TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2011.08.01 “僕はいかにして指揮者になったのか”

2011-08-12 20:45:23 | 読書

佐渡裕 著
“僕はいかにして指揮者になったのか”
この本とにかく読んでて面白い
すいすい読める
情景が目に浮かぶ
なんでかなぁ
佐渡さん結構エエ年なのにご自分の事“僕”って云う
それが
ちっともおかしくない
いつまでも少年のようなワクワク感が伝わり、私の中では好感度度益々up
でもこの“僕”は誰にでも真似ができるって訳じゃナイ
熱い気持ち持ってるヒトじゃないと似合わない
オレ・ワシなんてオジサンにはNG
本の中には「楽しい」「喜び」「好き」「幸福」「チャンス」「大好き」
「面白い」「・・・のおかげ」「チャレンジ」の言葉がどんどん出てくる。
自然と気持ちがポジティブになり「ふふっ」って笑ってしまう
なぜだか嫌な事忘れてしまって
本の中の佐渡さんと一緒にドタバタやってる
指揮をしたい一途な気持ちが伝わる
大事に育てられた家族のぬくもりが伝わる
普通のヒトなのに何か持ってる
この本読んでると佐渡さんと同じモノ自分も持ってるような
そんな気持ちになる。
不思議なヒト
演奏会の後サイン会が催され、
私もCDに佐渡さんからサインをいただき、
しかも握手までしていただき
写真も一緒に撮ってもらった。
「感激しました」って云ったら
「また聴きに来てネっ」って笑って云って下さった。
素敵なオトナやなぁ


2011.07.10 “僕が大人になったら”

2011-07-13 19:21:12 | 読書

佐渡裕「僕が大人になったら」
既に立派な大人の佐渡裕さんが書き綴ったエッセー。
どこか子どもっぽさが滲み出る。
読んでいる自分の顔が笑っている。笑いながらどんどん読み進んだ
音楽に一生懸命なところが伝わりとても良かった。
緻密さとおおらかな感じのバランスが良い。
あの関西弁が人懐っこく、相手に垣根を感じさせないところが良い。

一度最前列で佐渡裕さん指揮のオーケストラを聴いた。
佐渡裕さんの額から汗が飛ぶのを見た。
一生懸命らしさが伝わる。
超多忙の中、コンサート後にサイン会が催され、
笑顔で握手をしていただき写真撮影にまで応じていただいた。
「とても感動しました」って云ったら
「また聴きに来て」って云われた。

うーん。夢を大事にされるところに子どもらしさを感じるのかなぁ。
器の大きな大人の中に子どもがいるような感性。
素敵な大人を感じるひとりです。


2011.07.08 “本が当たった”

2011-07-12 22:45:26 | 読書

朝日新聞の会員サイト「アスパラクラプ」の抽選で本が当たりました。
山田太一「空也上人がいた」
本の帯に
「もう願いごともいくらも果たせない齢になり、
あと一つだけ小説を書いておきたかった。 山田太一」
が心にとまり一気に読みました。
うーん難しい。
個々の登場人物の役割は明快なのに、
それぞれの接点から生まれる人間臭さが単純でない。


2011.05.03 “出会えてよかった本”

2011-05-22 22:16:55 | 読書

3年程前・・・
書店に平積みにされた単行本の表紙の写真が私に笑いかけてきます。
“奇跡のリンゴ”
関連書籍も何冊が並べられ、それらの本の表紙の写真も笑っています。
でもナンデ歯が無いの?
手に取りかけた本を元の場所に戻しました。
暫くその本が気になりましたが、
農業の本?
買ったけど読まない本になると意味ないと思い結局購入しませんでした。

男性の笑顔に歯が無い事が何か貧乏くさいと感じた事も覚えています。
とても気になる本なのに結局手に取ることも無く、
いつかその本は別の書棚に移されたのか、見かけなくなりました。
GWに旅行の予定が有り、何か一冊読みやすい本を持って行きたいと思い
書店を文庫本コーナーを覘いてみました。
ひとまわり小さくなった男性が私に笑いかけてきました。
あっ!あの本!
“奇跡のリンゴ”です。
本を手に取り迷わず購入。
不思議な出会い方をした本でした。

気になる本は結局読む運命?!
最初は驚きで次は感動の連続でした。

<茂木健一郎 クオリア日記> 2006/11/03 奇跡のリンゴ
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/11/post_35ec.html
 

<日経トレンディネット>
元プレジデント編集長の田舎暮らし奮闘記 
第235回 「奇跡のリンゴ」を食べた
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20100107/1030715/

<木村興農社>
http://www.akinorikimura.net/


2011.02.13 “猛女とよばれた淑女”

2011-02-17 22:41:41 | 読書

歌人齋藤茂吉の奥様。
敷地4,500坪。ローマ風建築の威容を誇った青山脳病院のご令嬢。
息子さんは精神科医で作家の齋藤茂太・北杜夫。
超セレブな主人公「齋藤輝子さん」をお孫さんの齋藤由香さんが描いた
“猛女とよばれた淑女”
79才で南極
80才でエベレスト山麓
81才でエジプト
83才でアラビア半島・フィジー諸島
85才でジンバブエ etc.
89才で亡くなるまで、海外渡航数97回、世界108ヶ国を訪れ、
なんと地球36周分の旅をした烈女。
文庫本のカバーの写真、
齋藤輝子さん・齋藤茂太さん・北杜夫さんの表情がとても和やかで
書店で手にとってみました。
ジムでエアロバイクを踏み踏みしながら
ククククッと笑いを堪えつつ一気に読みました。
如何なる困難をも乗り越える精神の強さを
尊敬の気持ちで綴ったエピソードや、
齋藤茂太さんが従軍された時の困難には
胸にこみ上げるものを感じながらも、
北杜夫さんの躁鬱病の様子には
実はご本人やご家族は大変な思いをされているのに
クククッと笑いが・・・
齋藤輝子さんの痛快な生き方に触れ
目から鱗の落ちるような驚きと潔さを感じます。

涙と笑いで気持ちが洗濯され、
陽に干した木綿のような気持ちにさせる作家の上手さに脱帽。


2011.01.18 “読書”

2011-01-19 22:30:40 | 読書

昨日から胃腸の調子が悪く、夜には熱もあり今日もお休み。
昨日取り付けたmy-TVは地デジ&bsの視聴が可能。
TVを見ながら眠りに引き込まれ
午後からは途中になった本を読み終えました。
“妻と最後の十日間”
突然くも膜下出血で倒れた奥様を看取る著者の心情を
十日間にわたって描写した作品。
新聞の書評を見て興味を持ち、書店で手にした本です。
家族の事で総合病院の門を潜る度に、重石で胸を押さえつけたような、
不安の闇から逃げ出したいような気持ちになるのを思い出しながら
読み続けました。
突然家族が重篤な病に見舞われるという事をまだ経験した事が無く、
もし同じ立場になればどのように心の平衡を失い自分を見失い動転し、
失望するのだろうかと思いながら読みました。
想像以上に過酷で、想像する事自体無神経に感じるほどでした。


2011.01.10 “劇場へ行こう!”

2011-01-10 21:24:17 | 読書

三重県総合文化会館アートミュージアムショップで買いました。
音楽大好きそうな猫のイラストが活き活きとしてかわいい
内容が分かり易い(これは大事
大好きな井上道義さん・青島広志さん、小曽根真さん、小山実稚恵さんetc.
トップ・アーティストが執筆
最近読書量が激減
絶対読破




2009.11.24 “フィンランドの豊かさのメソッド”

2009-11-27 00:06:20 | 読書

夏に訪れたフィンランドの事を少し知りたいと思い、
偶然書店に平積みされているこの本を読んでみました。
小学校低学年から外国語を学ぶ事、
年齢に関わらず学びたいタイミングで教育を受ける事、
他人への関心よりも自分と「もの」を大切にする
フィンランドの生き方にとても興味を持ちました。