22日(月)。わが家に来てから今日で3387日目を迎え、中国の銀行が3月以降、相次いでロシアとの貿易決済を停止しているが、ウクライナ侵攻を継続するロシアへの包囲網を強めたい米国の圧力が背景にあり、中ロの貿易にも影響が出ている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
強奪誘拐破壊主義国家ロシアと 同じ穴の貉と見られたくなければ 仕方ないと思う
昨日、すみだトリフォニーホール(小)でDSCH弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲全曲演奏プロジェクト」第2回演奏会を聴きました DSCH弦楽四重奏団は2021年5月に結成された弦楽四重奏団で、メンバーはヴァイオリン=崔文洙、ビルマン聡平、ヴィオラ=安達真理、チェロ=植木昭雄という顔ぶれです プログラムはショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲」①第4番ニ長調作品83,②第5番変ロ長調作品92,③第6番ト長調作品101です
崔文洙は東京生まれ。桐朋学園大学ディプロマコースを経て1988年ソヴィエト国立モスクワ音楽院に留学 1994年同音楽院を首席で卒業。同大学大学院終了後、1997年に帰国し同年、小澤征爾氏に認められ新日本フィルのコンサートマスターに就任 2000年から同楽団ソロ・コンサートマスターを務める。2009年から大阪フィルの首席コンサートマスターに就任、2019年から同楽団ソロ・コンサートマスターを務め、両楽団のコンマスを兼任している
ビルマン聡平は東京藝大卒。スイスのローザンヌ高等音楽院・大学院修了。現在、新日本フィル第2ヴァイオリン首席奏者を務める
安達真理は桐朋学園大学卒。ウィーン国立音楽大学室内科を経てローザンヌ高等音楽院ソリスト修士課程修了 2013年からインスブルック交響楽団で副首席奏者を2年間務める 現在、日本フィルのヴィオラ客演首席奏者を務める
植木昭雄は6歳よりチェロを始める。桐朋学園大学、リヨン国立高等音楽院、インディアナ大学でチェロを学ぶ 日本音楽コンクール・チェロ部門入選。現在、オーケストラ・アンサンブル金沢首席チェロ奏者を務める
自席は8列16番、右端です
1曲目はショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲第4番 ニ長調 作品83」です この曲はドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)が1949年に作曲、スターリンの死後の1953年12月3日にモスクワで初演されました 第1楽章「アレグレット」、第2楽章「アンダンティーノ」、第3楽章「アレグレット」、第4楽章「アレグレット」の4楽章から成ります 初演まで間が空いているのは、終楽章にユダヤ音楽の要素を導入して、反ユダヤ政策を強めていた当局に抵抗する姿勢をみせていたためです
2曲目は「弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 作品92」です この曲は1952年に作曲、1953年11月13日にモスクワで初演されました 第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「モデラート ~ アレグレット ~ アンダンテ」の3楽章から成りますが、続けて演奏されます
休憩後の最後の曲は「弦楽四重奏曲第6番 ト長調 作品101」です この曲は1956年に作曲、同年10月7日にレニングラードで初演されました 第1楽章「アレグレット」、第2楽章「モデラート・コン・モート」、第3楽章「レント」、第4楽章「アレグレット」の4楽章から成ります
4人は左から崔、ビルマン、植木、安達という並びで演奏します
いずれの曲も、終始モスクワ音楽院仕込みの実力者・崔文洙のリードで展開しますが、とにかく一人一人の技巧が優れているので聴きごたえがあります その上、崔とビルマンは新日本フィルのメンバーで、植木と安達はしばしば新日本フィルの定期公演に客演した実績があるので、ほとんど仲間内と言ってもよいほど気心が知れています 4人の緻密なアンサンブルが見事です
3曲を聴き終わって感じたのは、どこか明るい雰囲気です 第6番こそ作曲者の再婚の年に書かれたので明るいのは当然と言えますが、第4番と第5番はスターリン体制下で書かれたのにも関わらず、明るさを感じさせるのが意外です それは3曲とも”長調”で書かれているという共通点があることが一番の理由だと思いますが、ショスタコーヴィチ特有の”アイロニーの発露”であるかもしれないと思いました
会場いっぱいの拍手に4人は、アンコールにショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110」より第5楽章「ラルゴ」を緻密なアンサンブルで演奏し、聴衆のクールダウンを図りました
演奏後、崔氏から「次回、第3回演奏会は来年5月25日に開催するので、お運びください」というアナウンスがありました もちろん行きます
17日(水)から始まった、METライブビューイング「運命の力」を挟んだ10日間連続コンサートは、前半の5日間6公演が終わりました ハードスケジュールの中で、特に土曜日の新日本フィルと東響のハシゴはしんどかった その夜の睡眠時間が5時間弱だったので 身体が疲れていて、今回のショスタコーヴィチ公演は集中力を維持するのが大変でした
ということで、後半戦初日の今日もトリフォニーホール(小)に行きます 新日本フィル「室内楽シリーズ ~ 藤田麻理絵プロデュース編」を聴きます
先週金曜日のシティフィルに始まり、土曜日の新日本フィル、夜の東京交響楽団、日曜日のDSCH弦楽四重奏団の連荘、お疲れさまでした。
実は私もまったく同じコンサートを聴いていました。座席はシティフィル2階、新日本フィル3階、東京交響楽団2階、DSCH1階後ろ側と直接音よりも間接音重視の座席でした。私の感想は、珍しく充実したコンサート群でしたが、残念ながら新日本フィルの演奏会では横の男性の方が数分に1回咳を演奏中にする、飴をなめる、携帯を頻繁に取り出してみているなどせっかく良い演奏が台無しになって残念でした。
本業が薬屋さんなのでしょうか?
コンサート中毒のご同輩ですね。付ける薬はないのでしょうか??
私は演奏者の顔が確認できる1階中ほどの席を取っています。誰が演奏しているのか知りたいので。
新日本フィル公演の迷惑客は困ったものですね。どこにでもいますね、こういう唯我独尊の輩が。あまり酷かったら、休憩時間に事務局に事情を話して席を変えてもらった方がいいです。その人が定期会員の場合は次回も同様の事態が予想されます。お金を払って不愉快な思いをしたまま聴くのはいやなものです。ダメもとで席替えを頼んでみてはいかがでしょうか? 定期会員席をそっくり変えるのは出来ないにしても、その都度であれば何とかなるような気がします