身体の垢が化して
シラミとなっては
これを払いのけなければならない。
しかし、このシラミも
自分の皮毛の末に
生まれたものと思えば
殺すには忍びない。
これと同様に、
大徳の人の心は、
天地万物を差別なく
一体とみなしている。
故に、刑に処せられる者を憐れみ、
罰するに慎重な態度をとるのは、
前述の考えと同じである。
「言志四録(言志録)」 佐藤 一斎 著
シラミや蚊は
血を吸うから嫌い
おまけにたまらなく
痒くなるから始末におけない
僕の血を吸って重くて
蚊はヨタヨタ…、飛べない
よほど美味しい血
僕の手のひらの
攻撃を受けて万事休す
そして手のひらを汚した
血は我が身の大切な血
この野郎…!
そしてその蚊が残した
たまらない痒み
その痒みに、
いきどおりを感じつつも
哀れ身を感じる
血を吸っている時はさぞかし
幸せな気持ちだったことだろう
早起き鳥
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