「孤爺、時々栗栄太」なのである。幾何回転体を乳幼児向けの木製玩具として作り配ったりしてきたがヘキサ・スフェリコンは転がすのに条件が狭くて乳幼児向けの転がし玩具には不向きだった。それでも制作を楽しむ側としては形状に工夫の余地があるのが見え隠れして、ついつい手を染めてしまうのであった。だからと言って用途もある訳も無いのだがまあ、孤爺も時折はクリエイティブな遊びも手慰みもひつようなのであった。そんな事で色々と展開してきたヘキサ・スフェリコンを一堂に会してみたのである。
まずは立体形。これは杭棒を半割にして接合して不要部分を削って作った。
これは円柱半割にして蒲鉾形状を合わせた物。直径と幅は正六角形で求める。
軽量化を図り慣性力を減じてコース逸脱を少なくしようと試みた。接合面少なく薄板で補強。
木製だと旋盤加工が必要で、省力化で塩ビパイプを流用。薄肉と厚肉で六角板は中子で強化材。
左上が好みのタイプ。右は薄板4枚で組み込んだタイプ。中子は菱形になる。下の写真に見える。
ヘキサ・スフェリコンの性質上、曲がり方が極端のため運動エネルギーの消耗が激しく連続して転がすのは難しい。そこで緩い斜面を利用するのだが斜面の角度や置き方やで転がり具合が異なり易い。やはりイライラさせられるヘクソ・スベリコンだった。並べてみれば同じ系統とは思えない違いに見えるが人間に例えればまあ、人種の違いの様なもんか⁉。中身は一緒だ。