先日、大阪市内の新星堂で「日本万国博覧会」というDVDを見つけた。
なんでも公式長編記録映画ということで独立行政法人日本万国博覧会記念機構が著作権を持ち販売されているDVDだった。
帯には「万博に行ったあなたに。万博に行けなかったあなたに。これは”観るタイムマシーン”だ!」と記されており気になって仕方がなかった。
しかし価格が税込み¥5985ということで尻込みしていたのだったが「このままでは永遠に観ることができなくなってしまう。レンタル店には置いてないし」ということで、アマゾンドットコムのギフト券を利用してほぼ1割引で購入したのだった。
余談だが、見つけた新星堂では買わず通販で買ってしまう私のような消費者がいることが新星堂経営不振の原因だろう。
さて、日本万国博の何に魅かれるのか。
それを30歳以下の人に説明するのは難しい。
浦沢直樹のコミック「20世紀少年」ではこの万博の話が頻繁に出てくるがガキには分らないだろう。
昭和30年代生まれの少年少女にとって1970年に開催された万国博覧会はとてつもない夢の世界だったのだ。
私は当時、小学校入学まもないガキであったが、大阪在住ということもあり万博に5回は連れて行ってもらったのだ。
親戚が田舎か出てくるたびに、一緒に万博会場に行けたのでラッキーだった。
で、この万博で私は何を体験したかというと、
「ここで初めて白人と黒人の実物を見た」
「ここで初めて実物の宇宙船(ソユーズ)を見た」
「ここで初めてベルギーワッフルを食べた」
「ここで初めて『動く歩道』を体験した」
「ここへ行くのに初めて地上を走る地下鉄(御堂筋線+北急)に乗った」
「ここで初めてゴーゴー(当時流行っていた踊り)を踊った」
「ここで初めて馬に跨がったカナダの森林警備隊のお兄さんを見てカッコいいと思った」
「ここで初めてカラー写真を写してもらった」
などなど、挙げつづけるときりがない。
このDVDを見た途端、これら途方もない「初体験」が蘇ってきたのだった。
確かにこれは「観るタイムマシーン」だった。
ただタイムマシーンだけに思い出さなくても良いことまで思い出したのは言うまでもない。
「月の石見たかったのに行列が嫌だからとアメリカ館は連れて行って貰えなかった」
「同じ理由でガスパビリオンにも行かなかった」
「これも同じ理由で太陽の塔の中にも入れなかった」
「フランス館も、日立グループ館も、東芝館も、イタリア館も、ドイツ館も、日本館も入れなかった」
「その代わり、子供には詰まらん日本庭園(現存します)には良く行った」
「あ~あ、なんで並んでくれへんかったんや」と35年も前の博覧会を見ながら年老いた両親に文句を言っている子供に戻った私であった。
このDVD、面白おまっせ。みなさん。
~公式長編記録映画「日本万国博」 1971年作 ジェネオンエンタテイメント発売~
なんでも公式長編記録映画ということで独立行政法人日本万国博覧会記念機構が著作権を持ち販売されているDVDだった。
帯には「万博に行ったあなたに。万博に行けなかったあなたに。これは”観るタイムマシーン”だ!」と記されており気になって仕方がなかった。
しかし価格が税込み¥5985ということで尻込みしていたのだったが「このままでは永遠に観ることができなくなってしまう。レンタル店には置いてないし」ということで、アマゾンドットコムのギフト券を利用してほぼ1割引で購入したのだった。
余談だが、見つけた新星堂では買わず通販で買ってしまう私のような消費者がいることが新星堂経営不振の原因だろう。
さて、日本万国博の何に魅かれるのか。
それを30歳以下の人に説明するのは難しい。
浦沢直樹のコミック「20世紀少年」ではこの万博の話が頻繁に出てくるがガキには分らないだろう。
昭和30年代生まれの少年少女にとって1970年に開催された万国博覧会はとてつもない夢の世界だったのだ。
私は当時、小学校入学まもないガキであったが、大阪在住ということもあり万博に5回は連れて行ってもらったのだ。
親戚が田舎か出てくるたびに、一緒に万博会場に行けたのでラッキーだった。
で、この万博で私は何を体験したかというと、
「ここで初めて白人と黒人の実物を見た」
「ここで初めて実物の宇宙船(ソユーズ)を見た」
「ここで初めてベルギーワッフルを食べた」
「ここで初めて『動く歩道』を体験した」
「ここへ行くのに初めて地上を走る地下鉄(御堂筋線+北急)に乗った」
「ここで初めてゴーゴー(当時流行っていた踊り)を踊った」
「ここで初めて馬に跨がったカナダの森林警備隊のお兄さんを見てカッコいいと思った」
「ここで初めてカラー写真を写してもらった」
などなど、挙げつづけるときりがない。
このDVDを見た途端、これら途方もない「初体験」が蘇ってきたのだった。
確かにこれは「観るタイムマシーン」だった。
ただタイムマシーンだけに思い出さなくても良いことまで思い出したのは言うまでもない。
「月の石見たかったのに行列が嫌だからとアメリカ館は連れて行って貰えなかった」
「同じ理由でガスパビリオンにも行かなかった」
「これも同じ理由で太陽の塔の中にも入れなかった」
「フランス館も、日立グループ館も、東芝館も、イタリア館も、ドイツ館も、日本館も入れなかった」
「その代わり、子供には詰まらん日本庭園(現存します)には良く行った」
「あ~あ、なんで並んでくれへんかったんや」と35年も前の博覧会を見ながら年老いた両親に文句を言っている子供に戻った私であった。
このDVD、面白おまっせ。みなさん。
~公式長編記録映画「日本万国博」 1971年作 ジェネオンエンタテイメント発売~
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