ゴジラに続いて、平静ガメラシリーズがBSで放送された。(第1作は、不覚にも録り逃したので、レンタルした)本格的に見たのは何年ぶりかな。
劇場公開は、今から10数~20年前、ぼくは当時中高生であったが、第1,3作は劇場へ観に行った。(第2作は公開中に入院してしまい、行かれなかった)
平成に入り、十数年ぶりのガメラ復活として、当時大変話題になった。当時とは大分時代が変わったが、その面白さは今見ても色褪せていない。
第1作、「大怪獣空中決戦」で最初にガメラが上陸するのは福岡市。ギャオス捕獲作戦を展開中の福岡ドームが襲われた。
福岡市は、ラドン、ドゴラ、キングギドラ、スペースゴジラと怪獣に襲われる事が多い都市。このガメラも含めて5回以上も襲来した事になる。
クライマックスは自衛隊が発射したミサイルがギャオスに振り切られ、東京タワーに直撃するシーン
当時は東京スカイツリーがない。タワーが特撮で崩壊するのは何度目であろうか。
ラストのクライマックスで、東京空を舞台にガメラとギャオスが大激闘。
注目の場面の一つ、映画の冒頭、主役よりも真っ先に登場するのは旧シリーズの主演常連、大映スターの故・本郷功次郎さん
東宝特撮の名優、久保明さんも出演し、同じ場面には出ないが、初の共演となった。
第2作、「レギオン襲来」 宇宙からやってきて地球を征服せんとする巨大怪獣レギオンと対決
この作品では、自衛隊はガメラを一切攻撃しない、最後はガメラと共にレギオン撃滅を目指す。勧善懲悪的な内容であった。
レギオンは電磁波を活用して、行動、攻撃をするのが特徴。当時携帯電話が普及し始め、電磁波がメジャーになり始めた時期の象徴か。
この作品で、レギオンの植物が大爆発して仙台市が消滅。
西部警察Ⅲで市内に核爆弾が仕掛けられ、壊滅されそうになった事があるが、10年後にまさか本当にそうなるとは。
もちろん最後は、苦戦の末にガメラが勝利する。
第3作、「邪神(イリス)覚醒」、これは従来の怪獣映画にはない設定、試みが多くなされた作品となった。
まず主役をはじめ、主要キャラの大半が女性であること、演じた中山忍さんは怪獣映画史上初の女性の主役となった。これは後のゴジラミレニアムシリーズにも反映されていく。
また、初めて怪獣によって家族を失ったものにスポットが当てられている。もう一人の主役は当時ジュニア・アイドルとして名をはせた前田愛さん(当時15才か)
彼女はガメラを憎悪するあまり、新怪獣イリスを覚醒させ、ガメラに復讐するためにそれを育ててしまう。それにより彼女の親類一家は全滅、村も壊滅的打撃となり無数の人々がイリスに捕食されて死亡した。実際だったらどんな責任が問われるかな。もう15才だから犯罪の処罰対象になる。
イリスに襲われる役で、今では名女優となった仲間由紀恵さんも出演している。当時19歳か。悲惨な役だが珍しい場面だ。
ストーリーの前半で渋谷にガメラとギャオスが飛来し、何千、何万もの人間を巻き込んで激突するシーンは、かなりショッキングな場面だった。
人類の味方であるはずのガメラが…。これはガメラが人間を断ち切って、地球の生物全体の為に戦うようになったという意味のある場面。それでも完全に断ち切れず、一人だけ子供を助けたり、前述の少女をラストは救出した。
そしてイリスが怪獣に成長。
クライマックスで京都駅を舞台にガメラと大激闘、怪獣映画史上初の屋内戦となった。
死闘のすえガメラが勝利するが、世界各地でギャオスが大量発生し日本に向かってくる。ガメラの闘いは続くとして、シリーズは完結する。
ガメラのゴジラと異なる点は地球の守護神である。地球の為に、人類の為に戦うという大義名分を背負っている点だろう。しかし、その戦いで罪のない命がいくつも失われている。その人たちにとってガメラとは。その難しいテーマに挑んだのが3だった。全体で最も内容が濃いのは3である。
久々に見たが、これは今後も記録に残る名作だろう。後に公開された「小さき勇者たち、ガメラ」も見たくなった。あれは怪獣映画とは一線を画すものだったように思う。
近年、東京スカイツリー等の新名所が出来てるので、また日本でも怪獣映画を制作してほしい。ゴジラ、ガメラ、何か制作されるといいな。是非お願いします。
ガメラのヒロインで忘れてはならないのは、1のヒロイン、3の主役、中山忍さん。中学生の頃、ガメラの影響で彼女のファンになった事がある。
これ以前に「ゴジラVSメカゴジラ」にも出演し、90年代の代表的特撮ヒロインの一人となった。今では数多くの映画、テレビで活躍している人気女優である。
'03年に「西部警察2003」にキャスティングされたのだが、中止となってしまった。石原軍団と共に悪と戦う彼女の雄姿が見られなかったのが非常に残念。
第1作で、勾玉を通じてガメラと交信する少女の役には藤谷文子さん。このガメラがデビュー作となった。
主要人物の中で、全作品に同役で登場している。父親はアメリカの俳優、スティーブン・セガール氏。
全体をみると、1,2は娯楽性を前面に出していて、3で内容を深く、重くしたという感じかな。
いつかガメラも、再度復活してほしいです。
劇場公開は、今から10数~20年前、ぼくは当時中高生であったが、第1,3作は劇場へ観に行った。(第2作は公開中に入院してしまい、行かれなかった)
平成に入り、十数年ぶりのガメラ復活として、当時大変話題になった。当時とは大分時代が変わったが、その面白さは今見ても色褪せていない。
第1作、「大怪獣空中決戦」で最初にガメラが上陸するのは福岡市。ギャオス捕獲作戦を展開中の福岡ドームが襲われた。
福岡市は、ラドン、ドゴラ、キングギドラ、スペースゴジラと怪獣に襲われる事が多い都市。このガメラも含めて5回以上も襲来した事になる。
クライマックスは自衛隊が発射したミサイルがギャオスに振り切られ、東京タワーに直撃するシーン
当時は東京スカイツリーがない。タワーが特撮で崩壊するのは何度目であろうか。
ラストのクライマックスで、東京空を舞台にガメラとギャオスが大激闘。
注目の場面の一つ、映画の冒頭、主役よりも真っ先に登場するのは旧シリーズの主演常連、大映スターの故・本郷功次郎さん
東宝特撮の名優、久保明さんも出演し、同じ場面には出ないが、初の共演となった。
第2作、「レギオン襲来」 宇宙からやってきて地球を征服せんとする巨大怪獣レギオンと対決
この作品では、自衛隊はガメラを一切攻撃しない、最後はガメラと共にレギオン撃滅を目指す。勧善懲悪的な内容であった。
レギオンは電磁波を活用して、行動、攻撃をするのが特徴。当時携帯電話が普及し始め、電磁波がメジャーになり始めた時期の象徴か。
この作品で、レギオンの植物が大爆発して仙台市が消滅。
西部警察Ⅲで市内に核爆弾が仕掛けられ、壊滅されそうになった事があるが、10年後にまさか本当にそうなるとは。
もちろん最後は、苦戦の末にガメラが勝利する。
第3作、「邪神(イリス)覚醒」、これは従来の怪獣映画にはない設定、試みが多くなされた作品となった。
まず主役をはじめ、主要キャラの大半が女性であること、演じた中山忍さんは怪獣映画史上初の女性の主役となった。これは後のゴジラミレニアムシリーズにも反映されていく。
また、初めて怪獣によって家族を失ったものにスポットが当てられている。もう一人の主役は当時ジュニア・アイドルとして名をはせた前田愛さん(当時15才か)
彼女はガメラを憎悪するあまり、新怪獣イリスを覚醒させ、ガメラに復讐するためにそれを育ててしまう。それにより彼女の親類一家は全滅、村も壊滅的打撃となり無数の人々がイリスに捕食されて死亡した。実際だったらどんな責任が問われるかな。もう15才だから犯罪の処罰対象になる。
イリスに襲われる役で、今では名女優となった仲間由紀恵さんも出演している。当時19歳か。悲惨な役だが珍しい場面だ。
ストーリーの前半で渋谷にガメラとギャオスが飛来し、何千、何万もの人間を巻き込んで激突するシーンは、かなりショッキングな場面だった。
人類の味方であるはずのガメラが…。これはガメラが人間を断ち切って、地球の生物全体の為に戦うようになったという意味のある場面。それでも完全に断ち切れず、一人だけ子供を助けたり、前述の少女をラストは救出した。
そしてイリスが怪獣に成長。
クライマックスで京都駅を舞台にガメラと大激闘、怪獣映画史上初の屋内戦となった。
死闘のすえガメラが勝利するが、世界各地でギャオスが大量発生し日本に向かってくる。ガメラの闘いは続くとして、シリーズは完結する。
ガメラのゴジラと異なる点は地球の守護神である。地球の為に、人類の為に戦うという大義名分を背負っている点だろう。しかし、その戦いで罪のない命がいくつも失われている。その人たちにとってガメラとは。その難しいテーマに挑んだのが3だった。全体で最も内容が濃いのは3である。
久々に見たが、これは今後も記録に残る名作だろう。後に公開された「小さき勇者たち、ガメラ」も見たくなった。あれは怪獣映画とは一線を画すものだったように思う。
近年、東京スカイツリー等の新名所が出来てるので、また日本でも怪獣映画を制作してほしい。ゴジラ、ガメラ、何か制作されるといいな。是非お願いします。
ガメラのヒロインで忘れてはならないのは、1のヒロイン、3の主役、中山忍さん。中学生の頃、ガメラの影響で彼女のファンになった事がある。
これ以前に「ゴジラVSメカゴジラ」にも出演し、90年代の代表的特撮ヒロインの一人となった。今では数多くの映画、テレビで活躍している人気女優である。
'03年に「西部警察2003」にキャスティングされたのだが、中止となってしまった。石原軍団と共に悪と戦う彼女の雄姿が見られなかったのが非常に残念。
第1作で、勾玉を通じてガメラと交信する少女の役には藤谷文子さん。このガメラがデビュー作となった。
主要人物の中で、全作品に同役で登場している。父親はアメリカの俳優、スティーブン・セガール氏。
全体をみると、1,2は娯楽性を前面に出していて、3で内容を深く、重くしたという感じかな。
いつかガメラも、再度復活してほしいです。