早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

穏やかな命の閉じ方・・・

2017年07月20日 04時16分50秒 | 読書




 すい臓がんのような腫瘍が大きくなると、

普通ならば内臓の被膜が引っ張られ、

周りの神経を圧迫して

かなりの痛みを生じるはずなのです。

しかし老衰になっている体は

どうも痛みがないらしいのです。

それは体内に鎮痛作用があり、

「脳内モルヒネ」とも言われる

エンドルフィンという神経伝達物質が発生して

痛みを緩和しているからだと言われています。

正直言ってその理由は

憶測でしかないのですが、事実です。

そうして、最後は静かに食べなくなって

眠るように息を引き取られました。

まさに私の言っている「平穏死」なのです。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 自分の一生を全うする人は

苦しみなどないということなのだろうか

人為的に延命を図るということは

苦しませて死なせるということかもしれない

家族に看取られて

幸せな最期などというのは望めないような気がする

家族がいれば必ず延命措置をして

1日でも長生きしてほしいと願うだろう


だから、今のうちに自分のことは常日頃から

一切の延命措置を拒否すること

申し渡しておかないといけない


それにしても昔には

姥捨山などという言葉があったし、

今も孤独死というのがよく新聞で目にする

とても寂しい最期のように思え、

自分だけはそんなことにならないようにと思いつつも

案外、人里を離れて、

姥捨山のような死に場所があるなら、

苦しまずに、しがらみもなく

安らかに旅たてるような気もする

それに孤独死というが、

確かに一人暮らしの老人にかかる社会問題ではあるが、

たった一人で餓死するわけだから、

きっと苦しまずに、

幸せだった頃を思い出し、

静かに穏やかに旅たてるのではないだろうか

なんてことを思ったりもする


       早起き鳥




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