菅原道真「失脚」は
藤原時平が道真に外戚の座を
脅かされるのを怖れて仕組んだもの
というのが通説だ。だが、
平安時代に入って藤原氏は
天皇家の外戚の座を
安定して維持していたから、
道真が藤原氏の
脅威になったとは考えにくい。
むしろ道真の学閥に対する
他の学閥からの嫉妬や攻撃が
道真を「失脚」に
追い込んだとみるべきだろう。
「人事の日本史」
著 遠山美都男 関幸彦 山本博文
道真公と藤原氏との力関係についてなど、
歴史音痴の自分にとってあまり関心はないが、
一世を風靡した歴史上の有名な人も
必ず花が散るように力を失っていく、
歴史とははかなくもあり、
また次ぎに生まれてくる新しい風を
期待しているようでもある。
とはいえ、今の世において、
誰もが知っている、学問の神様「天神様」
今を生きる人々の心に生きている道真公!
時代の歴史を超えて、
脈々と生き抜いている道真公も
現役中は人事の荒波に翻弄されていたようだ。
早起き鳥
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