ある店の販売員の若い娘が
ビートルズのファンで店が終わると
バンドの練習に励んでいました。
その彼女から
「最近、どうも音楽活動がうまく行かない。客に受けない」
と事もあろうに私に相談が持ちかけられたのです。
私は話を聞いて、彼女の目の前で
アブアブと赤ん坊の真似をして
「どうや、可愛いか」
と聞いたのです。
当然のように彼女は
「気色わるい」
と顔をしかめます。
「本物の赤ん坊はどうや」
「そら可愛いです」
と答えるので、
「なんでかわかる?」
と問いかけましたが、
彼女は首をひねるばかりです。
「それわな、わしの場合は
可愛く見せようとしているから可愛くないんや。
赤ん坊は可愛く見られたいと思うてるか、違うやろ。
無心やから可愛いんや」
「男一匹、負けたらあかん」
越智 直正 著
自分を可愛く見せたい赤ん坊はいない...!
まさに仰しゃるとおり、なんと当たり前な話し
この当たり前なこと、まるで忘れていた
衝撃的な言葉である
人からよく見られたい、いい人だと言われたい
そんなことばかりが頭にあって
昔、流行った「ぶりっ子」まさにそれ
自分の人生
人の顔色を伺い、体裁ばかり整えてきた
生き方も、仕事も、なにもかも
無心になるといえば、
食べること、呑むことくらい
これではダメ
無心に仕事をし、無心に何かに打ち込む
そんな時間をこれからでも遅くない、
持たなければと改めて実感
手っ取り早く、やはり好きなこと
好きなことをして稼げたら素晴らしいことなんが
はてさて、腹が減っては戦ができぬ
まずは、なにか食べよう.(笑)
早起き鳥
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