すぐに役に立つことは、
すぐに役に立たなくなる
「マサチューセッツ工科大学は、
科学技術の最先端の研究をしています。
当然、学生にも
最先端のことを教えるのですが、
最先端の科学をいくら教えても
世の中に出ていくと、
世の中の進歩は早いものだから、
だいたい4年で陳腐化してしまう。
そうするとまた勉強し直さなければいけない。
そんな4年間で古くなるようなものを
大学で教えてもしようがない。
そうではなく、
社会に出て新しいものが出てきても、
それを吸収し、
あるいは自ら新しいものをつくり出していく、
そういうスキルを大学で教えるべきでしょう」
それが教養であり、
音楽も教養の一つだというわけです。
おとなの教養 池上 彰 著
マサチューセッツ工科大学も
ハーバート大学も
リベラルアーツ教育を基本に
みっちりと時間をかけて
現代社会における教養を身につけることを
基本にしているようである
まさに、すぐに役に立つことは、
世の中では、すぐ役に立たなくなる
すぐに役にたたないことが、
実は長い目で見ると、案外役に立つ
だから教養などというのは
すぐに役に立つものではないが
長い人生を生きていく上で
自分の支えになる基盤と言えるだろう
本屋に並ぶビジネス本の大多数が
ハウツウもの、マニュアル本と言ったモノばかり
哲学や宗教、そして宇宙や人体・・・
こんな本などは図書館の一角に
追いやられてしまっているような気がする
平積みになっている本は
すぐに金持ちになれるような胡散臭い本ばかり
それにひと月で莫大な利益を得た
などという本もよく目につく
日本における教養、教育などという分野の考え方に
世界をリードする諸国とは周回遅れの感がしている
早起き鳥
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