トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

迷いの森にようこそ

2024-08-11 | お倉入り

      男児 少壮にして樹立せずんば

      此れを挟んで窮老して将た安くにか帰せん  宋・王安石「憶昨の詩 諸外弟に示す」

 「一体、どういう事になってしまうのだろうか」などと思わんでも宜しい。姥捨て山の 孤老のようになるだけなのである。しかし少壮にして樹立してしまうと人民民草を泣かし殺すが仕事になる輩が多数出現する今日、地球まで真っ青になってしまった。「君子は政に携わらず」とは子の言葉ではあるがそれは今もって変わらず、だからこその現代「君子に政に携わってもらいたい」のである。政を志すに資格不要だとか言われるものの政こそ智としての資格ならず人心品格志をも併せ持つ人物が必須なのである。首都圏の御屋形様候補掲示板を見れば判る。まあ、当たるも八卦当たらずも八卦、ハッケヨーイ、ハイ、これは姥捨て山の孤老かつ認知症の戯言でもあります。

     

      千村万落 寒食の如く

      人煙を見ずして空しく花を見る   唐・韓握「尤渓の道中」

 真っ青になった地球の各地、人煙ではなく砲煙と爆炎に明け暮れて寒食すらも得られない場所と人々が満ちている場所がある。花も咲くほどの地上部ではなくなり手向けた花畑が増えるだけなのである。衆愚政治と言う言葉もあるが対極にあるのは愚頭政府であって、鶏頭が牛体を動かす事にそもそもの無理がある。どうしてここまで劣化し尽くしてきたのかは認知症耄碌の道程を歩む姥捨て山の孤老には理解しかねる現象である。首都の御屋形様に手を上げたのが50を超えるとは難多溜痴唖・惨多溜血阿であるとしか胃炎。ホント胃炎に異常接近中と言いたい現象。姥捨て山もそれなりに荒れてはいるけれどそれは孤爺の不徳の致すところ、ブログのいい加減さは「良い加減」であるからよろしいのだ、見るのは勝手だし…。で、いわしの頭も藁人形も木偶の棒も崇めれば神である。ましてや信義則や道理の無い世界で暴れれば国連でも為す術がないのは道理で、この国の石屋の道理の無さもそれらに匹敵「みんなでやれば怖くない」の末法ぶり、「どーりで…」と納得した。

 祟り神に除草剤を見舞われている民草には同情する程度の事しか出きんけれど有雑無雑の穀潰し集団を信奉し吸汁を許している民草も哀れである。まあ、みんなで吸われれば痛くも痒くもないのだ。みんな一緒でそれがいい、民草だもの・・・。


強制排砂をすることに・・・

2024-08-09 | 水辺環境の保全

 前日に送水管路のほぼ真ん中の一番低い位置にある排砂バルブを開放して管内の砂泥排出を試みたのだが澄んだ水が出るようになっても吐出量がいつもより少なく感じた。それはそれでフイールドの吐水口まで戻り吐水量を量ったら9ℓ/ 毎分だったから作業前より1ℓだけ増えた勘定になる。経験的に吐水量が正常に戻るには一昼夜必要なので翌朝に期待してこの日は帰宅したのだった。翌日の吐水量測定値は9ℓ/分と変わらず、結論としては「強制排砂するしかないし先送りはリスクが高くなるだけ!」と急遽、予定変更してエンジンポンプなど積載して隣り沢に入った。

 しかし林道の途中に倒木が発生して終点までたどり着けないからバックで進入し倒木至近で停車、そこで荷下ろしをし抱えて運ぶ事にしたのだ。「この唐変木め!、いいえ、この倒変木め!」とビンタを張ったところで林道から避けてくれるでも無し、わが手が痛かっただけで終わる。周囲の蝉たちは「見ーん、見ーん」と鳴いていたがしらじらしいわ!このクソ暑い最中・・・。

 それはともかく強制通水は約30分と決めスマホのタイマーを起動させ、その間、上流部の段差工部の底抜け部に玉石を運び埋めようかと考えていたのだが送水管内の圧力が高くて度々、管内に挿入したホースが抜けだしてくる。そんな事で付きっ切りの時間となった。通常は10分程度ごとにアイドルアップをして送水圧を高くし排砂効率を上げていたのだけれど今回は出来なかった。

     

 強制送水が不十分と感じつつも吸い込み口には陰圧が発生しているので「吐水状態にある」のは間違いなくフイールドに戻り吐水量の測定を行なったら19ℓ/分で通常の強制排砂後の数値が出ていない。とは言え吐水量が平常値を示すには一昼夜必要なのだが出ている水を見ると薄茶色の不純物が混じっていて水色も弱い濁りがあった。

 そこで思い至ったのは「管内壁の水垢の層が取れていない」と言う事だった。いつも通りの顛末を辿ると考えれば翌朝には26ℓ/分程度の吐水量を得られると考えられるけれど水の濁りと浮遊物の排出は露わなので翌朝の測定はせず、朝一番に再度の強制通水を行う事にして道具小屋に収納したポンプ一式を再び車載してこの日は終了。小屋のドアにある温度計は既に34℃を示していた。

 

 


排砂バルブを開けた

2024-08-08 | 水辺環境の保全

 吐水量が8ℓ/分と赤信号になったので水源地まで行って取水路や取水升の整備を行ったものの結果として9ℓ/分と僅かな増水だった。やはり4カ月間も排砂しなかったツケが廻ってきたのである。こういう事態を避けるために月に1回程度は排砂作業を行うつもりだったけれど肩の疼痛や何やらで「水は出ているからまっいいか・・・」とそ知らぬ顔の仁平さんを決め込んだのが悪かったのだが、反省しても時すでに遅し、てなもんや三度笠である。

 取水升の送水口からエンジンポンプで強制送水すれば一発で快適吐水となるのだが残念ながら林道途中にカシの倒木が発生して終点まで運べない。抱えて往復するのもこの暑さでは躊躇があるし、今回は排砂バルブを開けて排砂をすることにした。で、水が澄むまでバルブを開放していたが流出量が何となく少ない。砂泥は排出されても管内壁付着した水垢までは取れなかったのだと思っているけれど実質的な吐水量が判明するのは翌日になるから、翌日計測で所定の数値が出なければエンジンポンプを抱えて水源地まで歩くしかないのだ。やむを得ない。

                鞭打つや猛暑荷運び沢の神


今日のトンボ「マルタンヤンマの産卵とマユタテアカネのテネラル」

2024-08-07 | 小父のお隣さん

 吐水口での流量測定を済ましてから流路に添って水域の見回りをしたのだが棚田部でマルタンヤンマの産卵個体を発見した。写真をと思う間もなくシオカラトンボの攻撃にあって飛び去ってしまった。今期の初見だとばかり思っていたのだが記録表を見ると丁度1カ月前の7月7日にS先生が視認して姿を見ていた。まあ、今期2回目の出会いだ。

 水路を通る途中でマユタテアカネのテネラルをも見たけれど止まったところが沢を隔てた高いところなのでボケないサイズで撮影したけれど、逆にスポット焦点能力が悪いタフカメラで「それとわかる解像度」だ。マルタンヤンマもマユタテアカネも発生する個体数が少ない様に感じている。勿論、密度計測なんて芸当は行わないし、この猛暑下では「時折見回り」程度のフイールドだから参考にもならないのだがギンヤンマも今期はまだ出会い無しだ。


昆虫スコイぜ!二点位置流れ「ジャコウアゲハの産卵」

2024-08-07 | 小父のお隣さん

 待ちに待っていた!と言うよりウマノスズクサの除草をしてくれる存在としてジャコウアゲハを歓待したいのだが昨季から飛来数が大減少して、当然幼虫も少なくウマノスズクサは大繁殖である。それでも今期は昨季と異なりぽつぽつと飛来して産卵をしているようで幼虫の姿は探せは途切れずに1~2頭は見いだせる。

 熱中症予防で警戒アラート発表中は自宅蟄居謹慎なので、それが幸いしてか今期二回目の産卵のために飛来したジャコウアゲハを撮影できた。ジャコウアゲハの産卵しようとしている個体は飛び方はゆったりだけれど接近者には敏感で逃げ去り易い。結局はあまり接近しないで「それと判別できる距離」での撮影で済ました。庭のあちこちにはいくつかの繁茂株があるのだが既に終齢となった幼虫も居て葉裏を探すのも暑い最中ではあるが一服の清涼剤だ。

 今の処、黒白の色彩の個体は出ておらず茶系の個体だけなのだが「どう異なるのか⁉」は全く分からない。カマキリにも緑系と茶系があるように、体色の違いは個性でしかないのかどうかまでは承知していないのだが環境要因でもなさそうだし…これで今夜も眠れない・・・。

     


水源地の水切れでなくて良かったー!一難去ってまた一難‼

2024-08-06 | 水辺環境の保全

 記事が前後してしまったが一週間ぶりの水見回りで林接池の「水切れアウト」寸前で池に導水させてから吐水口での流量測定したら6ℓ/毎分だった。これでは水域に十分な水が渡る量ではない。猛暑続きの為、水源地の流量が減少した結果だろうと思いつつ整備もかね久しぶりに尾根越えのルートで水源地へ向かった。強制排砂を実施して最大水量を得たのが4月4日だから4カ月ぶりの取水地である。

 尾根越えして沢に降り立てば流量の極度の減少は無いので取水部の埋没と送水管内に砂泥の堆積が送水量の減少になったのだろうと想定は容易だった。しかしながら沢筋を行く林道には大きなシラカシの倒木が発生していた。こんな事態を知らずして車で進入していたら帰路はバックで沢の入り口まで戻らねばならない。危ない危ないクワバラクワバラの瀬戸際だったのだ。暑い盛りに車での進入を選択せず面倒な徒歩での尾根越えルートを取ったお蔭で回避できたトラブルだった。

 事のついでに水源地、と言うより上流部の沢止め工を行った部分まで見回ったのだが丸太での沢止め工部に底抜けが発生していたから、この補修のための基材運びに車は必須なものの、その前にこの倒木を処理せなばならない。台風の時期は迫っているから沢止め部の補修は待ったなしだし、その補修の前に倒木の排除に丸1日大汗をかかねばならん。足腰膝小僧様、よろしくお頼み申す。とは言え今は送水量の復活が優先事項なのである。


取水部の復旧整備

2024-08-05 | 水辺環境の保全

 一週間ぶりの水見回りの結果、吐水量が毎分6ℓでは水域の安全は保障できない。まずは水源地の状態を確認する必要があったのだが現場の状態から「取水升が埋没して水が入らない」のが最大の原因で猛暑続きで沢の水量が減ったのではないのは良いニュースである。

 まずは取水升に注ぐ流路を整え更に埋没していた取水升フイルター部の土砂を取り除き升内の砂泥も金網笊で浚い採った。使わなくなったもう一方の配水管を排砂用に作ってあるからバルブ操作で升底の砂泥を排出できる仕掛けはあるけれど菊型ハンドルを持ってこないので使えなかったのだ。取水部に来る前に配水管最低部にある排砂バルブを開けて置けば取水部の整備時間内で排砂は済むのだけれど吐水口まで水が到達するのに一昼夜必要な実態を考えると、この猛暑続きで減水している水域に送水の遅滞は許されず「バルブ操作は行わない」から菊型ハンドルの携行は無かったのだ。

 取水升への水流を復活させフイールドの吐水口での流量を量8ℓ/毎分と2ℓだけ増水していたが実際の増水量は翌朝にならないと反映しないのがお約束みたいなものである。翌日の吐水量が復活していなければエンジンポンプでの強制排砂を実施したいところだけれど林道途中にアラカシの倒木があり進入できずポンプでの強制排砂は無理だ。この暑さの中では一昼夜の断水は危険気周りないのだが降雨の見込みがない以上、送水量の増加は喫緊の課題でもありリスク覚悟で排砂バルブ開放しての排砂を講じなければならないだろう。とりあえずは翌日の吐水量測定の結果だ。


イワタバコの花

2024-08-04 | 小父のお隣さん

 擁壁のイワタバコが開花したのは既に記事にしているが別の株が更に花数を多くして開花していたので再掲載する。花後に採種出来れば苔の中に採り蒔きして増殖させてみるつもりなのだがはたしてどうなるやら。イワタバコが増えても吸蜜の対象になるのかどうかは知らないけれど、通りすがりの目の保養にはなるだろう。「孤爺も山の賑わい」よりは美味しいはずだ。

     


油断は水断!、隙は水漏れ・・・

2024-08-04 | 水辺環境の保全

 猛暑続きで一週間の自宅謹慎蟄居だった。この日の予報は「曇り、最高気温33℃」であったので水見回りに出かけた。高温下では少しの水切れでも被害は見えなくても甚大なのは想像がつく。何せ小さな水域にようやく定着した貴重種が多いのであるから。

 さて、フイールドの水見回り、まずは流量測定からと道具を持って林道を行ったのだが途中から見えて来る林接池に水が無い。「ありゃりゃーこれは大変しくじった!」と測定前に立ち寄ってみれば全体の水量が減ったために漏水部から漏れ出す量と釣り合って仕舞っていたのだ。これでは池に流入するはずも無い。流れを堰き止めて池に送る送水パイプの下からも恒常的な漏水があるから、一旦は掘り出して再度の埋め込み敷設を行う必要があるのは理解していても、現状の高温下では土木作業は行いたくはない。けれど水量が減少する時期こそ漏水を防止する作業は大切になるからと、近いうちに仕切りの杭も用意しながら構造変更も行わねばならない。

 今回は道具無しだったから素手で土を掘り取り堰周りの水抜けが無い様に靴で踏み固め、ようやく僅かな水量だが池に入るようになった。この量では満水にならないだろうけれど池の底を満たすだけの水量は確保できるので、まずは干あがる前に手当てが出来てホッとした。この林接池はタカネトンボやヤブヤンマにとって大切な産卵環境なのである。

 水路の水量が減少したのは送水量の減少だったので早速に水源地に行った。ここまでに至ると「猛暑だ!熱中症危険日だから!」なんて言い訳は適応できない。世間には危険日だからと言って済まない事などたんとある。孤爺は若い世代ではないので別口だがこの日、仏滅だったし三隣亡だったかどうかは暦がなかったから判らない。ともかくおっとり刀ビッショリ身体であったのは間違いありません裁判長…。

     


今日のトンボ「ハグロトンボ初見」

2024-08-03 | 小父のお隣さん

 ハグロトンボはフイールドの環境では発生しない種なので初見と言ってもビジターであるから「来たか…」程度なのである。記録表を見ても今までの初見日の記録はしておらず、そもそも記録したところであんまり意味がない。今期はダビドサナエもミヤマカワトンボもマルタンヤンマも出会ってはいないのだがマルタン以外は昨年と一昨年の集中豪雨による里部の生息河川が激変した事などで発生しなかった可能性もあるのだが、発生河川のパトロールまでは小生の活動範囲ではないので確かめてはいないが恐らく流亡したのは間違いない。

 ただ、同じ環境下で発生するハグロトンボを確認できた事は現在、姿を見せないビジター種の回復の兆しとして期待はする小生である。そんなこんなで「ようこそ、ようこそ」とばかり数枚撮影したもののいつも通り使いない画像が多くてタフカメラの限界と言うか弱みを感じてしまう。

     


ミソハギ満開

2024-08-03 | 今日は真面目に

 水域のミソハギが満開になっている。少年時代、郷里でのミソハギは「盆花」と呼ばれていて開花する頃には水田の用水路脇に野生状態の花を切り採りに行ったものだったがフイールドのミソハギは有用種として株分や移植を繰り返し増やした植物である。この開花の時期にはミツバチやクマバチの羽音が煩くなるほど集まる時もある。

 数年前からタイワンタケクマバチが訪れるようになって、これは外来種ではあるけれど真竹の間引き稈を束ね立てて巣箱代わりにしているのだが今の処は全く使用する形跡はない。新しい竹材でも無くなっているのでいつかは利用するだろうと思ってはいてもタイワンタケクマバチの好みや希望などは知らない小生なので「何か気に染まない環境か⁉」と思っている今日この頃だ。

 まあ、そんな親切で思いやりに溢れた孤爺の胸の内などにはお構いなく、この日もハチたちは忙しそうだった。この水域空間もトンボの、特に大型トンボが回遊し易い様にミソハギなどの間引きが必要だと思いつつ連日の猛暑振りで外出も控える状態であるから手入れは遅々として進まず自宅謹慎蟄居中と言えど自宅周りの草抜きも手抜き状態であるので草ぼうぼう苫屋となっている。まあ、この暑さであるからして暑さから逃亡しやるべきことも手につかずボーッとしている坊主頭の孤爺なのであった。

      


今日のトンボ「ヤブヤンマの産卵」

2024-08-02 | 小父のお隣さん

 自分としてはヤブヤンマのつもりで見ているトンボだ。折に触れ説明は受けていても次なる機会では確信が持てないままになっている。まあ、S先生にしてみれば「無駄な骨折り…」と思われているかもしれないが短期記憶が定着しない高齢者では諦めてもらうしかないけれど、一方で小生の感覚では「名前を憶えるより種の発生数や個体数の増加が主題」なので意識的には記銘は二次的になっている事も多分に作用しているだろう。

 さてここの処、産卵する姿をよく見かけるヤンマ型だがヤブヤンマと見ているがそろそろ現れても良いはずのマルタンヤンマがまだ未確認である。先日、上の池でオオカナダモを抜去駆除中に水面に落ちていたトンボもヤブヤンマなのだろう。産卵個体と同じく腹部末節側の黄色の帯が広いのが小生の唯一の着目点で、これで判定するには無理がある事は分かっちゃいるけど止められない。とんでもない猛暑続きのため一週間もお出かけなしなので、そろそろ見回りに行かないととんでもない事態が発生してるやも知れず、しかし最低気温が30℃直近の今日この頃では陽炙りに等しく熱中症のリスクを考慮すると萎れてしまう。

   7/24 の産卵個体     7/27 日の産卵個体

 


上の池のアシ、根域制限

2024-08-01 | 水辺環境の保全

 オオカナダモの駆除を行い、ついでに範囲を広げて来たアシの根域制限も実施する。昨季あたりからアシの間にもオオカナダモが入り込みアシの茎が乱雑に立っている中での抜去駆除はうっとおしいのである。そんな思いまでしてアシを広げさせておく理由も無いのでほぼ半分に減らした。

 泥の層が厚いので伸ばしている地下茎も深い場所を走っている訳ではなく、だからこそ株ごとに抜き取り易く思えるけれどやはりスコップは必要で、泥中に差し込み株元を動かしてから抜き取らねば無駄な労力だけ増えるのみなのだ。サイズは葦角サイズから1m程度まで育ったもの、昨季にぶんけつまでして枯れた株など様々だったが地下系は太く親指程度の径のものまであった。このように連帯がしっかりしているので断ち切るのにスコップは必要なのだったが、それでもオオカナダモに比べれば在来種は御し易いのだ。

 

 アシの抜去をすると食草にしているクロコノマチョウの幼虫や蛹の幾つかも失う事になるのだが、それを理由に現状維持と言う訳にもいかず、ここは必要な作業として処理をした。食草となるアシはここだけではないしススキも食草として使っているから発生率の低下につながる事態とは言えないだろう。だが、幼虫も蛹も「素敵な色彩!」と思える感じがあって、やはり罪作りに思える面もあるのだった。

      落ちた蛹