トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**段駄羅 4

2012-01-31 | 番外編

 若き日の 走りが記録

         走り書き録 事件記者

 コーヒーは 炒るのが命

         居るの害の地 汚染地区

 デパートの 地下寄る話し

          近寄る歯無し のぞき穴


冬のバッタ

2012-01-31 | 小父のお隣さん

Photo  トノサマバッタか、竹を地際から切断するために、落葉を払って地表面を出していたらバッタが現れた。竹の葉が堆積した中で越冬していたらしい。

 今日の最高気温は8.5度、降霜こそ無かったものの、地表を寒気から保護していた竹林は消えたから、むき出しの地表だ。感心したのは、この寒さにもかかわらず30cmは飛び跳ねられた事だ。動きは鈍く「寝ぼけていても身を守る」、そんな気持ちが伝わってきた。

 作業が済んだ場所で笹の枯葉を被せておいたが、無事に春を迎えるのだろうか。この時期に昆虫は全く出会うことが無いから、少々嬉しくもあった。そう言えば、今日は小鳥の鳴き声が全く無かった。「小鳥鳴」とか書いて「たかなし」と読むだったか、記憶があやふやだが、猛禽類の影も見えなかったのにどうしてだろう。記憶を辿ると、鳥の鳴き声が全くしない日も時々あるのだが理由は不明だ。


根株が戻っていく

2012-01-30 | 今日は真面目に

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 台風十五号で倒された杉の根株がゆっくりではあるけれど戻りつつある。先日の降雨で土が緩んだこともあったのだろう。それまでは大人3人くらいが潜り込める空間があったのに、今は兎などの小動物しか入り込めなくなった。

 突然、元に戻るとは考えてはいなかったが、人的被害が発生しないうちに戻ってくれてホッとした。切断した幹元は30cmを越えている良材だけれど、さしあたり利用用途も思い浮かばないし、寸切りするにも、上部は段差の肩に乗っていて掛かり木状態に近い。

 これを寸切りすると「元玉切り」になって危険なので、今の所は放置のままだ。 


日向は温い

2012-01-29 | 今日は真面目に

Photo  除竹中の平地が随分と広く感じるようになってきた。それに伴い、処理するスペースがゆったりとしてきたのでストレスも感じない。

 何より嬉しいのは陽の当たる面積が増えたことだろう。最初の頃は日陰での作業だったから、晴天の日でも結構寒さを感じる始末だった。

 寒さはこれからが本番を迎えるが、風さえなければ氷点でも日向は暖かいと感じる。ただ、午後からは風が出てくるので、これは苦になる。作業の支障より体感として閉口する。まあ、なんと思っても「大寒」だからしょうがない…。故郷は大雪の下にある。


*子どもは風の子

2012-01-28 | 遊び子は

Photo_2    息吹いて氷けやぶる児の笑顔

    首すくむわらべ等しだく水氷

    氷点の水辺に熱き児等の声

    春呼ぶや児等の散りゆく霜野かな


もう少しなのだが

2012-01-28 | 今日は真面目に

Photo_5  除伐している竹林の最後の一角がなかなか片付かない。降雨があったり曇天続きで作業に出なかった事もあるけれど、低温で重役出勤するし、午後は風が強くなるから早上がり、そんな事で足踏み状態なのである。

 ノルマがある訳でも無いから気にすることも無いのだけれど、すっきりとした風景を見たいと言う気持ちがつのる一方で、「寒いのはかなわん!」と踵を返す自分がいる。

 まあ、一日10本でも除竹すれば10日では100本になる。そのうち終わるだろう。


*星ずく夜

2012-01-27 | 感じるままの回り道

         首すくむ見上げた空の星ずく夜

         冴え冴えと光年の先見渡せり

         星ずく夜知ってて外は御免なり

         ガラス窓くもり拭き見る星ずく夜


子どもは風の子

2012-01-26 | 遊び子は

Photo  Photo_2

 久しぶりにすっきり晴れ渡った日になったが朝は氷点下だ。いつもより遅めのフイールド到着で、着いた時には水泥地やトンボ池から歓声があがっている。氷を叩く音も聞こえてきた。

 除竹作業に入る前に覗いて見ると大賑わいだった。この水辺の大部分、冬季は陽射しが届かない。そんな冷たい日陰の水辺で熱さを感じる遊び方をしていた。帰路、水量確認に立ち寄ったけれど、氷が砕かれているのは当然としても、水の中や泥地に入り込んで遊んだようだ。

 「子どもは風の子」を彷彿とさせる遊び方だった。もう、とても真似はできない。


**大寒

2012-01-25 | 感じるままの回り道

 寒風を避けて谷間の竹を伐る藪のうぐいす地鳴きの大寒

 ジョウビタキなぜに我追う植樹する日当たり温き斜面の枝で

 裸木の明るき森で除伐する凍える日々も蚋無き嬉し

 操りの無二の世界を押し出され里山にいる我は小さき


寒旱の慈雨

2012-01-24 | 水辺環境の保全

Photo  Photo_2

 寒旱だったけれど集水升から水は溢れているのに、バルブを閉められていた不条理を解消すべく、降雨があったのに意を決し、モンキースパナ持参でバルブの開放に出かけた。ところがである、バルブは開放になっていて肩透かしを食ってしまった。骨折り損だったけれど水が戻ったから「良し」としよう。

 ここのメダカは全滅してしまったが、救いは上部の丸太ダムが干上がらず、わずかばかりの水溜りにメダカは生き残ってくれた。これが出水とともに流下してくれればシーズンには回復するだろう。やれやれだったが、蛍やトンボの幼虫は生き残っているのかどうか未確認だけれど、寝床を荒らすわけにもいかず、活動期までお預けだ。

 最終段の水泥地は未完成のままだが、風害木を使って堤の護岸処理を行えば完成する。とは言え、現段階では除竹作業中だから、3月頃までお預けである。


*寒の入り

2012-01-23 | 感じるままの回り道

            冴ゆきもの月星鐘に青き空

            沢水は氷の膜となりにけり

            しもばしら融けてぬかるむ沢の道

            霜に焼けよもぎ溶けたり作業道


田の神さま

2012-01-22 | 感じるままの回り道

Photo  年が明けて三週間も経ってしまったから、ミカンやお神酒、御幣などは消えてしまったけれど、年明けしばらくはなかなかの風情だった。

 今年も豊年満作を祈って、新年に田の神さまをお祭りする事は、農耕稲作の民の伝習でも在っただろうが、こういう祭った現場を見る事は難しくなっている。いま祭っている世代が消えてしまえば失われてしまう伝統行事だ。

 具体的かつ科学的な反映があるということではないけれど、生活や心の在りようとして必要なことだろう。小生が田舎にいた時代、田の神さまに神事をしていたかどうかは承知していないが、それは雪深い里であるから、このような形でのお祭りは無理だった事くらいは理解する。

 祖父母、両親の時代、新年の仏壇や神棚に田の神さまを祭っていたのだろうか。


*悪態側抄

2012-01-21 | 小人閑居して憮然

             ヒーローは障子の穴に盾をつき

             呆安院恥無き群れがまだしゃしゃる

             また稚児を大臣に据え初仕事

             結論を決めて日程つなげたり

             陣笠の三百代言代言士


ご馳走はなーに?

2012-01-21 | 何よりの楽しみ

Photo  さーて、何だったか忘れた。滅多に無い機会だったのに洋食を前にしたら撮影する余裕がない。フォークとスプーンは外側からなのか内側からなのか訊ねる始末だった。

 北欧からの客人が、年末年始に我が家の食事だけでは食った気がしないだろうからと、フイールド至近のレストランで昼食にしたのだ。

 午前中は竹切り作業をさせたのだけれど、彼曰く「フォレスターが食べる食事ではない」との事だった。まあ、確かにその通りで、松の内というのに作業着姿の三人が、披露宴もすると言う店内にいたのでは店も困っただろう。ただ、他に客もおらず貸切と同じだったのが救いだ。

 スープからデザートまでの中で記憶にあるのは、メインは魚の「鱸」だったということだけである。美味しかったかどうかは、ナイフとフォークの使い方に集中した心理状態では無理である。似合わない事の極致だった。


*初月夜

2012-01-20 | 感じるままの回り道

                初月夜首をすくめた影がゆく

                酔いきれぬ見上げる空の初月夜

                我が影と二人ぼっちの初月夜

                ドアノブに添えて見上げる初月夜