トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

完熟梅、遊ばれた呪いの数々!、恨み歯髄に達した…

2021-06-30 | 小人閑居して憮然
 完熟梅を調子こいて遊びなぶっていたばかりに呪われてしまった。まっこと完熟汝、いいえ完熟梅の恨みは恐ろしく畳みかけて来たのだった。やはり「しつこい奴は呪われる」のは間違いなかったし「まとわりつき行為はいかん!」を肝にいいえ、前歯で刻むことになったのだ。

 そういえば今期は「梅採り」に誘われてもいたし、これは降雨で流れたのだったが、そこに既に兆候があったのを気付くべきだったのだ。フイールドの梅も青梅として日を経るに従い無くなったのだが先端部は残ったままでこれが完熟して落ちてくる。こんな梅は誰も利用しないので小生が二つや三つは齧って消費していたのだが今期は数があった。「もったいない」だけでなくジャムにしたら「ルバーブジャム」の美味しさに負けないジャムになるだろうと拾い集めてジャムに加工する事二回、ピューレにしてみた一回、齧ったのは数回と例年になくしつこくまとわりついたのが恨みをかったようである。
 まあ、「仏の顔も三度」と言うから酸度に期待してまとわりつかれた完熟梅にすれば「お爺の顔は一度」でも多すぎるのだろうて。因みに梅は完熟しても酸度は高い。因みに完熟梅のジャムも讃度は高得点で讃々九度でも良いのだった。

 さて、落下した完熟梅の中からひときわ色艶のよろしい一個を選び出し好色お爺「ガブッ」としたまでは良かったものの同時に「プチッ!」と音がして上の前歯、差し歯だったのが折れてしまったのだ。あーあ、後悔先に立たず、前歯を先に断ってしまったのだった。
 悔しいのなんの歯を立てただけの完熟梅、賞味する気にもなれず腹を立てゴミ箱にぶん投げてやった。折れた差し歯はブラブラするが外れない。そのまま食事の何と不便な事か。奥歯で噛もうとしても前歯にもあたるので咀嚼も不自由になった。治療しなけらばならない事態だから予約をしたのだが3日後の金曜日。そして無事仮り歯も入り次の治療日まで10日余りの翌日土曜の夜にまたもや外れてしまったのだ。自分ではどうする事もならず月曜日に電話して指示を仰がねばならなくなったが歯科が混んでいれば何日後になるのか見当もつかない。

 鏡を見れば前歯の掛けた高齢者が蠢いている。全く不気味で小泉八雲の「怪談」を思わせる。しかし人生である。幾つになっても学ぶことはあるもので「生きながらえて熟した生命体を粗末に扱って遊んではいけない!」と教えてくれたのに我が身は姥捨て山だ。しかしである、時代小説で寝落ちするのが昼間の姥捨て山セルフデイサービスでくたびれた好々爺の日々なのだが、たまにはしどけた完熟梅さんの術中に嵌っても「良いか…」と読後熱望する自分もいるのであって小人はなんともはや救われないのであった。ハイ、ここは小説の読み過ぎ妄想なのでありますが「過ぎたるは猶及ばざるが如し」エチゴサッテモウシタモウシタ・・・。

 閑話休題、ここで木久扇師匠のごとく回路が復旧した。翌週月曜の午後急遽受診が出来て抜けた差し歯は仮歯として用いることになったのだが一日半、歯を外していたばっかりに歯肉が覆いはじめ差し入れるのに難渋する羽目になった。痛い思いをして整えたのだったが、その日の夕食時には「動いている」感があって翌日の朝食時には再びすっぽ抜けてしまった。連日の補修では気後れして瞬間接着剤で急場を凌ごうかと思ったものの、なにぶん歯の事である。歯医者に任せるべきだと思いなおし急遽再診してもらったのだ。
 幸いにもと言うべきだろう、差し歯を建てる芯棒が出来上がっていて一週間早く芯を建てる事が出来たのだ。これに仮歯を装着して新しい差し歯を待つことになった。終わってみればしつこい呪いの祟り事は繕いを早める結果となって、まあ、人間万事塞翁が馬であったわい。

 しかしなんだ小人たる者、四十にして惑わず、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず、とも言われても「矩を踰えたかどうか判らん」のである。童謡にもある「煮えたかどうだか食べてみた。まだ煮えない」に学び「食べてみた」だけなのにィ・・・。だがここで怖ろしい懸念が生じた。小生のガラケー、青息吐息だし半年後にはサービス終了なので交換しなければならないのだが映画「スマホを替えただけなのに」を見てしまった。あんな事態になったら打つ手も無い。ガラケーかスマホか、それすら恐ろしく、まあ、この国の社会的弱者は苦渋の中で生きなければならんのだった。

産卵管が出ていない…

2021-06-29 | 小父のお隣さん
 6月も末、通常なら産卵期に入って産卵管を出しているはずなのに給餌の時に浮上させても確認できなかった。今日は沈降性の給餌で水底に集まった魚体を箱眼鏡で観察したのだが産卵管を出している個体は皆無で、水底に潜んでいる貝の周辺でも関心を持つ個体もいないのだ。

 昨季は成熟していないとの判断で「已む無し」だったので試行してみるつもりの「特製人工産卵床」も試みる事も叶わず、今は無残な姿を軒下に晒している。今期は「池内で親魚と稚魚を同居飼育してみるつもり」だったのだが当てが外れてしまった。僅かな可能性は「晩熟性」かもしれないという事になるが、既に7月に入るし梅雨が明ければ二枚貝は避暑池に運ばなければならず、我慢を重ねて7月中盤まで様子見である。レバーのミンチでも与えてみようかしらん・・・。

今日のエッ!品「美味しいから増産、用途は未定…」

2021-06-29 | 何よりの楽しみ
 ジャムはスイーツなのかどうかは不問にして「とっても美味しい」から残った完熟梅を小雨になった頃合いでフイールドまで採りに行った。「完熟梅ジャム」を再度作るのだ。梅では梅シロップや梅干しが定番なのだろうけれどシロップ類は使い道がない。暮れに作った生姜シロップは大半が残っている有様で、冬季携行するにしても混入は匙1杯程度で十分なのだった。梅シロップも夏季では麦茶を多用するのでそうそう消費量は無い。

 「完熟梅ジャム」ならばシロップより用途を広く出来るかと追加で作る事にしたのである。初回はレシピ通りにやって少々水分が多そうに思えたのだが案の定、常温ではカビを出してしまったので今回は水分量をさらに少なくするため砂糖の投入は終了間際にした。これだと煮詰め易く焦げ付き難くなる。蒸散効率の良いホットプレートを使う手もあったけれど後始末が嫌で却下。
 キッチンの大鍋は圧力鍋が一番大きく、酸度の高い梅果実ではステンレス製である事も必要なのだ。朝から降雨の午後の大半を使って煮てアクを取り除き、金笊で裏漉しし、更に煮詰めて砂糖を加え十分沸騰させて出来上がりである。

 今回のレシピは前回の物と同様なものの、砂糖を「甜菜糖」にした。腸内乳酸菌が喜ぶオリゴ糖が多いというのが理由なのだが、現実問題として「三盆糖」と変わりがあるのか無いのか分かるはずも無く、まあ、「気は心」遊びの内なのだ。

    煮溶かす ➡   煮詰めながらアク取り ➡   出来上がり保存瓶で2本分

泥水池1の除草

2021-06-29 | 水辺環境の保全
 除草しなくてはと先送りしていたら水域が大変なことになっている。水域のはずが草いきれになってしまったのだ。水面だったところが草で占められるに従い飛翔するトンボの数は反比例していく。水域内に全く草本が無い状態では、これも悪い見本みたいなもので、そこそこの植生は維持しなければならないのだった。

 ただ水域を好む草本は繁殖力絶倫で、いいえ絶大で適期の抑制的除草は欠かせない。手取り手抜きは無理なほど育ってしまったから四本鍬を打ち込み遊動させて根張りとランナーの絡まりを緩めて池内に集積できるまで1日分、これを陸に上げ低い場所の盛り上げに使用して半日の作業量だ。
 しかし水域から陸に引き上げる作業は続けることで泥でルートが緩む。もとより足ががりも無い法面を運ぶのでスリップし放題の状態である。すっ転んで骨折や沈などしたら大事になるのは必定、早く済ませるより安全第一の作業だ。

 望まなくても泥まみれになる作業なのだが、たかだか1日積み上げていただけでドブの臭気を発生するようになった。ズボンに飛び跳ねた泥が帰路の車中でも鼻について、窓を開けていても臭気が満ちてくる感じだ。帰宅して真っ先に行うのは衣服を脱ぎ洗濯する事、ついでに全身を洗い何とか臭気を取り除けたのだった。
 自分には泥土の腐臭しか感じないが周囲では泥土の悪臭に加え加齢臭もミックスされて漂っていることになる。香しい香りだと良いのだが調香師でも無い小生にはトント無明な世界である。この作業を行った日は食品購入の店舗にも寄れず帰宅である。

      抜去根の集積  ➡   引き上げて堤の補修材  ➡   水域除草終わり

蜂満神社の移設

2021-06-28 | 今日は真面目に
 周囲の立ち木が大きくなりすっかり「神さび立てる鎮守の社」風になってしまった八幡神社。昨季までは日照が届く環境だったが今期は望めなくなり、それ自体はどうと言う事も無いけれど蜂が利用しなくなってしまった。
 認知症が進みまだら痴呆症状も出始めた昨今、更に脱毛も進むのだろうと憂慮しながら考えた結論は「日光が当たらず湿った神社を嫌ったに違いない」というものだった。なるほど神社の床下は乾燥して「蟻地獄」には好環境である事が多い。

 そこで移設をすることにし日当たり十分のトンボ池東側の草原に引っ越しさせたのだ。ここなら日当たり十分、目の前は狩場の好環境に違いない。掘り出してみたら脚の30cmほどが折れてしまって、これはシロアリの食害によるものだけれど新しい脚を取り付けるまではせず一段低くなったものの据え付けて完了した。
 竹の稈を束ねた巣箱の方が軒下の日陰にあるが、こちらの入居率は抜群で期待していた蜂満総社は期待外れのままである。まあ、虫の居所なんて判ろうはずもない。

 話は飛ぶが母校の小学校の校歌の出だしが「神さび立てる宮の森」から始まっている。作詞作曲など気にはしていなかったのだが社会人になってから訊ねた姉の家で作曲は「中山晋平」有名人なのだと知った。確か全国津々浦々で作曲していたのだとは更に後日知ったのだが「神さびたてる」とは今でも素敵な表現だと思う。因みに作詞は「相馬御風」だったが小生は「垢さび立てる」身となり立てるものも立たなくなった今日・・・。鎮守の森には悠久がある。

 ➡ 

ノアザミを定植した

2021-06-28 | 今日は真面目に
 突端台地のバタフライガーデン、小生的にはこの表現は軽薄に感じ馴染みにくく「蜜源植物園」の方が落ち着く。チョウにとっては呼称などどうでも良い人の業でしかないはずだ。さてこの区画を更に広げノアザミの幼苗58ポットを定植した。「曇りのち数日降雨」の予報を頼っての定植で、数日間降雨があればその間に活着するだろうし梅雨明けまでには夏の猛暑にも耐えられる株も出来るとの読みからである。

 まだ自宅には10ポット残っているから、これはトンボ池周囲の土手に定植するつもり。このトンボ池周囲は昨季に10ポットを定植したのだが、活着もしないうちに威之志士様の跋扈蹂躙に遭い全滅した経緯がある。しかし今季は待望の強く願っていた「豚熱」が入ってきた結果、今のところは威之志士様の跋扈蹂躙は沙汰止み状態で祝着至極なのである。この機に定植すれば活着し周囲と同化して自然植生風になるのだろうと期待は大なのだ。

 準備 ➡    

今日のトンボ「キイトがもつれる」

2021-06-27 | 小父のお隣さん
 泥水池にキイトトンボが溢れてきた。見回りで胸高にまでなったミソハギやフジバカマをかき分けると次々に飛び出してくる。水面を見れば小生の侵入など関知しないクロイトトンボが群れていて、人知れずニヤつく一時なのだ。姥捨て山で天国を垣間見る事が悪いはずも無い。まあ、泥水池は三途の川の氾濫原かもしれん。
 ところがである。このキイトトンボに黒い色を配色した個体が何割か入っていて、本当に同じ種なのか成熟度の違いなのか個体差なのか分からない小生なのであった。毎度の事ながらトンボに深入りすれば泥沼に嵌るのは間違いなく、認知症真っただ中で妄想をしていても症状を促進するだけに違いないからパスするしかない。まだまだ執着未練はあるのだし、たまに当たる祝着至極が老いの楽しみ、てなもんや三度笠。

  

今日のエッ!品「完熟梅のピューレ」

2021-06-27 | 何よりの楽しみ
 梅シリーズになってしまった。フイールドの梅の木はもともとあった樹だし採果し易い様に盃状仕立てにはしなかったから背が伸びてしまった。誰彼となく梅を取ってしまうものの梢の方まで採りきれる訳もなく残り、それが完熟して落下し小生が頂くという事になったのだ。
 拾い集めて「完熟梅ジャム」を2回作り、そのあとも落下する果実がある。いくつかはそのまま齧って賞味するのだが今年は数が多かった。腐らせるのももったいないし「梅シロップ」や「梅漬け」には熟し過ぎている。そこで閃いたのが「ピューレ」と言う語句で小生の人生には皆目無縁のお洒落な一品に思えたのだ。しかし「ピューレ」とはどういう物か判らず検索して初めて知った。

 二枚貝用の道具として購入したフードプロセッサーにすりおろし機能があったから使ってみる事にして果実から種を外しておろしてみた。結果的にはすりおろし盤を使わずとも回転刃で良かったのだけれどジャム瓶1杯分が出来た。一口舐めてみたものの生果ほどの美味しさは感じられなかった。そうなると「さーて、どうする⁉」である。ピューレを使った献立が思い浮かばないし敢てピューレを使う料理をするほどの事も無い。我が脳力は限界にきてオーバーアウトしてしまったからビン毎冷蔵庫に入れた。しばらく冷却期間をおけば良き案が浮かぶかもしれない。そこで妄想が出る「梅の餡⁉」、妄想とは暴走するものであった。
 まあ、人生そうそうウメー話は無いのである。結局は冷蔵庫保存しながら廃棄で消えた。亜々、小生としたことがSDGsに逆行ではないか。禿頭しかり臍回りのボッテリ然り、我が人生身体さえもドップリで「ピューレ」なんてお洒落な音遣いで表せるものはどこにもない。

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今日のトンボ「ネキトンボ出た」

2021-06-26 | 小父のお隣さん
 棚田部のスゲにショウジョウトンボのメスらしき色合いのトンボが止まっている。下の水面ではショウジョウトンボのメスが産卵していたし体色は同じに見えたからそう思ったのだが翅の付け根の色合いが広い。そこでネキトンボではないかと撮影した。ネキトンボは一週間ほど前に上の池でS先生が見たとの話は聞いていたのだが、その後、小生は発見に努めたものの叶わなかった。で、ようやく今日になって撮影できたのだった。

 ネキトンボの初見日となったが昨日25日にはコオニヤンマに遭遇している。倒木処理を終え一輪車を押して下る途中の舗装面からヤンマ型のトンボが舞い上がったのである。先に気が付けば撮影を試みたのだが意識もしていない一瞬の出来事なので視認だけである。
 ヤンマ型とは言えオニヤンマはぶら下がって止まるし、コオニヤンマは地面に良く降りる事は聞いてもいて、撮影出来た機会は全て低い平坦部だったので小生の「ご推察」、間違いが無かろうと思っている。

  

モナルダと日本ハッカの芳香蒸留水

2021-06-26 | 何よりの楽しみ
 庭のモナルダ、ベルガモットとも言うが正しい呼称はどっちなのか知らないから両方使う小生なのだ。既に花の盛りは過ぎたのだがクマバチ(だろう)が複数吸蜜に居続けている。それを奪うのも気が引けたのだけれど無残な花姿をさらしたくも無いのですべて摘み取った。捨てるには惜しいし芳香蒸留水に仕立ててみる。昨季も作ったのだが、あれはアルコール侵出させたのだったかどうか記憶にない。既に入浴はシャワーで済ます時期になって浴槽に投入して憩う使い方はしないから「作ってみるだけ・・・」に近い暇つぶしである。

 花弁だけで加熱蒸留すれば「青臭さ」は混入しないと思ってはいるのだが、それだと蒸留鍋半分にも満たない。蒸留水の量を減らせばよいのも判っていてもボトル1本が定番になってしまって花首から摘み取ったがくも入れた。その結果、青臭さが混入する事になったのだが草本類は木本類と比較すると青臭さが出易い印象である。
 ところがである、蒸留直後の青臭さは翌日には消え、何とも良いモナルダの香りになっていた。マスクにスプレーするには日本ハッカの方がスカスカして良いのかも・・・。
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 日本ハッカも葉が傷んできた。刈り払って新たな萌芽を促してみたところでシャワーだけで浴槽には入らない季節になったから使い道も無いのだが、霧吹きに入れマスクにスプレーすれば多少は清涼感があるかと作ってみる気になった。茎にも芳香成分はあるだろうが嵩張って鍋に入る総量が減るから葉だけこそぎ落して使う。やはり「青臭さ」が入ってしまい清涼感は今一つだった。
 二種類、それぞれ500mlを採水、作業に要した時間は2時間強で、この間冷却用に水道水を流しっ放しである。じゃぶじゃぶと流出させるほどにはせず放流水には冷たさが感じられない程度の流量にするけれど水道代が恐ろしく、この排水は庭に流さば水やりの代わりになると思いつつ延長用のホース購入をしてないから下水に直行で、誠にもったいない。
 フイールドの水道を使えば料金ゼロにはなるものの資材一式運びお店を広げるのも面倒で結局は台所で立ち仕事、いいえ、立ち遊びになる。
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ノアザミを群植したい

2021-06-25 | 今日は真面目に
 突端台地のフジバカマ群植部に隣接させノアザミの群植部を設えるために唐鍬で起こし豆トラで耕転砕土してレーキで均した。ここまでしないと地中のネザサ地下茎を取り除けないのだ。当初、豆トラで耕転砕土してみたのだがローターは深く入り難く結局は主たるネザサの地下茎は残ったままになった。
 その結果、地上部は綺麗に取り除けたように見えてもシーズン途中で萌芽が始まって植え付けた幼苗を席巻駆逐するようになってしまう。故にどうしても唐鍬で一発一発、親の敵と思い鉄槌、いいえ鉄刃を打ち込み地下茎を寸断し取り除く必要があったのだ。腰を傷めたくないから腰を据え「ヨイショ!」とばかり打ち込むけれど刃幅は15cm程度なのでほどなく汗だくである。
 唐鍬で耕起後に耕転砕土   ➡    レーキで根茎を除きつつ整地

 一坪に満たない面積なので60ポットの苗全てを植え付け出来ないけれど、残れば周辺の野草の中に混在させる。個人的には混在させ野草の自然風な環境構成を行いたいのはやまやまなのだが、そうすると「雑草」と見限られて刈り払われる危険が増す。やむを得ず花壇風にし無用な刈り払いから防御させねばならないのだ。里山の小生物にとって大事な命の糧であっても、たまたま芽生えたコスモスの幼苗1本ほどの保護も与えられない野草なので、野草と言うより雑草とする認識下では残念ながら「人為的に行ってます」風情が欠かせない。

 ここにノアザミやフジバカマ、オミナエシなどが咲き乱れるようになると、それを目当てに蝶より植生を踏圧被害の真っただ中に追いやってしまう野次馬の来襲も懸念されるのだが、その時はその時と腹をくくらないと何事も進まない。

今日のエッ!品「味噌パンならぬ完熟梅ジャムパン」

2021-06-24 | 何よりの楽しみ
 試作して美味しかった「完熟梅ジャム」は糖度35%前後で常温保存は不安だが「梅だし…」構わないかと棚に置いていたのだが、一週間ほど経過したらカビのコロニーが出来始めている。カビの部分は掬い取り捨てたものの胞子は残っているに違いなくレンジで沸騰させ消毒したけれど常温保存は出来ない。既に2回目の「完熟梅ジャム」一瓶と「完熟梅と酒粕ジャム」は冷蔵庫にあって小生、パン食の頻度は少ないので消費の算段をした。そこで得た結論は「味噌パンの代わりに完熟梅ジャム」を使うという事で、これなら砂糖代わりに使えば大量消費が出来、梅ジャムの美味しさも堪能できると言う訳なのだ。

 しかしベーキングパウダーが切れていた。買いに出かけるほどの品でも無いが無ければ困る。「そうそう!」と探したら重曹があったから代用した。結局は代用代用の集まりパンになったのだ。
 味噌と砂糖の量は「完熟梅ジャム」に代えて後はレシピ通りで良かったものの、前回の「フキ味噌パン」の口当たりが荒かったから、たまたまあったバター1個7gを入れた。やはり効果はあってシットリ感が出た。

 焼き上がり、冷めるのを待たず試食する。前回の「フキ味噌パン」より口当たりも滑らかで千切ると軟らかさを感じる。口に入れれば梅特有の酸味が広がりジャムを入れたパンの酸味感とは異なる爽やかな感じだ。梅ジャムの糖度35%として砂糖と置き換えたのだがそれほど甘味は感じられなかったけれど、試食のつもりが3個を消費、これでは三時のおやつが続かない。まあ、簡単にお茶うけが出来る事が判ったからあわてる事も無く雨のひと時の暇つぶしに丁度良い。これぞ贅卓、いいや贅宅か。

     材料を揃える  ➡   容器に入れる  ➡   焼き上がり

夜間採集、覗き見野次馬

2021-06-24 | 感じるままの回り道
 S先生から「夜間採集」を行うのでよろしかったらと誘いを受けていた当日、18時半に到着し20分程度待ったけれど誰も来なくての帰路途中ですれ違い、方向転換して追っかけた。場所はフイールドの駐車場で設備は若手のN君が用意した本格的な機材である。このN君、幼少期より抜群の昆虫少年だったとかで「さもありなん…」と思わせるのがあり、先日の新聞には講師として昆虫少年の指導をしたのが載っていた。

 深夜に及ぶほど大型の蛾が出易いと話はしていたけれど出足は悪く結果としては不調の夜間採集の様であった。それでも集まる昆虫には手を叩きたい種もいるらしく、ライトを当て撮影し指で摘まんで矯めつ眇めつ意見を交換しているが門外漢の小生にはさっぱりである。
 それでも現在昆虫少年も父母と来ていて偶然だが倅と同名、気を良くしてまだ見たことが無いと言う突端台地のお菊虫を見せに案内した。小生の収穫はSさんが見つけた「蛍の点滅」と羽化直前のヤブヤンマのヤゴで、このヤゴはしばらくして水中に戻ってしまった。蛍は佇んで待ったものの光らなかった。既に晩期で光ったのは輝跡、いいえ奇蹟に近い。
 もう20年も昔になるのだが会を立ち上げた当時のフイールドは今は里山体験の場所となった所で、最初の夏に親睦を兼ねキャンプをしたことがあり、その時に夜間採集したのが最初で最後。集まった虫をただ眺めて終わりの遊びだったに過ぎない。

 ヤブヤンマの羽化直前の個体、ライトを当ててもらい撮影したのだが自宅で再生しても画像が無かった。これだから暗い場所は嫌いだ。とても独りでは行けないし行かない。

今日のトンボ「種は不明のイトトンボ」

2021-06-23 | 小父のお隣さん
 水域のイトトンボ類はキイトトンボとクロイトトンボが主で、時折はアジアイトトンボと思われる小型種をみて、折々に写真の種が、主に未熟体として散見される。
 クロイトトンボより体長は長めだしキイトトンボほどスリムな感じが無いので別種だと思うのだが未熟体、テネラルであるだけに小生にはお手上げの判別なのだ。プリントしてS先生の鑑定を待つしかない。

 昨夜、夜間採集の折り、駐車場脇の小池で羽化準備に水中から出ていたヤブヤンマのヤゴが居て、他にも3体確認できたのだけれど、朝一で立ち寄り念入りに水際を点検したものの抜け殻は無く、羽化したのかしないのか気がもめる・・・。

  

小ツル、柄を作り替える

2021-06-23 | 今日は真面目に
 ポット苗植え付け時などに重宝していた小さいツルハシの柄が折れてしまった。ひび割れた時点で「針金を巻き補修するか!」と思いつつ補修は手つかず、結局は破断したのだ。この手の交換柄はホームセンターに無くて廃棄するか新品にするか思案したのだが手作りの柄を装着することにして材を用意した。
 材はだいぶ前に風倒木となったヤマザクラで、桜材として工作に使えるだろうと乾燥させていた厚板があったのだ。拠点で斧で棒状に破断し自宅で加工する事にした。

 まずは片刃の鉈で大まかな形状を削り出し、金物が挿入できるところまで小型の鉋で削った。最後に据える部分はテーパー加工しなければならないから切り出しナイフの出番である。柄に金物の穴が通る様に入れては外し削り、入れては外し削り、と頻繁に繰り返しながら先端部の据える部分まで金物を導く。
 最後の据えるテーパー部も小刻みに出し入れしつつ切り出しナイフで成形しつつ、ようやく完成したのだ。元の柄は中央部がやや細く先端と末端が太くなって握りやすく抜けにくい形状だったのだが、今回は強度を優先してストレート柄である。スッポ抜け易いようなら細い溝を入れるつもり。

 ノアザミの定植時に試用したのだがテーパー部の嵌合度がやや甘く打ち込みを続けていると緩みが出てきた。もう少しすり合わせを行わないと使いやすさが出ない。道具なんてものは使い勝手が全てであるがストレート柄の保持感に不足はなく、太めになった事でグリップは向上した感がある。

 材取り ➡