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去年は空を自由に飛び交う鶴のように自由の身だったが、いまはカゴの中のニワトリである。
人の運命に定めなどない。
天が人にみな同じ人生を与えるはずはないのだ。
囚人護送用の「カゴ」にあっても
松陰は決して世をはかなんだりはしない。
まだ自分の運命が決まったわけではなく、
未来がある。
と言い聞かせている。
去年は雲外の鶴今日は籠中の鶏
人事何ぞ嘗て定まらん
皇天甚ぞ斉しからざらん
「ひとすじの蛍火 吉田松陰 人とことば 関 厚夫
平和な日本に生きる我々にとっては少々極端な松蔭の言葉ではある。
しかし、過去の前例が役にたたず、
新たな知恵が必要な昨今…！
言ってみればこの平成激動期を
たくましく生き抜くためには
「囚人の旅」も一興…！
性根の座った松陰の言葉の数々が胸を打つ！
早起き鳥
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