人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

佐渡裕 ✕ 角野隼斗 ✕ 新日本フィルでチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」、同「交響曲第5番」を聴く / 「フェスタサマーミューザ」オーケストラ・セット券を取る

2024年04月13日 00時40分30秒 | 日記

13日(土)。昨日、7月27日から8月12日までミューザ川崎シンフォニーホールで開かれる「フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2024 」のオーケストラ・セット券(全11公演)を、ミューザ友の会会員先行販売で取りました 受付開始の10時にWEBサイトにつながり、かなり良い席が取れたのですが、カード決済のところで手間取り、最初からやり直してコンビニ決済にしたため、通路側席が取れませんでした。とても残念です

オーケストラ・セット券の対象コンサートは次の11公演です

①7月27日(土)東京交響楽団「オープニングコンサート」(指揮:ジョナサン・ノット)

②7月31日(水)読売日本交響楽団(指揮:沖澤のどか)

③8月1日(木)東京都交響楽団(指揮:小泉和裕)

④8月2日(金)新日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:井上道義)

⑤8月4日(日)NHK交響楽団(指揮:沼尻竜典)

⑥8月5日(月)兵庫芸術文化センター管弦楽団(指揮:佐渡裕)

⑦8月8日(木)神奈川フィルハーモニー管弦楽団(指揮:園田隆一郎)

⑧8月9日(金)日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:広上淳一)

⑨8月10日(土)東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:角田鋼亮)

⑩8月11日(日)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(指揮:藤岡幸夫)

⑪8月12日(月)東京交響楽団「フィナーレコンサート」(指揮:原田慶太楼)

各公演の開演時間・プログラム・出演者・チケット代は下のパンフレット記載の通りです

 

     

     

     

     

 

ということで、わが家に来てから今日で3378日目を迎え、米連邦検察は11日、大リーグの大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者を、大谷選手から1600万ドル(約24億5千万円)超を搾取した銀行詐欺容疑で訴追した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     何が驚きかといって銀行口座に24臆円以上もの残高があること  さすがメジャー!

 

         

 

昨日、夕食に隔週金曜日のローテーションにより「鶏の唐揚げ」を作りました いつものように外カリカリ内ジューシーに出来ました

 

     

 

唐揚げだったのでどうしてもビールが飲みたくなり、約2か月ぶりにサッポロCLASSICを飲みました やっぱりビールは旨いですね 今日からまた断酒します

 

     

 

         

 

昨日、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「第22回 クラシックへの扉シリーズ」を聴きました プログラムは①チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23」、②同「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です 演奏は①のピアノ独奏=角野隼斗、指揮=佐渡裕です

 

     

 

新シーズン第1回目の「扉」公演は角野隼斗人気もあってか満席です 開演にあたり、私は2つの予想を立てました 結果は後で分かります

オケは14型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの新日本フィルの並び   コンマスは崔文洙、隣は伝田正秀というダブルトップ態勢を敷きます 女性楽員で唯一 ノースリーブ姿の松崎千鶴さんは 寒くないのかな? 若さで寒さをすっ飛ばすということか

1曲目はチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23」です この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1874年から翌75年にかけて作曲しましたが、献呈する予定だったニコライ・ルビンシテインがこの作品に不満を表明したため、代わりにリストの弟子であるドイツ人のハンス・フォン・ビューローに独奏を依頼、1875年10月にボストンで初演されました 第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ ~ アレグロ・コン・スピリト」、第2楽章「アンダンティーノ・センプリーチェ ~ プレスティッシモ」、第3楽章「アレグロ・コン・フォッコ」の3楽章から成ります

ピアノ独奏の角野隼斗は2018年、東京大学大学院在学中にピティナピアノコンペティション特級グランプリ受賞 2021年、ショパン国際ピアノコンクールセミファイナリスト。Cateen(かてぃん)名義で活動するYouTubeチャンネルは登録者数が130万人を超え、総再生回数は1億回を突破するほど人気を博しています

佐渡とともに角野が登場し、ピアノに向かいます 角野の横顔を見ていつも思うのは、ドラクロワが描いたショパンの肖像画です 似てませんか

 

     

 

佐渡の指揮で第1楽章がダイナミックに開始され、角野の力強いピアノが入ってきます 佐渡はオケにパワフルな演奏を求めますが、角野の強靭なピアノは負けていません 「受けて立つ」という姿勢を感じます それにしてもオケもピアノも良く鳴ります 角野は力強い演奏の一方で、ソロのパッセージになるとテンポを落として歌わせます そのメリハリが素晴らしい 第2楽章では角野の抒情的なピアノが会場に響き渡り、研ぎ澄まされた高音が美しい 野津雄太のフルート、神農広樹のオーボエがソリストの演奏に華を添えます 第3楽章に入ると、角野のピアノが冒頭から速いテンポによりアグレッシブな演奏を展開、オケとの丁々発止のやり取りで圧倒的なフィナーレを迎えました

満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返されましたが、予想通り 最前列近くの女性客約20名(センターブロックよりも左右ブロックの方が多い)がスタンディングオベーションで角野を迎えました 演奏する側からすれば素直に嬉しいのではないかと思います

角野はアンコールに応え、ジョージ・ガーシュイン(角野隼斗編)「I  Got  Rhythm 変奏曲」を超絶技巧で鮮やかに演奏、再び大きな拍手を浴びました

休憩時間には、予想通り 女子トイレに長蛇の列ができました 「ブルックナー公演における男子トイレ長蛇の列の法則」に倣い、「角野隼斗公演における女子トイレ長蛇の列の法則」と名付けます 受け入れられない場合は水に流してください

 

     

 

プログラム後半はチャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です この曲は1888年に作曲、同年ぺテルブルクで初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・コン・アニマ」、第2楽章「アンダンテ・カンタービレ、コン・アルクーナ・リセンツィア」、第3楽章「ワルツ:アレグロ・モデラート」、第4楽章「フィナーレ:アンダンテ・マエストーソ ~ アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章からなります

佐渡の指揮で第1楽章が低弦の重心の低い演奏に乗せて、マルコス・ペレス・ミランダのクラリネットによる「運命の主題」で開始されます かなりテンポを落としているのは、後の展開を考えてのことでしょう 弦楽器群のうねりが凄い 分厚い金管楽器の咆哮が印象的です 第2楽章では冒頭のホルン独奏が素晴らしい また神農広樹のオーボエが冴えています 第3楽章はチャイコフスキー得意のワルツです 軽快な弦楽合奏が印象的です 第4楽章に入ると第1楽章で登場した暗い「運命の主題」がまるで「勝利の主題」のように変身して登場します 同じメロディーが最初と最後で全く異なる印象で登場する・・・まさにチャイコフスキー・マジックです ホルン、トランペット、トロンボーン、テューバといった金管楽器が咆哮し、ティンパニが鋭いリズムを刻み、弦楽器が渾身の演奏を展開し、スケールの大きな演奏でフィナーレになだれ込みました

満場の拍手とブラボーのなか、カーテンコールが繰り返され、佐渡 ✕ 新日本フィルは 弦楽合奏によりチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」から第2楽章「ワルツ」を優雅に演奏、再び満場の拍手に包まれ、コンサートを締めくくりました

 

     

     

 

帰りがけに「定期会員継続特典CD」をいただいてきました 2023年10月28日にすみだトリフォニーホールで演奏された佐渡裕指揮によるブルックナー「交響曲第4番”ロマンティック”」のライブ録音CDです   後でゆっくり聴こうと思います

 

     

     

     


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