トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*泥水地

2011-06-28 | 遊び子は

 泥水に尻をうずめて幼子は泥をすくってまたすくい捨つ

 泥土に抜けぬ足先母の手を待てど来ぬ身も嬉し暑き日

 排水の細路に足を踏みしだく嬉し楽しき泥土撥ねる

 幼子は笑顔千金泥土も母は帰宅後水代千金

盗作の恐れ?!Photo_4

             泥水に足をとられてもらい指

             泥土にハの字ハの字の足の跡

             ヤンママもつくばはせけり君居る田

             歓声や髪に染み入る泥の色

                    「すんません。泥酔してまして・・・」

             


シェルターを覗く

2011-06-28 | 小父のお隣さん

Photo_2  Photo 

 ナラメイガフシを割り裂いて見た。今年成長しているのは断念し昨年で役割を終えた虫瘤である。

 予想は単なる空間だけかと思っていたが見事に覆されて、もう一つの容器が存在していた。見た目は蛸壺にそっくりで、その横に脱皮した抜け殻もあった。もう、宇宙船と言うかカプセルと言うか、シェルターそのものだ。

 まだ若いナラメイガフシを判割りにしたことがあったが、その中は詰まっていて、黒いゴミの様な核があった。卵か幼虫かどちらかだろうけど、この放棄した殻と比較すると、中身は食料として食べた部分が空間となった様に思えた。

 「虫瘤」と聞くとイメージはよろしくないが、幾種類かは造形的にも美しくユニークなのがあって面白い。このナラメイガフシも一見「毛糸のボンボン」、小さい時は「毬栗の赤ちゃん」、突起物を外すと「浮遊機雷」、割り裂くと「シェルターあるいはソユーズ帰還船」の様に妄想できる。

 こういう「覗き」と「妄想」は人畜無害でよろしいが、人格や品性の維持向上には全く役に立たないのである。その上、他人に知れたら「阿呆馬鹿!」のそしりは免れない行為だ。