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明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1832)原発はあまりに危険、すぐにも停める必要がある!その危険な原発と新型コロナ感染症問題はつながっている!(京都市聖護院門跡で27日に樋口英明さんとともにお話します)

2020年06月19日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200619 23:30)

元福井地裁裁判長・樋口英明さんとともに

久しぶりにリアル講演を行います!6月27日(土)、京都市の聖護院門跡の仏間にてです。京都市左京区の京大病院そば。東大路通でバス停「熊野神社」下車。数分。
午後1時半から(受付は1時から) ゲストは樋口英明さんと僕です。笛の名手 湊愛子さんの演奏もあります。
参加資料費1000円。お問い合わせは「山猫軒シンポジウム」事務局、いずぶちときこさん 090-8207-8642

はじめに樋口さんが大飯原発運転差止を命じた経緯や、原発の危険性についてお話してくださいます。
樋口さんの判決の画期的な点は、裁判における「専門性に関する呪縛」を打ち破ったこと。伊方原発1号機の設置許可の取り消しを求めた裁判が、一審二審と住民側が敗訴したことに対して行われた上告への棄却決定(1992年)の際に用いられたものでした。
端的に言うと、原発に関する訴訟を「専門技術性が高い」ものと判断し、行政の側の「専門技術裁量」を尊重すべきだとしてしまい、「このため裁判所は危険性についての直接判断を避ける」としてしまったことにあります。

さらに裁判所は規制基準の合理性=辻褄があっているかどうか、つまり適合性を判断するとし、このための立証責任は被告側が負うとしたのです。
樋口さんはこの伊方最高裁判決の「魔法」・・・「専門技術訴訟だと言われると裁判官に呪縛がかかってしまう点」を打ち破り、専門家でなくとも分かる原発の危険性を鮮やかに指摘され、運転停止を鮮やかに命じられたのでした。
この話をぜひ直接、聴きにきてください。樋口さんのお話の後は、僕がお相手となってトークで内容を深めます。僕からも今年に入って次々と原発が停まっている問題(特定重大事故等対処施設=テロ対策施設の問題)についても解説します。


新型コロナウイルスの問題についてもお話します。

第一部の原発のお話のあとに、湊愛子さんが笛の演奏を聴かせてくださいます。篠笛などの名手でいらっしゃるそうです。僕も楽しみにしています。
その後、新型コロナウイルスについて僕がお話します。あらためてこの問題のアウトラインについて触れたいと思います。
政府の対応の問題点を明らかにするとともに、原発問題と実は密接なつながりがある点もお話します。

新型コロナウイルス感染症は日本ではなんとか第一波をしずめることができました。欧米各国もとりあえずは収束に向かいつつありますが、他方でブラジルなどではまだまだ悲劇が拡大しています。
世界的にはとても収まっているとは言えないことを考えると、第二波の到来も必至だと言えます。こんなときにオリンピックなどやれるのか。やれる可能性も薄いし、やっている場合ではないと僕は思います。
そもそもこの国は福島原発事故とて真に収束させることができていないし、放射性物質によるさまざまな被害が続いています。

さらに自然災害の脅威も年々高まっており、梅雨が始まったいま、水害の危険性が高まっています。対策の強化が絶対に必要です。さらにそれと感染症対策とをうまく両立させていかなくてはいけない。
そもそもそんなときに危険きわまりない原発など稼働させていて良いのかという問題も大事です。
さて、こうして書きながら、当日の限られた時間の中で、「はて、どこにまとを絞って話すのが妥当だとうか」という気がしています。この点をこれからの準備で練りに練り、当日は最も大事なエッセンスをぎゅっと絞り込んでお話します。

何せ久しぶりの講演なので、自分としても「どうなるのだろう」みたいな気持ちがあり、なんとも言えないワクワク感も持っています。
みなさま。ぜひご参加下さい。


*****

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#原発再稼働反対 #大飯原発差止訴訟 #福井地裁裁判長 #樋口英明 #新型コロナウイルス感染症

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明日に向けて(1831)大水害・大地震の危機に逞しく備えよう―防災・減災体制の抜本的強化を

2020年06月14日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200614 23:30)

みなさま。前号で兄、守田和也を送った話を書きましたが、Facebookタイムラインで600人以上の方から反応を頂いたほか、たくさんのお悔み・励ましをいただきました。
心からお礼申し上げます。いつも生きることに一生懸命で、家族や会社の仲間をこよなく愛していた兄の姿に、たくさんの方に共感をしていただき、僕もとても嬉しかったし、兄も喜んでくれていると思います。
兄の姿をいつまでも心の中に留め置きつつ、また世のため、人のため、持てる力のすべてを振り絞って頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。


大水害が毎年発生中

さて今回は水害への備えについて論じたいと思います。すでに梅雨が始まっており、今宵から明日15日明け方にかけても、西日本から北日本で、雷を伴う非常に激しい雨が降り、大雨となるところもあると予報されています。
今後、梅雨、夏の台風と雨が強まる機会が増えることが予測されますが、何より踏まえておかねばならないのが、気候変動の影響で雨の降り方の激しさが年々、増していることです。
これに伴い、毎年のように大きな河川の決壊による洪水や土砂災害が発生しており、しかも河川氾濫は年々規模が拡大しています。

ここ3年を振り返ってみましょう。2017年には7月5,6日に福岡県・大分県を中心に「平成29年7月九州北部豪雨」が発生。死者40人、行方不明2人の被害が出ました。
2018年には6月28日から7月8日にかけて「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」が発生。岡山県の真備町が水没するなどする中で、西日本一帯で死者263人、行方不明8人という甚大な被害が出ました。
2019年には10月12日に「令和元年東日本台風(19号)」が静岡県に上陸。関東・甲信越・東北などで死者86人、行方不明3人の被害が出ました。なおそれぞれの名は気象庁の命名によっています。

しかもこの間に2018年9月4日に徳島県に上陸した台風21号があり、関西空港が水没するとともにタンカーが連絡橋に衝突し、しばらく関空が使えなくなりました。また台風は大阪・京都に暴風をもたらし、電信柱や木々をなぎ倒し、家々の瓦をはぎ取りました。
さらに2018年9月9日に千葉県に上陸した台風15号は、市原市のゴルフ場のネットや、山の上にある送電塔をなぎ倒すなどして、広域の停電をもたらし、さらに房総半島南部の鋸南町の家々の瓦をはぎ取っていきました。
一つ一つが大災害でしたが、これらの中で特筆されるのは、昨年の台風19号の被害で、なんと71河川142カ所で決壊・洪水が発生したことでした。堤防が壊れなくても越水した河川はもっと多く、氾濫河川は200を大きく上回りました。


昨年、大氾濫した千曲川 2018年10月守田撮影


千曲川決壊地点の惨状 守田撮影

日本の防災対策の根底が覆っている

毎年のそれぞれの豪雨・暴風・洪水・停電の一つ一つが甚大な被害をもたらしていますが、とくに142カ所での河川決壊は、日本の防災体制の根底を覆すものです。
どれほど重大な事態かを明らかにするために、ここ何年かの河川決壊数をみていきましょう。作年10月にNHKのクローズアップ現代で報じられたことをご紹介します。 
番組の中で「堤防決壊した河川数」というボードが示されたのですがそこでは2000年から2009年までの10年間が平均3河川だったと書かれています。 


NHK「クローズアップ現代」より

しかしよく見ると2001年からの3年間はゼロです。2004年だけ10河川となっている。これは「平成16年7月新潟・福島豪雨」と命名された災害があったため。信濃川水系の支流の堤防11カ所が決壊しています。
これに対して2010年から2018年までは平均9河川と書いてありますが、実際には「平成27年9月関東・東北豪雨」があった2015年に20数件、「平成30年7月豪雨」があった2018年に25件も起こっていて、後半に集中しています。 
ここにはやはり気候変動の影響が大きく表れています。2001年からの3年間ではひとつも起こらなかった河川決壊が2015年20数件、2018年25件、2019年142件と拡大しているからです。大変恐ろしい。右肩上がりでしかも急増しています。

この点は今回の降雨量が各地で「計画降雨」を上回ってしまったことによっても示されています。
「計画降雨」とは、河川整備等を行う際に使われているその流域の基準のことで、基本的には"100年に1回の豪雨でもこれ以上は降らないだろう"との想定による基準値を設定し護岸工事等を行っているのです。
今回、それが各地で破られてしまいました。堤防の想定が超えられてしまったのです。詳しくは以下の論稿をご参照ください。

台風19号 「計画降雨」を上回る記録的大雨
2019年10月16日17:38 日本気象協会 安齊理沙
https://tenki.jp/amp/forecaster/r_anzai/2019/10/16/6319.html


上述の論文より


洪水・地震が必ず来ることを前提に災害対策の抜本的改革を!

これらを見たときに、もはや東京オリンピックなどやっている場合ではないし、高価な武器をアメリカから売りつけられている時ではないことは誰の目にも明らかです。
これだけ大水害が重なっており、今年、来年にさらに大きな規模の水害が発生する可能性があります。
しかもこれに加えて大地震発生の可能性もある。南海トラフ地震や首都直下型地震はいつか必ず来る地震だし、それに至る過程ですでに頻発している「ひずみ集中帯地震」も、今後、実に広範な地域で起こりうる。

そして、この大災害の連続に加えて、世界中で新型コロナウイルス感染症が蔓延しているのです。第一波はなんとか超えたものの、第二波が来る可能性も大きくあります。
IOCはコロナ禍の中で、東京オリンピック開催判断を10月に行うとしていますが、それまでにワクチンができて配備される展望などない!だからできるだけ早く止めが方が、ダメージも減らせます。
そもそも国家予算、自治体予算の大きな部分を防災対策、医療・福祉対策にもっと潤沢に投入する必要がある。コロナ対策も考えて、避難所のあり方も抜本的に変えないといけない。そして経済もそれで回せばいいのです。

安倍政権、いや自公政権は、こうした自然災害の備えを極端に軽視してきました。毎年、大規模な被害が出ているにの、抜本的な対策をしてきていないし、むしろ災害対策や保健対策を削ってきました
その上、これだけさまざまな災害が続いているのに、危険な原発を稼働させ続けている。大災害や原発事故の発生を「ないもの」として考えているのです。
この命を軽んじた姿勢を根本的に変えないといけない。そのために大きな声を共に上げていきましょう。


「ひずみ集中帯」を示すANNニュース

#水害 #豪雨 #地震 #台風 #71河川決壊 #災害対策 #千曲川 #計画降雨

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明日に向けて(1830)兄、守田和也を見送って

2020年06月12日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200612 23:30)

兄が逝きました・・・。

私事になりますが、6月2日に、がんで闘病していた兄、守田和也が逝きました。7日の誕生日を目前に67歳と11か月で生を終えました。お悔みやご香典をいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
また5月28日に予定していた藤原辰史さんをお招きした「ウチら困ってんねん@京都」の企画は、容態の悪くなった兄のところに急きょ向かうため、直前で延期させていただきました。どうもすみませんでした。
兄の最期について、ご報告させてください。

兄は僕が駆けつけてから6日目に逝ったわけですが、最後まで生き抜こうとしていました。生き抜いて家族のもとに、会社のもとに戻り、まだまだみんなの役に立ちたいと思っていたのでした。
病室は6人部屋で、コロナ禍で基本的には「面会お断り」の状態でしたが、「医師の許可を得たものに限る」という条件で、家族は自由に入れてもらえました。
兄の容態がより悪化したのに伴い、31日には、事実上一人で独占できる2人部屋に入れていただき、周りにイスをおいて長く付き添えるようにもしていただけました。それで兄が逝く前日1日、ベッドサイドに6時間いて、こんな会話をしました。


兄、和也と共に。京都伏見稲荷にて。闘病中の兄は少し顔面神経痛が出ている。2018年5月


最後まで生き抜こうとした兄

一緒に看病していた義姉が一時期、家に戻った時のことです。
(幸いにも病院は兄の家から歩いて行けるところにあったので、家族は頻繁に行き来していました。兄は義姉のことを「お母さん」と呼んでいました)

お母さん帰ったの?
―帰ったよ。

迷惑ばかりかけて。
―そんなことないよ。

わがままばっかりで。
―でも頑張ってるじゃん?

~強く首を横に振って否定する兄~

ヤバイと思うよ、これ。
―なかなか良くならないもんね。

うん。ああ、どうしたら良いんだろう。
―そうだねえ。本当にねえ。
でも迷惑なんかじゃないよ。

慰めはいらないよ。
―慰めじゃないよ。迷惑なんかじゃないよ。本当によく頑張ってるよ。

わかった。

~兄は眉間にシワを寄せて、悲しそうに話します~

またしばらくして

お母さん、帰ったの?
という。
―ご飯ができたらまた来るって

わざわざ来なくて良いのに。
―お兄ちゃんに会いたいから来るんだよ。そんな風に思わなくて良いんだよ。

ここで僕は勇気を奮ってこう言いました。
―お兄ちゃん、僕も大好きだからね。

すると兄はそっけなく

あっそ

と答えました。


兄は良くならないことでみんなに迷惑をかけていると思っていました。
そんな風に思わなくていいのに。自分を責める必要なんかなんにもないのに。

時折、

クソ、困った
と呟く

腹水でパンパンになった腹を「痛い」と叩く
―痛いよねえ
というと

そんなこと言われても困るよな。

という。
兄らしいセリフでした。

急に激しくお腹を掻き出したので、保湿クリームを塗ってあげたら
ブワッと!
と注文

塗っている時もまた
困った‥と。

―そうだね。困ったね
と返しました。

しばらくしたら
息が苦しい。入ってこない。

という。
医師からは肺の水が抜けず、「おぼれているような状態」と告げられていました。

―看護師さんに言おうか?
と言ったら

言っても意味がないからいい。悔しいけど。

と言う。

~なかなか良くならない。
困ったと思ってる。
どうしたら良いんだろうと言う。
みんなに迷惑をかけてると思っている。

とてもいじらしかったです。


京都迎賓館をともに訪問。2018年5月


兄の最期

2日朝4時に、そんな兄の血圧が下がり出したとの一報を受け、義姉、家に駆けつけていた甥っ子たち3人と僕で病院に行きました。

病室に入ると看護師さんがタンをとってくれていた。

―どう?
と尋ねると

わけがわからない
目が回る。

と。

~その後、血圧は上がって下がって下がって。
大きな声に、うんとしか反応できなくなりました。

一時、血圧が上がったときに、甥っ子たちはテレワークのために一度家に戻りましたが、10時半に血圧50代になり、再度、呼び戻してベッドサイドに。
その時も兄は

困った。

と呟きました。

その後、ナースから「心臓の動きがとても弱くなっている」と告げられました。
しばらくして、とうとう呼吸が止まりました。
みんなで身体をさすりながら、「お兄ちゃん」「お父さん」「オヤジ」と呼びかけると、グワッと息をする。

ナースから「心臓が止まりました」と聞きましたが、その後も何度かそうやってグワッと息をしました。
そうこうするうちに、息子たちに「オヤジ!」と呼ばれて、グワッともう一度、息をしたのを最後に、とうとう動かなくなりました。

医師が入ってきて、丁寧に診てくれて、死亡が告げられました。
事前にガンが骨にも転移していて、全身がもろいので、心臓マッサージや延命措置は取らないと医師たちと決めていたので、そのままの見送りとなりました。
最後の最後まで、なんとか生きようとした兄の最期でした。

とても哀しかったです。
「困った、クソ、どうしたらいいんだ」と呟く兄を、なんとか生き延びさせてあげたかった。
そのためにこの何年間か、僕からもできるだけのことをしました。やるだけのことはやったと思います。
それでも兄はわずか67歳11か月で去って逝きました。誕生日の5日前でした。初孫の出産予定日14日の12日前でした。

喪失感が大きいです。
こんな、身がもがれるような思いをするとは思わなかった。
こんなにも兄を愛していたとは、うかつにも気がつきませんでした。

兄は、最後まで本当によく頑張りました。
諦めることはなかった。困り果ててはいたけれど。「くそ」「悔しい」と言ってたけれど。最後までなんとかしなくちゃと思っていた。
立派だったと思います。弟として誇りに思います。


父の郷里の萩市の神社を訪れて。2008年、兄、56歳の時。敏也撮影。この時は兄と並んだ写真は撮りませんでした・・・。


兄を見送って

4日に通夜を行い、5日に告別式と火葬を行いました。
その前の兄が逝った翌日3日の朝、僕はどんな思いで目覚めを迎えるのか、不安に思っていました。
兄が逝くまでの毎日、朝起きるとザラザラとした思いに襲われていたからです。

東京に行った翌日の29日、主治医と話しました。もともとは兄を「急性期病棟からホスピスなどに移したい」という話がしたかったそうなのですが、より悪化した兄を前に、医師は「もう打つ手がない」「今宵、逝かれてもおかしくない」と言われました。
「抗がん剤も効かないのでもう使わない。代わりに麻薬などで苦しみ和らげる」とも。
医師には兄への関わりに心からの感謝を告げました。死に立ち会う大変な仕事を担われていることへのリスペクトも語り「最後までよろしくお願いします」と、深く頭を下げました。

ベッドサイドに戻ると、兄は必死に生き延びようとしていました。そんな兄の思いをかなえてあげたい気持ちと、「半ばおぼれているような状態」の兄を楽にしてあげたい思いが複雑に交錯しました。
このため朝起きると「ああ、これが夢だったら良かったのに」という思いが襲ってきました。逃げ出したくなるような思いすらしました。
「とにかく兄の最期を見届けよう。それだけができることだ」と考えて、病院に足を運んでいました。

それで2日に兄を見送り、3日の朝、締め付けるような淋しさには襲われたものの、「お兄ちゃん。頑張ったね。もう苦しまなくていいんだよ」というつぶやきが込み上げてきました。
そう。兄は最後まで生き延びようとして、頑張り抜いたのです。それだけ家族を愛し、仕事を愛し、世の中を愛していたのです。だから去りがたかった。でもそうやって兄は最期まで兄らしく生き抜いたのです。
「それでいいんだ。よくやったよ。うんこれでいいんだ」とそう思いました。


兄を家族葬で送りました。「ウチこま」の仲間たちなどが花輪を出してくれました・・・。


家族の最後の一人となって

僕の父は僕が20歳のときに60歳手前で脳溢血で逝きました。母は僕が30歳のときに腫瘍が繰り返し再発する珍しい病で逝きました。以来、兄とは2人だけの兄弟として生きてきました。
兄は優れた電気工事士として会社に属し、懸命に働きながら、3人の息子を育てあげました。それぞれ37歳、34歳、30歳となり正社員として自立しています。次男は結婚していて、この6月14日に初孫が生まれようとしています。三男も婚約中です。
だからしっかりと命は次の世代へとつながっているのですが、しかし自分が子どもの頃に、食卓を囲んだ小さな我が家の中で、僕一人が生き残りました。

兄の骨壺を家に連れ帰り、仏壇の前に急ごしらえの祭壇を作ってまつりました。その仏壇の上には父と母の写真がおいてある。
「オヤジ、オフクロ、兄貴がそっちにいったよ。よろしくね」と語りかけました。
同時に3人に心の底からの感謝を伝えました。僕はいい家族に恵まれました。たくさん愛してくれた父であり、母であり、兄でした。

3人共に、若い時から政治活動に飛び込み、警察にデモなどで5回にわたって不当逮捕され、家宅捜索なども何度も受けてきた僕を、誇りにしてくれていた。
兄はあるところで、やはり活動をしている仲間の親御さんから「お兄さん、こういう家族を持つと大変ですよね」と言われて、「違いますよ。世の中にはこういう弟みたいな人間が必要なんですよ」と語ってくれたこともありました。
通夜に駆けつけてくれた兄の会社の同僚からも、兄が僕を誇りにし、自慢げに語ってくれていたことを聞かせてもらえました。僕のブログを見せたりしていたそうです。・・・そんなこと、僕には一度も言わなかったのに。

いまはただ兄の、そして父と母の深い愛に感謝しつつ、これまで60年間でため込んできたすべてを、世のため、人のために使い果たそうとの思いを強めています。
そのために「明日に向けて」を必ずバージョンアップさせます。
兄のように、最後まで、人を愛し、世の中を愛し、「そこに居続けたい」と思いながら、僕も駆け抜けるつもりです。

お兄ちゃん。どうか安らかに眠ってください。
最期に素晴らしい生き様を見せてくれてありがとう。
あなたの弟として恥じぬように生き抜きます!

いつかそっちでまた会おうね!


法名 釋和証(しゃくかしょう)となった兄

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#訃報 #兄を見送って #守田和也

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明日に向けて(1829)金融とユダヤ人、寛容とお金儲け・・・中世ポーランドの寛容さに学ぶ―2

2020年06月10日 11時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200610 11:30)

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金融とユダヤ人とポーランド

ちなみに金融は、歴史的に共同体と共同体の狭間から発生してきました。いや金融に先立つ商品がそうでした。共同体の中で自家消費しないものが増えたときに、余剰産物が商品として他の共同体との交換に回されたからです。それが金融へもつらなりました。
ユダヤ人が金融業に多く携わるようになったのは、ユダヤ人が国家をもたず、キリスト教圏に支配的なユダヤ人抑圧構造の中で共同体の外に置かれていたため、共同体間で発生する商品や金融がユダヤ人の手に集まっていった経緯があります。
またこうした商品交換や金融に携わることは、中世社会では卑しいこととされました。特に利子を得ることは「神の支配する時間を儲けに悪用する行為」として咎められていました。いまもイスラム圏ではそうです。しかしそれは不可避的に生じることでした。

この反映を、シェークスピアの『ベニスの商人』などに見ることができますが、ヨーロッパ社会は、共同体と共同体のつなぎ役を必要とし、その役割を共同体の外にいるユダヤ人に押し付け、しかしそのユダヤ人を差別抑圧した矛盾構造の中にあったと言えます。
共同体のつなぎ役となったのは商品だった。その商品の中で特別な位置をしめたものが貨幣=お金でした。お金でこそ、同じ共同性のない人々が、つながりを持てたのが現実でした。しかしその現実は長らく「いやしいこと」とされていた。
ところがこの時期のポーランドは、ユダヤ人抑圧や差別意識に与しなかったため、一部のユダヤ人の持つ金融力がポーランドに還元される必然性を持ったのでした。そのことがこの国が豊かに発展していくことに寄与していったのでした。

共同体・お金儲け・豊かな社会の創造・・・何かとても重要なヒントがあるように思えないでしょうか。

このころ、ヨーロッパ全体も、東欧と言われる地域も、幾度も領土の取り合いをして「国家」の形を何度も変えていくのですが、その中でポーランドは「ドイツ騎士団」と衝突していくようになりました。
ドイツ騎士団はローマ法王に承認されたカソリック騎士団ですが、国家を持っていませんでした。もともとポーランドは首都のワルシャワ防衛のためにドイツ騎士団を招きよせたこともあるのですが、その後に仲たがいし、戦闘を繰り返していくようになります。
とくに1410年に「グルンヴァルドの戦い」といわれる大きな戦闘があり、ポーランドの勝利のうちに1414年、コンスタンツ公会議が開かれ、この戦いのことが話し合われます。


写真1 古都クラクフの聖マリア教会 守田撮影
クラクフには14世紀ごろ積極的にユダヤ人が招き入れられた。
当時はヴィスワ川の中洲だった河川を利用した運送に適した広い土地がユダヤ人の自治都市として提供された。なお後年、ナチスはこの川岸に「クラクフ・ゲットー」を設営。そこに隔離されたユダヤ人たちが、オスカー・シンドラーが経営する工場で働き、保護も受けた。


ポーランドはいち早く「人権」を主張した!

ヨーロッパの歴史は大変、複雑でこの時期のことを語るためには、そもそもローマ・カトリックがこの時期、大分裂(シスマ)を経験し、教皇が3人も分立していたことにも触れなくてはなりません。
この公会議は大分裂状態に終止符を打つために行われたのですが、そこでドイツ騎士団とポーランド=リトアニア連合の戦いが大問題となったのです。
というのはドイツ騎士団が、カソリックの国であるポーランドが、キリスト教を採用していない異教徒の国、リトアニアと連合したことへの非難の声を上げたのでした。異教徒と連合してキリスト教徒を討ったポーランドは天罰に値すべきだと主張したのです。

これに対してポーランド側が主張したのは、異教徒と言えど同じ人間であり、リトアニア人には自らの政府を持つ権利、平和に暮らす権利、財産に対する権利があり、これらを自衛する権利があるということでした。
つまり宗教の枠を越えた人権を高らかに主張してドイツ騎士団に対抗したのです。
分裂から一本化の道を歩みつつあった教皇庁は、これに対して異教徒であるリトアニア人の諸権利の承認に関しては留保しつつも、ポーランド側の主張を認め、ドイツ騎士団の非難を却下したのでした。

ポーランドはユダヤ人に対してだけでなく、他の「異教徒」にも対等な権利を認めることが正義であると主張し、ローマ法王に認めさせたのです。この時期では画期的なことだと思えます。
しかしヨーロッパにはその後にカソリックの「堕落」への抗議=プロテストを唱えるキリスト教新派が登場し、さらに大きな変革を経ていくことなります。
この大きな流れの中でポーランドは次第に力を失っていきます。なぜだったのかまだ僕には十分に分析できていませんが、最終的にポーランドは周辺国の力の増大の中で力を失い、1795年に三度目の分割を受けて消滅してしまうのです。


写真2 ドイツ騎士団との「グルンヴァルドの戦い」(1410年)の戦勝記念碑。この後のコンスタンツ公会議でポーランドは「人権」を主張。ただし銅像の建立は1910年。クラクフにて守田撮影


分割にあえぐ中、ナチス・ドイツに抵抗したポーランドの人々

このため国家としてのポーランドは一度、歴史から消えてしまい、再登場は第一次世界大戦後まで待たねばならなくなります。
その新生ポーランドもまた1939年、ナチス・ドイツとスターリンのソ連邦の密約のもとに、東西から侵攻されて滅亡してしまうのでした。ポーランドは歴史上2回も分割による国家喪失を味わったのです。

とくに「ユダヤ人撲滅」という犯罪的な主張を掲げたナチス・ドイツが行った占領政策は苛烈でした。ナチスは強制収容所を作った。有名なアウシュビッツ他、幾つもです。
そこはやがて絶滅収容所と言われるようになりました。ユダヤ人皆殺し作戦が実行に移され、貨車でこの場に運ばれてきた多くのユダヤ人が、「収容」すらされずに、そのままガス室に送られて虐殺されたのでした。
アウシュヴィッツ博物館ではこのことを展示していますが、そこには第二次世界大戦前夜にポーランドに住んでいたユダヤ人300万人のうち、生き残ったのが5万人だったというあまりに残虐な現実が示されています。

かつてヨーロッパの中で最もユダヤ人に寛大だったポーランド、いや「寛大」などという言い方もおかしい。当然にも保護されるべき人権の対象としてユダヤ人を対等な存在として扱ってきたこの国で、最も苛烈なユダヤ人虐殺が起こってしまった。
ただしおさえておくべきことは、この占領期、ポーランド人の多くはナチスの政策に非協力的で、ユダヤ人を匿う道を選んだことです。このためナチスは、占領地域の中で唯一、ポーランドに対してだけ、ユダヤ人を匿った場合の極刑を宣告しています。
それだけポーランド人の、有形無形の抵抗に、ナチスは手を焼いたのでした。

ここまででも言えることは、長い間、戦乱に明け暮れるとともに、ユダヤ人への差別と抑圧を繰り返してきたヨーロッパの中で、中世ポーランドには学ぶものが多いのではないかということです。
そこには人類にとっての普遍的な何かの提起であるのではないか。それを可能とさせたものが何であったのかについて、私たちが学ぶものが大きくあるのではないかと思えます。
現在のポーランドにもそれは何かの形でつながっているのではないでしょうか。ポーランドはOECD諸国の中で日本についで犯罪の少ない平和な国であり、さらに子どもたちの行儀がいい国としても評価されているといいます。

ペストと新型コロナの対比は、それをとりまく歴史の検証、学びの中でこそ大きな意味を持つように思えます。
「寛容」「人権」と言うキーワード、同時に「お金儲け」というキーワードにも着目しつつ、考察を深めていきたいです。


写真3 クラクフの織物会館の夜景。周辺のマーケット広場は中世から残るものとしてはヨーロッパ最大級。往時の繁栄が偲ばれる。守田撮影

連載終わり

#ペスト #ポーランド #金融 #寛容 #お金儲け #中世 #ユダヤ人 #クラクフ

***

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明日に向けて(1828)中世ポーランドの寛容さに学ぶ-1 ペストとユダヤ人とポーランド

2020年06月09日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です。(20200609 23:30)

中世ポーランド特殊な位置性

前回、「明日に向けて」連載1800回越えに際し、内容のバージョンアップをお約束しました。とくに歴史・哲学・倫理学・経済学などでの論稿を積極的に出していこうとも書きました。
コロナ禍の中で、あるいはアフターコロナの中で、もっと人文科学が前に出なくてはいけないとも思ってのことです。
そんな時に、かつて書いた原稿がよく読まれていることに気が付きました。2014年10月にポーランドを訪問したのちに書いた以下の原稿です。

明日に向けて(963)中世ポーランドの寛容の精神に学ぶ(ポーランドを訪れて-2)
20141103 23:30
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/0d46734d031dd9ff7ee2419e1cb364fa

恐らくは、新型コロナウイルス感染症と向かい合う中で、多くの人々がカミュの小説『ペスト』を読むなどして、中世ヨーロッパに甚大な被害を与えたペストについて感心を持ち、この論稿を見いだしてくれたからだと思います。
そう中世ポーランドは、ヨーロッパの中で、ペストの被害を免れたほとんど唯一の国なのでした。
そしてそのために、ペスト禍の中で各地で迫害を受けたユダヤ人が多数集まることになりました。それがポーランドを大国に押し上げていくことに結果しましたが、現代にいたるまでにそこに繰り返し大きな惨劇が生まれました。

一つにヒトラーが率いてユダヤ人の迫害を続けたナチスが、このポーランド、そして旧ポーランド領のベラルーシやウクライナで大量のユダヤ人虐殺を行ったことでした。
もう一つは第二次世界大戦が終わり、この地域が農業を中心に穏やかに発展し、豊かさを取り戻した時にチェルノブイリ原発事故が起こったことでした。(1986年)
こうした現代に通じる悲劇を知るためにも、私たちはポーランドの歴史を知る必要があります。


ポーランド・ヴロツワフの聖ヨハネ大聖堂 守田撮影

国とは何か。国境とは何か。

まず国名のことをおさえておきます。私たちは日本語でこの国を、ポーランドないしポーランド共和国と呼んでいますが、この国のポーランド語での正式名称は”Rzeczpospolita Polska”です。
カタカナ表記するとジェチュポスポリタ・ポルスカ。略してPolska=ポルスカがよく使われています。
お土産などを見てもPolskaの刻印のあるものが多い。なのでポーランドの方とお会いした時には「ポルスカ」と呼称した方が喜んでいただけるように思います。
この国が位置している地域はざっくりと言ってドイツとロシアの間。ヨーロッパの東側、ヨーロッパの辺境とも言われることもあったようです。ただし現在の国境は第二次世界大戦の末に定められたもので、それまで大きな変動を繰り返しています。

ここで歴史を見る上で「国」という概念、ないしは「国境」というものに、大きな注意を払わなければいけないことを踏まえておきたいと思います。
というのは私たちが住まう国は、歴史が記されるようになって以降、一つの連続したつながりの中で描けます。もちろんアイヌ民族など、西から侵略を受けた側から考えたときに「日本史」には、大きく書き換えなければならない側面があります。
それでも世界の中で、こうして一つの時系列に沿ったつながりの中で「国」のことを説きやすいのはまれであり、歴史上、大きな存在を示しながら、その後に衰退し消えていった「国」も「民族」も、たくさんあったことを知る必要があります。

とくに陸続きにたくさんの国や民族が存在している地域では、その境も激しく変動しています。そのため「国の歴史」としては描けない地域がたくさんあります。
さらに「イスラエル」が「建国」される前のユダヤ人など、「国」という枠組みで捉えようとすると、外れてしまう人々もいます。
そもそも「国家」とは何かということ自身も大きな問題です。私たちが考えている「国家」や「民族」は、実は近代になって成立してきた概念だからです。その点で私たちは今の「国家観」を相対化させ歴史と向かい合う必要があります。


ポーランド・ヴロツワフの街並み ここは第二次世界大戦終結まではドイツ領だった・・・ 守田撮影


ペスト禍で宗教的に寛容だったポーランドにユダヤ人が集まった

この点を踏まえた上でですが、歴史を遡ると、この国が「ポーランド」として成立したのは紀元966年であるとされています。この国の支配者が西洋のキリスト教を受け入れ、ローマ教会に認知されたのがこの年でもあります。
その頃はほぼ現在の領土と同じ地域を支配していましたが、その後、大きくなっていきます。14世紀末には北方のリトアニアと合併してポーランド=リトアニア連合を形成。1596年にはポーランド=リトアニア共和国となり、黄金時代を迎えます。
どう黄金だったのかと言うと、当時のヨーロッパで最強最大の勢力を保っていたというのです。支配地域も現在のベラルーシやウクライナ、リトアニアやバルト三国、さらにはロシアの一部にまで踏み込むほどの力を示していました。

この頃のポーランドのことを調べていて、非常に感銘を受けたのは、この頃のポーランドが他のヨーロッパ諸国に比して宗教的に寛容な国だったことです。
とくにキリスト教圏で支配的であり続けてきたユダヤ人への差別的なあり方をとらず、1264年9月8日に「ユダヤ人の自由に関する一般憲章」(カリシュ法)が制定されており、ユダヤ人の人権の保護が強くうたわれています。
さらに14世紀に起こったペストのヨーロッパへの蔓延の中で、各地で「この病を広げたのはユダヤ人だ」というデマゴギーが流布され、迫害が強まりましたが、この時にもポーランドではデマは沸き起こらず、多くのユダヤ人がポーランドに移住しました。

この時期、ポーランドではウォッカを飲用としてだけではなく、消毒に使う風習が一般化しており、トイレなどもウォッカで拭いていたため、劇的にペストの蔓延を免れたため、ユダヤ人の陰謀説というデマが起こりえなかったという説もあります。
ともあれこの時期、ポーランドにはヨーロッパ全体のユダヤ人の4分の3もが集まったとも言われており、そのユダヤ人の中に金融業に携わっているものが多数いたため、次第にポーランドがヨーロッパの金融の中心的位置を占めるようになりました。



ヨーロッパにおけるペスト伝搬地図 ポーランドは「感染例小」となっている
Pestilence spreading Japane.pngより

続く

***

「明日に向けて」連載1800越えに際してカンパを訴えています。カンパの振込先をご案内します。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151

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#ペスト #ポーランド #金融 #寛容 #お金儲け #中世 #ユダヤ人

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明日に向けて(1827)アフターコロナを明るく豊かなものにするために-連載1800回越えに際してカンパを訴えます!

2020年06月07日 19時00分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200607 19:00)

誰しも大変な最中ですがカンパを訴えさせてください! 

「明日に向けて」が連載1800回を越えました。4月25日のことです。
毎回100の大台を越えたときに、カンパの呼びかけを行ってきましたが、今回は、緊急事態宣言が発っせられ、多くの社会的経済的活動の自粛が求められていたため、呼びかけをとどめました。
もちろん僕自身も収入の柱の一つである講演会が次々と中止ないし延期となり、厳しい状態が続いていますが、誰しもがしんどいときのカンパのよびかけは、僕はできませんでした。

その後、全国で緊急事態宣言が解除されました。東京でアラートが出たりはしているものの、感染拡大は抑えられています。
とはいってもいまなお、自粛のダメージがさまざまな形で続いていたり残ってもおり、いまもためらう気持ちはあります。
それでも「明日に向けて」の活動継続とバージョンアップのためにカンパを訴えさせてください!


京都田中神社のクスノキ 家の近くです。守田撮影


アフターコロナにむけて

連載1800回越えに際して、「明日に向けて」の大きなバージョンアップを試みるつもりです。
今回の新型コロナウイルス感染症、パンデミックになることにより、世界は共通の課題を持ちました。
いやすでに「放射線防護」「核なき未来の創造」という共通の課題があったのですが、僕はアフターコロナの中で、これらもみんなの課題にしていくことができると思っています。

時代は明らかに大きな転換点にあります。1500年代ごろから始まった資本主義の時代が爛熟し、末期を迎えている。
実はコロナ以前から、大きな転換が進行中でした。それが一気に顕在化しだしているとも言えます。
この世界のありようをともに考え、次の道を作りだしていく必要があります。どうすれば地球がもっと幸せな場になるのか、一緒の土台に立って模索していく時です。

そのために僕はいまここで、みんなで歴史を振り返る必要があると思っています。
「戦争と革命の世紀」と言われた20世紀を見つめ直すのです。
あるいはそこに流れてきた科学、哲学、倫理学、そして経済学を問い直すのです。

僕は17歳で社会運動に飛び込んで以降、この点を延々と考えてきました。
その時々の仲間たちと、あるいは論争相手と、共鳴したり、反発しながらです。
いまそれを次々と、論稿にして出していこうと思っています。


倫理学・経済学についてはアダム・スミスから解き明かしていきたいです。


絶対的真理の時代から相対的な動態的な真理の時代へ

資本主義の時代はまた近代科学の時代でした。「知は力なり」・・・神の作りたもうた世界の仕組みを知り、応用すれば、いくらでも力が得られる。
この確信のもとに、近代科学は発展を続け、生産力が大きく発展しました。しかしそのもとになされたのは何か。「力」のあるものによる支配の拡大でした。
最初に発展したのは航海術でした。造船技術の発達とともに羅針盤が登場し、スペインとポルトガルが世界に飛び出して支配を拡大していった。

アメリカ大陸が「発見」の名の下に侵略され始めたのが1492年。こののち世界は急速にヨーロッパ諸国のもとに、植民地として暴力的に組み込まれていきました。
生産力の発展は、資本主義各国では市民革命をもたらし、人権が確立しましたが、それが支配地域に適用されることはありませんでした。
資本主義はますます「発展」し、高度な生産力が武器の圧倒的な「進歩」と結びつき、暴力こそが世界の担い手となりました。

いま振り返った時、現代社会がまだこの「力」による支配のパラダイム=枠組みを越えでていないことが分かります。
このパラダイムのもと、残念ながら、知は暴力と結びつきました。それは絶対的真理を与えてくれるものへの人々の隷属をも作りだしました。
たくさんの新たな「神話」も生まれました。科学のもと、生産力を発展させればすべてはバラ色に変わる。その「神話」の頂点に「原子力」が躍り出ました。

アフターコロナにおいて問われるものの一つが、僕はこうした絶対的真理の時代を終焉させることだと思います。
私たちは自然、いや世界に対する謙虚さを取り戻し、科学の驕りを捉え返さなくてはいけない。そうしてもう本当に、戦争と支配に明け暮れてきた、人類前史の野蛮さとの決別を考えなくてはいけない。
「知」は力であるとは限らないのです。「真理」はつねに相対的で、ある真理は他の角度からは往々にして真理ではない。だからある真理によって他者を滅ぼすのではなく、対立する真理との対話のもとで、和解、合流、止揚を目指す必要がある。


アメリカ・ニューメキシコのアコマプエブロにて
アコマの人々は1500年代にスペインの侵略を受けこの崖の上から抵抗。
しかし制圧され女性と子どもは奴隷に。25歳以上の男性はみな片足を切られた・・・
2019年11月にピースフラッグを持って訪問。写真撮影は玉山ともよさん。


Black lives matter・・・の中で

いまアメリカから激しい勢いで起こっている黒人の命を守る運動も、本質的にはこのことを問うていると僕には思えます。
今回のコロナの蔓延の中で、アメリカでの人口比13%の黒人が、死亡者の26%を占めています。人種差別が如実に顕在化しています。
このことをきっかけに、黒人差別だけではなく、世界に広がるあらゆる差別と貧富の差がいま、浮き彫りにされつつあります。

その意味でこれはまったくもって黒人だけの課題ではありません。まさに現代に生きる私たちの課題なのです。
一部のものが富を独占し、暴力で身構えて世界を支配する構造を変えなくてはいけない。支配力の強いものによって生み出された、あらゆる差別と抑圧を撤廃しなくてはいけない。
ただし「革命的暴力」によってではなく!あらたな創造的な知力のもとで、対話的手法のもとで、多くの人々の発話の重なりの中で。だからいま、対話こそがもっとも大事なキーフレーズです。

こうした流れに掉さすべく、「明日に向けて」のバージョンアップを目指します。乞うご期待です!ぜひお力をお貸しください。


Black lives matter運動とともに! 写真は2018年3月18日にカリフォルニアで警官にステフォン・クラークスさんが殺害されたことに対する抗議行動 USA TODAYより


カンパの振込先をご案内します。

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なまえ モリタトシヤ 
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他の金融機関からのお振り込みの場合は
店名 四四八(ヨンヨンハチ)店番448 
預金種目 普通預金 
口座番号 2266615

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#明日に向けて #アフターコロナ #絶対的真理 #Black lives matter

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明日に向けて(1826)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』限定公開、本日6日24時までです! まだの方、ぜひダウンロードをお願いします。

2020年06月06日 20時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200606 20:30)

個人的な事情により5月28日より昨日まで「明日に向けて」の更新ができませんでした。申し訳ありません。
本日よりまた精力的に発信を続けていきますので、どうかよろしくお願いいたします。


ダウンロード700を越えました

5月3日に完成し、その後に限定公開させていただいた『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』のダウンロードが700を越えました!
手に取ってくださったみなさま。広めてくださったみなさま。ご寄付してくださったみなさま。どうもありがとうございます。
限定公開はいったん今宵6日24時00分で終了させていただくことにしました。

理由はこれだけたくさんの方に手に取っていただいたので、それにお応えしていく準備や仕込みに時間を費やす必要があるとの判断からです。
私たちがBOOKのリリースを「限定公開」にし、お名前や連絡先を記入していただく形をとったのは、ダウンロードしていただいてそれで終わりにしたくないからです。
ぜひ双方向の流れを作っていきたい。ご意見、ご質問、ご感想などをフィードバックしていただき、それを取り入れて進化していく形を採りたいと思ってのことです。

その点でダウンロードしてくださったみなさま。ぜひ感想などお寄せ下さい!
まだゲットされてない方は、ぜひ今夜中にダウンロードされてください。
なお再度の公開は7月7日からと予定しています。



以下からお申し込みを

お申し込みは以下からお願いします。
すぐにダウンロードの案内が送られてきます。

先行リリース申込先
https://nyoki2pj.com/lp/advance-application/

先に、どんなBOOKなのかを知りたい方は、以下の動画紹介をご覧ください。

↓↓↓↓↓↓↓↓

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』動画紹介!
https://youtu.be/aDE3vdaEQJg


新たな輪を一緒に作りだしたい

世界はいま、新型コロナウイルス感染症のただなかにあります。
この中でかなりいろいろな情報が飛び交ったし、いまも飛び交っています。
僕はそんな中でこれまでにもまして、どこかの「賢人」の言葉を受け入れるのではなく、自分たちで情報を分析し、判断していくことの重要さが増しているように思えます。

判断は常に複数存在し得る。答えは一つではない。あるいは完全な答えはなく、つねにある種の見解はある種の限界をはらんでいる。
だからこそ、開かれた討論の中で、暫時、答えを見いだしては共有し、それをともに壊してまた高みに至っていくような、動態的なあり方が大事だと思うのです。
絶対的真理に到達するのではなく、相対的な真理をそのつど共有しながら、さらに高めていくような認識のあり方とも言えるかもしれません。

私たちは『すっきり読み解きBOOK』にそんな思いを込めてきました。
その試みが何かの花となるかどうか、みなさんにいかに力を貸していただけるか、また私たちがそれを上手にキャッチできるかにかかっているとも思っています。
アフターコロナの時代を歩んでいく一つの道標を一緒に作れたら嬉しい。そんな思いも込めて、このBOOKの公開を始めました。

ぜひダウンロードをお願いします!

***

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明日に向けて(番外)本日28日予定していた藤原辰史さんをお招きしての企画を延期します!

2020年05月28日 13時17分14秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200528 13:00) 

【緊急のお知らせです】
今宵、午後8時から藤原辰史さんをオンラインでお招きしてトーク企画を開催する予定でしたが、やむを得ない事情により、急きょ、延期することとしました。
楽しみにしていてくださった方、どうもすみません。
また後日、開催日時をご連絡します。よろしくお願いします。

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明日に向けて(1825)「スペインかぜからの教訓」と身体と心と言葉―藤原辰史さんをオンラインでお招きした企画に向けて(28日)

2020年05月26日 20時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

【緊急のお知らせです】
28日午後8時から藤原辰史さんをオンラインでお招きしてトーク企画を開催する予定でしたが、やむを得ない事情により、急きょ、延期することとしました。
楽しみにしていてくださった方、どうもすみません。
また後日、開催日時をご連絡します。よろしくお願いします。

守田です(20200526 20:30)

【ご案内】『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』が完成しました!先行ダウンロードを開始しています。先行ダウンロード申し込みはここから⇒ https://nyoki2pj.com/lp/advance-application/  解説動画⇒https://youtu.be/aDE3vdaEQJg

藤原辰史さんをオンラインでお招きして、対話企画を行います。
これに向けて、藤原さんがどんな発話をされているかをご紹介し、僕がどんな発話をしようと思っているかを書いておきます。

ポストコロナをどう生きる? 「新型コロナウイルス スペインかぜからの教訓」(27日(水)「総合テレビ」午前3時50分から4時)にご注目を!

ポストコロナとは、もちろん新型コロナウイルス感染症が収まったあとのことですから、いまのことではありません。
いまはまだ世界的流行の最中。日本では一度収束を迎えていますが、第二波・三波がやってくる可能性があります。それでもいま「ポストコロナ」を考えることがとても大事だと思います。

藤原さんは、本日26日にNHKのETVで「スペインかぜからの教訓」というお話をされました。今宵(27日午前3時50分から)も放映されます。録画など活用しつつ、ぜひご覧ください。
10分間の短さの中で藤原さんが指摘されたのは、スペインかぜが第二派・三波の方が被害が大きかったことです。だから小康状態のいま、医療などを多角的に充実しておく必要がある。
また被害は、貧しく、抑圧され、環境の悪いところで働いている人々により大きく降りかかりました。とくに兵士たち、鉱山労働者たちに被害が集中しました。

日本は当時、朝鮮と台湾を支配していましたが、死亡率は「内地」の方が低かった。千人あたり内地8.1人に対し、朝鮮13.5人、台湾13.4人、さらに樺太は35.4人と突出していました。
今回も世界各地で似たようなことが起こっています。とくに「テレワーク」が強調されていますが、第一産業や医療・福祉・介護・保育など、リモートではできない多くの仕事があって、はじめてテレワークも可能です。
そうしてそうした仕事ほど環境や賃金が悪かったり、移民や貧しい人達の労働で支えられています。藤原さんは第二派までに、こうしたところに早急に手を入れるべきと強調されました。

全くその通り。深く共感します。私たちはいまビフォー・コロナと向き合い、足りないものを補い、あやまっているものをただして、未来に向かう必要がある。その点でポストコロナを始めていく必要がある。
藤原さんはその点で、スペインかぜのパンデミックの最中にも関わらず、当時、世界で多くの人々が圧政に抗して起ちあがったことも紹介されました。
1919年3月1日に朝鮮半島で起こった「3・1独立決起」も、スペインかぜで死者が続出した後だったそうです。日本でも全国各地で「米騒動」が起こりました。こうした民衆史にも注目し、いまを見つめる必要があります。


言葉の大切さを説く藤原辰史さん 朝日新聞への投稿より

科学と生産力への過信を越え、身体と心、言葉を大事にする世の流れを

藤原さんのお話に大いに共感しました。当日もとても楽しみですが、ともあれ僕はそれを受けて、「科学と生産力への過信を越え、身体と心(言葉)を大事にする世の中へ」というタイトルで発話したいと思っています。
見つめるべきビフォーコロナの限界が、科学や生産力が増せば、幸せがやってくるという過信や幻想に踊らされていることにあるように僕には思えるからです。その悪しき象徴が核エネルギーです。

同時にコロナ禍の中で、保健衛生のあり方も、あまりに薬や検査に依存していることが見えてはいないでしょうか。生き物としての私たちの身体を慈しみ、力を上げることにもっと着目すべきではないか。

そしてそのことと密接に絡むものとして、言葉とやりとり、その中から引きだされるものの大切さに、もう一度、目覚めるべきではないかと強く思います。
とくに今回、安倍首相には悲しくなるほどに「言葉」がありません。いつも「言葉」をウソや偽造、居直りで虐待してきたから、危機を前にして、一度たりとも人々の胸をうつ言葉が出てこないのです。
しかし残念ながら、野党のみなさんも、それに代わる言葉を紡ぎ出せてはいないのではないでしょうか。政治に言葉が不足しすぎているのではないでしょうか。

そしてそれは、おそらくは私たち全体の貧困で、だから私たちはもっと言葉を、やりとりを、大事にしていく必要があると思うのです。
そうでないと感染症の独特の怖さと、太刀打ちできない。正体が見えにくく、だからどんどん増殖しがちな怖さ。これと立ち向かうために、言葉を、やりとりを、納得いくまでの話し合いを、もっと大切にする必要がある。
藤原さんはこうも言われています。「ワクチンと薬だけでは、パンデミックを耐えられない。言葉がなければ、激流の中で自分を保てない。言葉と思考が勁(つよ)ければ、視界が定まり、周囲を見わたせる。」

そうだよなあととても強く思います。だから僕も説得力のある言葉を探し続け、紡ぎ続けていきたいと思うのです。
オンライン企画にご期待下さい!


クリスマス島でのイギリスの核実験の際、無防備なまま放射線にさらされた若き英軍兵士たち。もはや「知は力なり」などとは言えない!

***

『危機を好機に?ポストコロナをどう生きる?』
世間がほっとかなくなった「パンデミックを生きる指針」の藤原辰史さんと「原発からの命の守り方」の守田敏也さんと参加するみなさんの双方向トーク。

◇ 日時
未定

◇ 参加方法:
zoomにて

参加ご希望の方はFacebookページの「参加予定」のポチをしていただるとありがたいです!
https://www.facebook.com/events/248780339559800/?notif_t=plan_user_joined&notif_id=1590461790079598

◇ 参加費
投げ銭カンパをお願いします。振込先は以下に。無料でなければいくらでも結構です。
ゆうちょ銀行 普通 14440-50025191 ウチラコマッテンネンアットマークキョウト

◇ 主催:ウチら困ってんねん@京都
連絡先 09099939447(サトウ)

#パンデミックを生きる指針 #藤原辰史 #新型コロナウイルス感染症 #ポストコロナ

***

記事にご寄付をいただける場合は以下からお願いします!自由に金額設定できます。
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明日に向けて(1824)「パンデミックを生きる指針」の藤原辰史さんをオンラインで迎えて双方向トーク企画を行います!(28日)

2020年05月26日 17時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

【緊急のお知らせです】
28日午後8時から藤原辰史さんをオンラインでお招きしてトーク企画を開催する予定でしたが、やむを得ない事情により、急きょ、延期することとしました。
楽しみにしていてくださった方、どうもすみません。
また後日、開催日時をご連絡します。よろしくお願いします。

守田です(20200526 17:30)

企画のお知らせです!

藤原辰史さんをお迎えして

28日午後8時から京都大学准教授の藤原さんをオンラインでお招きして、以下の企画を行います。ウチら困ってんねん@京都の主催です。案内を貼り付けます。

***

『危機を好機に?ポストコロナをどう生きる?』
世間がほっとかなくなった「パンデミックを生きる指針」の藤原辰史さんと「原発からの命の守り方」の守田敏也さんと参加するみなさんの双方向トーク。

自粛要請に応じているなかで、やたらと不安になったり、
情報に流されそうになったり、ふと距離を置いてみたり、
街の景色にも、私にもあなたにも、
想像していなかった変化が起こっています。
これは危機なのか? もしかすると好機なのか?!
いま、話したいことを話しませんか?

オンラインでおこないます!

◇ 日時
未定

◇ 参加方法:
以下にアクセスしてください。
zoomで行います。

なお藤原さんの素晴らしい論稿『パンデミックを生きる指針-歴史研究のアプローチ』をあらかじめ読んでおいていただけると嬉しいです!
https://www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic

参加ご希望の方はFacebookページの「参加予定」のポチをしてください!
https://www.facebook.com/events/248780339559800/?notif_t=plan_user_joined&notif_id=1590461790079598

◇ 参加費
投げ銭カンパをお願いします。振込先は以下に。無料でなければいくらでも結構です。
↓↓↓
ゆうちょ銀行 普通 14440-50025191 ウチラコマッテンネンアットマークキョウト

◇ 主催:ウチら困ってんねん@京都
連絡先 09099939447(サトウ)

#パンデミックを生きる指針 #藤原辰史 #新型コロナウイルス感染症 #ポストコロナ

続く

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