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明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(913)トルコより帰国しました。さっそく京都などでお話します!

2014年08月08日 23時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140808 23:30)

昨日7日にトルコより戻ってきました。
シノップを現地時間6日11時半に発ち、飛行機でイスタンブールへ。そこから午後5時半発のフライトで11時間飛び、東京・成田に日本時間午前10時半に到着。乗継を待って大阪伊丹空港に午後6時半に着きました。
乗り継ぎ時間を含めて25時間、空港へのアクセスを含めると28時間の旅でした・・・。

まだ報告の途中ですが、今回もとても実り多い旅になりました。成果を早急にまとめていき、ただちに次につなげなくてはと思っていますが、さっそく明日9日より講演を行います。
まずは明日午前10時より立命館平和ミュージアム「平和のための京都の戦争展企画」に参加してお話します。タイトルは「なぜ、日本は原発をやめられないの?」です。
過去からの歴史を振り返り、同時に、なぜ今、輸出までしようとしているのかについてもお話するつもりです。

明日は午後にもう一つお話します。京都被爆2世3世の会の学習会です。午後2時からラボール京都です。
タイトルはずばり「ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題」です。

すでにお知らせしたものですが、講演会のスケジュールをお知らせしておきます。
なお8月末の篠山企画について明日に向けて(889)でお知らせした際に8月31日と書いてしまいましたが、正しくは30日です。この日も二つ企画があります。

以下、スケジュールをお知らせします。

*****

8月9日 京都市

2014 平和のための京都の戦争展企画

なぜ、日本は
原発をやめられないのか?

はじまりは、日米原子力協力協定 (1955)
核開発と密接に絡んだ原発導入の歴史に関してがっつり学びましょう!

なぜ、日本には54基もの原発があるのか?
なぜ、安全神話が生まれたのか?
なぜ、早々と収束宣言が出されたのか?
なぜ、深刻な事故を起こしたにもかかわらず原発を輸出したがるのか?
なぜ、事故を直視せず大嘘をついてオリンピックまで招いてしまったのか?

なぜ?を紐とくと今の日本の姿が見える
これからわたしたちにどんな困難が待ち受けているのだろうか?

8月9日(土)
午前10:00~12:00
おはなし 守田敏也さん

立命館 大学国際平和ミュージアム
ミュージアム2F 会議室資料代300円

主催 放射能からこどもを守ろう親の会
e-mail oya_nokai@yahoo.co.jp

チラシは以下から
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10203177036645081&set=a.3300903639751.2140616.1182740570&type=1&theater


***

8月9日 京都市

京都「被爆2世・3世の会」学習会のお知らせ

日 時 8月9日(土)14:00~17:00
会 場 ラボール京都(京都労働者総合会館)4階 第9会議室
お話 フリーライター 守田敏也さん
テーマ(仮題) ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題
原発廃棄推進と放射能対策・原発事故被災者支援のために

昨年8月の「原発・内部被曝問題」学習会に続いて、今年も、原発・放射能対策・原発事故被災者支援等について学習会を行なうことにしました。講師は今年度も守田敏也さんにお願いしました。
守田さんは今年2月~3月ドイツ・ベラルーシ・トルコを訪問され、現地の詳しい状況を視察されてきました。これらの国、地域から見た日本の現状と課題についてお話しいただきます。
また『美味しんぼ』バッシングに象徴される放射能「安全神話」とでも言うべき状況があらたに繰り広げられようとしており、これに対する私たちのとりくむべき課題についてもお話ししていただきたいと思います。
学習会は「2世・3世の会」会員・賛助会員以外のどなたも参加できるオープン企画です。お近くの方、お知り合いにも是非ご案内下さい。

***

8月10日 大津市

保養キャンプにてお話。クローズドな会です・・・。

***

8月16日 大津市

~チェルノブイリ・福島原発事故をとおして放射線からの身体の守り方を考える~

こんにちは、びわこ☆1・2・3キャンプです!
私たちのキャンプは、東北や関東の放射線量が高くて外遊びが難しい地域のお子さんに、滋賀の自然の中で思う存分遊んで欲しいという思いから始めたキャンプです。
参加してくれる子どもたち、ご家族にもいろいろ学んで欲しい、地域の方々とも交流して欲しいということで、地域の方もお招きしてお話会を開くことにしました。   
今回お話してくださるフリージャーナリストの守田敏也さんは、3.11以降、何度も福島を始めとする東北を訪れ、震災や原発事故の被害に遭われた方々との交流、支援をされています。
また、防災危機管理と放射線防護などについて、行政とタッグを組んで研究を重ね、ご自身のブログ「明日に向けて」で情報発信しておられます。

午前のお話会では、小学生のお子さんにも分かる放射線から身体を守るお話。
午後は、大人向けに今年3月に訪れたドイツ、ベラルーシ、トルコ(トルコは8月初旬にも再訪)の取材報告をしていただきます。
みなさま、どうぞお誘い合わせて多数ご参加ください。

☆日時:8月16日(土)午前の部 10:00~11:30 午後の部13:30~15:00  
☆場所:日本フィンランド学校  大津市新免2-10-1 新免バス停より徒歩8分
☆参加費:無料
☆託児はありません。未就学児さんのご同伴は結構ですが、見守りはご家族でお願いします。
☆申し込み、お問い合わせ:Tel:080-5351-7569
E-mail:bun-kankmsnlk@ezweb.ne.jp  (井野)

チラシは以下から
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10203177101486702&set=a.3300903639751.2140616.1182740570&type=1&theater

***

8月23日 赤磐市

◎タイトル:第16回あかいわエコメッセ  ~原発のない明日に向けて~
http://kokucheese.com/event/index/177094/

◎日時:2014年8月23日(土)

 開場時間:13:00
 第一部: 13:30~15:00

 守田 敏也さん講演・質疑応答
 「フクシマの真実と未来への希望」

 第二部: 15:30~16:00
 蝦名 宇摩さん演奏会

 交流会:16:00~17:00
 守田さん、蝦名さんを交えて
 みなさんと交流のひとときを

◎会場:赤磐市立中央図書館多目的ホール
 〒 709-0816 岡山県赤磐市下市325 - 1
 TEL: 086-955-0076
 ※無料駐車場あり

◎料金:前売1,000円 当日1,300円
 ※前売券代金を当日会場でお支払いいただきます。
 ※申込完了メールが予約票の代わりとなります。
  プリントアウトして当日、受付にご提示ください。
  携帯電話の画面でのご提示でも結構です。
 ※できるだけ、おつりが発生しないようお願いします。

◎主催:あかいわエコメッセ実行委員会

◎後援:赤磐市、赤磐市教育委員会

***

8月30日 篠山市

原子力災害対策について講演
篠山市消防団、自主防災組合などが主催
午前10時より

詳細未定

***

8月30日 篠山市
お母さんたちが中心の会で午後に講演

詳細未定

***

9月13日 福井県小浜市

詳細未定

***

9月14、15日 長野県大鹿村

おやまの上でどんじゃらホイ!

原発について、軍隊「慰安婦」問題についてトーク

14日 午後7時半から
15日 午前10時から

 

 

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明日に向けて(889)内部被ばくと食べもの選び、原子力災害対策、トルコのことなど話します!

2014年07月14日 23時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140714 23:30)

ここ数日間、怒涛のように企画参加、講演などを行ってきました。
7月10日、11日に篠山市で原子力災害対策の講演などを行い、12日に加古川で、脱原発はりまアクションの会の結成3周年の集いに参加。
13日には京都府亀岡市で内部被ばくと食べ物の選び方に関する集会でお話してきました。

この夏も各地でお話します。
7月22日、23日は連続して岡山県内で講演です。
22日は岡山市で「あゆみ保育園」にうかがって、「いつものご飯について一緒に考える」という内容でお話します!
もちろん、福島原発事故のことから話し始めます。

23日は保養キャンプである瀬戸内交流プロジェクトに参加。
子どもたちと一緒に放射能とは何かを考え、身の守り方をお話します。さらに身体を元気にするために何を食べるべきか、何を食べてはいけないかも話します。

自分の講演ではありませんが、7月27日、29日は核戦争防止国際医師会議ドイツ支部のジーデントップさんの講演会に参加します。
3月にドイツで行われた国際医師会議の立役者だった方です!久しぶりにお会いするのが楽しみです!!

この後、7月31日出国、8月7日帰国の予定で再びトルコに行ってきます!!
シノップ市の中のゲルゼ町が呼んでくださいました。3日に反原発集会に参加し、講演の予定です。
トルコの方たちとまた会えるのが今から待ち遠しいです!

帰国後、8月9日、長崎原爆の日に、午前中は立命館平和ミュージアムの戦争展の場で。
「核開発と密接に絡んだ原発導入の歴史に関してがっつり学びましょう!」というキーワードでお話します。

午後は「京都被爆2世3世の会」のお招きで、
「ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題 原発廃棄推進と放射能対策・原発事故被災者支援のために」というタイトル(仮題)でお話します。
明後日、ミーティングがあるので、もう少し表現が変わるかも。
ここでは7月31日から8月7日のトルコ訪問のホッとな内容もお話できると思います。

8月10日は大津市での保養キャンプに参加。まだ内容をつめているところですが、いずれにせよ子どもたちと一緒に放射能時代を図太く生き抜く知恵を分かち合いたいです。

8月16日も大津市で、もう一つの保養キャンプ、びわこ123キャンプに参加してお話します。
午前は子どもたちに放射能からの身の守り方を、午後には大人たちに、トルコ・ベラルーシ・ドイツの旅などのお話をします。

8月23日は岡山県赤磐市で「フクシマの真実と未来への希望」というタイトルでお話します。
瀬戸内にも僕を呼んでくださる蝦名宇摩さんが、津軽三味線も聞かせてくれます。

8月31日は篠山市消防団の依頼で午前中に講演、午後はお母さんたちの会でお話します。
詳細を詰めているところです。

この他、8月中旬ごろ、ごーごーわくわくキャンプでもお話します。日程を調整中です。

以下、案内を貼り付けます。

*****

7月22日 岡山市

守田敏也さんのお話を聞く会

いつものごはんについて、一緒に考えてみませんか?
あゆみ保育園のお父さんお母さん、福島からは遠い?岡山の方にもちょっとだけ一緒に聞いて頂けたら嬉しい、今日本で起きていること。

時間 18:00~19:30
場所 岡山市北区 あゆみ保育園

主催 あゆみ保育園学習会実行委員会2014
連絡先 ayumihogosyakai@gmail.com

チラシはこちらから
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=679684965432902&set=a.131885896879481.25496.100001742135238&type=1&theater

***

7月23日 瀬戸内市

瀬戸内交流プロジェクト
https://sites.google.com/site/seto80meet/

14:00~16:00
会場  啓明学院前島キャンプ

放射能について語る   参加費無料
守田敏也 講演会

全国各地の保養イベントで放射能について、世界の原発事情について講演会をしているフリーライターの守田さん。
食についてのお話しや、環境問題、防災の話など、幅広いテーマを子ども向けに分かりやすくお話ししてくださいます。
https://sites.google.com/site/seto80meet/gyouji/touken

***

8月3日 トルコ・シノップ市ゲルゼ町

再びトルコを訪れてお話することになりました!

***

8月9日 京都市

2014 平和のための京都の戦争展企画

なぜ、日本は
原発をやめられないのか?

はじまりは、日米原子力協力協定 (1955)
核開発と密接に絡んだ原発導入の歴史に関してがっつり学びましょう!

なぜ、日本には54基もの原発があるのか?
なぜ、安全神話が生まれたのか?
なぜ、早々と収束宣言が出されたのか?
なぜ、深刻な事故を起こしたにもかかわらず原発を輸出したがるのか?
なぜ、事故を直視せず大嘘をついてオリンピックまで招いてしまったのか?

なぜ?を紐とくと今の日本の姿が見える
これからわたしたちにどんな困難が待ち受けているのだろうか?

8月9日(土)
午前10:00~12:00
おはなし 守田敏也さん

立命館 大学国際平和ミュージアム
ミュージアム2F 会議室資料代300円

主催 放射能からこどもを守ろう親の会
e-mail oya_nokai@yahoo.co.jp

チラシは以下から
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10203177036645081&set=a.3300903639751.2140616.1182740570&type=1&theater


***

8月9日 京都市

京都「被爆2世・3世の会」学習会のお知らせ

日 時 8月9日(土)14:00~17:00
会 場 ラボール京都(京都労働者総合会館)4階 第9会議室
お話 フリーライター 守田敏也さん
テーマ(仮題) ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題
原発廃棄推進と放射能対策・原発事故被災者支援のために

昨年8月の「原発・内部被曝問題」学習会に続いて、今年も、原発・放射能対策・原発事故被災者支援等について学習会を行なうことにしました。講師は今年度も守田敏也さんにお願いしました。
守田さんは今年2月~3月ドイツ・ベラルーシ・トルコを訪問され、現地の詳しい状況を視察されてきました。これらの国、地域から見た日本の現状と課題についてお話しいただきます。
また『美味しんぼ』バッシングに象徴される放射能「安全神話」とでも言うべき状況があらたに繰り広げられようとしており、これに対する私たちのとりくむべき課題についてもお話ししていただきたいと思います。
学習会は「2世・3世の会」会員・賛助会員以外のどなたも参加できるオープン企画です。お近くの方、お知り合いにも是非ご案内下さい。

***

8月10日 大津市

保養キャンプにてお話。詳細未定

***

8月16日 大津市

~チェルノブイリ・福島原発事故をとおして放射線からの身体の守り方を考える~

こんにちは、びわこ☆1・2・3キャンプです!
私たちのキャンプは、東北や関東の放射線量が高くて外遊びが難しい地域のお子さんに、滋賀の自然の中で思う存分遊んで欲しいという思いから始めたキャンプです。
参加してくれる子どもたち、ご家族にもいろいろ学んで欲しい、地域の方々とも交流して欲しいということで、地域の方もお招きしてお話会を開くことにしました。   
今回お話してくださるフリージャーナリストの守田敏也さんは、3.11以降、何度も福島を始めとする東北を訪れ、震災や原発事故の被害に遭われた方々との交流、支援をされています。
また、防災危機管理と放射線防護などについて、行政とタッグを組んで研究を重ね、ご自身のブログ「明日に向けて」で情報発信しておられます。

午前のお話会では、小学生のお子さんにも分かる放射線から身体を守るお話。
午後は、大人向けに今年3月に訪れたドイツ、ベラルーシ、トルコ(トルコは8月初旬にも再訪)の取材報告をしていただきます。
みなさま、どうぞお誘い合わせて多数ご参加ください。

☆日時:8月16日(土)午前の部 10:00~11:30 午後の部13:30~15:00  
☆場所:日本フィンランド学校  大津市新免2-10-1 新免バス停より徒歩8分
☆参加費:無料
☆託児はありません。未就学児さんのご同伴は結構ですが、見守りはご家族でお願いします。
☆申し込み、お問い合わせ:Tel:080-5351-7569
E-mail:bun-kankmsnlk@ezweb.ne.jp  (井野)

チラシは以下から
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10203177101486702&set=a.3300903639751.2140616.1182740570&type=1&theater

***

8月23日 赤磐市

◎タイトル:第16回あかいわエコメッセ  ~原発のない明日に向けて~
http://kokucheese.com/event/index/177094/

◎日時:2014年8月23日(土)

 開場時間:13:00
 第一部: 13:30~15:00

 守田 敏也さん講演・質疑応答
 「フクシマの真実と未来への希望」

 第二部: 15:30~16:00
 蝦名 宇摩さん演奏会

 交流会:16:00~17:00
 守田さん、蝦名さんを交えて
 みなさんと交流のひとときを

◎会場:赤磐市立中央図書館多目的ホール
 〒 709-0816 岡山県赤磐市下市325 - 1
 TEL: 086-955-0076
 ※無料駐車場あり

◎料金:前売1,000円 当日1,300円
 ※前売券代金を当日会場でお支払いいただきます。
 ※申込完了メールが予約票の代わりとなります。
  プリントアウトして当日、受付にご提示ください。
  携帯電話の画面でのご提示でも結構です。
 ※できるだけ、おつりが発生しないようお願いします。

◎主催:あかいわエコメッセ実行委員会

◎後援:赤磐市、赤磐市教育委員会

***

8月30日 篠山市

原子力災害対策について講演
篠山市消防団、自主防災組合などが主催
午前10時より

詳細未定

***

8月30日 篠山市
お母さんたちが中心の会で午後に講演

詳細未定


 

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明日に向けて(875)京都市(4か所)・加古川市・亀岡市・岡山市・瀬戸内市でお話します!

2014年06月27日 22時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140627 22:30)

当面の講演等をご紹介します。

6月29日京都市
まずは目前の企画、6月29日に行われる豊田直巳さんとのジョイント講演、対談です。
「福島原発事故から3年 今、わたしたちにできること」
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=529223343866685&set=pcb.529224593866560&type=1&theater
(874)で詳報しましたので、それをご覧ください。

7月5日京都市
京都浄土宗西山禅林寺派 慈雲山恵光寺さんで子どもと大人向けにお話します。
タイトルは「震災と原発とフクシマの子どもたち」
午後2時から1時間です。

7月12日兵庫県加古川市
脱原発はりまアクション結成3周年記念の講演会です。
メインテーマは「チェルノブイリ後の世界ー私たちの今」
2部にわけてお話します。
第一部 ベラルーシ~ドイツ~トルコ脱原ツアー報告
第二部 どうなってるの?兵庫の原子力防災
午後1時半から4時です。

7月13日京都府亀岡市
亀岡市のガレリアかめおかでお話します。
タイトルは「内部被ばくと食べ物選び勉強会 ~原発事故後の日本で暮らすということ~」
午後1時半から3時半です。

7月22日岡山県岡山市
岡山市北区あゆみ保育園でお話します。
タイトルは「東京電力福島第一原発事故以降の日本で、生き延びるために何を食べるか、いかに食べるか」
午後6時から7時半です。

7月23日岡山県瀬戸内市
瀬戸内交流プロジェクト(保養キャンプ)でお話します。
タイトルは「放射能について語る」
午後2時から4時
啓明学院前島キャンプにてです。

8月9日、長崎原爆の日は、京都市内で2回お話します。
立命館平和ミュージアムで行われる「平和のための京都の戦争展企画」でのお話です。
「核開発と密接に絡んだ原発導入の歴史に関してがっつり学ぶ」(仮題)
午前10時から12時です。

京都被爆2世3世の会の学習会でお話します。ラボール京都です。
タイトルは「ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題」
午後2時から5時です。

以下、詳しい案内を貼り付けておきます。

***

6月29日
「福島原発事故から3年 今、わたしたちにできること」
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=529223343866685&set=pcb.529224593866560&type=1&theater

日時:6月29日(日) 13時開場 13時半開会
場所:龍谷大学深草キャンパス22号館 101教室

講演内容:
豊田直巳氏によるスライドトーク
<「映画『遺言』?原発さえなければ」編集からこぼれたもの>
守田敏也氏による講演
<チェルノブイリとフクシマ後の世界で問われていること?ベラルーシ・ドイツ・トルコを訪れて>
豊田さんと守田さんによるトーク

ふしみ「原発ゼロ」パレードの会 ブログより
http://nonukesfushimi.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

***

7月5日
京都浄土宗西山禅林寺派 慈雲山恵光寺 企画
 子どもと大人向けに分かりやすく原発のこと、福島のことを話します。

◎7月5日(土)  午後1時30分 ~3時30分
さんが・いちはらの 主催
 東北大震災支援プロジェクト「忘れないぞ 東北 Smile Again 2015」
たなばたまつり たなばた笹かざりを作って東北に届けよう

■会場:恵光寺 (~午後3時30分終了)
■1:30 たなばた・笹の飾り付け
■2:00お話:守田敏也先生
「震災と原発とフクシマの子どもたち」

★ 守田敏也先生 ☆
フリーライター。ナラ枯れの問題に深くかかわり、大文字山の害虫防除に参加。
 震災以後、全国各地で講演や支援活動を実施。著書は岩波ブックレット『内部被曝』など。

■3:00 流しそうめん大会

京都浄土宗西山禅林寺派 慈雲山恵光寺ホームページ
http://www.kyoto-ekouji.jp/

***

7月12日

脱原発はりまアクション結成3周年記念の講演会です
[メインテーマ]チェルノブイリ後の世界ー私たちの今
第一部 ベラルーシ~ドイツ~トルコ脱原ツアー報告
第二部 どうなってるの?兵庫の原子力防災

と き: 7月12日(土)13:30~16:00(開場13:00)
ところ: 県加古川総合庁舎1F 講座研修室
参加費:700円(避難者・18歳以下無料、障がい者と付き添い1名各半額)    

後で脱原はりま名物「1品持ちより交流会」あり。
なにか一品持ち寄るか、気持ちカンパ。

チラシ
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=672067146220950&set=gm.756747424375433&type=1&theater
脱原発ニュース
http://www.m-epoch.com/katudoyotei/20140712kakogawamoriyakouenkai.pdf

***

7月13日

「内部被ばくと食べ物選び」勉強会 ~原発事故後の日本で暮らすということ~

日時:2014年7月13日(日)13時30分~15時30分
場所:ガレリアかめおか 2F研修室
定員:予約制(40名程度を予定)
参加費:1,000円(お子様同伴OK)
http://kameoka.org/holding/event004/

***

7月22日

東京電力福島第一原発事故以降の日本で、生き延びるために何を食べるか、いかに食べるか

時間 18:00~19:30
場所 岡山市北区 あゆみ保育園

***

7月23日

瀬戸内交流プロジェクト
https://sites.google.com/site/seto80meet/

14:00~16:00
会場  啓明学院前島キャンプ

放射能について語る   参加費無料
守田敏也 講演会

全国各地の保養イベントで放射能について、世界の原発事情について講演会をしているフリーライターの守田さん。
食についてのお話しや、環境問題、防災の話など、幅広いテーマを子ども向けに分かりやすくお話ししてくださいます。
https://sites.google.com/site/seto80meet/gyouji/touken

***

8月9日

2014 平和のための京都の戦争展企画

核開発と密接に絡んだ原発導入の歴史に関してがっつり学ぶ(仮題)
10:00~12:00
立命館平和ミュージアム2F会議室

資料代300円
主催 放射能からこどもを守ろう親の会

***

8月9日

京都「被爆2世・3世の会」学習会のお知らせ

日 時 8月9日(土)14:00~17:00
会 場 ラボール京都(京都労働者総合会館)4階 第9会議室
お話 フリーライター 守田敏也さん
テーマ(仮題) ドイツ・トルコ・ベラルーシの視察から学ぶ日本の現状と課題
原発廃棄推進と放射能対策・原発事故被災者支援のために

昨年8月の「原発・内部被曝問題」学習会に続いて、今年も、原発・放射能対策・原発事故被災者支援等について学習会を行なうことにしました。講師は今年度も守田敏也さんにお願いしました。
守田さんは今年2月~3月ドイツ・ベラルーシ・トルコを訪問され、現地の詳しい状況を視察されてきました。これらの国、地域から見た日本の現状と課題についてお話しいただきます。
また『美味しんぼ』バッシングに象徴される放射能「安全神話」とでも言うべき状況があらたに繰り広げられようとしており、これに対する私たちのとりくむべき課題についてもお話ししていただきたいと思います。
学習会は「2世・3世の会」会員・賛助会員以外のどなたも参加できるオープン企画です。お近くの方、お知り合いにも是非ご案内下さい。

 

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明日に向けて(874)飯舘、福島の思いを分かち合おう!・・・映画『遺言』監督豊田直巳さんと対談します。

2014年06月24日 23時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140624 23:30)

すでにお知らせしてきましたが、6月29日に京都市伏見区の龍谷大学で、映画『遺言~原発さえなければ』を撮ったフォトジャーナリストで監督の豊田直巳さんと対談します。
まず豊田さんが<「映画『遺言』~原発さえなければ」編集からこぼれたもの>というタイトルでお話します。
そのあとに僕が<チェルノブイリとフクシマ後の世界で問われていること~ベラルーシ・ドイツ・トルコを訪れて>というタイトルでお話します。
その後、会場の方に主に豊田さんへの質問を紙に書いて提出してもらい、それをもとに僕が豊田さんをインタビューする形で対話に入りたいと思います。

この企画につながるものとして、5月25日に大阪西成区で飯舘村の酪農家、長谷川健一さんとジョイント講演と対談をしました。
IWJが取材してくださった映像がネットにアップされているのでご紹介します。
一部が長谷川さんのお話。二部が守田の話と長谷川さんとの対談と質疑応答です。

2014年5月25日「あの日から3年~福島は今、どうなっているか」長谷川健一氏×守田敏也氏 講演会
(第一部)
http://www.ustream.tv/recorded/47995676
(第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/47997448

ずいぶん、いろいろな方がアクセスしてくださったそうですが、とくに対談について「こういう本音を語り合う集会は初めてみた」などの評価が著名な方からも集まったと聞いています。

確かにいろいろな「本音」が出た対談と質疑応答でした。
例えばその一つに司会の方から「リスクコミュニケーション」についてどう思うか問われたことがありました。「リスコミ」とは実際には「放射能は怖くない」という宣伝でしかないのですが、その話の中で安斎育郎さんが福島市で住むことは安全だと言っているがどう思うか・・・というような質問がなされたのです。
僕の周りには安斎さんを尊敬している方も、反対に激しく批判している方もいるのでちょっと困ったのですが、一生懸命、答えました。二部の1時間30分から10分ぐらいにこの話が出てきます。

また長谷川さんが「福島の高校生が「私たちは子どもを産めるんですか」と東電の社長に質問した。あるいはある地区の女子高生が「もう私は結婚なんてできない。できても怖くて子どもなんて産めない」と言ったことを聞かされた。
そのときどう考えていいかわからなかった。とにかくそんなことを思わせることが一番の罪だ」という話をされました。
それでは「子どもを産めない」という若い女性の声にどう答えればいいのか。僕なりに考えを述べました。ただしけしてまとまった、かっこいい答えなどではなく、実際にあるところである答え出して、あとでそれを批判されたことなどを話しました。
すると事故の直後に、女性が妊娠したお子さん夫婦との日々とフロアから語ってくださった方がいました。原発の近くに住まわれていた女性です。またこれを受けて、長谷川さんも、息子さんのお連れあいが事故があったまさにそのときに妊娠が分かったことを話してくださいました。
この話は二部の1時間56分ぐらいのところから出てきます。

今日の記事を書くために、あらためて録画を観て、「この対談と質疑応答は、文字起こししなくてはいけないな」と思いました。
今、それをお伝えできくて申し訳ないのですが、しかし何というか、この日の長谷川さんとのお話を通じても、僕は、飯舘や福島の痛みを私たちがいかにシェアすべきなのかという点についてクローズアップすることができたと思いました。
そんなに明確なものではないし、細かいところでは意見の分かれるところもたくさんあると思いますが、まず大事なのは、飯舘に、そして福島に起こったことをありのままに捉え、その上で、自分のイマジネーションをも働かせて、なかなか答えの出ない問いを自らも考えながら、そうした問いそのものの中にある痛みを分かち合うことだと思うのです。


僕が映画『遺言~原発さえなければ』を強く推すのもそのためです。実はこの映画は観る前から、正確には4分ちょっとの予告編を観ただけで強く推してきました。映画の主人公の長谷川健一さんをよく知っていたからであり、また監督の豊田直巳さんをよく知っていたからです。
誰よりも福島の痛みをストレートに語ってきたのが長谷川さんであり、かつ事故当初より、高線量地帯に飛び込んで映像を撮りつづけ、長谷川さんのもとに入ったのが豊田さんであったからです。
そこでできた映画が凄くないはずがないと思っていましたが、実際に、本当に圧巻でした。

3時間45分と長いのですが、とにかく、この映画を観ると、あの日の飯舘村に連れて行ってもらえます。そして村民の一員になったような気になり、そこに起こったことを観ることになります。
けして「悲惨さ」だけが描かれているのではない。飯舘の方たちの目線の柔らかさ、豊かさも同時に心に入ってくるのです。それもあってこそ、この事故の理不尽さを深いところからつかめるように僕には思えました。

なお5月の長谷川さんとの対談の中で、僕にとって嬉しかったのは、事故から3年経ち、映画が封切られて各地で上映が進む中で、長谷川健一さんの心の中に明るい風が吹き始めてもいるように感じたことです。
何より映画が大変な反響を呼び、どこでも大当たりしています。福島市での上映も、映画館の支配人さんの予想を大きく超えた来客があったそうです。
飯舘の痛みが分かち合われている・・・そのことに勇気づけられている長谷川さんの姿を見たように思います。

同時にその中で・・・これは二人での会話の時ですが・・・「そろそろみんな、黙っていねえど」という言葉も長谷川さんから出てきました。
飯舘の人々も、浜通りの人々も、故郷を追われ、避難生活に入り、その中で失った人と人とのつながりをはじめ、多くの「大切なもの」を取り戻そうとして必死になって歩んでこられました。
「謝罪」にきた東電役員に怒りを発したことはあったけれども、それ以上、刑事責任を追及したりすることはしてきませんでした。何よりも生活再建が先だった。
そして僕には、どこかで国や東電の良心を期待する優しさ、本当の謝罪や補償を待っている優しさが、飯舘の人々にあったのかなとも思います。

でも東電は本当にひどい対応しかしてこなかった。この国の政府がどれほど無責任で冷酷な人々なのかもわかりました。
それに対して長谷川さんは「そろそろみんな、黙ってねえど」と言われたように思えました。というか「みんな黙ってねえど」という言葉に続いてくる何かに僕は応えたいと強く思いました。

6月29日の豊田さんとの話では僕はそんな点を豊田さんがどう観ているのかということも聞きたいなと思っていますが、もちろんそれよりも会場のみなさんに、自由闊達に質問を出して欲しいと思っています。
そして一緒になって福島の、あの日から今日にいたるまでを、心象風景としてそれぞれの胸のうちに宿らせられたらなと思うのです。
それがこれからを私たちが生きていく上でとても大事なものになると思うからです。
なお、僕はこうしたことに花を添える形で、ドイツ・ベラルーシ・トルコで観てきたことをお話をしたいと思っています。

お近くの方、ぜひお越しください。
また遠方の方は、長谷川さんと僕のジョイント講演、対談をご覧いただけると幸いです。
また『遺言 原発さえなければ』は京都シネマで6月21日から7月4日まで上映中ですが、8月からは自主上映が可能になりますので、どうかぜひそれぞれのお住いの地域に映画を呼んでください。

以下、集会案内と映画の自主上映に関する情報を貼り付けます。

***

「福島原発事故から3年 〜今、わたしたちにできること〜」
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=529223343866685&set=pcb.529224593866560&type=1&theater

日時:6月29日(日) 13時開場 13時半開会
場所:龍谷大学深草キャンパス22号館 101教室

講演内容:
豊田直巳氏によるスライドトーク
<「映画『遺言』〜原発さえなければ」編集からこぼれたもの>
守田敏也氏による講演
<チェルノブイリとフクシマ後の世界で問われていること〜ベラルーシ・ドイツ・トルコを訪れて>
豊田さんと守田さんによるトーク

一人目は「豊田直巳」さん。

フォトジャーナリストにして映画「『遺言』原発さえなければ」の共同監督。
難民や戦地で虐げられる人々を追って来た方です。311以降は被災地に入り多くの写真を届けてくれました。映画「遺言」の製作過程を交えてのお話を伺いたいと思います。

#映画「『遺言』原発さえなければ」は6月に京都シネマでの上映が決定しています

二人目はお馴染み「守田敏也」さん。

京都在住のフリーライター。前回、前々回とお世話になった守田さんに今年もお願いしちゃいました。
先日は体調が優れない中、ベラルーシ・ドイツ・トルコを歴訪。また、多くのお土産を持って帰ってきてくれたとの事です。

ふしみ「原発ゼロ」パレードの会 ブログより
http://nonukesfushimi.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

*****

映画『遺言 原発さえなければ』自主上映に関する情報
http://yuigon-fukushima.com/self/

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明日に向けて(851)飯舘村の長谷川健一さん、映画『遺言』監督の豊田直巳さんと対談します!

2014年05月19日 23時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140519 23:00)

昨日(18日)、集団自衛権行使・解釈改憲に反対する戦争反対スタンディングを京都市の三条大橋の上で行いました。
わずか3日間という緊急の呼びかけだったにも関わらず、70人もの方が参加してくださいました。

当日の行動の写真を僕のFacebookのページにアップしてあります。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10202800466231056&set=pcb.10202800469311133&type=1&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10202800527472587&set=pcb.10202800531512688&type=1&theater

ご参加いただいたみなさん。ネットなどから応援してくださったみなさん。どうもありがとうございました。
こうした行動を粘り強く繰り返していきましょう!


さて今日は講演・対談のお知らせです。5月25日に大阪で飯舘村の長谷川健一さんとお話をします。ついで6月29日に映画『遺言~原発さえなければ』監督の豊田直巳さんとお話します。
映画『遺言』は、監督の豊田直巳さんと野田雅也さんが、福島原発事故直後に福島県を訪れ、飯舘村に入って以降、飯舘の人たちを撮りつづけて作成されてたものです。
総撮影時間250時間。飯舘の人々の800日を淡々と追って続け、それを3時間45分に詰め込んでいます。

映画の中心人物として登場しているのが酪農家の長谷川健一さん。飯舘村の酪農家仲間のみなさんがたくさん登場しています。
映画のタイトルにある「原発さえなければ」という言葉は、飯舘村の隣町の相馬市で酪農を営んでいて2011年6月10日に自ら命を絶たれた故菅野重清の遺されたものからとったもの。菅野さんは長谷川さんの友人でした。
映画ではもう1人、「一時帰宅」の時に自ら命を絶たれた方のことも描かれています。

この映画についてはすでに以下の記事でもご紹介しました。

明日に向けて(835)映画『遺言~原発さえなければ』を広めよう!支えよう!痛みを分け合い、怒りを共に!!
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/48c3e1a588b328471650fee5708de8fb

このとき同時に、豊田さんが発信していた、「映画『遺言』の募金サイトへのご協力を」という要請文を貼り付けましたが、最終的に全国から118人の方がご協力くださり1,211,500円が集まったそうです。ご協力、ありがとうございます。
上映スケジュールもどんどん広がっていて、たった今は、福島市のフォーラム福島で上映中です。(明日20日まで)
5月22日から25日にはソウルでの上映が行われます。海外初めての上映として5月8日から15日にソウル環境映画祭で上映されたことに継ぐものです。
6月7日から13日には愛知で上映されます。

京都でも6月21日から京都シネマで上映。28日の上映後と29日の上映前に、豊田監督が舞台挨拶します。
その後、龍谷大学で、豊田・守田の講演と、対談が行われます。

この他、6月28日、29日には北海道帯広市でも上映が行われます。
上映については詳しくは以下の情報をチェックしてください。
http://yuigon-fukushima.com/theater/


僕も長谷川さんや豊田さんとお話するために、また飯舘のことをもう一度、しっかりと胸に刻むために、17日に大阪まで出かけて映画をじっくり観てきました。
圧巻でした!3時間45分と通常の映画2本分に、事故直後からの飯舘村の様子が淡々と淡々と描かれています。
しかもナレーションがまったく入っていない。一貫して映像の持つ力だけで、登場人物と飯舘村の光景のみせる力だけで、映画が続いていくのです。

映画の手法としてこれがどのような評価を受けるのか、僕にはとんと分かりませんが、しかし言えることは、この映画を観ることを通じて、私たちの中に「飯舘経験」とでも呼べるものが作られることです。
約4時間、私たちは飯舘村の訪問者となり、村民に寄り添う人となり、そうして村民自身ともなっていく。「村民」とは言い過ぎかもしれませんが、飯舘村の生活が私たちの中に入り込んでくるのです。
飯舘村は美しい。人々の顔も柔らかい。牛たちとの触れ合いには温かみがある。それが奪われてしまうことの切なさ、悲しさ、理不尽さへの憤り、それを私たちは体験することになる。シェアすることになるのです。


今、『美味しんぼ』をめぐって、安倍首相を筆頭に自民党閣僚が束になって攻撃を行ってきており、したり顔でこれに追従する見解を述べている人士もいますが、そもそも福島を激しく汚染したのは東京電力なのです。
そして飲み食いすら禁止されている放射線管理区域に該当する地域に、今なお、膨大な数の人々を平気で住まわせているのが、私たちの国の政府なのです。
安倍首相は「原発はコントロールされている」「汚染水は完全にブロックされている」「今も未来も健康被害はまったくない」などという大嘘すらついて、東電の罪も、政府の失政も覆い隠している。
そうして、福島の厳しい現実の一端を告発した1人の漫画家と数人の登場人物に、国家の総力を挙げてバッシングをしてきている。

話がまったく逆です。東電と政府が、福島の人々、飯舘の人々からあの美しい町を、温かく穏やかな生活を、奪い去ったのです。奪い去って、死にすらおいやったのです。
自ら命を断った話ばかりではありません。東京新聞の推計で、2013年3月31日までに約1300人の福島の人々が、「原発関連死」で亡くなってもいるのです。原発事故からの避難中の死です。
事故がなければこの膨大な数の人々は命を失うことはなかった。にもかかわらず東電からも政府からも誰一人も責任を問われてものがでてきていません。逮捕者もいません。
このあまりに理不尽な状態、法治国家とはとても言えない状態が私たちの前に厳然としてあり続けています。

映画『遺言』は、ただただ、飯舘村の人々の原発事故の中での暮らしを撮ることだけで、この理不尽さを告発しています。
それは映画が、飯舘村の人々の心の中にまで入って、飯舘村の人々の目になりきって、そこから見える世界を映し出しているからだと僕には思えます。
そのため、飯舘村の人々の、何とも言えず、魅力的で温かい思いが観ているこちらの心にまで入り込んできます。映画の中には、悲しみの中にあってなお、豊かで柔らかい笑みをたたえる飯舘の人々の姿もたくさん出ています。
だからまた一層、悲しくもあるのですが、僕はこの悲しさを体験することがとても貴重だと思います。

どうかみなさま。ぜひ映画『遺言』をご覧になってください。そして飯舘の、福島の悲しみをシェアしてください。
痛みをシェアすることで、やはり僕は少しでも飯舘の方たちの心の傷を癒して差し上げたいと思います。
もちろん本当の癒しは、東電と政府から本当の謝罪と補償を引き出すことの中でこそ果たされていくことです。そのためには原発を無くすことが絶対条件です。
しかし今、本当に理不尽な目に合されている飯舘の方たちの痛みを共有化することがとても大切です。この痛みすら理解されない、受け止めてもらえないなんていうことは、けしてあってはならない!

そのために可能な方はぜひ『遺言』をご覧下さい。また長谷川健一さんが各地を周ってくださっていますので、ぜひお近くの講演会にもお越しください。
大阪の方は5月25日の長谷川健一さんと守田の対談企画に、京都の方は6月29日の豊田直巳監督と守田の対談企画に来て下さればと思います。

なお上映予定のない地域では8月1日から自主上映が可能となるそうです。ぜひ上映委員会を立ち上げていただければと思います。
この点については以下をクリックして下さい。
http://yuigon-fukushima.com/self/

以下、大阪と京都の企画案内を貼り付けておきます!

*****

5月25日大阪市西成区

「あの日から3年〜福島は今、どうなっているか」

帰還と内部被曝
長谷川健一×守田敏也

年間20ミリシーベルトの高線量地域に帰還させるのは棄民政策です。
政府と東電の福島切り捨てに荷担したくはありません。
実害を「風評被害」とごまかし、「食べて応援」で被災者を地元にしばりつけたくありません。
内部被曝を強いる政府と東電に対し共に闘っていきましょう。

日時:5月25日(日)14時から(開場13時半)
会場:釜ヶ崎ふるさとの家にて(西成区萩之茶屋3-1-10)
主催:西成青い空カンパ
連絡:hanamama58@gmail.com
参加費:500円(資料代)

*****

6月29日京都市伏見区

「福島原発事故から3年 〜今、わたしたちにできること〜」

日時:6月29日(日) 13時開場 13時半開会
場所:龍谷大学深草キャンパス22号館 101教室

講演内容:
豊田直巳氏によるスライドトーク
<「映画『遺言』〜原発さえなければ」編集からこぼれたもの>
守田敏也氏による講演
<チェルノブイリとフクシマ後の世界で問われていること〜ベラルーシ・ドイツ・トルコを訪れて>
豊田さんと守田さんによるトーク

一人目は「豊田直巳」さん。

フォトジャーナリストにして映画「『遺言』原発さえなければ」の共同監督。
難民や戦地で虐げられる人々を追って来た方です。311以降は被災地に入り多くの写真を届けてくれました。映画「遺言」の製作過程を交えてのお話を伺いたいと思います。

#映画「『遺言』原発さえなければ」は6月に京都シネマでの上映が決定しています

二人目はお馴染み「守田敏也」さん。

京都在住のフリーライター。前回、前々回とお世話になった守田さんに今年もお願いしちゃいました。
先日は体調が優れない中、ベラルーシ・ドイツ・トルコを歴訪。また、多くのお土産を持って帰ってきてくれたとの事です。

ふしみ「原発ゼロ」パレードの会 ブログより
http://nonukesfushimi.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

 

 

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明日に向けて(817)旅の報告、食べ物の話、原子力防災の話などをします。(京都市、瀬戸内市、亀岡市)

2014年04月08日 22時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140408 22:00)

4月15日から4月27日にかけて、京都府京都市、岡山県瀬戸内市、京都府亀岡市で講演を行います。

15日と18日は京都市左京区のキッチンハリーナにて。旅の報告に特化して行います。
ベラルーシで見てきたこと、この間、連続的に記事を上げているトルコのシノップ原発反対運動との交流について、そしてドイツでの講演のお話をします。
15日と18日に分けているのは、夜しかこれない人、午前中にしかこれない人のため。基本的には2回とも同じ話をします。どちらか都合の良い方にお越しください。


4月20日は岡山県瀬戸内市でお話します。内容は福島原発事故と被曝対策のアウトライン、食べ物の安全の話、そして旅の報告です。

この企画は、昨年末に岡山県美作市に講演で呼ばれたときに、会場に駆け付けてくれて、素晴らしい津軽三味線の演奏をしてくださった蝦名宇摩さんからご依頼をいただいて作られたものです。
蝦名さんは福島原発事故が起きたとき、埼玉県に住まわれていました。原発の爆発を見て、すぐに逃げ出さなければと決意し、娘さんや妹さん夫婦などと懸命になって埼玉を飛び出されたのだそうです。
しかもそのとき、僕がメールで発信していた原発周辺からの避難を呼びかけるメールを読み続けていてくださったのでした。まだ「明日に向けて」と題する前の「東北地方太平洋沖地震について」および「地震情報」と題したものです。
僕は前者のタイトル11本、後者のタイトルで35本の記事を配信し、3月26日からタイトルを「明日に向けて」に代えたのですが、その本当に初期のものを、西を目指して走る車の中で、読んでいてくださった。

当初、僕はメールを介した発信をしていたのですが、これが友人を介して富士山の麓に住まわれている「槇田きこり但人」さんにわたり、さらにきこりさんから多くの方に転送されていて、蝦名さんの元に届いていたのでした。
僕は美作での講演のときに初めてこのことを知りました。蝦名さんが津軽三味線の演奏を始める前のトークでおっしゃって下さったからです。ものすごく胸を打たれました。あの時、必死になって発信した内容をリアルタイムで受け取って下さっていた避難者の方と初めてお会いできたからでした。
そもそも蝦名さんはわざわざ僕に会うために三味線を抱えて美作市まで来てくださったのですが、僕がこの美作に呼んでいただけたことにも縁のつながりがありました。
僕を繰り返し呼んでくださった広島県尾道市の方たちの中の大住元美登里さんが、美作の方たちに僕を紹介してくださったのです。尾道、美作とつながった縁が、僕を蝦名さんに、瀬戸内へと結び付けてくれた。

その尾道市との縁は、肥田舜太郎さんによって結ばれました。2011年7月に僕は肥田先生宅を訪れ、インタビューをさせていただき、岩波書店の『世界』11月号に掲載させていただきました。
これを読んだ大江健三郎さんが感動してくださり、東京の集会で、「このインタビューは福島のお母さんたちが読むべきバイブルです」とおっしゃってくださったのですが、その集会に尾道の方が参加していてくださり、すぐに『世界』の記事をお仲間に回してくださったのです。
それで肥田先生を尾道に呼ぼうということになり、500名も集まる大きな集会を行われました。そのときに、僕が矢ヶ崎さんと一緒に出した岩波ブックレット『内部被曝』を取り寄せて会場で100冊も売ってくださったのです。
さらに肥田先生に続いて僕を呼んでくださって尾道での講演が実現したのですが、その後も何度も呼んで下さり、さらにその縁で福山、三原、広島市、三次市へとつながりました。何とも言えない縁の連鎖でありがたい限りです。

こうしたことを経て、今回、瀬戸内市に呼んでくださったことに対して、僕も積極的に縁をつなげていきたいと考えて、やはり何度も僕を呼んでくださっている加古川市の「脱原発播磨アクション」の方をお誘いすることにしました。
ちょうど19日に7月の企画の相談で加古川を訪れることになったので、そのまま播磨に泊めさせていただき、翌日、播磨アクションの菅野さんらと一緒に瀬戸内市に向かうことにします。
尾道の方たちにもこの20日の企画を呼び掛けようと思っています。美作のみなさんも瀬戸内に来てくださるそうです。
そうやって山陽道、中国道地域に、タテヨコのつながりが広がっていくといい。縁が結びつき、人の輪が広がり、放射線防護、脱原発の声がさらに高まっていけばいいなと思います。
その中で今一度、広島・長崎原爆を見つめ直し、捉え直し、歴史を再構築する中から、長い間歪められてきた放射線被曝の実態をただし、被曝防護の徹底化を図り、核のない世の中を力強く目指していく、その流れを強めることに寄与したいです。
そんな気持ちで、20日の瀬戸内の企画に臨みます。


4月27日は京都府亀岡市、大飯原発から30キロ圏内に入るこの町で、原子力防災について、避難の準備についてお話します。
昨日アップした「明日に向けて(816)トルコ・シノップ原発建設を止めるために(3)」の中で、まだまだ危険な状態にある福島原発の現状に対して、真正面から向き合い、広域の避難訓練を行うべきことを書きましたが、それは全国で行うべきことです。
もちろん原子力災害への防災体制を作り出してくことは、原発の再稼働を何ら容認するものではありません。福島原発事故の中の4号機の危機のように、原発は運転していなくても、大変な危機に陥ることがありうることを見据えて、防災体制をとっていくことが大切なのです。

その際、大事なことは、原子力災害に備えることは無理だ!と安易に結論付けてしまわないことだと僕は強く思っています。正確には、理想的にすべての人が難を逃れることは確かに不可能なのですが、だからといって「災害対策は不可能」と結論づけてはいけない。
そうではなく「減災」の観点に立ち、少しでも多くの人を逃れさせること、あるいは少しでも被曝を減らすための工夫を真剣になって重ねる必要があることを僕は強調したいのです。
そのことを可能な限り、地域の行政の方たちと一緒になって考え、計画を組み立てていただきたい。そうすると本当にいろいろなことが見えてきます。

何より重要なのは、避難計画をリアルに立てようとすると、誰かが人を逃がすために被曝覚悟で避難誘導などの仕事に従事しなければならないことが見えてきます。それを誰に割り振るのか、どうやって決めるのか、本当に難題です。
しかしそれを決めなければならないのが、私たちが立っている現実なのです。目の前に原発があるということはそのことを意味しているのだというリアリティを、ぜひそれぞれの地域で共有しあって欲しいのです。
同時に、それは「万が一の事態への想定」なのではなく、現に福島原発事故への対処で日々行われいてることであることに、避難計画の策定の中で、リアルに気づいていって欲しい。なぜか。私たちは今、多くの福島原発現場作業員の方たちを被曝させながら、私たちの安全を守っているのだからです。

いやそれ以前から、つまり原発が稼働し、発電をしていたときからそうなのです。原発は被曝労働なしでは動かない。原発が電気を供給しているということは、誰かが職業的に被曝しているということなのです。
本当に残念ながら、無念ながら、私たちの多くはこのリアリティを考えてくることができませんでした。そうして被曝は「原発ジプシー」と呼ばれる弱い立場で働く方たちにしわ寄せしていたのでした。しわ寄せして、被曝実態もあいまいなままに多くの働く方たちが使われてきたのでした。
すべての電力会社はそのリアリティを知っていた。人を被曝させ、それを隠し、あいまいにし、その上に利益をむさぼってきた。そのことを見過ごしてきてしまったことを私たちは今一度、深く反省する必要があります。

原子力防災への本気の取り組みは、そこまで広がる内実を有したものです。もう一度言いますが、現に原発がある以上、再稼働しなくても事故は起こりえます。だから事故に備える必要があるのです。
理想的な避難はもちろん絶対に無理。誰かが必ず被曝する。そのことを頭に入れ、では誰かを犠牲にして誰かを助けることをどう考えていくのかを私たちは語り合い、考え抜き、方法を講じていかなければならないのです。
そこまで広がる原子力防災の中で、亀岡ではさしあたって市民の側は、原発事故にいかに備えたら良いのか、備えるべきなのかをお話したいと思います。お近くの方、ぜひご参加ください。

以下、それぞれの案内を貼り付けておきます!

*****

4月15日 京都市左京区
4月18日 京都市左京区

ベラルーシ、ドイツ、トルコ訪問の旅の報告会を行います。
京都市左京区のキッチンハリーナにて。

夜の部:2014年4月15日(火曜日)夜19時〜
朝の部:2014年4月18日(金曜日)朝10時〜
※ カンパとして500円をお願いしています。

申し込みはキッチンハリーナまで。
京都市左京区田中大久保町28-6 冨田ビル
電話&FAX 075-724-3568

*****

4月20日 岡山県瀬戸内市

市民ボランティア・せとうち交流プロジェクト企画

~福島・ベラルーシ・ドイツ・トルコの現状報告~
守田敏也 講演会

子どもたちの いのちを守るために 今、私たちにできること・・

開催場所    ゆめトピア長船 (2Fリフレッシュスタジオ)
住所     〒701-4264 瀬戸内市長船町土師277番地4
       電話:0869-26-8001(代表)
        FAX:0869-26-8002
日  時   2014年4月20日(日)

開 場  PM 1:00 ~
開 演  PM 1:30 ~ PM 4:00まで

参加費  500円
定 員  100人
託児有  無料(要予約・定員/10名)

主  催  市民ボランティア・せとうち交流プロジェクト
問合せ  蝦名宇摩(090-4964-4147) kara-isa-uma@docomo.ne.jp

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10202537735382949&set=pcb.10202537757303497&type=1&theater

*****

4月27日 京都府亀岡市

「亀岡市の防災計画 〜まちは私たちを守ってくれるのか?〜」
とき:4月27日(日)13:30〜15:30
ところ:ガレリアかめおか2F研修室
住所 :京都府亀岡市余部町宝久保1-1
参加費:カンパ制
講師:守田敏也さん
定員:30名
当日参加も歓迎!(参加者多数の場合、事前申込者優先となります)

主催:市民まちづくり 風の会

亀岡市は大飯原発をはじめとする福井県若狭湾の原発群にも近く、もしものことが起こった場合を想定して置かなくてはならない位置にあります。
亀岡市が被災したときに、私たちは何ができるでしょう?
まちは市民を守ってくれるでしょうか?
だけど、原発から30km圏内の亀岡市は市民のための防災計画策定の義務がありません。
自分たちでできること、みんなでできること、行政に求めていくべきことを考えましょう。

https://www.facebook.com/events/1407044162889801/

以下からも申し込みができます。
http://kokucheese.com/event/index/158132/

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明日に向けて(807)奈良市民放射能測定所・開設一周年記念セレモニーでお話しします(30日)

2014年03月26日 23時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140326 23:30)

表題のように3月30日に奈良市でお話しします!市民放射能測定所開設一周年に即してです。

一つは表題として与えられた「広がる放射能被害と市民測定所の役割」について。
実はこの内容、とくに測定所の役割については、僕にとって宮城県仙台市にある「みんなの放射線測定室てとてと」の方たちとの交流などの中でも考えてきた問いでもあります。
つい最近、出版された同測定室の通信「てとてと春2014」で、僕に対するロングインタビューを掲載してくださったのですが、そこに載せていただいています。
http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/blog-entry-327.html

福島原発事故後、全国で100か所以上の市民測定所が立ち上がり、家庭に持ち込まれる食材を中心に、積極的な測定が繰り返されてきました。
この全国で行われた果敢な市民的モニタリングの結果、市場で購入して、家に持ち込んで飲用する多くの食材の放射線値が下がっていきました。食材を扱う生産者、加工者、流通者などなどの間での汚染物を減らす努力が市民的測定によって促進されたのだと思います。
市民測定所はその意味で、絶大な貢献を果たしてきています。市場に出回るものの安全性を高めてきたわけですから、放射線防護を意識している人はもちろん、防護意識の低い人をも守ることにつながっており、僕は多くの方に、すべての測定所の方たちへの感謝の念を持っていただきたいなと思っています。

しかし残念ながら、成果がまったく数値化できないことなどもあって社会的評価はほとんど得られておらず、むしろ測ってもそれほど汚染が見つからないことが増えるにしたがって、検体を持ち込む側のインセンティブが落ちてきているのが実情だと思います。
結果的に測定所の運営が厳しくなってきている。せっかく人が詰めていても検体の持ち込みがなかったりして、測る側のモチベーションも落ちがちなのではないでしょうか。

だとするならば、僕は市民測定所は、さらなる役割を自ら作り出し、担っていくことが問われているのではないかと僕は思います。
どのような内容が問われているのか。その第一は、放射線低線量被曝の危険性をより明確に、はっきりと打ち出すステーションとしての位置を確立していくことです。
とくにぜひ取り組んで欲しいのは、ICRP(国際放射線防護委員会)の線量評価、ベクレルからのシーベルトへの換算式への批判です。
端的に言って、ICRPの考え方に基づくと、食品の汚染はかなり高いベクレル値であっても非常に低いシーベルト値に換算されてしまう。大した危険性はないとされてしまうのです。これへの批判にぜひ各測定所が踏み込んで欲しいと僕は思います。

そのことはたとえ1キログラムあたり数ベクレルの放射線値であっても、きちんとモニタリングし続け、避けられるものは徹底して避けていくことの重要性を浮かび上がらせていくことにもつながります。
海の汚染が日々拡大していることも踏まえつつ、測定を継続し、市民サイドがウォッチを続けることの重要性が明らかになるわけです。そうした低線量被曝の危険性を、分かりやすく伝えていく拠点に、ぜひ測定所を位置付けて欲しいと思います。

このことは測定所が、測定実践を通じて、市民が放射能とは何かということをつかんでいく場として機能していくことともセットになっていくことが望ましいと思います。
放射能のというものが、測り方次第ではどのようにでも表現しうるものであることなども、きちんと発信していって欲しいです。

もう一つは、食べ物全般の安全性を問う場への測定所が飛躍していくことです。
放射線被曝から身を守るためには、少しでも体の免疫力を強め、被曝に負けない身体を保持していくことも非常に重要な位置を持ちます。そのとき放射能以外に危険因子である化学物質の汚染を問題にすべき必然性が見えてきます。
そもそも化学物質による汚染についても、最も恐ろしいのは複合汚染であると言われてきました。食材には多くの添加物が使われていますが、実はそれらの化学物質が同時に体内に投与されたときに、どのような結果をもたらすのかという研究はほとんどされていません。
つまり安全性のテストは非常におざなりなのです。むしろ危険性が明確に証明されて初めて、化学物質の規制が始まっているのが実情です。
私たちの直面している現状は、この上に放射性物質が多数混入してきている状態です。もとよりあった化学物質の曝露の上に、放射線障害が加わっているのです。

私たちはここから総合的に身体を守っていく必然のもとに立っているわけで、そのためには総体としての危険因子を減らしていく努力が必須です。そのとき食材に関する幅広い知恵が必要になります。
放射線測定室は、持ち込まれる食材の安全性を確認する場ですから、ぜひ一歩進んで、食べものの安全性全般に関する知識を増やし、それを発信していく場へと飛躍していって欲しいと思います。今後、こうした市民的ステーションの重要性はますます増していくからです。
30日はおそよそんなことを提案したいと思っています。

第二に、ベラルーシ、ドイツ、トルコへの訪問の旅で学んだものの一部を、この場をお借りしてお話ししたいと思います。
この点については、膨大な山の中からどこを引き出してお見せするのか、まだまだ迷ってもいるのですが、何よりも民衆運動の相互の交流の意義、エールを交換しあっていくことの重要さをまずはお伝えしようかなと思っています。
なぜかと言えば、どこの国のどの場にいっても、人々は日本の民衆が、福島原発事故後に何をしているのかを知りたがっていたし、かつまた頑張っている姿を伝えると、深い共感を示してくれたからです。

そのことは私たちがそれぞれの場で、日常的に担っている活動の重要性を、違った視覚から見つめ直していく機会にもなると思うし、同時に、自らが行っている活動を積極的に情報発信していくことの大切さも見えてくるのではないかと思います。
とくに僕は、例えば市民測定所であれば、その活動を、ぜひ世界に向けて発信して欲しいと思うのです。そのためにぜひとも英語での発信にチャレンジして欲しい。
どのようなレベルの英語でも良いのです。まずは情報を出すことがとても大事なのです。端的に言って下手な英語でいいから各国の人は情報を出して欲しがっているのです。下手な英語だって読んでくれる。福島原発後の当事者である私たちの声が聴きたいのです。
そのために、自分たちの日々の活動をもっと積極的に世界へと発信しようと訴えようと思います。

以上、2点の内容に基づいたお話をします。トルコの日本から輸出される原発建設予定地の写真などもお見せしますので、お近くの方、ぜひお立ち寄りください。

******

奈良市民放射能測定所 開設一周年記念セレモニー

2014年3月30日(日)9:20~16:00
場所:奈良市西部公民館5F第2講座室
資料代:500円

奈良・市民放射能測定所は皆様のご協力に支えられ、開設1 周年を迎えました。
福島第一原発事故によって拡散し続ける放射能は、事故から3 年の今も私たちの命と健康を脅かし続けています。甲状腺ガンの発症増加など健康被害がじわじわと深刻度を増し、放射能による内部被曝の影響を無視して生
活することができない状況になっています。五感で感知することのできない放射能といかにして向き合うのか。どのようにして暮らしと健康を守るのか。
これらの問いを発した市民が自ら放射能を測定し、判断する知恵を身につけ、データの信頼性を高め、汚染食品の流通を抑制するため、市民放射能測定所は設立されました。
そのため運営は今も全て市民のボランティアに依っています。まさに市民の、市民による、市民のための、放射能測定所なのです。
まずは一年のご報告と、力を合わせて課題を乗り越えてきたこと、そしてみなさまに支えられ、ともに歩んできたことへの感謝の想いをこめて、ここに一周年記念セレモニーを開催いたします。
今回もフリーライターの守田敏也さんを講師に招き、ヨーロッパ視察の報告を踏まえて記念講演をしていただきます。
 みなさまお誘いあわせの上、ぜひお越しになってください。

●プログラム 
 9:20  総会 
10:00  講演「原発事故から3年 広がる放射能被害と市民測定所の役割~チェルノブイリとフクシマをむすんで~」
       講師:  守 田 敏 也 氏
11:30  測定所への移動と昼食(お弁当の販売700円詳しくはスタッフにお尋ねください)
13:00  守田さんへの質疑と交流
●記念パーティー:14:00~16:00 飲む人1500円・飲まない人1000円 
パーティーの会場は当測定所です。(飲食物持ち込み歓迎)

講演会場:奈良市西部公民館
〒631-0034 奈良県奈良市学園南3丁目1-5
HP:https://naracrms.wordpress.com

お問い合わせはTEL:0742-81-8458 又は090-6059-5202(辻本)まで。

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明日に向けて(799)内部被曝のメカニズムと原子力災害対策をお話します。(20、22日篠山 23日京都市)

2014年02月19日 16時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20142019 16:00)

講演会のお知らせです。
今回は内部被曝のメカニズムについて詳しくお話しします。原子力災害対策についてもお話しします。

内部被曝のメカニズムについて、一つは明日、午後7時半から篠山市市民センターにてです。
もう一つは23日午後1時から。京都市丹波橋の市民放射能測定所にてです。

とくに市民放射能測定所での学習会の内容は、測定所代表の奥森さんとの相談の上で決めました。
というのは最近、同測定所は運営が厳しくなっています。利用者が激減しているためです。

なぜこうなるのか。福島原発事故後、100箇所以上の測定所が開設され、各地で精力的な測定がなされることに業者の側がレスポンスし、家庭で使われる食材販売における放射能汚染物の除去への努力が続いてきました。
そのためとくに西日本では持ち込み検体の多くが放射能不検出となってきています。それ自身がたくさんの測定所によって達成されてきた成果です。しかしそのこと、つまり安心の拡大が測定へのインセンティブを減らすことに結果しているのです。
これは全国の測定所に共通した悩みともなっていますが、チェルノブイリ後のヨーロッパの経験では、測定所のない地域に放射能汚染物が持ち込まれ続けた例もあり、なんとか各地の測定所を維持していくことが、私たちの生活の安全性のために重要です。

そのためには測定所側の現下の状況に対応した改革も必要ですが、僕は奥森さんや他の測定所の方々に、ぜひ測定所が、より強く内部被曝の危険性を発信する場になって欲しいと呼びかけています。
といのは測定所は、放射線値を測る場ですが、多くの測定所がその先の価値判断は利用者に任せる体制をとっています。
これは低線量被曝の危険性が、一般論として指摘できても、どれぐらいのベクレル数でどれぐらいの被害が出るという形では言いにくいからだと思われますが、僕はそこからもう一歩踏み込んで危険性を訴えて欲しいと思うのです。

なぜかとえば国際放射線防護委員会(ICRP)など、原発推進派が依拠する国際機関は、外部被曝と内部被曝の差異を認めようとせず、内部被曝特有の危険性を無視しています。
そのうえで、食品から出される放射線値のベクレル数を人体への打撃の目安であるシーベルトに換算していますが、そうすると非常に小さい値しか出てこなくなってしまうのです。
結果的に例えば今の国の基準である1キログラムあたり100ベクレルの食品の危険性が非常に過小に評価される結果を招いています。これほど小さいシーベルト数なのだから食べても大丈夫だという具合に。

これに対してもともと市民放射能測定所の多くは、低線量被曝の危険性を感じる人々によって建てられてきたものです。
だからこそ、ぜひ市民測定所に、もっと低線量被曝の危険性を踏み込んで説明して欲しいと僕は思うのです。
その意味で、ただ放射線値を測るだけでなく、内部被曝のメカニズムをおさえ、それを測定依頼者に発信していく場になることで、社会的存在意義を一段レベルアップして欲しいと思うのです。

同時に今回の講演では触れませんが、ぜひ各々の測定所が、放射能の問題だけでなく、食の安全全般を問題にし、情報発信していく場になっていって欲しいと思います。
なぜか。放射能に甘い私たちの社会は、同時に、化学物質や薬品など、食べ物に使われているさまざまな危険物質にも甘い社会だからです。
そうした私たちを取り巻くリスクの総体を問題にし、情報発信していく場に、それぞれの測定所が発展していくことが求められているのではないかと思います。

同時に利用される方も、ぜひ持ち込む食材の安全性を確認することにとどまらず、放射能とはどういうものか、測定とはどういうものかを知る機会として、測定体験をされてみて欲しいし、他の方にも進めていただきたいと思います。
放射能は非常に測りにくい物質です。かつ測定条件によっても大きく結果が左右されるやっかいな代物でもあります。
そのため実際に測定に立ちあって、この点の説明を受けると、様々な測定にはらむ限界も理解できるようになります。安全を宣言するために、それでは検出されることはないだろうという条件にあらかじめ設定してあったり‥などなどです。
それだけでなく、測定は目に見えない放射能を可視化するものであり、放射能に関するさまざまな知識が身につけられます。ぜひ生きた学びの場としても測定所を活用して欲しいです。

今回の20日篠山でのお話と、23日の京都丹波橋測定所でのお話は、こうしたことも踏まえつつ、内部被曝を考える上での基本的なポイントをお話したいと思います。
原子力災害対策については、おもに22日の篠山でのお話で展開します。
それぞれにお近くのみなさま。ぜひお越しください。

*****

2月20日 篠山市

原子力発電所で災害が起これば、篠山市はどうなるんだろう

篠山市民原子力防災学習会

福島原発では何が起きたのか。そして福島原発の今は、どうなっているのか。
篠山市においても原子力災害に備えるために、どのようなことが必要なのか。
原子力災害の特徴を知り、災害に備えましょう。

1、篠山市からの報告(19:30~19:50)
「篠山市の原子力防災対策」 市民生活部市民安全課

2、講演(19:50~21:00)
「原子力災害の特徴を知って、防災対策を考える」
守田敏也 フリージャーナリスト

平成26年2月20日(木)
篠山市市民センター

入場料無料

申込先 篠山市市民生活部市民安全課
電話 079‐552‐1116
FAX   079‐554‐2332

*****

2月22日篠山

丹南人権教育研究大会開催要項

(趣旨) 
東日本大震災の発生からまもなく3年が経過しようとしています。この震災では多くの被害が発生し、原子力発電所の安全神話が崩壊しました。原発災害は、篠山市に住む私達にとっても他人事ではありません。
また、平成25(2013)年は、気候の変動が激しく、篠山市では多くの水害が発生しました。
原発災害、自然災害が身近な問題となってきている近年、未来を担う子ども達と私達の大切な命を守るため、また、安心で安全な地域の構築をめざし、本大会を通して、知識と手法を考えます。

1、日 時  平成26年2月22日(土) 13:30開会 (13:00受付)
2、会 場  篠山市立丹南健康福祉センター(2階 研修室)
3、内 容   講演:『水害・原子力災害についての心得』/ 講師:守田 敏也 氏
4、参加対象  丹南地区
自治会役員、人権のまちづくり推進員、人権啓発推進員、学習推進員 人権擁護委員

5、主  催  丹南人権教育研究大会実行委員会
  共  催  篠山市 篠山市教育委員会 篠山市人権・同和教育研究協議会
        柏原人権擁護委員協議会篠山地区委員会

6.日程
時間 スケジュール  
12:30 会場準備 自治会長会代表 丹南地区職員会 人権推進課       
13:00 受付 人権推進課
13:30 開会 (司会)味間地区自治会長会 会長 波多野 恭守
  開会あいさつ 実行委員長 西潟 弘
  共催あいさつ 人権推進課
 来賓あいさつ 丹南地区在住篠山市議会議員 代表
13:40 講演 守田敏也 氏 (フリージャーナリスト)
15:10 質疑応答  
15:30 閉会あいさつ 篠山市人権・同和教育研究協議会

*****

2月23日 京都市丹波橋

守田敏也さんとの勉強会(第2回)

◆日時  2014年2月23日(日)午後1時~3時

◆場所  京都市民放射能測定所(丹波橋測定室)
   http://nukecheck.namaste.jp/image/map.gif

◆テーマ 内部被曝について

◆プログラム (1)事務局から
       (2)守田敏也さんのお話、問題提起
       (3)質疑応答・意見交換
       (4)お知らせ、お願いなど

◆参加費 測定所会員800円、一般1,000円
 参加費が改定されていますので、ご注意ください。

◆申込  定員は20名です。
     参加希望の方は、メールで申込をしてください。
     申込先 shimin_sokutei@yahoo.co.jp

○第1回勉強会に寄せられた感想は、測定所ブログ
 http://crmskyoto.exblog.jp/21567756/
 にアップしております。

 

 


 

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明日に向けて(797)何を食べるべきか食べてはいけないか。原発防災と食の話(舞鶴、篠山、神戸六甲)

2014年02月10日 21時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140210 21:00)

東京都知事選が終わりました。大新聞は舛添氏圧勝と書いていますが、そうでしょうかね。僕はそうは思いません。
大雪で、投票率が大きく下がる中で、宇都宮さんは大きく得票を伸ばしました。細川さんにあっては惨敗とマスコミは書いていますが、それでも脱原発票の一定数を集めたのは事実です。
二人の票を合わせた数は舛添氏にわずかに足りない程度です。

大事なことは、全てはこれからだということです。
これまでも書いてきましたが、首長一人の力で世の中が変わるわけではない。というより、そんな世の中であってはならないのです。
未来に向けて問われているのはただひたすら民衆が覚醒を深め、力をつけていくこと。さあ、前を向いて新たな歩みを一緒にはじめましょう!そのために各地で地道な活動や学習を重ねていきましょう。

 

ということで?直前のお知らせになってしまいますが、13日舞鶴市、篠山市、15日神戸市六甲での講演予定をお伝えします。

舞鶴では、原発災害と食の話を一緒にします!
こういう組み合わせは初めてのことなのですが、僕は災害対策が緊急時の備えなら、食の問題は普段からの備えでもあると思います。
いや、放射能だけでなく、さまざまな化学物質など、身体に悪いものが蔓延してしまっている今の世の中と向かい合っていくために、食のことを問い直し続けて行くことはとても大事です。

と、同時に、食は私たちが生きる上での最も大きな楽しみの一つでもあります。私たちは生きるために食べるわけですが、一方で、生きることとはおいしく食べることでもあります。
美味しく食べるときのために私たちは生きてもおり、その生をより充実させていくためにもまた、私たちは美味しいものを食べるのです。

美味しいものを食べるためなのか、よりよく生きるためなのか、なんだかどんどんこんぐらがってきますが、そんな問いの場にふさわしい設定を、舞鶴の方たちが作ってくれています。
「ふくねこマルシェ」という試みです。僕もとても楽しみです。原子力防災とともに、食に関する知識を得たいという方だけでなく、食いしん坊の方、ぜひお集まりください!!

篠山での試みは、この間の、篠山市の原子力災害対策の取り組みの中の一環です。
これまでは、災害対策の方に焦点をおいて話してきたので、今回はより放射能とは何か、放射線障害とは何かに力点をおいてお話し、少しだけ、ではどうしたらいいのかという点でやはり食のことに触れようと思います。

神戸市六甲では子どもと大人と一緒になって考える集いです。
もともと、びわこ123キャンプで、子どもたちにお話し、子どもたちと一緒に考えてきた内容です。

何をどうやって食べることが大切か。子どもが分かるようにお話しします。といっても、子どもは大人よりも頭が柔軟で、吸収力が高く、理解力もずっと高かったりするのですが・・・。
難しい言葉を使わないで話す、食べ物の話!と考えていただければ良いかと思います。

それぞれの会場のお近くのみなさま。ぜひお集まりください!

************

2月13日 舞鶴市

守田敏也さんと「食と防災ぶっちゃけ座談会」&ふくねこマルシェ@西方寺ふれあい会館
https://www.facebook.com/events/1436858033215029/?ref=2&ref_dashboard_filter=upcoming

チラシはこちらから。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=377834102358449&set=pcb.1439269286307237&type=1&theater


もしも大災害が起きたときのこと。いつも食べている食べ物のこと。
気になっていた、あれこれを、おいしいランチを食べながら、守田さんと話してみましょう。

日時 2月13日(木)ふくねこマルシェ  10時-15時 座談会 10時半-13時(お食事会12時~)

場所 西方寺ふれあい会館

主催 ふくねこ会(北近畿の5人くらいのメンバーではじめたちっちゃいグループです。非団体、非政党ですー。)

「ご予約・連絡先」

〇添田光子 080-3033-7479 gracegarden@ezweb.ne.jp
  (LINE,facebook「添田光子」でもOK)

〇田中ユウジ 090-4560-8560 sikemokcamera@i.softbank.jp
 (LINE,facebook「yujitanaka」でもOK)

 【このイベントの主旨】-------------

災害に強い地元をつくる!北近畿は原発からめっちゃ近いから、原発事故のこわさをちゃんと知っておく!

放射能とか遺伝子組み換えとか、添加物・・・・え?砂糖ってダメ?牛乳も飲まないほうがいいの?・・・・

私たちが生きるために不可欠な「食べ物」のことで、みなさんが気になってることを、体にやさしいおいしいご飯を食べながら、ぶっちゃけて話し合う!

ふくねこマルシェ(福が根っこを張るの意)と称する手作り市を開きます!
このマルシェは、地元の安心して食べれるものや、ごはんやさん、すこやかに暮らすための身の回りのモノをつくる作家さんを紹介し、広めたり、交流したりする場をつくって、そういう方々の活躍の場をひろげていただけるようにしたいという思いで開くことにしました!


 【お食事会のメニュー】-------------

※2月10日までに要予約です!少しの変更や追加なら前日までOKな場合もあります。

・舞鶴瀬崎のたフォンディンさんのタイカレー 600円
http://fondin.jugem.jp/

・舞鶴弁当さんの特製お弁当 600円
http://mai-ben.com/


【ふくねこマルシェ出店リスト】

まだ未確定なお店もありますが、今のところ決定しているお店は次の通りです♪

〇フォンディン (ランチのタイカレー。(予約制)ケーキ&コーヒー)

〇舞鶴弁当  特製お弁当(予約制)

〇みゆきてれつ(絵の展示)

〇苔柿窯(かぶちゃんの陶器)

〇gracegarden(ジャムソース、ビネガー、エゴマ油)

〇吉田洋裁(防災頭巾)

〇moterhemp(ヘンプ&フェザーアクセサリー)

〇オーガニックのトムテ(西方寺の定方さんのいろいろお餅)

〇sun△sun(上林の山本スナヲさんのオーガニックな衣類)

〇ぼっかって(志賀郷のあきくん&まゆかちゃんのお菓子と飲み物)

〇アサノワ(橋本のりちゃんの草木染めヘンプソックス)

〇防災リュック展示会

〇防災や食にまつわるオススメな書籍など

〇防災、原発事故などの資料展示

*****

2月13日 篠山市

原子力発電所で災害が起これば、篠山市はどうなるんだろう

篠山市民原子力防災学習会

福島原発では何が起きたのか。そして福島原発の今は、どうなっているのか。
篠山市においても原子力災害に備えるために、どのようなことが必要なのか。
原子力災害の特徴を知り、災害に備えましょう。

1、篠山市からの報告(19:30~19:50)
「篠山市の原子力防災対策」 市民生活部市民安全課

2、講演(19:50~21:00)
「原子力災害の特徴を知って、防災対策を考える」
守田敏也 フリージャーナリスト

平成26年2月13日(木)
篠山市丹南健康福祉センター

入場料無料

申込先 篠山市市民生活部市民安全課
電話 079‐552‐1116
FAX   079‐554‐2332

*****

2月15日 神戸市六甲

たべものについてかんがえよう①
= 守田敏也さんと子どもたちと大人たちで考える集い =

『何をどうやって食べることが大切か』
 
私たちの身体って何でできている?きちんと考えたことはありますか?
一つ一つの細胞を創って、肉を創って、血を創って、骨を創ってくれているのは、毎日 毎日口にする食べ物。みんなの身体の元気の源です。
いいものをバランスよく食べることは簡単なようでそうではありません。
スーパーに行けばたくさん並んでいる食べ物。
でも、よく見ると農薬で汚染されていたり、添加物がいっぱい入っていたり、福島の原発 事故の後は内部被ばくのことを心配しなければいけなかったり。
何をどうやって食べることが大切か、子どもも大人も守田さんのお話をきいて、一緒にみんなでお話して、食べ物について考える時間をもってみませんか。

日 時: 2/15(土) 14:00~
場 所: 六甲学童保育所 「どんぐりくらぶ」
参加費: 無料
主 催: どんぐりクラブ・カシークラブ
定 員: 50名
※託児サービスはありませんが2階にプレイスペースがあります。

守田敏也(もりたとしや)さん:1959年生まれ。京都市在住
2012年秋に篠山氏原子力防災対策委員会委員に就任。同志社大学社会的共通資本研究センター
客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続け、社会的共通資本に関する研究を進めている。
原発関係の著作に、『内部被曝』(矢ケ崎克馬氏との共著、岩波ブックレット2012年)がある。
雑誌『世界』などで、肥田舜太郎医師へのインタビューを行ったり、福島第一原発事故での市民の取り組みや内部被曝問題についての取材報告をして話題になっている。
東日本大震災以降、インターネットではブログ「明日に向けて」で発信を続けている。
 参考「明日に向けて」
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011

申し込みは以下から
http://rokko-donguri.com/staff/%E5%BA%83%E5%A0%B1%E3%83%BB%E6%8E%B2%E8%BC%89/%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%EF%BC%88%E3%81%9F%E3%81%B9%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%88%E3%82%88/


 

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明日に向けて(785)京都府舞鶴市、伊根町、兵庫県篠山市でお話しします!(17、18、19日)

2014年01月17日 14時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140117 14:00)

すでにお知らせしていますが、今日から3日間、連続講演を行います。
そのうち、今日の夕方の舞鶴と、明後日の篠山で、原発災害についてお話しします。

舞鶴企画の主催者の一人の田中ユージさんが、本当に丁寧に、ビデオショートメッセージを作ってくれているのですが、また一本、作ってくださったので文字起こしとともにご紹介します。

***

あらゆる災害に対して強くなろう
http://www.youtube.com/watch?v=d01hgHT1g94&feature=youtu.be

災害のことを考えるときに、去年の台風18号の水害は、多くの、とくに関西に住んでいる方には、記憶に残っていると思います。
台風18号だけではなくて、そのあとに次々と来た台風でも、私たちの国には大変な災害がでました。
とくに伊豆大島では大変な地滑りが起こって、たくさんの方が亡くなり、心が痛む事態になりました。

これらに共通することは、今の私たちが直面している水害のあり方が、これまでの想定をどんどん超えてきているということなのですね。
なので、各行政もどうやって対応したら良いか、非常に悩んでいます。
悩んでいる中で、今、災害対策の考え方について、整理すべきことは、行政だけに頼っていたら、とても事態に対応できないということです。
想定外のことが起こっているので、行政も、必ずしもいつ避難をしたらいいとか、確実はタイミングで言うことが難しくなっているのです。
だとすれば、もっと個人個人が、危機に対する判断力をつけなくてはいけない。
そのときに、水害やあらゆる災害に対して、最低限、身に着けておこうという知識が具体的にあります。

1月か2月に舞鶴におうかがいして、具体的にどういうことを想定しておくことが必要なのか、あるいは最低限、これを想定しておけば災害に対して強くなる。
その考え方をお話ししたいと思います。
その中でみんなで一緒に、災害に対して自分自身が強くなっていくことを目指していきましょう!

*****

災害に対するお話は、篠山市では1月19日だけでばく、2月2日、13日、20日、22日と何度も講演をさせていただきます。
2日は篠山市西紀地区で午後に。13、20日は篠山市中央公民館で夜7時半から。22日は篠山市丹南地区で午後にです。
スケジュールはおって掲載しますので、お近くの方、ご参加ください!
それにしても篠山の方たちの熱意は本当に高い!ありがたいことです。

さて、今日の舞鶴の話を終えたら、明日は伊根町にうかがいます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

明日に向けて(782)舟屋のある町、伊根から原発を考える・・・(1月18日伊根町)
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/1a8fae559aa0a80ca73d596d2b0eff58
http://toshikyoto.com/press/1128

19日の篠山の企画については、以下をご覧ください。

明日に向けて(784)篠山市民防災の集い(原子力防災フォーラム)にご参加を(1月19日)
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/1cade50c348a7972da62ce258e81ecb5
http://toshikyoto.com/press/1133

最後に、3つの企画の案内を貼り付けておきます。どうかみなさん、お集まりください!

*****

舞鶴(17日)

★1月17日守田敏也さん講演会★

ーー大災害から家族を守る智恵ーー

日時 1月17日(金)午後7時開演
場所 舞鶴市中総合会館4階研修室
参加費 無料 運営のための費用のカンパをお願いします。
主催 講演会実行委員会
連絡先  舞田 090-1963-7252
      田中 090-4560-8560

19年前の今日起きた阪神淡路大震災、3.11の大地震と津波、原発事故・・・ 昨年、近畿を襲った台風18号。
そして、これからも私たちの暮らしを襲うであろう、さまざまな自然災害。
また、今も収束していない福島第一原発事故による放射能汚染や、可能性がゼロではない若狭の原発事故災害・・・
もし、大きな災害にあってしまったときに、私たちはちゃんと自分や大切な家族のいのちを守ることができるでしょうか。

 「いざという時、どうやって逃げるの? 」「家族が別々の場所にいたら、どこに集合する?」
 「非常持ち出しリュックは何を用意しとくべき?」「愛するペットは一緒に避難できるの?」
原発事故が起きてしまったら、どこに逃げるの?」「帰ってこれるの?」

私たちは、どのくらい心の準備ができているだろうか。
その心の準備を次第で、とっさの時に、生死を分けることになると言われています。

でも、こういう話、なかなかみんなで集まってする機会がないよなあ~と思っていて、
今回、守田敏也さんをお招きして、「みんなでざっくばらんに、話し合ってみよう!」と思います。
防災について、みなさんが知りたいこと、おすすめなことなど、話し合ってよい集いになればと思っています。


 【安全食品について】
3.11の原発事故で、放射能汚染がひろがり続け、食料が汚染されています。
 汚染された食べ物を食べると、私たちの体の中が汚染されて、ガンなどさまざまな病気にかかる可能性が高くなると言われています。
 放射能汚染のこと、気にはしてるけど、実際、今の食生活で大丈夫かな?
そんな私たちに、放射線防護にたずさわっておられる守田さんは、わかりやすく教えてくださいます。いろいろ聞いてみましょ~。

 【 守田さんプロフィル】
 同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライター として取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
3.11以降は、福島第一原発事故による放射能汚染に対する防護、そしてあらゆる災害に対して、身を守る術を伝えるために日本中を飛び回っている。
 篠山市原子力災害対策検討委員会委員

https://www.facebook.com/events/1506304646260651/

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伊根町(18日)

放射能から大切な子どもを守るために

福井の原発から30キロ圏内に入る伊根町、何か事故がおこったとき私たちはどう対応すればよいのか。
まず守らなければいけないのは子どもたち、将来の希望をもつ子どもたちを被曝から守りたい。
放射能によって見えない不安をもつお母さんたちはたくさんいます。老若男女問わず多くの人が放射能・被曝の知識をもつことが大切です。
被災地の現状、私たちの暮らしや健康を守るために何ができるのか守田敏也さんのお話を聞いて考えていきたいと思います。
 
とき   平成26年1月18日(土) 15:00~
ところ  本庄公民館 2階
託児あります(子ども連れでもお気軽にお越し下さい)
参加費無料 (運営カンパにご協力お願いします)

15:00~守田敏也さんのお話し
16:30~みんなで意見交換・座談会

◆◇守田敏也さんご紹介◇◆
1959年生まれ。京都市在住。
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続け、社会的共通資本に関する研究を進めている。
ナラ枯れ問題に深く関わり、京都の大文字などで害虫防除も実施。東日本大震災以後は、広くネットで情報を発信し、関西をはじめ被災地でも講演を続けている。
また、京都OHANAプロジェクトのメンバーとして、被災地支援活動をおこなっている。
原発関係の著作に、『内部被曝』(矢ケ崎克馬氏との共著、岩波ブックレット2012年)があり、雑誌『世界』などで、福島第一原発事故での市民の取り組みや内部被曝問題についての取材報告をして話題になっている。
3.11以降、インターネットではブログ「明日に向けて」で発信を続け、3年間で800を超えるレポートなどを発表している

お母ちゃんプロジェクト【藤原音夢 090-6735-0973】

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篠山(19日)

篠山市民防災の集い~原子力防災フォーラム~

原子力発電所で災害が起これば、篠山市はどうなるんだろう!?

1.特別講演(13:40~14:40)
「福島原発で何が起こったのか」
~篠山市がこの教訓を生かすために~

特別講演講師
守田 敏也氏(フリージャーナリスト)

2.パネルディスカッション

テーマ「一人一人が原子力災害から身を守るために」

コーディネーター
守田 敏也氏

パネリスト(順不同)
橋本 敬子氏 福島県から避難のために移住された方
森口  久氏 篠山市自治会長会理事
北山  正氏 篠山市消防団長
神田 幸久氏 篠山市原子力災害対策検討委員会事前対策部会長
玉山ともよ氏 篠山氏原子力災害対策検討委員会応用対策部会長

とき  平成26年1月19日 13時受付 13時30分開会
ところ 篠山市民センター 多目的ホール

入場料 無料
主催  篠山市、篠山自治会長会
後援  篠山市教育委員会、篠山市社会福祉協議会、篠山市消防団
問い合わせ 篠山市市民生活部市民安全課 電話079‐552‐1116 FAX079‐554‐2332


 

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