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古田紹欽記念館

2009年11月04日 | ぷらり
岐阜県山県市の 『文化の里・古田紹欽記念館』 に行ってきました。



山県市出身の仏教学者 古田紹欽(しょうきん)さんの生き方や、物の見方、

考え方を学び、日本文化や山形市の文化の素晴らしさを伝えたいと建てられた

記念館です。


「哲学」という一般人には難解な学問の先生ですが、ここでは、書や絵に短い

言葉を散りばめ 「生きるとは」 を優しく説いてくれます。



美しい瓦葺の木造建築で、入口をくぐると、赤い和傘や生け花や書画など

が飾られていて、茶室のような、書院のような「襟元を正す」ような和の

空気が流れてきます。

美しく整えられた中庭と、記念館につづく回廊、 回廊は柱や屋根が作る直線の

連続が、何か導かれるような感じになります。



ところどころにある 金属製のプレートには 紹欽さんが書いた不思議な抽象画に

言葉と解説が書かれています。

ひとつひとつ 立ち止まり 心の中で声に出して読んでみると 何となく

わかって来て 読み返すと そうだな~と納得 心のエッセンスです。 


記念館の中は、紹欽さんの書画や、写真パネル、年表など資料が展示して

あり、さらっと見るのではなく、一点一点 何かを感じながら見ていく

といった感じです。 


中ほどにある、学びの間(資料映像のコーナ)では、紹欽さんの生い立ちから

晩年までを、10分ほどの映像にまとめてあり、とても素晴らしい内容で、

映像を通して人生の師に出会ったような気がしました。 



書斎を再現した部屋があり、そこで紹欽さんの著書などを読むこともできます。


人生の折り返し地点を曲った人、残りの人生をいかに過ごすかを考えるような

年代にさしかかってきた人、何かいいヒントが見つかるかも知れません。

ここに来れば、きっと 「次の扉」 が開かれると思います。


いかに生きるか 紹欽さんの 「花散りてこそ。。」 が少しわかった気がします。

Over 40 Years Old におススメ。



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