通りすがりの正義の味方のブログ

通りすがりの正義の味方の写真作品紹介HomePageの制作管理者のブログ

足利事件 無罪判決

2010年03月27日 15時30分53秒 | Weblog
'90(平成2)年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害され、逮捕され無期懲役の判決を受けた菅家利和さんが、後に無実と判明した足利事件で、昨日宇都宮地裁で再審、無罪の判決が言い渡された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000028-san-soci

冤罪、これは最も許しがたい事案だ。何の落ち度もない、悪くない人に犯罪者のレッテルを張り、監禁しすべての面で破滅させてしまう。殺人にも匹敵する悪行だ。

今回の判決では当時の捜査の杜撰さ、被疑者を一方的に監禁して無理矢理自白を強いる捜査の問題点が浮き彫りになった。

我が国の捜査では、取り調べが非常に不透明だ。密室で行われるうえプライバシーの保護という名目で録音がされていない。これは冤罪の温床となっている。

また警察、検察、裁判所の体制も、最近不当性が指摘されている。検挙率が低迷している現在、被疑者は何でも有罪にしなくてはならない。否認する者は監禁して拷問し、有罪に出来ると判断したものは真相に関係なく、すべて起訴してしまう。そして1度起訴されてしまうと、真相に関係なく99.9%が有罪なのである。
本来法律は疑わしきは被告人の利益に、たとえ真犯人を逃しても、たった一人でも無実を罰してはならないというのが絶対の原則のはずだ。ところがそれが我が国では全く守られていないのである。

このような現実の中で、我々は常にどうあるべきか。
もし何らかの嫌疑がかかってしまった場合、もし自分もしくは家族親族が逮捕された時はどうしたらよいか。
現段階ではまず、即時に弁護士を呼ぶことが重要だ。当番弁護士は初回は無料で来てくれる。そして取り調べ、事情聴取を受けるときは必ず弁護士に同席してもらうことが必要だ。

日弁連:http://www.nichibenren.or.jp/
逮捕されたとき:http://www.nichibenren.or.jp/ja/legal_aid/on-duty_lawyer/index.html

現実にはこのような不条理、理不尽な事が存在する。誰もがこれを他人事とせず、自分にも起こりうると自覚し、そうなった場合の対策を講じておく事が必要だと考える。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノンアルコールビール | トップ | 仮面ライダークウガ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事