよ。

五条  餐を断ち、欲を棄てて、明らかに訴訟を弁えよ。

六条  悪を懲らし善を勧むるは、古の良き典なり。

七条  人各任あり。官のために人を求め、人の為に官を求めず。

八条  官権は、大事に当たり早く参りて遅く退け。

休場  真はこれ義の本なり。事毎に真あれ。

十条  心の怒りを絶ち面の怒りを棄て、人の違うを怒らざれ。

十一条 功渦を明らかに察し、賞罰必ず当てよ。この頃、賞は功せず、罰は罪においてせず。

十二条 議員、官吏、民や国庫から掠め取ることなかれ。

十三条 官に任ずる者同じく職掌を知れ。それをあずかり聞く事無しと言うをもって、公務を防ぐる事なかれ。

十四条 官権は、利権奔走あることなかれ。

十五条 私に背きて公に向うは、これ官権の道なり。

十六条 税を使うに時をもってするは、古の良き典なり。

十七条 それ事は独り定むべからず。必ず衆と共によろしく論うべし。