余部鉄橋、撮影

新橋梁への架け替えが正式に決まり、作業が始まっている余部鉄橋の撮影の為、兵庫県美方郡香美町香住区の餘部駅周辺へ行って来た。
餘部駅は単線の無人駅で、駅より少し高いところに撮影できるスポットがあるが、来月上旬に閉鎖されてしまう。上部から鉄橋を見下ろして撮影する事は、もうすぐ出来なくなってしまう。その前に行って来ようと思った。
上から見たときは高さはよく解らなかったが、下から見るとその大きさがよく解った。トレッスル鉄橋としては日本最大のものである。
'09(明治42)年に着工し2年後に開業したが、当時としてはかなりの難工事だったようだ。
開業してまもなく100年を迎えようとしているが、老朽化のため新橋梁への架け替えが決まり、既に工事も始まっている。その事が発表された当初は、すぐに無くなると思われたのか、見物人が殺到したそうだ。
橋梁架け替え後はどういう光景になるのか、'11年に工事が完了する予定なので、その後もまた来てみたいと思った。
工事関係者の話によると、現存の鉄橋の一部が記念に残されるそうである。
寝台特急「出雲」をここで撮影したかったのだが、既に廃止で残念だった。しかし、今回の旅行でまた貴重な体験を出来てよかった。