私は耳が遠い。
聞こえにくくなったのは
90歳を越した頃であったか。
近頃は音の世界から大分遠くなってしまった。
初めの頃は、不自由を感じた。
人との会話がうまく行かない。
人との関係が疎くなることも少しは気になった。
ある時人から、
「昔から耳の遠い人は
長生きをすると言われているんですよ。
先生はやはり長生きの相なんですね」
と言われた。
その言葉を私は
単なる慰めとは受け取らなかった。
そうだ、その通りだと思ったものである。
「まあ、そうですか。
それはよいことを聞きました。
私は、100歳までも、
125歳までも長生きをしますよ」
「私 なんだか死なないような気がするんですよ」
宇野 千代 著
90を過ぎてから聞こえにくくなったとか
僕はもう今の歳で聞きにくくなった
家の者からは「耳が遠くなったのでは・・・」
と言われる始末
いやはや悲しいことである
なんども聞き直すから
相手も話すのが嫌になるようで
面と向かって話す分にはなんの問題もないのだが
台所から何か言われても反応できないでいる
耳が聞こえないのか、
それともその話し声を認識する
脳細胞が老化しているのか
それはなんともいえない
とは言っても僕も長生きの部類かも
嬉しいことである
補聴器のチラシが最近ポストに届くようになったが
家の実情をよくもまあご存知のこと・・・
感心している
なんて呑気なことを考えている
早起き鳥
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