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明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(784)篠山市民防災の集い(原子力防災フォーラム)にご参加を(1月19日)

2014年01月15日 08時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140115 08:30)

1月19日午後1時半より、兵庫県篠山市の篠山市民センター多目的ホールにて「原子力防災フォーラム」が開催されます。
篠山市は、脱原発・放射性がれき拒否をしっかりと掲げた酒井隆明市長のもと、原子力災害対策に非常に力を入れています。
僕も篠山市原子力災害対策検討委員会委員として参加させていただき、1年数か月にわたって討論を重ねてきました。
今回のフォーラムは、これまでの成果を中間的にお知らせするような位置性のもとに開かれます。ぜひ篠山以外の地域からもご参加いただきたいと思います。

篠山市の原子力災害対策検討委員会が結成されたのは2012年秋のこと。以来、2013年春までの取り組みの様子が以下から見れます。
http://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/group/bousai/post-11.html

これ以降、委員会が避難計画の検討のために二つの部会に分かれて討論を重ねたため、検討委員会としての議事録としてはアップされていませんが、その模様も追って、このページに掲載される予定です。

篠山市で行われた防災訓練の様子が以下から見れます。土砂災害避難訓練に、原子力災害対策のレクチャーを加えた試みです。
ちなみにこのビデオクリップを作成してくださったのも、舞鶴の田中ユージさんです。
http://www.youtube.com/watch?v=2dj3GOhE21k&feature=youtu.be

以下にも訓練の様子が紹介されています。

平成25年度篠山市土砂災害防災訓練を実施
http://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/group/bousai/cat3/post-69.html


今回の催しは二つのセクションに分かれています。
まず前半は特別講演として僕(守田敏也)がお話しします。タイトルは「福島原発で何が起こったのか~篠山市がこの教訓を生かすために~」です。

後半はパネルディスカッション。
テーマは「一人一人が原子力災害から身を守るために」です。

パネラーはすべて検討委員会委員。
福島県から避難のために移住された橋本敬子さん。
篠山市自治会長会理事の森口久さん。
篠山市消防団長さんの北山正さん。
検討委員会事前対策部会長の神田幸久さん。
同じく応用対策部会長の玉山ともよさん。
コーディネータを僕が努めます。

主催は篠山市と篠山自治会長会、後援が篠山市教育委員会、篠山市社会福祉協議会、篠山市消防団です。
問い合わせは篠山市市民生活部市民安全課(電話079-552-1116)です。
入場料無料です!

自分自身が参加してきた篠山市の取り組みを、客観的に評価するのは難しいですが、僕は検討委員会に参加されたみなさんと、市の担当職員のみなさんの類まれな努力により、非常に貴重なものを積み重ねてこれていると思っています。
今回はその一端を市民のみなさんにご紹介する場になります。どうかお誘いあわせの上、ご来場ください。とくに篠山市民のみなさんをはじめ、近郊の町々のみなさんに来ていただきたいです。それぞれの市での取り組みのご参考にされてください。

これまで繰り返し述べてきましたが、私たちの国は、未だ福島原発事故の最悪化という恐ろしい可能性を免れていません。
現在、運転停止中の他の原発も、自然災害を引き金として重大な事故を発生する可能性があります。だからこそ、真剣になって原子力災害対策を進め、避難訓練を行う必要があります。
避難訓練の第一は図上訓練。原発事故について学ぶことです。今回の取り組みのそうした位置性に立って行われます。

みなさんの積極的なご参加をお待ちしています。


 

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明日に向けて(782)舟屋のある町、伊根から原発を考える・・・(1月18日伊根町)

2014年01月09日 23時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140109 23:00)

今年の講演を1月13日、兵庫県三木市で始めますが、続いて17日に原発銀座直近の町、舞鶴市を訪れます。さらに翌日、京丹後半島の伊根町にうかがいます。
伊根町をご存知でしょうか。丹後半島ののどかな町ですが「伊根の舟屋」の名でも有名です。伊根湾に沿って立つ家々の1階がそのまま海に面していて、舟が入れるようになっています。それが周囲5キロぐらい続いている。
湾の構造が荒波を理想的に抑えてくれることで可能になったもので、全国的にも大変、珍しいものだそうです。観光案内などご紹介しますので、まずは風景をご覧下さい。

伊根の舟屋
http://www.inewan.com/

こののどかで美しい伊根の舟屋のあるこの町、福井原発銀座のすぐそばに位置しています。
町役場が高浜原発から27.14キロ。大飯原発からは37.64キロ、もんじゅからは65.04キロです。非常に近い。
このため新たに原子力災害住民避難計画も作られています。

伊根町原子力災害住民避難計画
http://www.town.ine.kyoto.jp/pub_rela/somu/bousai/bousaikeikaku/jyuminhinan.pdf

この伊根の町で、18日にお話しすることになっているのですが、実はこれで2回目の訪問になります。
初めてうかがったのは2012年11月25日のこと。この日は午前中に京都市でベジタリアンフェスティバルに参加し、午後に天橋立で有名な宮津市でお話しし、夜に伊根町についてお話ししました。
書け足のような講演の旅だったのですが、僕はこの日の伊根での集まりのことがとても深く心に残りました。というか、僕はこの間、繰り返し今の日本では民衆の覚醒が起こっている、新たな変革が始まっていると強調していますが、それを強く実感したのがこのときの集まりだったのです。

この時、伊根で語ったことなどを、訪問直後に記事にしているので、抜粋してみます。(一部、書き直しています)

*****

その後(宮津市での講演の後)、車で丹後半島の先の伊根町に移動。ここは「船宿」で有名な町です。家がそのまま海につながっていて、船がつけられるようになっているのです。若狭湾の奥まったところにあり、奇跡的なほどに波の影響が少ないので、こうしたことが可能になっています。
丹後半島では農の営みも盛んですが、企画には若い子育て世代の方たちと、古くからこの地域で農の営みを続けている方たちの双方が集まってくださいました。全体として生産者の方たちの多い集いでした。

まずみなさんが作ってきてくださった、玄米と味噌汁を中心としたシンプルだけれどもとてもおいしいご飯を出していただいて、みんなで食べながら、ピアノの演奏と歌を聞きました。
続いて、東北を訪問された生産者の方から、福島など、現地の生産者の方たちの様子が報告されました。なんとも言えない現地の苦悩が報告されました。それをいかに受け止めたらいいのか、報告者の方もとまどいながらの説明でした。

僕は放射能と食べ物の話、農の営みの話をしました。とくに要請をうけて僕が繰り返し訪れてきた宮城県南部の農村の方たちのお話をしました。角田市で、平飼いで健康的な鳥を育ててきたピースファームのしょんつぁんとひめちゃん、あるいは仙台の太白区の山を単身開墾した「石森少年」こと石森秀彦さんのそれぞれの農場の写真をおみせしました。
どちらも素晴らしい営農を実現していたのに、そこに放射能が降ってしまった。その中で営農の可能性を探り、それぞれに放射性測定室を立ち上げたけれど、しょんつぁんとひめちゃんは、汚染の激しさを前に営農を断念しました。
二つの農家に共通していることは、政府が決めた基準よりもずっと汚染が低かったけれども、早い時期から作物の出荷をストップしたことです。安全なものを作ってくれる生産者の方たちは、危険になったらリスクをかぶってくれる方たちなのだと僕に教えてくれた方たちですが、そういう人たちの営農が難しくなってしまったのです。

ただ、放射能の汚染はどれぐらいでどれぐらいの害が出てくるのかはっきりしていません。講演のときもお話したのですが、このピースファームでお話したときに、僕が忘れられないのは「守田さん。放射能と抗生物質とどっちがやばいだべか」という問いが投げかけられたことです。
こうした農家さんたちが作っているものは、抗生物質だとか、化学物質がほとんど入っていません。その代わりというか、天然の栄養素やミネラルがたくさん入っている。そこにわずかながら放射能がついたものと、薬品漬けのものとどっちが安全なのだろう。
「ウーン、濃度でしょうね」とお答えしたのですが、僕にはこれらの農家さんたちのものの方が、まだまだ安全なのではとも思えました。しかしそれはデータの裏付けのない推論でしかありません。それになんというか、あの丁寧に作られた食べものたちを見ていると、安全だと思いたくなるのが人情でもあります。
どう考えたらいいかを悩みながら、双方ともに出荷をやめました。石森くんの場合は即断でした。でもこの地域には反対にまだしもこの野菜の方が安全なはずと考えて、出荷された有機農家さんや自然農家さんもいます。今も放射線を測って安全を確認して出荷しています。そうした人々の迷い、苦悩そのものがなんとも胸が痛くなることです。

少なくともはっきりしているのは、出荷を止めることでのリスクや、この地での生産の様々なリスクを、こうした方たちに負わせ続けるのはあまりに理不尽だということです。生活の糧が奪われたり損なわれたりしてしまうのです。政府は非常に甘い基準を設けて「生産者のため」とうそぶいていますが、それもまた大きな嘘です。
生産者は甘い基準を作られると、それ以下で出荷を止めると、何の補償も受けられなくなってしまうからです。甘い基準は生産者のためなどではまったくない。賠償責任のなる東京電力と政府のためなのです。そのために生産者も消費者も犠牲にされている。この構造こそが覆されなくてはいけない。
企画に参加された伊根町の方たちは、その痛みを体中で聞いてくださったように思いました。その中で、生産者の方を前に、釈迦に説法だなあと思いつつですが、食べ物のお話もさせてもらいました。

質疑応答ではみなさんから活発な発言が続きました。養鶏家の方がおられて、僕がよく理解してなかった点を詳しく教えていただけました。その内容を今後反映させていただきたいと思いますが、流石にプロの方のお話は味わい深かったです。
それやこれや、放射能と食べ物の話を中心に意見交換が続き、会場を出たのは午後10時過ぎでした。

以上、「明日に向けて(587)ベジフェス、宮津市、伊根町でお話しました。次は大飯町でお話します!」より
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/e896e1da05baa74365c424e90d78f232

*****

このとき、僕は明確な答えが分からないままにお話ししました。今もそうです。ピースファームに集まった方とも、今も連絡を取り合い、いったいどこにどうやって歩んだらいいのか一緒に考え続けています。
この悩み、苦しいのだけれど、しかし未来に向けて、何かを切り開いていこうという懸命な思い、伊根で話した時、僕はそれがすうっと参加者たちの心の中に入っていくのを感じました。僕はそのとき、伊根の方たちの中に強い覚醒を感じました。

ここでこのまま農業を続けていけるのだろうか・・・。

それは、ただたんに仕事を続けられるのだろうかという思いではなく、命を作り出す行為と、命を危険に晒す原発のはざまでの悩みです。命を愛するが故の葛藤なのです。
僕は覚醒の地盤はここにこそあると思う。命を愛おしみ、慈しむ心こそが、命を軽視するこの世の在り方への目覚めを急速にうながしている。
心のどこかでは気づいていながら、きちんと向かい合ってきたとは言えない危険にまみれた今の世の仕組みに、福島原発事故が、多くの人の目を開かせているのです。愛を基軸に、私たちは、覚醒を強めている。

伊根の人たちに即して言えば、目を大きく開いてみると30キロ先には高浜原発があったのです。いやその向こうに大飯原発があり、美浜原発があり、もんじゅがあって、敦賀原発がある。危険が幾つも「荘厳に」並んでいます。

ここでこのまま農業を続けていけるのだろうか・・・。

玄米と味噌汁と歌で迎えてくれたこの温かい企画の中で僕を包んでくれたこの「覚醒」は、痛みと悲しみとそれへの共感を基礎としています。けして手放しで喜べるものではない。
でも何かが始まっている。何かの熱く尊い思いが湧きあがりつつある。ざわざわと、わさわさとです。それが僕の心を震わせ、僕の決意を数段強いものにしました。

今、この美しいながらも高浜原発から30キロを切る位置にある伊根町の近くには、さらに米軍のXバンドレーダー基地というとんでもないものまでがやってこようとしています。
そこまでの距離も極めてわずか。このままでは伊根町は、米軍基地と巨大原発群に挟まれることになってしまいます。

そんな伊根から、再度のお話のお誘いがあったことを僕はとても嬉しく思っています。一緒に、今の日本を一番深いところから、草の根から変えていく、もっとも大事な時間を共にできるように思うからです。
1月18日午後3時から「本庄公民館」でお話しします。お近くの方、ぜひご参加ください。また伊根町や近くの町に知り合いのおられる方、ぜひ情報をお伝えください。

以下、案内を貼り付けます。

*****

放射能から大切な子どもを守るために

福井の原発から30キロ圏内に入る伊根町、何か事故がおこったとき私たちはどう対応すればよいのか。
まず守らなければいけないのは子どもたち、将来の希望をもつ子どもたちを被曝から守りたい。
放射能によって見えない不安をもつお母さんたちはたくさんいます。老若男女問わず多くの人が放射能・被曝の知識をもつことが大切です。
被災地の現状、私たちの暮らしや健康を守るために何ができるのか守田敏也さんのお話を聞いて考えていきたいと思います。
 
とき   平成26年1月18日(土) 15:00~
ところ  本庄公民館 2階
託児あります(子ども連れでもお気軽にお越し下さい)
参加費無料 (運営カンパにご協力お願いします)

15:00~守田敏也さんのお話し
16:30~みんなで意見交換・座談会

◆◇守田敏也さんご紹介◇◆
1959年生まれ。京都市在住。
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続け、社会的共通資本に関する研究を進めている。
ナラ枯れ問題に深く関わり、京都の大文字などで害虫防除も実施。東日本大震災以後は、広くネットで情報を発信し、関西をはじめ被災地でも講演を続けている。
また、京都OHANAプロジェクトのメンバーとして、被災地支援活動をおこなっている。
原発関係の著作に、『内部被曝』(矢ケ崎克馬氏との共著、岩波ブックレット2012年)があり、雑誌『世界』などで、福島第一原発事故での市民の取り組みや内部被曝問題についての取材報告をして話題になっている。
3.11以降、インターネットではブログ「明日に向けて」で発信を続け、3年間で800を超えるレポートなどを発表している

お母ちゃんプロジェクト【藤原音夢 090-6735-0973】

 

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明日に向けて(781)原発災害についての心得 その2(VIDEO)・・・(1月17日舞鶴市でお話しします!)

2014年01月08日 17時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140108 17:00)

今回も、原発災害についての心得のポイントを説いたビデオメッセージと文字起こしをお届けします。
事故があったときにどうするかを決めておくこと、個人間で防災協定を結んでおくことのお勧めです。

*****

事故があったらどうするかを決めておく!個人間で防災協定を結んでおく!
http://www.youtube.com/watch?v=osmNwiQUkzI&feature=youtu.be

ポイントを少し言うと、まずあなたが原発事故があったときに、どうするかをあらかじめ決めておいてください。
例えば家族だったら、一緒にどこに逃げるのか。どこで落ち合うのか。何を持ち出すのか。
それを決めておくだけで、実際に事故が起こった時に、それに沿って自分が行動することができます。

同時に、できるだけ遠くの友人と、防災協定を結んでおいてください。
僕は沖縄の友人と、高知の友人と結んでいます。
僕が高浜原発や大飯原発の事故で、京都から逃げなければならなくなった時に、僕は沖縄か高知に逃げます。

逆に高知の友人が、津波に襲われたら京都においでよ。
沖縄の友人が、米軍基地が大変なことになって沖縄に住めなくなったら、僕のところにおいでよ。
お互いにそういう協定を結んでいるのです。そういうものをできるだけたくさん結んで欲しい。

そうすると災害に自分が合わなくても、例えば高知が津波に襲われたら、僕は「あ、僕の友達が逃げ来るな」と考えて、受け入れの準備ができます。
なのでどこに逃げるかを決めておくと同時に、できるだけ遠くの友人と、防災協定を結んで、いざというときにのために、相互が相手のところを自分の避難先として確保しておく。
それをたくさん結べば結ぶだけ、私たちの国は、災害に強い国になります。

*****

★1月17日守田敏也さん講演会★

ーー大災害から家族を守る智恵ーー

日時 1月17日(金)午後7時開演
場所 舞鶴市中総合会館4階研修室
参加費 無料 運営のための費用のカンパをお願いします。
主催 講演会実行委員会
連絡先  舞田 090-1963-7252
       田中 090-4560-8560


19年前の今日起きた阪神淡路大震災、3.11の大地震と津波、原発事故・・・ 昨年、近畿を襲った台風18号。
そして、これからも私たちの暮らしを襲うであろう、さまざまな自然災害。
また、今も収束していない福島第一原発事故による放射能汚染や、可能性がゼロではない若狭の原発事故災害・・・
もし、大きな災害にあってしまったときに、私たちはちゃんと自分や大切な家族のいのちを守ることができるでしょうか。

「いざという時、どうやって逃げるの? 」「家族が別々の場所にいたら、どこに集合する?」
「非常持ち出しリュックは何を用意しとくべき?」「愛するペットは一緒に避難できるの?」
 原発事故が起きてしまったら、どこに逃げるの?」「帰ってこれるの?」

私たちは、どのくらい心の準備ができているだろうか。
その心の準備を次第で、とっさの時に、生死を分けることになると言われています。

でも、こういう話、なかなかみんなで集まってする機会がないよなあ~と思っていて、
今回、守田敏也さんをお招きして、「みんなでざっくばらんに、話し合ってみよう!」と思います。
防災について、みなさんが知りたいこと、おすすめなことなど、話し合ってよい集いになればと思っています。


【安全食品について】
3.11の原発事故で、放射能汚染がひろがり続け、食料が汚染されています。
汚染された食べ物を食べると、私たちの体の中が汚染されて、ガンなどさまざまな病気にかかる可能性が高くなると言われています。
放射能汚染のこと、気にはしてるけど、実際、今の食生活で大丈夫かな?
そんな私たちに、放射線防護にたずさわっておられる守田さんは、わかりやすく教えてくださいます。いろいろ聞いてみましょ~。

【 守田さんプロフィル】
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライター として取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
3.11以降は、福島第一原発事故による放射能汚染に対する防護、そしてあらゆる災害に対して、身を守る術を伝えるために日本中を飛び回っている。
篠山市原子力災害対策検討委員会委員

 

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明日に向けて(780)原発災害についての心得 その1(VIDEO)・・・(1月17日舞鶴市でお話しします!)

2014年01月07日 17時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140107 17:00)

放射線防護活動を進める中で、この間、僕が力を入れているのは、原発災害対策を進めることです。
1月17日にこの内容を舞鶴市でお話しします。末尾に集会案内を貼り付けておきます。

この企画に向けて田中ユージさんが、災害対策のポイントとして僕が語ったことを幾つかのビデオクリップにしてくれています。
今回は、あらゆる災害に適用できる「正常性バイアスのロックを解除すること」について語っています。以下、文字起こしを含めてご紹介します!

*****

命を守るため、正常性バイアスを解除しよう。そのために避難訓練を行おう
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8_pBlqqHW-0

あらゆる災害に対して、人間がどうすればいいのかということには共通のことがあります。
それは災害心理学や災害社会工学という学問の中で語られていることなのですけれども、一番大事なことは、災害が起こった時にに、人が心理的に自分が危機に陥っていることをなかなか認めたがらないことです。
現代人は危機に瀕して命がなくなってしまうかもしれないという経験をすることが少ないので、よくあることは、危機に瀕した時に、危機を認めないことです。

例えば今ここで、避難放送が鳴ったとする。避難放送が鳴ったことをそのまま受け止めるならば、すぐに命がけで逃げ出さなければいけない。
その時、誰かが「これ、誤報じゃないの」と言ったとする。そうしたら誤報だと思うことの方が心理的に楽なので、「ああ、誤報だよ、誤報だよ」と言って逃げない。

そういうことを災害心理学では正常性バイアスと言います。自分が安心したい方を選ぶ。
だから実際のホテル火災などでも、ある部屋を見たら、ある家族がお茶を飲む姿勢のまま亡くなっていた。
その人たちは逃げ出そうと思わないうちに煙に巻かれてしまったのですね。

災害心理学では、正常性バイアス、正常に事態は戻っていくと偏見をかけてしまうということですが、そのロックを解除することが大事だと言っています。
そのためには何が必要なのかと言うと、事前に避難訓練を行っておくことです。
避難訓練を行っていると、実際に災害に際した場合に自分の心のよりどころがあるわけですね。実際にこういう時にはこうしようというものがあると、危機を危機として認識することができる。

これはあらゆる災害に共通することで、水害に対してもそうだし、津波被害に対してもそうだし、原発災害もそうなのです。
その意味では、まずはあらゆる災害に共通する命の守り方を学んで、その上でそれが水害だったらどう適用するのか、津波だったらどう適用するのか、あるいは原発だったらどうするのか、イメージやシミュレーションを作ることが大事なのです。

*****

★1月17日守田敏也さん講演会★

ーー大災害から家族を守る智恵ーー

日時 1月17日(金)午後7時開演
場所 舞鶴市中総合会館4階研修室
参加費 無料 運営のための費用のカンパをお願いします。
主催 講演会実行委員会
連絡先  舞田 090-1963-7252
        田中 090-4560-8560


19年前の今日起きた阪神淡路大震災、3.11の大地震と津波、原発事故・・・ 昨年、近畿を襲った台風18号。
そして、これからも私たちの暮らしを襲うであろう、さまざまな自然災害。
また、今も収束していない福島第一原発事故による放射能汚染や、可能性がゼロではない若狭の原発事故災害・・・
もし、大きな災害にあってしまったときに、私たちはちゃんと自分や大切な家族のいのちを守ることができるでしょうか。

「いざという時、どうやって逃げるの? 」「家族が別々の場所にいたら、どこに集合する?」
「非常持ち出しリュックは何を用意しとくべき?」「愛するペットは一緒に避難できるの?」
 原発事故が起きてしまったら、どこに逃げるの?」「帰ってこれるの?」

私たちは、どのくらい心の準備ができているだろうか。
その心の準備を次第で、とっさの時に、生死を分けることになると言われています。

でも、こういう話、なかなかみんなで集まってする機会がないよなあ~と思っていて、
今回、守田敏也さんをお招きして、「みんなでざっくばらんに、話し合ってみよう!」と思います。
防災について、みなさんが知りたいこと、おすすめなことなど、話し合ってよい集いになればと思っています。


【安全食品について】
3.11の原発事故で、放射能汚染がひろがり続け、食料が汚染されています。
汚染された食べ物を食べると、私たちの体の中が汚染されて、ガンなどさまざまな病気にかかる可能性が高くなると言われています。
放射能汚染のこと、気にはしてるけど、実際、今の食生活で大丈夫かな?
そんな私たちに、放射線防護にたずさわっておられる守田さんは、わかりやすく教えてくださいます。いろいろ聞いてみましょ~。

【 守田さんプロフィル】
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライター として取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
3.11以降は、福島第一原発事故による放射能汚染に対する防護、そしてあらゆる災害に対して、身を守る術を伝えるために日本中を飛び回っている。
篠山市原子力災害対策検討委員会委員

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明日に向けて(778)福島原発事故の影響、内部被曝や食べ物の問題についてお話しします(1月13日三木市)

2014年01月05日 19時50分03秒 | 講演予定一覧

守田です。(20140105 20:00)

年頭のご挨拶で、みなさんに次の言葉を送りました。

Power to the people!!
そのためにさっそく今年も行動を開始します。

私たち民衆が力を得るために必要なのは何か。・・・たくさんの答えが可能ですが、中でも重要なのは知恵です。
なぜか。現代世界がたくさんの嘘と虚構に満ちているからです。

とくに今、私たちの国は、世界に向けて恥ずかしげもなく大嘘をつく人物が首相になっています。
私たちの国には「嘘は泥棒の始まり」という言葉がありますが、その意味では大泥棒が首相になっているようなものです。

しかもこの泥棒の始まりの首相、嘘の露見を恐れて、なんでも秘密にしてしまおうという悪法を強引に通してしまいました。
嘘で原発事故と放射線被曝の実態を隠し、嘘でアメリカのひどい戦争政策にこの国を従わせようとし、嘘でアメリカ資本のためにこの国の市場を開放しようとしているのです。

だからこそ私たちはたくさんのこと、嘘で覆い隠された真実を学び続けていく必要があります。
とくに大事なのは、福島原発の本当の実情、世界の核保有国に隠蔽されてきた内部被曝の本当の怖さ、そして私たちの命に直接関連する食べ物の安全性と危険性を学ぶことです。

これらを学ぶためには、歴史を振り返る必要があります。原発問題、内部被曝問題では、広島・長崎原爆から今日を見る必要がある。
被爆者の苦しみ、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、福島原発事故には、強くつながった連関性があります。

学びを深めていくときに同時に大事なのは、では私たちには何ができるのかです。
放射線被曝を避ける、そのために避難する、食べ物に気を付ける・・・それを前提として、その先にさらにできることは何か。ここに食べもの全体の安全性を問い直す意義があります。

放射能汚染を隠そうとする現代社会は、あらゆる化学物質の危険性も極端に過小評価し、食べ物の安全性が損なわれている社会です。
そこには利権という同じ構造があります。金儲けのためには、人の命の尊さなどまったく顧みない構造です。

私たちが力を得るには、この理不尽な構造をトータルにつかんでいく必要がある。
だから原発の今と、内部被曝のメカニズムと、食べ物の安全性をひとつにして学んでいくことが問われるのです。

今年も各地でこうしたことをみなさんと学び、深めていきたいと思いますが、その初めの場を、兵庫県三木市の方たちが作ってくださいました。
「環境を考える市民の会三木」の方たちです。この方たちが企画して下さった講演会に1月13日に出席します!

どうかお近くの方、ぜひお越しください。また三木市や近郊に知り合いのおられる方は、案内をお伝えください。

みなさん。一緒に学んで賢くなりましょう。その分、私たちのパワーは確実に増します!
私たちの力の地道な積み上げて、戦争への道をひた走ろうとするこの国にまったをかけましょう!

以下、案内を貼り付けます!

*****

3.11東日本大震災からもうすぐ2年。
東京電力福島第一原発から放出されたさまざまな放射性物質はどういった影響を私たちに及ぼしつつあるのでしょうか?

 ~今、知っておきたい 今起こっていること 未来のためにできること~

『内部被ばく』(岩波ブックレット)の著者のひとり、フリージャーナリストの守田敏也さんをお迎えし、
福島第一原発事故の現状と、その影響、そして危険な内部被ばくと食べ物の安全性などについてお話を伺います。

 ~ 守 田 敏 也 講 演 会 ~
 
日時 2014年1月13日(月・祝) 開催/午後1時半~ 開場/午後1時~

場所 三木市立市民活動センター(福祉会館)

会費 500円 (18歳未満は無料)

**参加希望・お問い合わせ***

環境を考える市民の会三木
E-mail   kankyo_shimin_miki@yahoo.co.jp

こちらからチラシを見ることができます。
http://blogs.yahoo.co.jp/kankyo_shimin_miki/GALLERY/show_image.html?id=68779710&no=0

市民の会三木のブログはこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kankyo_shimin_miki/68779710.html

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明日に向けて(759)京都市・大津市・大阪市・三田市・南丹市・篠山市・近江八幡市でお話しします!

2013年10月29日 23時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20131029 23:00)

11月の講演スケジュールをお知らせします。今回も原発災害対策などに触れますが、京都精華大学や三田市ギミーシェルターなどでは「ビギナー向け」のお話もします。
お近くの方、ぜひお越し下さい。

11月2日 13時 京都精華大学
11月9日 14時 滋賀県大津市
11月11日 19時 京都市キッチンハリーナ
11月13日 10時30分 京都市東山いきいきセンター
11月15日 19時15分 大阪市立淀川中学校
11月16日 18時 兵庫県三田市ギミーシェルター
11月17日 10時30分 南丹市日吉町スプリングス日吉レストラン2階
11月23日 京都市 詳細未定
11月24日 10時30分 兵庫県篠山市
11月24日 18時30分 滋賀県近江八幡男女共同参画センターG-NETしが

*****

11月2日 京都精華大学

学園祭企画 東北からの風
2013年11月1日(金) ~2013年11月3日(日)
http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/event/event/2013/11/01/19518/

講演会「知っていますか?内部被曝の脅威」

時間:11月2日 13:00~14:30
場所:京都精華大学 春秋館1階 S-101
講師:守田 敏也(フリーライター)

*****

11月9日 滋賀県大津市

原子力防災のおはなし会
~原発事故と自然災害を考える~

講師:守田 敏也さん フリージャーナリスト

2011年3月11日、東日本大震災では、地震と津波により多くの尊い命が奪われました。
そして同時に起きた福島第1原発の事故は、2年半以上経った今も収束することなく、空気、土壌、川、海を汚し続け、広範囲で人々の健康に影響を与え続け、多くの住民に避難を余儀なくさせています。
昨今は地震に加え、局地的豪雨、竜巻、台風の巨大化などで、以前より頻繁に甚大な被害が出るようになりました。
これらの自然災害は、コントロールされていない福島原発への影響が心配されるだけでなく、新たな原発事故の引き金になることも考えられます。
滋賀のすぐお隣には14基の原発群があります。ほんとうに大丈夫でしょうか?
万が一、原発事故が起こったら?  もしも自然災害と同時に原発事故が起こったら?
自分や家族を守るためにまず何をすれば良いのか、防災、減災の方法を、講師にフリージャーナリストの守田敏也さんをお迎えして、一緒に考えたいと思います。

日時:2013年11月9日(土)
午後2時~午後4時     守田敏也さんのお話 原子力防災と自然災害について
午後4時から午後5時まで  フリートーク

講師:守田敏也さん (フリージャーナリスト)

場所:のらねこ軒 
大津市北比良964-29
http://precariato.info
湖西線比良駅より徒歩10分
駐車場:近隣に有ります。 

参加費:大人500円 飲み物付き(アルコールは除く)

定員:50名
託児はありませんが、もちろん、お子さん連れOKです。

お申し込み・お問い合わせ:ネットワークあすのわ
E-mail : asunowa_kouenkai@yahoo.co.jp

*****

11月11日 13日 京都市

どんぐりプロジェクト第1回学習会

京都市の防災計画~まちは私たちを守ってくれるのか?~

講師:守田敏也さん

このところ、地震や津波、そして相次ぐ台風などで痛ましいニュースが続きます。そして、原発もまた恐ろしい存在です。
まだまだ危険な状態にある福島第一原発や、大飯原発をはじめとする福井県若狭湾の原発群でもしものことが起こった場合を想定して、京都でやるべきことを考えましょう。

11月11日(月)19:00~21:00(お食事は18:30より)
場所:キッチンハリーナ
京都市左京区田中大久保町28-6
(叡電「元田中駅」より北へ徒歩5分)
参加費:1,000円(お弁当付き)
定員:20名(要予約)

11月13日(水)10:30~12:00
場所:東山いきいき市民活動センター
京都市東山区花見小路通古門前上る巽町450
(京阪「三条駅」より東へ徒歩5分)
参加費:カンパ 

主催:どんぐりプロジェクト
予約・問い合わせ先:090-9993-9447(佐藤)

-- どんぐりプロジェクトからの呼びかけ --

福島の事故から私たちの世界のありようが、むき出しになってきました。
いくら選挙を繰り返しても、相変わらずアメリカ大事・大企業大事。
ますます人々の命を軽んじ尊厳を脅かす政治が幅を利かせています。

京都市という自治体で考えても、原発はどうなるのか、暮らしはどうなるのか、多くの心配や問題を感じながら生活している人は多いと思います。
そうは言っても選挙では消去法でしか票を投じることができない人が多いのもまた事実。

自分たちの想いや意見を、請願や陳情といったことでしか市政に届けられないなんて、なんかおかしい。
市民が主権者ということを実感を持って暮らしたい。政治という遠い存在をもっと私たちの手に取り戻す方法はないでしょうか。

どんぐりプロジェクトでは、次の地方統一選挙(2015年春)を見据えて、京都市内で何かアクションをとることができないだろうかと思う人々が集まり、勉強会などをはじめました。
まずは私たちの身の回りの問題を知り、それについて地道に行動を起こしている方とつながっていき、多様な立場の人たちが「市民自治」を実践し連帯できるような場所を作っていきたいと考えます。
 
まずは私たちの身近なところから変えていきませんか?
人々のつながりから、次の選挙から変えていきましょう。
ぜひ私たちの活動に参加していただけるよう、呼びかけます。

2013年10月10日

呼びかけ人
春山文枝、加納英恵、加藤和子、中本式子、佐藤友子、田中愛子、浦田千恵

*****

11月15日 大阪市

平素は、PTA活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、人権啓発推進委員会では下記の通り講演会を開催する運びとなりました。
東日本大震災後、原発・放射能に関するニュースが数多く取り上げられております。
今回は、「放射能から子どもの人権を守れ!」をテーマとし、『放射能とは』、『原発とは』を問いかけています。
今、国民・家族・子どもたちの未来を守るため、私たちに何ができるのかを考える機会になればと思っております。
忙しい皆様にもより多く参加していただけるよう、今年は夜間に開催いたします。
どうぞ皆様お誘い合わせのうえ、ぜひご参加いただきますよう、お待ち申し上げます。

1 日時   11月15日(金) 18時45分受付 19時15分開催
2 場所   大阪市立淀川中学校 図書室(旧多目的室)
3 講師   社会派ジャーナリスト 守田敏也先生
         「市民と科学者の内部被爆問題研究会」理事
         著作『内部被爆』(矢ヶ崎克馬氏との共著)岩波ブックレット出版

*****

11月16日 兵庫県三田市

「原発事故は、関西にいる私には影響はない」
と思っている方のためのお話会です。

守田敏也さんの
「はじめて聞く!内部被曝」
ビギナーのためのお話かい
@GIMME SHELTER

2013年11月16日(土)
PM6時からPM8時まで

ギミーシェルター:三田市高次2-4-38前中ビル2F
JR/神鉄三田駅北口から5分、R176沿、共有P有

参加費:1000円+ワンドリンクオーダーお願いします。
申し込み:電話 079‐559‐1332
(11:30~18:00 火曜と第1第3月曜定休)

メール
gimmeshelter_sanda@yahoo.co.jp

*****

11月17日 京都府南丹市

京都丹波 食の祭典2013  
「特産品とダム湖の自然を活かし元気な地域づくり」セミナー
 
午前の部 テーマー 「食の不安と安心」
講師 守田敏也氏
開催時間 10:30から12:00
 
場 所  南丹市日吉町 スプリングス日吉レストラン2階
主 催  一般社団法人 kyotoあぐりサポート
共 催  農事組合法人グリーン日吉
後 援  南丹市 日吉ダム移転者協議会 日吉ふるさと(株)
      京都市御池地下街(株) 京都新聞社など

*****

11月23日 京都市

講演「八重の桜の真実」
詳細未定

*****

11月24日 兵庫県篠山市

講演「水害・原発災害についての心得」
講師 守田敏也

詳細未定

*****

11月24日 滋賀県近江八幡市

講演「放射線防護から考える・・・放射能汚染物と汚染水」(仮題)

講師 守田敏也さん

日時:11月24日(日)午後6時半~8時半
場所:近江八幡男女共同参画センターG-NETしが
http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map.html
主催:がれきの放射能から子どもを守る会・はちまん
参加費:資料代と場所代で大人500円

 

 

 

 

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明日に向けて(751)講演予定・・・「原発災害避難訓練の実施こそが日本を救う」ことを訴えます。

2013年10月10日 08時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20131010 08:00)

10月以降の講演予定をお知らせしますが、今後のどの講演でも僕は「原発災害避難訓練の実施こそが日本を救う」ことを強調したいと思います。
ここ数日、連載した京都市下京福祉事務所での講演禄でも表しましたが、今、福島第一原発は瀕死の状態にあります。コントロールできてないとかそういう問題ではない。大地震をはじめ、いつどんな要因で深刻な危機が訪れてしまうのかも分からない状態です。
危機が深刻化して、核燃料の冷却ができなくなった場合、周辺は放射線値が高くて人が近づけなくなりますから、今、必死で行っている手当ができなくなります。そうなると今、1号機から3号機の中で溶け落ちている核燃料、4号機のプール、そしてそれ以外にもある共用プールなど膨大な核燃料の手当てができなくなります。
これらから膨大な放射能が次々と発生してくるので、そうなったら、政府が2011年3月に行った緩い試算でも半径170キロ圏が強制移住、東京を含む広大な地域が避難が必要になります。いや実際にはもっと広範な避難が必要になってしまう。世界に与える被害も甚大でしょう。

にもかかわらず安倍政権も、大手マスコミの多くも、いや世界各国も、この現にある危機を直視しようとしていません。しかしいかに社会的な隠ぺいを行ったとて、地震などの自然現象は避けることができないし、放射能が減るわけでもない。隠ぺいしても、危機そのものは全く去らないのです。
むしろ隠ぺいこそ危険を増大させます。なぜか。隠ぺいは現場の対応力も士気も下げるばかりだからです。現場の必死の努力があまりにもむなしくなってしまうからです。そうではなくて、国をあげてこの危機を直視し、向かい合っていく必要がある。
現場を支えることをすべてに優先し、幾重にもバックアップしていかなくてはなりません。そのためには、現場の危機感を、私たち市民が十二分に共有化することが大事。そこに福島第一原発の危機を想定した避難訓練を行うことの重要性もまたあるのです。

繰り返しますが、今、最も起こりうる可能性のある原発事故は、福島第一原発の状態の深刻化です。何しろプラントとして完結していないのです。病院の中で、たくさんのチューブにつながれている「スパゲッティ症候群」と同じ状態です。日本中でもっとも脆弱な巨大施設なのです。
このことを広く社会的に明らかにするとともに、現状の悪化に対する備えをしてこそ、現場ははじめて危機感を社会的に共有化してもらえているという実感が広がり、それが対応力も士気もあげていくことにつながります。
いやそれだけではない。こうして関心が集中してこそ、現場労働者の待遇、被曝対策にも厳しい目が注がれていくことになる。そのような中でこそ、現場の人たちも、より有効なパフォーマンスを発揮することが可能になるはずです。

そのために原発災害をリアルに想定した避難訓練を日本中で行いましょう。今後の講演ではこのことを強調します。お近くの方、ぜひご参加ください。そしてあなたの地域、職場、学園で、原発災害対策の講演会や避難訓練を進めてください。日本を救う道がここにあります!

*****

10月11日 京都市左京区岩倉(注 10月12日から11日に変更です!!)

NONベクレル食堂1周年記念講演

講師 守田敏也さん
「福島原発汚染水問題とNONベクレル食堂」

10月11日(金)16:00~18:00 @NONベクレル食堂
参加費:500-円+ワンドリンクオーダー
定員:20名

予約:info@non-bq-shokudou.com

NONベクレル食堂の1周年を記念して、ジャーナリストの守田敏也さんに講演をしていただきます。
タイトルから大変興味深いお話になりそうですので、是非ご参集下さい。
講演後に守田さんを囲んだお食事会を予定していますので、そちらも是非御参加下さい。
http://non-bq-shokudou.com/

*****

10月17日 長岡京市

京都府教職員互助組合退職互助部乙訓支部
秋の講演会

「たべものの安全と内部被ばく」
講師 守田敏也氏

10月17日 午後1時半~午後4時
長岡京市立 産業文化会館 3階 第1・2会議室
入場無料

連絡先 今堀光弘 0759553066

*****

10月20日 京都市上京区

同志社大学松蔭寮 避難訓練で講演
(オープン企画 詳しくは松蔭寮へ)

10月20日午前11時ごろより
「原発災害についての心得」
講師 守田敏也さん

*****

10月26日 京都市中京区

原発ゼロへの道
もっと知りたい考えたい
福島で何が起こっているのか?

10月26日 午後1時30分開場 午後2時開会
会場 京都アスニー
参加費500円

「内部被曝の現状は?」
講師 守田敏也さん

主催 右京原発ゼロネットワーク
連絡先 田中啓一 0758732925 山依子 09022809450

*****

11月2日 京都市北区

京都精華大学学園祭にて
午後1時より。詳細未定

*****

11月9日 滋賀県大津市

のらねこ軒にて
午後。詳細未定

*****

11月15日 大阪府大阪市

午後7時より

淀川中学校PTA主催

*****

11月16日 兵庫県三田市

カフェGIMME SHELTERにて

午後6時より

*****

11月17日 京都府南丹市

詳細未定

*****

11月23日 京都市

福島・京都の若者交流企画にて
山本八重・覚馬について講演

詳細未定

*****

11月24日 兵庫県篠山市

午前10時半から
主催 自治会連合会

*****

11月24日 滋賀県近江八幡市

午後7時から
詳細未定

 


 

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明日に向けて(745)9月から10月の講演スケジュールをお知らせします!汚染水問題に焦点を当てます!

2013年09月26日 17時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20130926 17:30)

9月から10月の講演スケジュールをお知らせします。手始めに明日から3日間、連続講演です。

9月27日東京都新宿区 JICA地球ひろば601号室で午後6時から。
9月28日兵庫県加古川市別府町 中島会館で午後2時から。
9月29日京都市左京区岩倉 論学社で午後2時から。

東京では、せっかくですから汚染水問題と東京オリンピック問題、および東京の放射能汚染についてじっくりとお話ししたいと思います。
他のところでも汚染水問題を軸に原発の今をお話しし、オリンピック問題にも触れるつもりです。お近くの方、ぜひご参加ください!

その後の案内です。

10月4日京都市北区 ライトハウスで午後6時半から。
10月5日京都市東山区 ナラ枯れ自然観察会。午前9時45分地下鉄蹴上駅集合で、東山(主に高台寺山・清水山あたり)に出発。
10月11日京都市左京区 NONベクレル食堂で午後4時から。
10月17日長岡京市 産業文化会館で午後1時半から。
10月20日京都市上京区 同志社大学松蔭寮で午前11時頃から。
10月26日京都市中京区 京都アスニーで午後2時から。

以下、案内を貼り付けます。

*****

9月27日 東京都新宿区

昨今、子どもたちをはじめ、福島の原発の影響を直接に受けておられる方々の生命や健康が危惧されるような報道が多く見受けられます。
政府関係者や原発関連企業の対応を見ていても、心配は募るばかり・・・。
国外の報道では、太平洋の海水汚染の観点から、日本人は被害者であるのみならず加害者でもあるのだというようなものもあります。
これまで直接的な影響を受けていない方々も、口にする魚を厳選しなければならなくなるでしょう。
様々な情報や意見が飛び交う中で、誰もが原発の影響を受ける可能性があります。ご自身とご自身の大切な人の身を、ご自身の力で守らなくてはなりません。

今回は、震災後福島に度々足を運び、原発、放射能など情報を収集し、精査し、多くの人が納得できる視点を提供されているフリージャーナリストの守田敏也さんをお招きし、バランスの良い視点を提案していただきます。
そして、最も懸念される「内部被曝」のメカニズムと影響、避け方などを学びたいと存じます。
どうぞ、 皆さまお誘い合わせの上お越しください。

※席数に限りがございます。ご予約は mail@npo2050.org またはNPO2050事務所に直接ご連絡ください。

テーマ: 『どうすれば内部被曝を避けれるか?』
講師: 守田敏也氏 フリージャーナリスト

と  き:  平成25年9月27日 (金曜日) 午後6時 ~ 8時
ところ: JICA地球ひろば 601号室 (東京都新宿区市谷本村町10-5  各線「市ヶ谷駅」より徒歩10分)
かいひ: 会 員   500円  非会員  1,000円

*****

9月28日 兵庫県加古川市別府町

放射能漏れの中でどう生きる

社会を変えるのは私たち!
汚染水毎日3百トン流して、魚食べられへんし、売れへんし

目を離せない 福島原発事故 いまどうなってるの

守田敏也講演会
とき9月28日(土)午後2時開会
ところ中島会館(別府町)
【資料代500円】

主催 別府9条の会
連絡先 加古川市別府町別府672-14 菅野方TEL : 079-437-4480

*****

9月29日 京都市左京区岩倉

3・11によって、多くのひとが人生を変えた。節目だった。きっと幕末維新、敗戦のように、時代の節目だったのだ。
守田敏也さんも、その1人だ。
事故の可能性をしっかり予言していた高木仁三郎さん(1938~2000)を3・11の直後に再読し、声をあげて、泣いたという(安藤栄里子さんの1周忌の手記2012年4月14日より)。
その涙から、ブログ「明日に向けて」が生まれたのである。

新聞やTVにはない情報や分析があり、多くの友人たちが頼りにしていることを知っている(残念ながら、私はPCがないので、知らない)。
安倍首相は汚染水について、「状況はコントロールされている」「健康問題は今までも、現在も、将来もまったく問題ない」と言った(オリンピック招致演説)。こんな国際公約してよいものか。
双葉や富岡の海の中へ実際入って、魚をとって、食べなきゃ。現場を知らずに、よく言ったもんだ。
汚染水の実相はどうなんだろうか。

9月29日(日)、そこから、始めよう。福島の現場のことを聞こう。

守田さんは『内部被曝』(矢ヶ崎克馬さんとの共著、岩波ブックレット)のひと。放射能について、イロハのイ、基本のキから聞いてみよう。
話を聞こう。
 対話しよう。

by虫賀宗博(論学社)

2013年論学社9月例会

9月29日(日)午後2時~4時半
論学社(左京区岩倉中在地町148 TEL0757110334

守田敏也(フリーライター)
「原発ゼロの日へ―50年かかるのか!?」
参加費1000円 要申し込み 交流会午後5時~7時(カンパ制)

詳しくは下記に
http://blog.rongakusha.com/?eid=878526

*****

10月4日 京都市北区

原発事故の現実と向かい合う 連続勉強会第1回

汚染水は大丈夫?
あれから2年7か月 福島原発事故は、いま

話題提供 守田敏也
会場 京都ライトハウス地下1F研修室
参加費 500円

10月4日(金)18:10(受付)18:30(開会)20:50(終了)

主催 原発ゼロ・北区連絡会
連絡先 杉山幸子 09050529894

*****

10月5日 京都市東山区

ナラ枯れ自然観察会in東山 守田敏也さんと行く京都の山のいまを見つめるツアー

「ナラ枯れ」という言葉を聞いたことがありますか?
ナラ枯れとは、主にカシノナガキクイムシを原因としたコナラ、ミズナラなどの集団枯死のことです。
近年、京都でも送り火の場である大文字山、清水寺や高台寺の社寺林を含む東山、延暦寺の比叡山などにも被害が広がっています!
なぜ京都の山と森でナラ枯れが急速に進行しているのでしょうか・・・
東山を実際に登り、京都の山と森にしのびよるナラ枯れの現状を見つめ、豊かな自然を残していくためにできることを一緒に考えてみませんか?

【日時】2013年10月5日(土)10時~15時(9時45分集合)*小雨決行
【場所】東山(東山山頂公園を経て高台寺山、清水山付近)
    集合場所 地下鉄蹴上駅2番出口
【持ち物】お弁当、水筒、雨具、歩きやすい靴、帽子
【参加費】1000円
【対象】高校生、大学生、20?30代の社会人、どなたでもナラ枯れについて知りたい人
【定員】20名
【申し込み】Facebookで参加をクリック
https://www.facebook.com/events/517558064985768/

主催:ナラ枯れ自然観察会実行委員会

*****

10月11日 京都市左京区岩倉

NONベクレル食堂1周年記念講演

「福島原発汚染水問題とNONベクレル食堂」
講師 守田敏也さん

10月11日午後4時よりNONベクレル食堂にて
http://non-bq-shokudou.com/

*****

10月17日 長岡京市

京都府教職員互助組合退職互助部乙訓支部
秋の講演会

「たべものの安全と内部被ばく」
講師 守田敏也氏

10月17日 午後1時半~午後4時
長岡京市立 産業文化会館 3階 第1・2会議室
入場無料

連絡先 今堀光弘 0759553066

*****

10月20日 京都市上京区

同志社大学松蔭寮 避難訓練で講演
(ご近所の方に限り参加可能。詳しくは松蔭寮へ)

10月20日午前11時ごろより
「原発災害についての心得」
講師 守田敏也さん

*****

10月26日 京都市中京区

原発ゼロへの道
もっと知りたい考えたい
福島で何が起こっているのか?

10月26日 午後1時30分開場 午後2時開会
会場 京都アスニー
参加費500円

「内部被曝の現状は?」
講師 守田敏也さん

主催 右京原発ゼロネットワーク
連絡先 田中啓一 0758732925 山依子 09022809450

 

 


 

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明日に向けて(739)東京都新宿区、兵庫県加古川市、京都市左京区・北区でお話しします。東山自然観察会も!

2013年09月14日 21時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20130914 21:00)

月末から来月初めの講演スケジュールなどお知らせします。
9月27日東京都新宿区 JICA地球ひろば601号室で18時から。
9月28日兵庫県加古川市別府町中島会館で午後2時から。
9月29日京都市左京区岩倉論学社で午後2時から。
10月4日京都市北区ライトハウスで午後6時半からお話しします。

東京では、せっかくですから汚染水問題と東京オリンピック問題、および東京の放射能汚染についてじっくりとお話ししたいと思います。
他のところでも汚染水問題を軸に原発の今をお話しし、オリンピック問題にも触れるつもりです。お近くの方、ぜひご参加ください!

10月5日は午前9時45分地下鉄蹴上駅集合で、東山(主に高台寺山・清水山あたり)に自然観察会に行きます。
ここは、僕の自然フィールドの師匠、主原憲司さんが、必死になってナラ枯れ被害を食い止めた地域。全国でも本当に珍しい防除成功フィールドです。
被害地を案内すると、枯死してしまった樹をお見せしたり、伐採されてぽっかりとそらに空いた空間をお見せしたりで、胸が痛むのですが、この地域は違う。
防除跡を残しつつ、しっかりと生き延びてくれた木々をお見せすることができます。
ただ歩いているだけでも、京都の町のすぐそばに、こんなにきれいな林があるのかと声をあげたくなるようなフィールドです。
山の好きな方、緑や木々の好きな方、ぜひご参加ください!

以下、それぞれの企画案内を貼り付けます!

*****

9月27日 東京都新宿区

昨今、子どもたちをはじめ、福島の原発の影響を直接に受けておられる方々の生命や健康が危惧されるような報道が多く見受けられます。
政府関係者や原発関連企業の対応を見ていても、心配は募るばかり・・・。
国外の報道では、太平洋の海水汚染の観点から、日本人は被害者であるのみならず加害者でもあるのだというようなものもあります。
これまで直接的な影響を受けていない方々も、口にする魚を厳選しなければならなくなるでしょう。
様々な情報や意見が飛び交う中で、誰もが原発の影響を受ける可能性があります。ご自身とご自身の大切な人の身を、ご自身の力で守らなくてはなりません。

今回は、震災後福島に度々足を運び、原発、放射能など情報を収集し、精査し、多くの人が納得できる視点を提供されているフリージャーナリストの守田敏也さんをお招きし、バランスの良い視点を提案していただきます。
そして、最も懸念される「内部被曝」のメカニズムと影響、避け方などを学びたいと存じます。
どうぞ、 皆さまお誘い合わせの上お越しください。

※席数に限りがございます。ご予約は mail@npo2050.org またはNPO2050事務所に直接ご連絡ください。

テーマ: 『どうすれば内部被曝を避けれるか?』
講師: 守田敏也氏 フリージャーナリスト

と  き:  平成25年9月27日 (金曜日) 午後6時 ~ 8時
ところ: JICA地球ひろば 601号室 (東京都新宿区市谷本村町10-5  各線「市ヶ谷駅」より徒歩10分)
かいひ: 会 員   500円  非会員  1,000円

*****

9月28日 兵庫県加古川市別府町

放射能漏れの中でどう生きる

社会を変えるのは私たち!
汚染水毎日3百トン流して、魚食べられへんし、売れへんし

目を離せない 福島原発事故 いまどうなってるの

守田敏也講演会
とき9月28日(土)午後2時開会
ところ中島会館(別府町)
【資料代500円】

主催 別府9条の会
連絡先 加古川市別府町別府672-14 菅野方TEL : 079-437-4480

*****

9月29日 京都市左京区岩倉

3・11で人生が変わった人は多い。
守田敏也さんもその1人。事故の可能性を予言していた高木仁三郎さんを再読していて、泣いたという。
その涙からブログ「明日に向けて」が始まった。新聞TVにはない情報分析があり、多くの人が頼りにしているのである。

汚染水について、安倍政権は「状況はコントロールされている」「健康問題は今までも、現在も、将来もまったく問題ない」と言っている。(五輪招致演説)。
実相はどうなんだろうか?9月29日はそこから対話を始めよう。

守田さんとは2001年のピースウォークから出会っている。マルクス主義への評価とか私と違う点がある。でも、それは小事。
3・11で時代が変わった。幕末維新、敗戦のように。守田さんも、私も・・・変わった。
9月29日、対話しよう。話を聞こう。

by虫賀宗博(論学社)

2013年論学社9月例会

9月29日(日)午後2時~4時半
論学社(左京区岩倉中在地町148 TEL0757110334

守田敏也さん(フリーライター)
「原発ゼロの日へ―50年かかるのか!?」
参加費1000円 要申し込み 交流会午後5時~7時(カンパ制)

詳しくは下記に
http://blog.rongakusha.com/

*****

10月4日 京都市北区

10月4日(金)午後6時半より
京都ライトハウスにて

詳細未定

*****

10月5日 京都市東山

ナラ枯れ自然観察会in東山 〜守田敏也さんと行く京都の山のいまを見つめるツアー〜

「ナラ枯れ」という言葉を聞いたことがありますか?
ナラ枯れとは、主にカシノナガキクイムシを原因としたコナラ、ミズナラなどの集団枯死のことです。
近年、京都でも送り火の場である大文字山、清水寺や高台寺の社寺林を含む東山、延暦寺の比叡山などにも被害が広がっています!
なぜ京都の山と森でナラ枯れが急速に進行しているのでしょうか・・・
東山を実際に登り、京都の山と森にしのびよるナラ枯れの現状を見つめ、豊かな自然を残していくためにできることを一緒に考えてみませんか?

 *守田敏也(もりたとしや)さんプロフィール
同志社大学社会的共通資本客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
ナラ枯れ問題に深く関わり京都大文字山での害虫防除なども実施。原子力政策に関しても独自の研究と批判活動を続け、東日本大震災以降は被災地も度々訪問。
ボランティアや放射能除染回復プロジェクトなどに携わってきた。

【日時】2013年10月5日(土)10時〜15時(9時45分集合)*小雨決行
【場所】東山(東山山頂公園を経て高台寺山、清水山付近)
    集合場所 地下鉄蹴上駅2番出口
【持ち物】お弁当、水筒、雨具、歩きやすい靴、帽子
【参加費】1000円
【対象】高校生、大学生、20〜30代の社会人、どなたでもナラ枯れについて知りたい人
【定員】20名
【申し込み】Facebookで参加をクリック
https://www.facebook.com/events/517558064985768/

主催:ナラ枯れ自然観察会実行委員会

 


 

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明日に向けて(687)5日に伊丹市でお話します。9日に京都で『Kakusei』上映会があります!

2013年06月03日 16時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です。(20130603 16:00)

直近の講演のお知らせです。6月5日午前中に、兵庫県伊丹市の、伊丹中央公民館でお話します。講演タイトルは「内部被ばくについて知ってほしいこと~子どもの未来を守るために~」です。
今回の講演では、福島や関東・東北の被曝の現状、および食べ物を通じた放射性物質の蔓延を抑えた上で、ではこうした状況の中で、私たちがどのように暮らしていけばいいのか、とくに食べ物の選択をどのように考えればいいのかをハイライトしてお話したいとお思います。
講演に向けて、ご参考までに、この後半部分のお話のレジュメをここに貼り付けておきます。

3 放射能との共存時代をいかに生き抜くのか!
○被爆医師、肥田舜太郎さんの提言から考える
(a)被曝を避けるには
 ⇒放射能の元を絶つ⇒脱原発を推し進める
 ⇒汚染された食べ物を避ける
  汚染されやすいもの→魚貝類、山の幸
  汚染が入り込みやすいもの→外食産業、加工食品
 ⇒放射線測定を進める
  市民放射能測定所の活用を!
(b)被曝したらどうするのか・・・命の大切さを自覚し、長生き運動を起こす
 ⇒腹を決め、開き直り、覚悟を決める。免疫力を上げ、病を押さえ込む
 ⇒体調不良を軽視せずに対処を。とくに心臓疾患への備えが大事
 ⇒お年寄りから長生きの秘訣を聞く、太古の生き方を尊重する
(c)被曝の影響に立ち向かう。被爆者差別と闘う!

○何をどう食べるべきか(健康を守る核心問題)
(a)OECD各国の体格指数(BMI)から考える
  ⇒「現代食」=食品は、食べ過ぎるように作れらているものが多数
 ⇒まともに作られているものを摂ることが大事
 ⇒よく噛むことが、一番早いダイエット方法! 
(b)放射能だけでなく、危険物質の総体を問題にし、安全なものを確保する
 ⇒政府と東電の責任をあいまいにせず、汚染ゼロの食品供給を要求する
  ⇒危険物の総体を避ける!農薬、抗生物質、化学物質、殺虫剤、白糖も危険!
(マクドナルドハンバーガーを食べると2個目が食べたくなる法則!!) 
(c)安全なものを作る生産者、それを扱う流通者を守る
 ⇒大量生産、大量消費を見直していく
 
○前向きに生きて、困難をみんなで越えていく!
(a)危険な食べ物を避けるだけでなく、食べ方が大事
 ⇒家族・友人・仲間と楽しく食事を!
(b)温かな触れ合い、豊かな人間関係が、免疫力も上げていく!
 ⇒前向きに生きること、共に未来への可能性を分かち合っていくことが大事
 (c)そのために被災地の苦しみを忘れずシェアし続ける
 ⇒原発再稼動反対の声を高めた東北・関東の人々に感謝と握手を!


もう一つ、昨日お知らせした6月15日の企画<聞け『ふくしま』の声〜今、そして未来(あした)のために>にむけたプレ企画として、6月9日、Film”Kakusei”の上映会が、伏見区深草の町家カフェ「ちいろば」で行われますので、お知らせします。
この映像は、ニューヨークで映像について学んでいるシンガポールの青年、Dion Tan君が日本に来て撮影し、製作したものです。
冒頭に、相馬から秋田に避難している女性が、相馬に残っている息子さんに宛てた手紙の朗読が収録されています。胸をうつ映像です。ここからFilmは、放射能汚染と避難をめぐる私たちの国のおかれた現状を実に鮮やかに描きだしています。
僕も一部分だけ登場しています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。(全編の文字起こしもあります)なお9日は申し訳ないですが僕は参加できません。

明日に向けて(643)【再掲】愛しい君へ("Kakusei"・・・A Film by Dionより)
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/47b1b066dbad3a9635ab89a8216fa2f1

以下、6月5日と9日の案内を貼り付けます。

*****

6月5日 伊丹市

2013年度 伊丹市公民館事業推進委員会企画 市民講座
 
未来へつなぐ地球環境
~しあわせのヒントを探しに~
 
昨年より、中国の大気汚染のニュースがクローズアップされ、今や私たちの大きな関心事になっています。私たちが住む地球環境は、地球温暖化やオゾン層の破壊等、深刻な環境問題に直面しています。
いまの「地球環境」の現状を、様々な視点から正しく認識し、未来へつなぐ「これからの暮らし」のあり方について一緒に考えてみませんか。
 
1 内部被ばくについて知ってほしいこと
~子どもの未来を守るために~
 
6月5日(水)10:00~12:00
講師:フリージャーナリスト守田敏也さん
 
・・・その他、様々な講師による3回の連続講演あり。(詳細は伊丹市公民館へ)
 
定 員:30人(先着順)参加料:1,400円(全回分) 600円(1回)
申込み:直接来館・お電話・FAX・HPで受付中。
 
http://www.city.itami.lg.jp/var/rev0/0019/2335/2013430144657.pdf
https://e-hyogo.elg-front.jp/uketsuke/dform.do?id=1366869688552
 
一時保育:一歳半以上就学前までの幼児対象。1人 1日350円。  
      講座開始10日前までにお申し込みください。
 
【主催・申込み・お問合せ・会場】            
伊丹市立中央公民館(伊丹市千僧1-1-1)月曜日休館   
TEL 072-784-8000 FAX 072-784-8001

*****

6月9日 京都市伏見区

<「聞け『ふくしま』の声」プレ企画>

日時:6月9日(日曜日) 14時〜
場所:みんなのカフェちいろば(京阪藤森駅下車2分)
企画:映画「KAKUSEI: The Fukushima End」上映
   福島からの避難された方のお話

入場:無料

詳細は以下から

ふしみ「原発ゼロ」パレードの会
http://nonukesfushimi.blog.fc2.com/blog-entry-148.html

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