「他の子供さんはずいぶん
みんな器量好しだねえ、
あの一羽の他は、みんなね。
お母さんがあれだけ、
もう少しどうにか
善くしたらよさそうなもんだのに」
「あれは全くのところ、
器量好しではございませぬ。
しかし誠に善い性質をもっておりますし、
泳ぎをさせますと、
他の子供たちくらい、
いやそれよりずっと上手にいたします。
私の考えますところでは、
あれも日が経ちますにつれて、
美しくなり、たぶん、
からだも小さくなることでございましょう。
あれは卵の中にあまり長く
入っておりましたせいで、
からだつきが普通に
出来上がらなかったのでございます
「醜い家鴨の子」 アンデルセン 著
人気ブログランキングへ
他人から批判される我が子のハンディ
そしてその子自身が
そのコンプレックスにどう立ち向かうのか
何をもって器量よしというのか
みんなと同じような容姿が器量というなら、
飛び抜けて変わっていれば
それは不器量なのか
でもそれはどう考えても醜いのだろう
この生まれ落ちた現実をどう思うのか
この子家鴨君本人に
インタビューしてみたい
どう考えていいかさえわからないだろう...!
どことなく知っている童話も
少し掘り下げて読んだことなどない
こういう機会を通じて読み返し、
子供への読み聞かせも大切
そして大人自身の理解というか
僕は、この童話との再会をよろこびたい
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。