とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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出てこい、サターン

2009年06月06日 06時23分13秒 | 経済
GM、「サターン」売却で暫定合意 米自動車販売大手に(朝日新聞) - goo ニュース

鳴り物入りで日本に上陸したGMの大衆車「サターン」。
結果的にはカローラやシビックの敵ではなく、ほとんど売れなかったのだが、アメリカ本土では、まだまだ人気の車種として販売が継続されていた。
そのサターンが自動車販売会社に売却されることになった。
今後GMは製造に集中することになるのだろう。

それにしてもサターン。
売れなかったことに原因はあるものの、最近、すかっり街中で見かけなくなってしまった。

プラスチック製のボディ。
細長い目のようなヘッドデザイン。
販売開始早々から、日本人好みではないデザインにGMは何を考えているのか疑問に感じた人も多かろう。
今ではサターンを持っていても修理のパーツを入手するのが困難な場合もあるそうで、ほとんどトラバント状態。

こういうことも尤もというもので、先日GM日本の社長さんの会見で、
「日本では昨年1500台のGM車が販売されました」
と言っているのを聞いてがく然とした。

1500台。

1車種1週間の販売台数ではなく、1社1年間の販売台数。

日本は輸入車に不利な市場かもしれないが、それにしても販売台数が少なすぎる。
これではビジネスにならないだろう。

サターンが販売会社に委ねられることになって日本へ入ってくる可能性はますます少なくなるが、GMがそこそこ売れなければとばっちりを受けるのは日本の会社。
何とか米国市場でがんばっていただきたいと思うのであった。
出てこい、サターン。


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