早起き鳥 

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道真「失脚」

2011年08月16日 03時55分35秒 | 読書








菅原道真「失脚」は

藤原時平が道真に外戚の座を

脅かされるのを怖れて仕組んだもの

というのが通説だ。だが、

平安時代に入って藤原氏は

天皇家の外戚の座を

安定して維持していたから、

道真が藤原氏の

脅威になったとは考えにくい。

むしろ道真の学閥に対する

他の学閥からの嫉妬や攻撃が

道真を「失脚」に

追い込んだとみるべきだろう。

 「人事の日本史」 
       著 遠山美都男 関幸彦 山本博文










道真公と藤原氏との力関係についてなど、

歴史音痴の自分にとってあまり関心はないが、

一世を風靡した歴史上の有名な人も

必ず花が散るように力を失っていく、

歴史とははかなくもあり、

また次ぎに生まれてくる新しい風を

期待しているようでもある。

とはいえ、今の世において、

誰もが知っている、学問の神様「天神様」

今を生きる人々の心に生きている道真公!

時代の歴史を超えて、

脈々と生き抜いている道真公も

現役中は人事の荒波に翻弄されていたようだ。

    早起き鳥








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