TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2011.09.23 “大阪新歌舞伎座で中村勘三郎さん”

2011-09-28 00:54:34 | 音楽・絵画・観劇

〈2011.09.23 fri〉
6:30 起床
   今日の観劇は大切なお芝居なので劇場での居眠り厳禁
   昨日は残業だったけど
   早めの就寝で睡眠時間はまあまあ  

7:30 早めに津駅へ
8:22 近鉄難波行特急に乗車 
   車中でうとうと仮眠
9:56 上本町着
   近鉄上本町駅を出て“新歌舞伎座”へ
   「九月松竹大歌舞伎」や「中村勘三郎」の幟旗が青空に揺れ
   勘三郎さんの舞台への本格復帰を祝っています

〈大阪新歌舞伎座〉
新歌舞伎座新開場一周年記念
九月松竹大歌舞伎
中村勘三郎 本格復帰講演

『昼の部』
一、御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)
  加賀国安宅の関の場
  武蔵坊弁慶   橋之助
  斎藤次祐家   亀 蔵
  九郎判官義経  松 也
  富樫左衛門   扇 雀
二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
  白拍子桜子実は狂言師左近  勘太郎
  白拍子花子   七之助
三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
  左官長兵衛   勘三郎
  手代文七    勘太郎
  鳶頭伊兵衛   亀 蔵
  長兵衛娘お久  芝のぶ
  角海老女房お駒 歌女之丞
  和泉屋清兵衛  橋之助
  女房お兼    扇 雀 
 

  

  

 



 
筋書きの最初のページを飾る文字は武田双龍さんの筆によるもの

「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」
安宅の関で弁慶が朗々と勧進帳を読み上げるあの勧進帳とはちょっと違う
義経と4人の山伏は弁慶とは別行動
義経一行が逃げ延びた頃合を見計らい
弁慶が関所を後にしようとしたところを

関所の番卒の計略で縄を掛けられ声を上げて泣くところや、
番卒相手の大立ち回りの挙句に番卒の首を天水桶に放り込んで
豪快に芋洗いの様子を見せたりと
危機一髪が笑いに変わる意外な演出に引き込まれるお芝居

「男女道成寺(めおとどうじょうじ)」
最初は勘太郎さんと七之助さんが道成寺の鐘を挟み
同じ衣装で花子・桜子に扮して踊ります。
立て役の勘太郎さん扮する桜子と女形七之助さんの踊る花子とは
やはり違いますネ
身体の撓り、膝の折り様、目線の高さetc.
宙を指し真っ直ぐ伸びた指先の表情はどちらもよく似ていました。

「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」
酒と博打に身を持ち崩した左官長兵衛に扮する勘三郎さんの人情噺。
娘お久が吉原に身売りして手にした五十両を、
掛取りの金五十両を奪われ身投げしようとした若い男文七に渡してしまい、博打ですってしまったと邪推する女房のお兼との諍いが騒ぎとなる。
左官長兵衛(勘三郎)
と女房お兼(扇雀)の滑稽でリズミカルな遣り取りが
会場の笑いを誘い、
最後のhappy endで涙を誘い胸を撫で下ろし幕が下りるという
もうお決まりのストーリーなのにすっかり舞台に引き込まれてしまうのは
役者さんの芸の深さなのでしょうか?
コミカルな掛け合いの中に光る夫婦・親子の愛情や、
浮き彫りにされた義理人情の世界が心に残るお芝居でした。

近鉄百貨店で買った「豆腐しゅうまい弁当」を
30分の幕間を利用して席でいただきました。
昨年秋の大阪城公園で行われた平成中村座観劇の時も
偶然同じお弁当でした。




観劇の後は難波に向かいshopping
最近ダンナの傘が壊れたので新しい傘を購入(だけど持って歩くのが億劫)
会社用の長袖シャツやジム用のTシャツなど
自分用の買い物も出来て満足


大丸北館の“グリル開花亭”で夕食

このパン只者では無い

中が熱々ふわふわで美味しい
お替り出来るらしい

でっかい海老フライは味噌がいっぱい詰まり
足のホゴホゴしたところまで美味しくいただきました

19:30 近鉄難波発特急に乗車
20:59 津駅着
初秋の休暇を有意義に楽しんで無事帰宅しました。