そもそも「私は人よりえらい」という自己重要感は我々の「生きがい」
というものを支える欲望であります。
この欲望が他の動物にはありません。
人間だけにあるものなのです。
そして人間が人間である限り
捨てることはできません。
それは「自己表現欲」あるいは
「自己顕示欲」といってよい
欲望であります。
「盛運の気」 無能 唱元
自己表現欲は良い欲望かもしれないけれど、
「強すぎる自己顕示欲」は良い欲望
とは言えないような気がする…？
この欲望は他の動物にはない
人間だけの欲望だとか、
でも百獣の王のライオンにはこの
自己顕示欲がないのだろうか？
それは人間がそういう風に脚色して
勝手に言っているだけなのだろうか？
昔、我が家で飼っていた秋田犬
成犬として大きくなった時、
毎年決まって一年に一、二度
狂ったように私に挑んでくる。
そんなとき私は決してひるむことなく
愛犬を羽交い締めにして押さえ込む。
とそのうち、僕の体中を舐めはじめ、
しっぽを振り、顔から闘争心が消え従順になる。
これは、一年に一二度、
ファミリートップの座を狙う挑戦だと思う。
これは秋田犬の自己顕示欲
ではないかと思えてならないのだが…？
早起き鳥
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