トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒヨドリも喰わぬ

2014-01-31 | 感じるままの回り道

Sn3d2761  自然実生の豆柿、樹齢は様々で数本あるが、この一本だけはヒヨドリも食べに来ない。

 既に何回か霜に当たり、氷点下の時間を過ごした柿の実は、萎びて表皮も黒ずんできた。周囲の豆柿には実は一つも無いけれど、この木には鈴なりのままである。

 理由は承知しているものの、「少しは甘くなっただろう」と、口が寂しいから摘まんで食べるのだが、甘味は増殖していない。鳥たちも良くご存じで、カラスやヒヨドリなど、口汚い鳥達も食べないはずだ。

 まあ、手を出し口に入れるのは小生くらいか…。渋みの強い性質なので「柿渋」を採取するには好都合と思うけれど、実が小さいのが難点で、「柿渋」が欲しいと言っていた人に紹介したものの、取りに来ることは無かった。憎まれてはいないけれど嫌厭される対象は、どの世界にもあるようだ。


*スキヤキ香る

2014-01-30 | 感じるままの回り道

              寒月の影へスキヤキ香り来る

              自販機へ行けばスキヤキ香る夜

              九ちゃんのスキヤキ今は昔なり

              婿和牛われ輸入なり皿の肉

              胸の穴スキヤキ通る背は寒し


やって来ました

2014-01-29 | 遊び子は

Photo  幹をスライスした円盤を敷き詰めた翌日、大挙して2グループがやってきた。

 最初のグループは、畑への道すがらだったが、それでも30分は遊んでいっただろうか。子ども達が木の上に乗り集まってしまうと、ママさん達が取り囲んで様子は撮影出来なかった。

 二番手は昼食に使った。思い思いの高さの位置に腰かけて弁当を広げていた。子ども達も遊んでいただろうが、小生等は作業途中で見れなかった。

 最初の子ども達と同じく、楽しんだのだと思っているが、倒れた木も本望だろう。


ナマコ初調理

2014-01-28 | 何よりの楽しみ

Photo_2  会友のM氏からナマコを二匹頂いた。まだ動いている新鮮なものである。「届けるから…」の電話をもらって到着までの間に調理方法を調べ、刺身包丁を研ぎなおして待機。

 調理済みのナマコは稀に購入するけれど、自分で調理したことはかって無い。ほうじ茶が無いから、深蒸し茶の出がらしで、ゆっくりと好みの硬さになるまで加熱する。Photo_3多少は殺菌出来る温度になるまで待った。塩もみして生で食べる気にはならなかった。ノロウイルスが流行中だし…。

 加熱したら随分と縮まってしまったが、コリコリ感は丁度良い。切れ味の良くなった刺身包丁でスライスしたが、ヌメリが強くて掴み難い。 味付けは、お酢と醤油、砂糖を少々加えた調味液にした。レモンか柚子等の果汁一滴くらいは欲しかったが贅沢と言うものだろう。内臓のシオカラも美味しいと聞くけれど、ゴカイが出てきたので「無理!」。

Photo_4 調理の好みは、人それぞれだけれど、小生は「コリコリ感」を求める。


カワニナ元気

2014-01-27 | 小父のお隣さん

Photo  ミミズのようにしか見えないかもしれないが、カワニナの移動した痕跡である。

 トンボ池は多少日差しが届くので全面凍結には至っていない。陽射しが届く北側の浅い水底にはカワニナが多い。この頃、氷が張るのに猪が来て池を撹拌する。そのため新しい泥土が水底を蔽って移動痕が良く分かる。

 カワニナなど貝類も、越冬して活動しないものとばかり思っていたが、水辺の管理をするようになって、そうではない事を知った。

 一昨年の夏は、見回り不足で完全に干上がり、生物は全滅したトンボ池であるが、前にもましてカワニナは繁殖している。不満と言えば、比例して蛍が増えていない事だ。カワニナが豊富と言うだけで解決する課題では無い事くらい承知だけれど…。


この包丁で切ったの?

2014-01-26 | 遊び子は

Photo_2  風倒木となった松の大木、朽ちさせるだけではもったいないから太い部分を輪切りにしてみた。

 兄が譲ってくれたバーサイズ450のチェーンソーの出番である。古いタイプだけれどパワーはあるし、何より気持ちよく木屑が飛び出してくるのが快適だ。Sn3d2751

 切断径は500φから600φ程度の幹の部分を、都合、二十数枚切断する。切断作業の途中におチビちゃん達が通り過ぎた。少々足を止め眺めて問うてきた。「この包丁で切ったの?」

 まあ、切ったのは間違いないし、幼児にとっては「包丁」にしか見えないのかも…。切り終えて、先日に地拵えした平坦地に並べてみた。遊んでくれるかどうかは判らない。


*風花

2014-01-26 | 感じるままの回り道

               風花を追って雪雲現れり

               たまらずに故郷しのぶ風の花

               風花に包まれ父は高き空

               手に受けて消えゆく花は風の花

               わらべらは風花の中はしゃぎおる


アスナロでなくアスマツ

2014-01-25 | 感じるままの回り道

Photo  風倒木となったテーダ松を片づけて地拵えを済ませた。日当たりの良くなった林床に植樹しても良いのだけれど、しばらくは草地として「フユイチゴ」の群落にしておく。

 とは言うものの、ここ何年かの台風で、大松が4本も倒れてすっかり明るくなった松林は、これはこれで良いのだけれど、「ハルゼミ」にとっての僅かばかりの生息環境を減らす訳にもいかない。

 そこで今回処理した松の周辺に芽生えた幼樹に支柱を立てた。松林の端だったから範囲を広げ五本ほど保育する事にした。成長は早いものの、大樹に見えるまでに数十年はかかるだろうし、現在の大樹ほどになるまでには半世紀は必要だろう。

 育った姿を見ることは叶わないにしても、夢想は出来る。「アスナロ」は、「明日はヒノキになろう」の意味があるとの事だが、今回、小生にとっては「明日を待つ松」だ…。


松葉掻き

2014-01-24 | 今日は真面目に

Photo_3

 林床に厚く堆積した松葉掻きを行う。松の大木が消え、松葉が落ちなくなり日照も回復するから、草本の発芽を促すためである。

 松林で日射が届くところでも、松葉の堆積が厚い所は他の植物は生育困難だ。松葉掻きも熊手では非力で、造林鎌で掻き取らねばならなかった。押し固まっている事も理由の一因だけれど、葛のランナーが縦横に走っていて、熊手では用をなさなかった。

 造林鎌で松葉を掻き寄せつつ、葛や藤蔓などを切断して作業がようやく形になった。


*時は過ぎゆく

2014-01-24 | 感じるままの回り道

              孫抱くに足元見つつ指差呼称

              寄らば爺甘き爺へと目指す孫

              若菜野で孫とタンポポ愛で帰り

              孫帰る出家気分の今朝の空

              風通る如何ともなし胸の穴


枝を落す

2014-01-23 | 今日は真面目に

Photo_2  台風で折れたテーダ松、折れた幹の上部は処理できたが、枝が一本張り出したままだ。このままでは何時落下するか判らず危険は残っている。2

 上って切り落とすのも考えたが、高所恐怖症の小生には転落防止索をつなげても怖さはある。結局、高枝切りで落とした。

 時間的には15分くらいの鋸曳き作業なのだが、切断径25㎝は楽ではない。息が上がって休憩を入れつつ落とすことが出来た。道具のありがたみを実感する。


氷盤

2014-01-22 | 感じるままの回り道

Photo

 ようやく大人が乗れる厚さまでになった。とは言うものの、体重移動をすると「ミシッ!」とくる。とても安心して歩ける厚さではない。

 今季は予想に反して気温が高い。昨季より格段に氷結が薄いのである。昨季は12月より大人が氷盤に乗れる厚さになってくれた。

 二月の声を聞くと氷結も弱まるから、今月中に一度くらいは自由に歩いてみたいものだ。


枝の撤去

2014-01-22 | 今日は真面目に

Photo  細断した枝を撤去する。足元に散乱していては危なくてかなわない。細かい枝から集積し、太い枝は鳶口を打ち込んで曳いた。Photo_2

 自前の鳶口は柄にヒビもあり、腐食で長さも短くなって使い難いし、誰か使ってケガしても困るから、会費で購入してもらった。自前の物は柄を交換する予定で、2本常備されれば作業は楽になるだろう。

 枝の集積は済んだが、一帯には松葉が厚く堆積しており、このままでは植生の回復を妨げる。次の作業は「松葉掻き」だ。


*新春

2014-01-21 | 感じるままの回り道

               山神へ神酒里の米初もうで

               初山河しもやけ痒き祠前

               初景色初時雨なる富士の山

               富士の嶺初日受けおる初景色

               若水と思えば蛇口新なり


1月定例会

2014-01-21 | 月例会

Photo 2014/01/19(日)9:30~13:00

会員 10名

活動 ホダ木菌打ち・ワラビ場刈り払い

 活動開始前は氷点だったが、風もなく日差しに恵まれ暖かく感じられた。菌打ちが早く終わったので、刈り払い機3台でワラビ場の刈り払いをする。

 思っていた以上に、笹や蔓草が茂ってしまい終わらなかった。