明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1985)朗報です。再び東電ともに国に賠償を命じる判決が出ました(東京高裁)

2021年02月19日 22時30分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210219 22:30)

千葉県内に避難した人々が勝訴

本日19日に福島原発事故のために千葉県に避難した人々が東電と国を訴えた裁判の控訴審が行われ、東京高裁が東電とともに国の責任を認め、賠償を命じる判決を下しました。
同様の裁判は約30件行われていますが、控訴審判決は今回が三つ目。昨年9月に仙台高裁が東電と国の責任を認め、今年1月に東京高裁(足立哲裁判長)が国の責任は否定、今回は東京高裁(白井幸夫裁判長)が東電と国の責任を認めました。
画期的なのは一審千葉地裁では認められなかった国の責任が認定されたこと。逆転判決です。勝訴を勝ち取られた原告のみなさま、弁護団、支援者のみなさまにお祝いと感謝の拍手を送りたいと思います。


原告勝訴を報じるNHK

判決は次のように述べています。「平成14年に国の地震調査研究推進本部が公表した長期評価に基づいて津波の評価をしていれば、原発の敷地の高さを大きく超える津波が来る危険性があることを認識できた。防潮堤の設置などの対策を取れ
ば、すべての電源を喪失する事態にならなかったと認めるべきだ」「元の居住地へ帰るために暫定的な生活を続けるか、帰るのを断念するかといった意思決定をしなければいけない状況に置かれること自体が精神的な損害だ」。
事故に対する国の責任の明確化とともに、避難生活に対する慰謝料だけでなく、生活の基盤が大きく変わったことも賠償対象としていて素晴らしい。みんなでこの勝訴を喜びたいと思います。


避難者の率先避難こそが被害を軽減し原子力政策に待ったをかけてきた

福島原発事故からもうすぐ10年になりますが、改めて確認したいのはこうした避難者みなさんの率先避難とその後の努力が、被曝影響を少しでも減らしてきたし、原発廃炉促進の力ともなってきたことです。
「率先避難」とは災害に際して先んじて逃げ出すこと。それが正常バイアスなどの罠にとらわれ、逃げ出すことができずにいる人の避難を促すのです。
あるいは避難できなくても、せめて水や食べものに気をつけるなど、多くの方に放射性物質からの被曝を防護する意識を喚起することになりました。

残念なときにあのとき、日本のどの政党も、革新団体も、宗教団体も、組織としての避難の呼びかけをしてはくれませんでした。この点はぜひ捉え返していただきたいです。社会変革にとってとても大事な点だからです。
しかしそんな中でも多くの人々が自主判断でどんどん動きだしたのでした。あっという間に政党も、組織も越えられました。
さらにその後、全国に散った避難者の方たちが、原発事故の恐ろしさと被災することの悲しみを各地で語りだし、それぞれの地域の脱原発運動の大きな推進役となったのでした。


法廷に向かう千葉訴訟原告・弁護団 朝日新聞


さらなる裁判勝利で原子力政策を止めていこう 

これらの結果、現在、稼働可能な原発は33基まで減り、そのうち再稼働しているのは9基(ただしたった今の実働は川内2基、玄海1基、大飯1基のみ)です。福島原発事故前の54基から大きく減りました。
原発の稼働をめぐる裁判でもたびたび運転停止命令が出されて、これに加えて原子力規制委員会の設置許可を取り消す判決も出ています(昨年12月大阪地裁)。
これらにより電力会社も国も原子力政策の展望を失うばかりで悶絶しています。社会的に罰せられ、賠償を課せられることも大きな痛手。しかもそんな中で時間を稼ぐ予定だった海外への輸出計画もすべてとん挫してしまいました。

もちろん原発はまだ稼働していて危険だし、核廃棄物の問題はこれから未来にわたって長く続いていきますが、それでもこれだけの原発がとまり、廃炉になったことで私たちの安全マージンは大きく広がっています。
その展望を大きく切り開いてくださったのが率先避難者のみなさんでした。私たちは私たちみんなと未来の人々の命と幸せを守ることに貢献してくれている率先避難者の活動に、再度、感謝とリスペクトの拍手を送りましょう。
また、だからこそ、後続の裁判も上告審も共に勝ち、その中で原子力政策も止めていきましょう!


原子力発電所の現状 2021年2月8日時点 資源エネルギー庁

#原発賠償千葉訴訟高裁勝訴 #国の責任を認める #原発再稼働反対 #率先避難者に感謝を 

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明日に向けて(1984)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会、「せかママcafe」と「キッチン・ハリーナ」で2回目を行います!ぜひご参加を(本日14日と23日)

2021年02月14日 13時30分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210214 13:30) 

連投をお許しください。本日14日(日)午後9時からと23日(火祝日)午後1時から『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会2回目を行います。
といっても1回目に参加してなくてもまったく大丈夫!また1回目だけ参加の方にもぜひその続きに参加していただきたいです。以下、明日に向けて(1963)をリメイクしてお伝えします。

 BOOKはこんな風にして作りました!

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会、いろいろな形で行われています。
たくさんの方にご参加いただけているのは、とても分かりやすく作れたから。自画自賛なのではありません。一緒に作成に参加した高橋さちよさん、中村あゆ美さん、にしむらしずえさんの力によるところが大きいです。
3人とも「放射能のことを何も知らず、政府のことも信用している人たちをおいてきぼりにしないで一緒に歩んで一緒に考えて、被曝の危なさにみんなで気づいていきたい」と語り、BOOKをそのように編むことに懸命になりました。

舞台裏を明かすと、基本的には僕がベースとなるスクリプトを作ったのですが、それをみんなでポンスカトントンとものすごく叩く。
「守田さんはすぐに怒るからダメ!」とか「すぐに難しい答えをいうからダメ!」とか「そんなん言ったら、なんでも文句つけたがる人に思われる!」などなどダメ出しの連続。でもそれは僕にとってもとても新鮮な体験でした。
それは4人全体にとってもそうで、一巡して最後までいったら、それぞれの言葉がなんだか決めつけ的に見えてきた。それで作り直して三巡目に入ったら、また「ああ、こんな言い方では心に届けへんな」と新しいことが見えてきました。

それで1年間かけて、頭から終わりまで三回巡回して現行のものに辿り着きましが、それで完成したのかというと、その後の読み会からのフィードバックなどでさらにバージョンアップが重ねられています。
この繰り返しの中から、新たな話の輪を広げられたらいいとも思っています。そうやって自由闊達にみんなが話し合える場を広げようというのも、わたしたち「にょきにょきプロジェクト」の思うところです。


にょきにょきプロジェクトのBOOK作成ミーティングより


世界への広がりが嬉しい。

そんな思いで作ったBOOKの読み会、世界にも広がっています。
とくに在英日本人有志の方たち、加藤啓子さんなどが中心になってくださって、欧米におられる方とzoomでつながって3回の読み会が実現されました。
またそこから派生して同じく在英の西川直子さんを中心に「世界のママが集まるオンラインカフェ」と「EARTHママ」共催の読み会を行っていただきました。今回はその「せかママcafe」での2回目の読み会が行われます。

今回、中心になってくださるのは、せかママカフェ、ノルウェー店の篠原ヨウコさん。本日14日(日)の日曜日、日本時間21時~22時半に行います。
ノルウェーではオスロで13時~14時半、ドイツ、フランスも同じかな。ロンドンは12時~13時半、アメリカ・ニューヨーク7時~8時半です。
今回はzoomに加えてFacebookでのライブ配信もするので、よりたくさんの方にご視聴いただけます。積極的に質問もしたい方はぜひzoomでご参加ください。

こういう世界各地とのつながりは、僕にはコロナ禍でなければ出来なかったものでした。しかしできてしまえばコロナに関係なく広げられる。
これまで世界への発信のためには英語を頑張らねばと思ってきたし、その努力はこれからも続けますが、しかし世界各地にさまざまな言語圏と日本語圏を繋いでくださる方がたくさんいます。
今回、はからずもその輪ができたのがとても嬉しいのです。みなさんにもこの輪に入っていただきたいです。


せかままcafeの案内をご紹介します!こちらからお申し込みを

第2回 世界のママが集まるオンラインカフェ 勉強会
原子力発電所と 放射線について知ろう ~すっきり読み解きBOOKを読む~
2月14日(日)日本時間21時~22時半 録画視聴OK
https://onl.tw/Sb618VD
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★

世界のママが集まるオンラインカフェ、ノルウェー店の篠原ヨウコです。
もうすぐ東日本大震災から10年がたちますね。
大震災がおこったとき、私はすでにノルウェーにおり
こちらのTV局から流れてくる日本からのニュースを、
茫然とした気持ちで見ていたことを覚えています。

大震災で原子力発電所が被害を受けたにもかかわらず、
自分たちの命に関わる現状が伝わってこない、
そもそも原子力や放射線の事がよく分からない。

モヤっとしていて良く分からない
原子力発電所や放射線、そして再生可能エネルギーなどについても
詳しい情報を得て、自分の意見をもてるようにしませんか?

第1回目に引き続き、京都で「にょきにょきプロジェクト」の活動をされている守田敏也さんをお招きして、放射線について学んでいきます。
チケットの申し込みはこちらから にょきにょきプロジェクトへの応援もお願いします!https://peatix.com/sales/event/1765473/tickets



せかままcafe1回目はこんな感じでした


京都市のキッチン・ハリーナでも2回目の読み会を行います!2月23日(火・祝日)午後1時から

こちらは京都市のキッチンハリーナにてやはり2回目の読み会です。
ウチら困ってんねん@京都主催。詳しくはFacebookイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/1bw0Z23aU

みんなであれやこれや語り、言いたいことをポンスカいいながら、にょきにょきと顔を出し、声をあげ、私たち民衆の力を強めていきましょう!


ハリーナでの1回目より

#放射線副読本 #すっきり読み解きBOOK #せかままcafe #放射線防護 #にょきにょきプロジェクト

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明日に向けて(1983)宮城県・福島県で震度6強の地震発生!さらなる地震に警戒を

2021年02月14日 11時00分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210214 11:00)

地震のエネルギーがまだまだ溜まっている可能性が

昨日2月13日午後11時7分に宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震が発生しました。
この地震でいまのところ100人の方がケガをされたと伝えられています。お見舞い申し上げます。
一方、亡くなられた方の情報はまだ入っていません。また深刻な家屋の倒壊、大きな事故の発生も入っていません。原発も福島5,6号機の燃料プールから水が溢れたこと以外、特段の異常の報告は出ていません。

気象庁はこの地震は10年前の「東日本大震災を起こした地震の余震と考えられる。今後一週間程度、同規模の地震に注意して欲しい」と呼びかけています。
実際に2016年4月に発生した熊本地震では14日21時26分に震度7(最大震度)の地震が発生し、さらに16日1時25分にも震度7の地震が発生しました。この間の15日0時3分にも震度6強の地震が発生し、16日以降も地震が続きました。
同じようなことが起こらないことを祈るばかりですが、可能性は高いです。十分な備えが必要です。震源地に近い方は避難の準備も含めてぜひとも備えを逞しくしてください。


tenki.jpより


地震の可能性が高まっているのは東北だけではない

同時にぜひとも今回の地震を「他人ごと」にせず、それぞれのお住まいの地域で地震対策を強めていただきたいです。
こう書くのは2020年は日本中のどこでも大きな地震(震度6弱以上)が起きなかったからです。震度5弱以上が4回。反対に言えばその分、エネルギーが溜まっており、いつ大きな地震が起きても不思議ではない状態と考えた方が良いです。
この点、昨年末に行った連載「原発からの命を守るために」の中で詳報しましたが、(明日に向けて1940など)再度、同じことを書いておきます。

2020年の震度5弱以上の地震は3月13日石川県能登地方地震(震度5強・M5.4)、6月24日千葉県東方沖地震(震度5弱・M6.2)、9月4日福井県嶺北地震(震度5弱・M5.0)、11月24日茨城県沖地震(震度5弱・M5.7)だけでした。
これに対して2019年には震度5弱以上の地震が9回、2018年には11回起きました。しかも4月島根県西部地震が震度5強、5月長野県北部地震が震度5強、6月大阪府北部地震が震度6弱とより大きな地震が多発しました。
9月には北海道胆振東部地震(震度6強)が起こり、北海道が一次全域でブラックアウト。大阪と北海道の地震では犠牲者も出てしまいました。こうした震度5弱以上の地震は2017年は8回、2016年熊本大地震を含め33回でした。

日本列島では地震は周期的に必ずおきます。とくにプレートのぶつかりから生じる海溝型地震とひずみ集中帯地震は必ず起こる地震です。
それらから2020年は地震が少なかった分だけ、地震のエネルギーがより溜まっていると考えるべきです。


地震・火山月報のデータを合成


ひずみ集中帯地震も怖い

海溝型地震、内陸地震、いずれも怖いですが、注目すべなのは最近になってはじめて発生の仕組みがつかめだしたひずみ集中帯地震です。
海溝型地震は、海側からプレートが押し寄せてきて、列島が乗っているプレートの下に潜りこむ状態の中で発生する地震です。潜りこむときに列島のプレートの一部を巻き込むのですが、それが一定の間隔ごとに元に戻る際に発生するのです。
ひずみ集中帯地震は、それまでの間、海側から押されてできた「ひずみ」で発生する地震ですが、分かったのは1995年の阪神大震災後。GPS機能が発達し、精密な地震観測が可能になったためでした。

大事なのはこの国の地震対策がそれ以前に作られていて十分に更新されていないこと。とくに原発のほとんどがそれ以前に建てられたことです。「ひずみ集中帯」など知らずに建設を進めてしまったのです。
北海道地震で大停電が起こったのも「ひずみ集中帯」の上に北海道の電力の半分も賄う火力発電所が置かれていたためでした。地震で激しく壊れてしまい、北海道全体がブラックアウトになる引き金となったのでした。
これが冬だったら大惨事になっただろうし、同じようなことが原発で起こったら、福島原発事故の再来になりかねませんでした。福井の原発銀座も世界最大規模の柏崎刈羽原発もひずみ集中帯の上!絶対に動かしてはならないのです。

ともあれ大事なのは、次の地震に備えること。やはり宮城・福島県は可能性が高いので震度6強以上に備えてください。でも日本中の他のどこでも大きな地震が起こって不思議はないのです。逞しく備えましょう。
ご家庭での対応のノウハウなどがたくさんネットで流されているので、対策を重ねてください。1人1人が小さな対策を積み上げておくことで、地域全体として地震への強さが高まります。
また原発との関係ではぜひとも万が一の避難を考え計画しておいてください。稼働原発に近い方(半径250キロ以内の方)は安定ヨウ素剤も手に入れて下さい。大災害から命を守りましょう。


ANNの報道より

#震度6強 #宮城福島 #海溝型地震 #ひずみ集中帯 #地震と原発  

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明日に向けて(1982)コロナ禍の社会をどう生きるか ー藤原辰史さんに聞いてみようー(2月15日月曜日日本時間の午後7時からzoomで行います)

2021年02月13日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210213 23:30)

コロナの中をどう生きるか。藤原さんに聞いて考えよう!

タイトルに掲げた企画を行います!実は昨年6月に一度企画したもの。藤原さんが「パンデミックを生きる指針」という一文を書かれ、多くの方が共感したことを受けてのことでした。
しかし企画の中心を担っていた僕の兄が危篤になり、急きょ、延期させていただきました。兄は残念ながら亡くなりましたが、最後の数日、しっかりと見送ることができました。ありがとうございました。

さてさてあらための企画は2月15日(月)午後7時からです。zoomで開催します。主催はウチら困ってんねん@京都です。
司会を蒔田直子さんが務め、まずは藤原さんに1時間たっぷりと話していただきます。続いて僕・守田が20分ほどコメントさせていただき、その後、みなさんから質問をいただいて質疑応答にしたいと思います。
ただしかなりの人数の参加がすでに見込まれているため、質問はチャットで書き込んでいただき、こちらでそれを拾い上げてお答えしていただく形をとります。その点、ご了解ください。

以下に案内を貼り付けますが、あらかじめてお伝えしておくと、ブログ・ホームページ・Facebookタイムライン・イベントページに掲載されている藤原さんと蒔田さんと守田の写真の真ん中に貼ってあるQRコードから申し込みにすぐに飛ぶことができます。
申し込んでいただくとすぐにzoomのアドレスとパスコードをお送りできます。



2月15日(月)日本時間午後7時から9時まで。zoom開催です!

緊急事態宣言がさらに延長された2月、私たちはコロナ感染への怖れや、ますます広がる貧富の差、これからの生活や身近な人間関係など、毎日の暮らしの中でさまざまな困難に直面しています。
それは不安で、先が見えないトンネルのように感じられます。
昨年4月に藤原辰史さんが発表された、「パンデミックを生きる指針」は大きな反響を呼びました。これまでにない事態の中で、私たちは今を生きる手がかりを求めていたからです。
https://www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic

藤原さんは、農と食べ物、毎日の暮らしを軸足に据え、100年の歴史を紐解いて過去の声に耳を傾け、現在から未来へと視線を向けます。
どうにも信用ならない政府が、無能なだけでなく基本的人権を制限し、いっそう管理が強まるのではないか?そんな不安もあります。私たちが自分でものごとを考え、確かな足どりで歩き始めるために、知恵を寄せ合う時間を持てたらと思います。
ぜひふるってご参加ください。

以下のフォームからご予約をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfRMB3WyzMbp0KKY2XMY33EGDVjsjUYPjuNzjBGJHfwX1gdTQ/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0

参加費・・・投げ銭、お気持ち次第でけっこうです。でもわれはと思う方はぜひ支えてください。
ゆうちょ銀行 448支店 口座番号 14440-50025191 
ウチラコマッテンネンアットマークキョウト

なおすでに参加予定が100名に近づいているので+6700円を払ってzoomをアップグレード。大人数でも参加できるようにしました。
初めは100名までと宣伝していましたが、いまは500名まで可能ですのでどうか安心してご参加ください。よろしくお願いします。

*お話 藤原辰史さん
京都大学人文科学研究所准教授
専門は歴史学、とくに農業史と環境史。20世紀の食と農の歴史や思想について研究しこれまで、戦争、技術、飢餓、ナチズム、給食などについて考えてきた。
『ナチス・ドイツの有機農業』『カブラの冬』、『稲の大東亜共栄圏』、『ナチスのキッチン』、『食べること考えること 』、『トラクターの世界史』、『戦争と農業』、『給食の歴史』、『食べるとはどういうことか』、『分解の哲学』、『縁食論』、『農の原理の史的
研究』など著書多数。

シリーズ「疫病と人間」より 
https://mainichi.jp/articles/20200829/ddm/010/040/007000c

*コーディネーター 守田敏也
フリーライター。京都「被爆二世三世の会」世話人、兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員を兼ねる。福島原発事故降、被曝地を度々訪問。
各地で放射線防護と原子力災害対策の講演を行い、丹波篠山市では安定ヨウ素剤の事前配布を実現。ヨーロッパでも度々講演し、日本からの原発輸出が計画されているトルコに4回訪問している。ブログ「明日に向けて」で情報を発信。
著書に原子力災害対策をまとめた『原発からの命の守り方』(海象社)、共著に物理学者矢ヶ﨑克馬氏との共著『内部被曝』(岩波ブックレット)、『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』(にょきにょきプロジェクト)がある。

ブログ 明日に向けて
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011


「パンデミックを生きる指針」を伝える京都新聞 「いい記事を書いてくださいました」と藤原さん・・

#コロナ禍の社会をどう生きるか #パンデミックを生きる指針 #藤原辰史 #ウチら困ってんねん京都 #蒔田直子 #守田敏也

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明日に向けて(1981)要注意!「放射線災害復興学」=核事故の被曝下で生きよと唱える学問が始まっています!-『すっきり読み解きBOOK』読み会へのお誘い(2月14日午後9時~、23日午後1時~)

2021年02月12日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210212 23:30)

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を再び開催します。
2月14日(日)午後9時から10時半 せかままカフェ主催
2月23日(火祝日)午後1時から3時 ウチらこまってんねん@京都主催
詳しくは記事をご覧下さい。


放射線災害復興学にご用心!

放射線災害復興学というものを知っているでしょうか。長崎大学と福島大学の共同プロジェクトとして始まり、広島大学でも始まっています。
中心になっているのは高村昇教授。かの山下俊一氏をサポートしてきた御仁であり、「放射線副読本」の執筆者の一人です。
このことを教えて下さったのは、高槻市でクリニックを解説している山口研一郎医師。長崎医大出身で山下俊一氏と同窓生で、福島で人々を騙した山下俊一氏を鋭く批判されている方です。

山口さんは『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』も丹念に読んでくださり、嬉しい評価をして下さいましたが、同時に「副読本」執筆陣に高村昇医師がいることを指摘し、この方が「核との共存」について研究していることを教えて下さったのです。
「原発反対小浜市民の会」の機関紙「はとぽっぽ通信」227号(2019年2月)にも「原発被災地・フクシマに漂う『核との共存』ー被爆地・ナガサキも同じ過ちを経験したー」というタイトルの論稿を寄せて言及されています。


広島大学のプログラムのバナー

核との共存を学問体系化?

山口さんの論稿の「『核との共存(放射線災害への対応と復興)』の学問的体系化」から抜粋させていただきます。長崎大学の広報誌「Choho」(2017年3月発行)に載った長崎・福島両大学の共同事業を説明してこう記しています。

「長崎大原医研教授の高村昇氏が、共同大学院の目的・構想、しくみについて解説しています。「放射線復興災害学」という新語が提起され、放射線災害を生じた場合の対応、災害後の長期的復興について、「学問体系」化し人材を育てるの
が設置の目的とされます。ここでは、原発の存在が大前提であり、その結果「次の複合災害」が生じることを仮定して対策が立てられています」
「その他誌面には、随所に「リスクコミュニケーションを通して、住民が明るく楽しく毎日を送れる」「新たな村作り」「放射線の不安を持っている人たちの科学的な理解を深め、その不安を緩和するためのコミュニケーションができる人材」「放射線はわれわ
れの生活になくてはならないもの」といった文面が並び、共同大学院の理念といったものが見えてきます」。

引用はここまでとしますが、ともあれ驚くべき「学問」です。次の原発事故、ないし核事故が起こることを前提し、放射能汚染下で「住民が楽しく毎日を送れる」ようにする。そのために「不安を緩和する」というのです。
これはひどい。端的に言ってまたしても人々を騙して被曝の危険性をないものにし、放射線防護意識を解体し、避難などさせずに人々を被曝するがままそこにまかせようというのです。実際に山下俊一氏と高村昇氏が10年前に福島で行ったことです。
危険な原発事故をなくそうと努力するのではなく、次の事故のときに人々を「怖がらせない」=被曝を受け入れさせることを狙ったひどい内容です。そのための研究が学問の名の下に進められつつあるのです!


「放射能から社会と子どもを護る」といいながら「社会不安の軽減」「コミュニティ再構築」「放射能汚染ストレス下における健全な子育て」などの言葉が並ぶのみ

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』の活用で、放射線被曝の危険性をきちんとつかもう

「放射線災害復興学」を「放射線副読本」の執筆者の一人である高村昇氏が進めているのはある種の必然性があります。副読本そのものが、被曝の危険性から目をそらさせることを目的に編まれているからです。
その点で「放射線災害復興学」で使われているテクニックは「副読本」とよく似ていると思われます。だとするならば私たちの側は、「放射線副読本」をしっかりと批判的に読み解いていくムーブメントを広げる必要があります。

そもそも各地の原発は今も小規模な故障事故を繰り返し、放射能漏れも起こしています。そもそも福島原発からも漏れ続けている。その上に不幸にしてまた深刻な事故が起こるかもしれない。
だから人々の命を被曝から守る動きを逞しく強めていく必要があります。有効なのは被曝を強制しようとしている側の騙しのテクニックをしっかりとつかみとること。騙されない賢さを身に着けることです。
そのためにBOOKはとても有効だと自負しています。ぜひ各地の「読み会」に参加してください。主催もしてください。


写真はキッチンハリーナでの第1回読み会より


次の読み会は2月14日(日)午後9時から!2月23日(火・祝日)午後1時からも行います

次の読み会は2月14日(日)午後9時から。世界各地にいる日本人ママさんたちをつないだ「世界のママが集まるオンラインカフェ」での2回目の取組となります。
今回、中心になってくださるのは、「せかママカフェ・ノルウェー店」の篠原ヨウコさん。日本時間2月14日(日)21時~22時半、オスロ・ボン・パリ13時~14時半、ロンドン12時~13時半、アメリカ・ニューヨーク7時~8時半です。
今回はzoomに加えてFacebookでのライブ配信もするので、よりたくさんの方にご視聴いただけるかと思います。

詳しくは以下をご覧下さい。
https://onl.tw/Sb618VD
チケットの申し込みをこちらからお願いします
https://peatix.com/sales/event/1765473/tickets


せかままcafe企画のバナー


その次は2月23日(火・祝日)午後1時から京都市のキッチンハリーナにて行います。

ウチら困ってんねん@京都主催です。詳しくはFacebookイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/1bw0Z23aU

なおBOOKは以下から無料ダウンロードできます。
https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/
クラウドファンディングもお願いしています。よろしくお願いします。

#放射線災害復興学 #山口研一郎 #高村昇 #放射線副読本すっきり読み解きBOOK #放射線防護 #にょきにょきプロジェクト #せかままcafe

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明日に向けて(1980)被曝の遺伝的影響と立ち向かう中から核なき未来を-被爆二世三世健康調査アンケートにご参加を! 核兵器禁止条約の豊富化のために-4

2021年02月11日 19時00分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210211 19:00)

被爆二世三世健康調査アンケートにご注目を!

このところ核兵器禁止条約をより力のあるものにするために、被曝の遺伝的影響を明らかにするための努力へのご参加を訴えています。
そのために京都「被爆二世三世の会」で進めている健康調査アンケートにぜひご協力ください。
http://aogiri2-3.jp/chousa/2020chosa.pdf

アンケートのタイトルにもあるように、私たちはこのアンケートを第一義的には「被爆二世三世と、そして未来世代の健康を守るために」行っています。
これまた大事なポイントです。人は自らが抱えているリスクをきちんと捉えてこそ、それと向かい合い、克服の道を探ることができます。辛いのは不安におののき続け、不安から目を背けようとし、また不安に陥る苦しい過程を繰り返すこと。
その循環を断ちきり、腹をくくり、自らのリスクと向き合ってこそより自由な生き方ができると私たちは確信しています。そのことで未来世代をも守っていきたい。ぜひアンケートにご注目ください。


被爆二世・三世健康調査アンケート4ページより 進め方についての説明


森川聖詩さんの体験から-その2

さて今回も、アンケートの冒頭に載せた森川聖詩さんの体験の抜粋録を載せたいと思います。

3、大学に入って

(大学に入って断食を経験。またクロレラを飲用するようになり体調がやや改善。以来、クロレラの愛飲を続けている)
「体調も改善されてきて、ようやく精神的にも落ち着いてきてはいた。ただ顔面痛みは相変わらずであったため、今度はその対策を考えた。顔面痛が進行し、メガネをかけている時の顔面、眉間、鼻、耳への重みや圧力や痛みも感じるようになっていたことなどから、コンタクトレンズ着用に切り替えての痛みの軽減を期待した。しかし私は角膜が弱いためか、コンタクトレンズは、ハードレンズだけでなくソフトレンズさえ、強い異物感や充血を伴う痛みを感じるため、着用は無理な状況だった」
「その後、一時期より幾分か痛みが和らいだことと、この痛みに慣れたことで、この顔面痛という原因不明とされる厄介な持病を抱えながら、生きていくこととなった」

4、就職そして結婚
(留学を経て就職。病院事務勤務の後、郵政労働者に)
「中腰姿勢の多い肉体労働や16時間勤務(16時半頃~翌朝9時半頃までの勤務。夜半1時頃~3時半頃の2時間半程度の仮眠休憩時間)を経験してみて・・・健康状態に様々な支障が現れた。不規則な生活のリズムから、自律神経の乱れによると思われる下痢や腹痛など胃腸症状や頭痛、持病の顔面痛の悪化、明け方の作業中に起こる不整脈やこれに伴うめまいや額などの脂汗、そして腰痛や内痔核が悪化し、1981年秋には内痔核切除の手術をしなければならないほどだった」

(その後、結婚)
「結婚して2年目、妻の胎内に新しい命が宿った。私にとっては、自分が結婚できたことさえ、とても幸運に思えていたので、職場にいて、妻から電話で知らせを聞いたときは天にも昇る心地で、その日は終業とともに跳ねるようにして帰宅し、お祝いしたのが思い出される」「でも、これらは束の間の喜びだった。妊娠2か月、3か月、と月日が経過しても、胎内で成長しないままであり、いわば、この世に生まれ出て存命できるだけの生命力のない胎児であることがわかった。つまり、人工妊娠中絶以外の選択肢は、残念ながらなかったのである」


1980年1月上旬に極寒の厚生省前でハンガーストライキをされた森川聖詩さん 厚生省が進めようとしてた「原爆被爆者二世の健康に関する調査・研究」に反対して。 実施目的が「遺伝的影響がないことを明らかにして不安を解消する」「今後とも医療保障を想定しているものではない」とされていたため 『現代の眼』誌より


森川さんの体験から-その3

5、30代後半から50代のころ

「私が17歳のときに顔面痛を発症してから、それが消える日は、1日たりともなかった。そしてこの顔面痛は、郵便課の16時間勤務からはずれて以降、ほんの一時期、わずかに軽快したかに見えたが、それもつかの間、30歳代後半にさしかかったあたりからまた、ますますひどくなっていた。とくに疲れがたまっているときや睡眠不足のとき、湿度の高い日などには、顔の頬や口元に針金をねじ込まれたような痛みで強い苦痛を伴った。この顔面痛は、目の疲れとも関連しているように感じられた。さらに顔面痛が進行していたことにより、軽量の眼鏡をかけた時のわずかな重みでさえも、鼻や耳に強い圧痛を感じていた」

(趣味でジャズボーカルをはじめたが声が枯れはじめ出なくなった(2000年ごろから徐々に)
「営業中や仕事が終わって夕方、あるいは歌を歌っているときなどに声がかすれることがあった。当初は、翌朝には症状が消えていたのでそれほど気にとめなかったが、次第に常態化、慢性化していった。そしてある朝、目覚めるとまったく声が出ない。仕事を休み、耳鼻咽喉科を訪れたところ、慢性喉頭炎との診断だった」
「私は、そのころ、かねてからの副鼻腔炎が悪化し、後鼻漏といって、蓄膿症のうみが鼻から喉に常時垂れてくるしつこい症状に悩まされていた。この後鼻漏が、慢性喉頭炎の大半の原因だと聞いた」

6、60代になって

「60歳になり・・・体調不良や症状も、以前にもまして増えてきている。
子どものころ、少々の傷でも化膿しやすかった兆候が再燃してきた。ほんのわずかなひっかき傷やすり傷などでも、放置しておくと、数日後にはピンク色に腫れ、炎症を起こし、化膿して、痛痒くなり、膿が出るようになった」
「60歳になった年・・・花粉症と診断された」
「2014年秋に風邪をひいたとき・・・(内科医師の診断では)気管支喘息だという」「突如として3分から、ひどいときには10分前後せきこむ発作に見舞われるようになった」
「2015年ごろから、手足が急に冷えるようになった・・・とくに、午前中に心臓の鼓動がいきなり早くなったり、脈が飛ぶような感覚に襲われたりすることもあった。もともとあった頻尿傾向や残尿感もひどくなり、就寝中、トイレに起きる回数も以前より格段に増えた。自律神経失調の症状だった」
「ちょうどこのころから、足の冷えとともに足底の妙な違和感(しびれた感覚)も出てくるようになり、それがしだいにひどくなっていった。(整形外科医師の診断では)椎間板ヘルニアによるものだった」


アンケートの集約の方向性

アンケートは森川さんが体験されたことを読んでいただき、ご自分の体験を振りかえっていただく形で進んでいきます。続いてさまざまな文献に示された被爆者と二世に起こってきたことを網羅し、体験を振りかえっていただいています。
時に辛い過去を振り返らねばならない側面もあり、しんどくなる場合もありますが、それらのときは可能なかぎり対面で聴き取りをしながら進めています。

現在回答が80名に迫っている段階ですが、100名に届いたら集約に入ります。それぞれのリアルな体験をできるだけ拾い上げて傾向を分析し、論文にまとめ、できれば幾つかの学会にも問い、広く社会的に発信していく予定です。
ともあれみなさん。力をお貸しください。できるだけたくさんの方に読んでいただいてください。
とくに福島原発事故で被曝した新ヒバクシャのみなさんにしっかり読んでいただきたいです。それぞれの身体に起こっていることとの共通性を感じるからです。

核なき未来に向けて!さらにみんなで進んでいきましょう。


100号を迎えた京都「被爆二世三世の会」の会報 ホームページからご覧になれます。http://aogiri2-3.jp/

#被曝の遺伝的影響 #核なき未来へ #京都被爆二世三世の会 #森川聖詩 #被爆二世三世健康調査アンケート

*****

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明日に向けて(1979)福島原発事故10年、汚染水を海に流さないで! 原発もうやめよう!-国際署名にご協力を

2021年02月10日 21時00分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20212010 21:00)

放射能汚染水の放出を止めるための国際署名にご協力を

福島原発事故汚染水の海洋放出や原発政策の継続に反対する国際署名が立ちあがっています。ぜひ協力をお願いします。
発信者は「福島原発事故10年国際署名実行委員会」、あて先は「日本政府、韓国政府、すべての国の政府」です。
賛同には24か国、306団体が賛同に名を連ねて、10の言語に訳されてもいます。ぜひご協力、拡散もお願いします。とくにそれぞれの言語圏におられる方、署名を積極的に回してください。

以下、キャンペーンのアドレスと呼びかけ文、要求文を転載します。(日本語で示しますが、リンク先から他の9つの言語に飛べます)

*****

福島原発事故10年、汚染水を海に流さないで! 原発もうやめよう!
http://chng.it/JnTfZgSxjh

日本政府は、福島原発の汚染水の海への放出調整を進めており、決定しようとしています。しかし、福島県をはじめとし、多くの人たちが大きく反発しています。
福島県漁連、全国漁連、また、福島県の農協、森林組合など、福島県の43市町村議会の反対意見書、福島県民の提起した45万人の署名などです。海外からも、憂慮・反対の声が多くあがっています。

汚染水は、124万トンを超えており、魚介類の摂取を通じた人体への悪影響が懸念されます。放射能が十分に減衰するまでタンク保管を継続するか、モルタル固化することが望まれます。

韓国政府は、脱原発政策を標榜していますが、新規原発の建設を継続しています。ウォルソン原発のトリチウム漏れや、ハンビッ原発の格納容器の空隙など、重大な事件が起きています。
台湾は、2025年原発ゼロ、アジア初の脱原発に向かって着実に進んでいます。しかし8月に「第四原発再開の是非を問う国民投票」が行なわれることになっています。
トルコ、インドなどでは原発建設が続けられており、フィリピン、タイ、インドネシアのように原発計画がくすぶっている国もあります。
そして、何万年もの間、未来の世代に残す核廃棄物の貯蔵・処分が、日本、韓国、台湾、オーストラリア、世界で問題となっています。

福島原発事故から10年、いまだに原発を維持しようという動きがあるのです。原発時代の「終わり」が始まり、世界は再生可能エネルギー時代に移行しているというのに!

私たちは要求します

・日本政府は福島原発の放射能汚染水を海に流すな
・韓国政府はウォルソン原発の放射能漏れの実態を明らかにせよ
・原発を建設せず、再生エネルギーを拡大せよ
・老朽原発の寿命延長をするな、危険な原発を動かすな
・現地と周辺の住民の合意のない核廃棄物貯蔵・処分をするな


東電はすでに海をものすごく汚染している!

この問題についてはこれまでも幾つもの記事を書いてきました。ここでは事態の核心についてまとめた3つの記事とその要点を示しておきます。

1、明日に向けて(1903)福島原発放射能汚染水の海洋放出反対!そもそも東京電力の犯罪を厳しく罰してから問題の処理を進めるべきだ(汚染水問題と東電の犯罪性―1)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/c441453cb1f574593d6be78901bd5190

そもそも、福島原発事故から2年間、毎日800トンもの地下水が原発サイトに押し寄せ、炉内を冷やした高濃度汚染水と混入して海に400トン流れ出ていました。
東電はこれを知っていながら黙っていたのです。だからまずもって東電に厳罰を下さなければまともに話が進みません。

2、明日に向けて(1904)事故対策より自社を守るために悪知恵を回し続けてきた東電を罰し、まともな廃炉プロジェクトをたちあげるべきだ!(汚染水問題と東電の犯罪性―2)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b8487c14b94ca1331f8d294a664bcacc

汚染水問題で東電は東京オリンピックの招致を利用しました。招致会議前にわざと海洋流出の事実を出し続け、安倍政権を窮地に追い込んでブエノスアイレスで大嘘をつかせたのです。
政府はその嘘を押し通すため東電を庇い続け大幅な税金投入を始めました。オリンピックのために大嘘を突き続けた安倍政権や現政権に大きな責任がありますが、東電のあまりの悪辣さもしっかりとおさえておかねばです。

3、明日に向けて(1905)政府が放射能汚染水の海洋放出の10月27日決定を断念!しかし来月以降に延期と表明。抗議の継続を!
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/7f17164c9c688d595125ff82fba65b00

汚染水海洋放出について、政府が昨年10月末に一度決定を断念しました。民衆の抗議の声が食い止めました。しかし今後決めると表明しています。さらに抗議の声を高めることが必要です。そのため濃度規制だけで総量規制がない矛盾について解説しました。

以上の記事なども参照しながら、汚染水海洋放出を許さない声の拡大を目指しましょう。

#汚染水海洋放出反対 #海を汚すな #放射能を海に流すな #東京電力 #東京オリンピック #濃度規制 #総量規制

*****

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明日に向けて(1978)被曝の遺伝的影響はどのようにあらわれているのか-被爆二世三世健康調査アンケートにご参加を! 核兵器禁止条約の豊富化のために-3

2021年02月10日 14時00分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210210 14:00)

被曝の遺伝的影響と核兵器禁止条約

核兵器禁止条約をより豊かで確かなものにするために、被曝の遺伝的影響を明らかにし後世に伝えていくことがとても大切です。
核兵器は攻撃対象となった人々を手ひどく蹂躙するとともに、未来世代に向けても深刻な打撃を与えるからです。まさしく人道上の大罪です。

この間、何回かご紹介してきたように、僕が属する京都「被爆二世三世の会」で、この点を明らかにすべく、被爆二世三世健康調査アンケートを進めています。
ぜひこれに被爆二世三世の方にご参加いただきたいです。また二世三世ではなくても多くの方にアンケートに書かれた遺伝的影響(ないしそう思われること)の具体的あらわれを読んでいただきたいです。

アンケートを再びご紹介しておきます。
http://aogiri2-3.jp/chousa/2020chosa.pdf

放射線被曝は今のところ、完全犯罪です。現代の放射線医学を牛耳るアメリカ、あるいは核保有国が、こぞって「科学」を前面に出して否定しているからです。
しかし広島・長崎で大量虐殺を行い、世界各地で核実験を行って放射能をばらまいてきた人々の語る「科学」をどうして信頼することなどできるでしょうか。

この問題は私たち自らが調査し、つかみ、表に出していくしかない。そのための試みがこのアンケートです。
これを推し進め、その結果を広めていくこと、可能な限り、多言語にしていくことの中に、核兵器禁止条約の内容を深めていく大きな可能性があります。


森川聖詩さんの体験から

今回はアンケートの内容を少しご紹介したいと思います。そのためにアンケートの冒頭でご紹介している森川聖詩さんの体験を転載したいと思います。
著書『核なき未来へー被爆二世からのメッセージ』に書かれたものです。2019年2月に書評を書かせていただきましたのでご紹介しておきます。

明日に向けて(1651)書評『核なき未来へ 被爆二世からのメッセージ』森川聖詩著-1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/90c4155efb7ae92ad3daf4e77f0ecd1d

さて森川さんの体験記です。(なおカッコ内は守田が補った言葉です)

1、幼少期

「私が生まれたときの体重は2700グラムで、幼少のころは、よく原因不明の発熱で何度も死線をさまよった、と聞いている」
「(小学生のとき)夏の思い出といえば、暑さでいつも体調をくずし、お腹をこわして下痢をし、ぐったりして、昼間は何もすることができず、ひたすら横になって休んでいたこと、ただそれだけである」
「その他の季節も物心ついたころから常に何かしらの体の不調を感じていた。日々感じるたとえようのない体のだるさ、脱力感と疲れやすさが我が身を襲っていた」
「風邪をひくと必ずといってよいほどこじれて、急性気管支炎を併発し、高熱とひどい咳や痰をともなう症状にいつも悩まされた」
「外で歩いたり、走ったりなどしていて、階段を踏み外したり、距離感の目測を誤り、つまずいて転んでケガをすることが多かった。後から振り返ると、その主な原因は、私が「交代制外斜視」だったことにあるようである」
「ケガをすると、少々のかすり傷のようなものであっても、傷口がなかなか治らず化膿して、白い膿みがたまり、炎症を起こすことが多く、そのたびに病院にかよっていた」
(小さい時からヴァイオリンを習っていたが、5年生になり)「ヴァイオリンの練習をしていて、弦を押さえる方の手である左手中指と薬指に、痛みを感じるようになった。次第に、第二間接が腫れあがり、中指と薬指をそろえることができないくらいまでにな
っていった。指腱鞘炎(関節炎)・通称ばね指だった」(ヴァイオリンをやめることになってしまった)

2、中学・高校のころ
(中学・高校と体力があがり、剣道部で活躍できるようにまでなり、2年生の時には部長になったが)「2年生の夏ごろまた体に故障が生じた。左手中指・薬指腱鞘炎の再発だった。・・・とても練習することも、まして試合に出場することもできなくなっ
てしまった」
(その後、受験勉強に打ち込み、翌年秋には模試での成績もどんどんあがった)
「またしても体を異変が襲った。机に向かっていたときに、蛍光灯の光や本や白いノートからの光の反射がまぶしく感じたり、目がくらむような感じがするようになり、その症状が進むと目と眉間に鋭利なものが突き刺さるような激痛を伴うようになった。そし
てついには、眉間、鼻、ほおと口から後頭部へと針金でも通したかのようなたとえようもない鈍痛も走り出した」

「物心ついたころから悩まされていた数々の不調のなかで、日常的であったもののひとつが、頻繁な腹痛を伴う下痢であった(この下痢は日常茶飯事である。お腹の弱い体質は成長しても変わることなく、今に至っている)。
学校の授業が終わり、下校、帰宅途中に急に差し込むような腹痛と便意を催し、30分前後の自宅までの帰り道に我慢しきれず、失禁してしまうこともしばしばあった」
「大学入学後も、受験勉強中に発症した顔面痛はいっこうに軽快しないばかりか、疲労や睡眠不足、あるいは多湿の日などの痛みは尋常でなく、顔をしかめたくなるほどだった。この顔面痛は、今もなお完治していない」
「それまでに経験したことのなかったような新たな原因不明の症状に次々に見舞われた。突然めまいがしたり、目がかすんで焦点が合わなくなったり、朝起きてから1~2時間、ティッシュペーパー半箱分をも要するほどひどい鼻水が止まらない症状にも悩まされた。時を同じくしていくら手を洗っても数分経つと手が油でも塗ったようにべたべたになった」

続く

#被曝の遺伝的影響 #核なき未来へ #京都被爆二世三世の会 #森川聖詩 #被爆二世三世健康調査アンケート

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明日に向けて(1977)被曝の遺伝的影響と向き合おう!核兵器禁止条約の豊富化のためにー2

2021年02月09日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210209 23:30)

被曝の危険性を小さく見積もること、遺伝的影響を無視することが核戦略維持のコアとなってきた

1月22日に発効した核兵器禁止条約、ぜひとも世界の市民の努力で豊富化していく必要があります。
そのため拡げるべきこととして、核兵器を製造・保有すると他国民だけでなく自国民をも手酷く被曝させること、このことでヒバクシャが増え続けて来たことを「明日に向けて」(1969)で述べました。あらためて記事をご紹介します。

明日に向けて(1969)核兵器を持つと他国民だけでなく自国民も激しく被曝させる!核兵器禁止条約の豊富化のために-1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/987087d7eb24d196a5c482d7b05f587d


ニューメキシコ州ロスアラモスの核ミュージアムにて 守田撮影 右側の「なぜ爆撃したのか?原爆は市民と軍人の命を救った」というパネルに対抗し、同州の反核勢力が「われわれは自分たちを爆撃したのではないのか!(Did we "Bomb" ourselves!)」というパネルを突きつけている

今回、続けて訴えたいのは原子力ムラ、いや原子力マフィアが、さまざまな手を弄して被曝の危険性を極端に小さく見積もってきたことをひっくり返すことですが、その中でとくに強調したいのが、未来世代をも迫害する被曝の遺伝的影響についてです。
実は広島・長崎で原爆による大量虐殺という戦争犯罪を行ったアメリカは、その後の核戦略の維持のための重要課題として、遺伝的影響への人々の懸念を払拭することを目指しました。
このもとで広島・長崎に設置され、自分たちに都合の良いようにデータを集めだしたのが原爆傷害調査委員会(ABCC)でした。これらのことは中川保雄さんが著書『放射線被曝の歴史』で展開しています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。


中川さんの著書 必読です!

 

明日に向けて(1958)被曝影響の研究はアメリカ軍が主導、主眼は遺伝的影響だった-ICRPの考察5
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/6f05c93dffc713c3d88a6b7e71e30fb2


遺伝的影響としてどのようなことがあるのか

ただしこう書いたときに「被爆の遺伝的影響は本当にあるの?」と思われる方もおられるのではないでしょうか。あるいは「遺伝的影響があるというのは差別では?」と思われる方もおられるかもしれません。これはとても大切な問題です。
僕は遺伝的影響は確かにあると強い確信を持っています。また事実としてあるわけですし、遺伝的影響があると思うことが差別なのではなく、被曝の影響を受けている方を差別することが、まったくもって間違った人倫に反することなのです。
このことをよりしっかりとつかむために、京都「被爆二世三世の会」の仲間たちと二世三世健康調査アンケートに取り組んできました。以下に2015年5月25日から9月30日にかけて行った第一回目のアンケートの集計を示しておきます。

2015年被爆二世健康実態調査 中間報告
http://aogiri2-3.jp/chousa/2015jittaichosachukanhoukoku.pdf

また2020年から、1回目の調査を踏まえてよりコアな2回目の調査を現在進行形で行っています。アンケート用紙をご紹介します。
http://aogiri2-3.jp/chousa/2020chosa.pdf


京都「被爆二世三世の会」ホームページより

2回目の調査のアンケートでは、冒頭で被爆二世で自らの人生の中で起こってきたことを赤裸々に叙述してくださった森川聖詩さんの著書『核なき未来へ-被爆二世からのメッセージ』から、さまざまな症例を抜粋しています。
これを一つの例として、アンケートの回答者に起こったことを書いていただく形を採っていますが、これまでたくさんの方が森川さんと似たような体験をしてきたことを書き送って下さっています。
遺伝的影響としてどのようなことがあるのか、ぜひ二世三世の方も、それ以外の方も、アンケートをご覧いただきたいです。


京都市で著書『核なき未来へ』について語る森川聖詩さん

続く

#被曝の遺伝的影響 #核なき未来へ #京都被爆二世三世の会 #森川聖詩 #被爆二世三世健康調査アンケート

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明日に向けて(1976)柏崎刈羽原発制御室不正入室もこの報告が原子力規制委員会に届いてなかったのも大問題(音声で解説しました!)

2021年02月08日 22時00分00秒 | 明日に向けて(1901~2100)

守田です(20210208 22:00)

不正を規制庁が握りつぶしたまま再稼働の許可が出ていた!

柏崎刈羽原発中央制御室不正入室問題とこれが原子力規制員会に届いてないままに、再稼働の適格性が審査されていたことをビデオ解説しました。
ただし動画を使わず音声のみで収録しました。手作業や運転の合間に「明日に向けて」を音声読み上げ機能で聴いて下さっている方がいると聞いてのことです。
今後も動画とともに音声だけでの解説もお届けします。

今回扱ったのは、制御室不正入室問題での新事実。
不正は昨年9月20日発生し原子力規制庁に21日に報告があがったのですが、なんとこの重大情報が規制庁に止められ規制委員会に伝わっていなかったのです。
そして続く23日に規制委が原発再稼働の適格性を認定してしまいました。しかもそのまま今年1月19日まで不正が把握されませんでした。規制庁も規制委もあまりにひどい。再稼働認可の資格などなしです。ともあれお聴きください。

もりもり解説 柏崎刈羽原発不正入室問題について
https://youtu.be/KufXzzsEK2I




規制庁は経済界をも騙していた。三村東京商工会議所会頭は柏崎刈羽原発を「これだったら安心だな」と述べたことを撤回すべきだ!

この不正を規制庁が隠している最中の昨年12月14日、東京商工会議所三村会頭らが柏崎刈羽原発を視察し「これだったら安心だな」と述べて再稼働への期待を表明しましたが、三村氏もまた規制庁に騙されていたことを知るべきです。
この時にも三村氏の言葉もまたモラルを著しく欠いていることを書きました。なぜならこの原発はたくさんの危険性の中にあるからです。
とくに懸念されるのは地震の問題。柏崎刈羽原発は「ひずみ集中帯」という地震の多発地帯にあり、過去にも巨大地震に直撃されています。しかし今回、免震重要棟もなしに再稼働をしようとしている。またも大きな危険性が無視されているのです。

明日に向けて(1954)東京経済界トップが柏崎刈羽原発の再稼働に「強い期待感」を示すーあまりに無責任
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/78113702a59ae822177775c63509ffee

またこの間、明らかになったのは不正入室問題だけではありませんでした。この問題に関する謝罪を、東電・新潟本社の橋田代表が柏崎市長に謝罪に訪れ、市議会でも謝罪を行い、同時に12日に終了したはずの安全工事の説明を行いました。
ところが27日になって工事が完了していなかったことも判明しました。自社が行っている安全工事が完了してないことすら、東電はきちんと把握できていなかったのです。

明日に向けて(1972)柏崎刈羽原発で不正と失態が連続-制御室へ不正入室と安全工事未完了見逃し これでは大事故は必至だ
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/9de97a19b05dfa112110ec76d48d12b1


三村会頭ら東京商工会議所も騙されていた。責任をもって東電を批判すべきだ 昨年12月14日 新潟ニュースNSTより


東電も規制委員会ももはや原子力から徹底すべきだ!

今回、このようなウソ・不正・失態の積み重ねの上に規制庁に届けられた不正の報告を規制庁が4か月も握りつぶし、規制委もまた騙されたまま4か月もこの大きな不正を把握できずに再稼働の認可を与えてしまったことが明らかになったのです。
もはや柏崎刈羽原発の再稼働の認可は取り下げられるべきです。不正を繰り返す東電は原発にもはや運転を任せてはいけません。
また自分たちの事務局である規制庁に騙されたまま、再稼働に認可を与えた規制委員会もまた厳正な処分を受け、もやは許認可の権限を返上して原子力行政から撤退すべきです。

明日に向けて(1975)原子力規制委員会は柏崎刈羽原発への再稼働の許可を取り消し許認可権限を返上すべきだ
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/740d2aa31fda1fcbc2f34fdcf56e99ef

このように日本の原子力政策は本当にとんでもない状態になっています。
これを止めるためにこの事実をどんどん広げる必要があります。そのために重ねて記事を書き、音声での説明動画も作りました。
みなさん。ぜひシェア・拡散してください!あなたのその行動が、危険な原発を止めることに繋がるのです。


再稼働を認可した規制委の会議 規制委も規制庁と東電に騙されていた 朝日新聞より

#柏崎刈羽原発 #中央制御室不正入室 #原子力規制庁は知っていた #原子力規制委員会に報告なされず #再稼働の許可の取り消しを #許認可権の返上を #もりもりチャンネル

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