幸福のために

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古くて美しい詩など、
何度読み返してもそれは
暗号のように自分を悩ませるだけだけど
夢についてはこう思う
幸福のために捨てて来たものがあまりに多すぎる

柱も庭も乾いている
今日は好い天気だ
　　縁の下では蜘蛛の巣が
　　心細そうに揺れている

山では枯木も息を吐く
ああ今日は好い天気だ
　　路傍の草影
　　あどけない愁みをする

ああ、おまえは何をしに来たのだ…！
と、吹き来る風が私に言う

　『きんぴか』　浅田 次郎　　

ひとと競争することが何よりも
生き甲斐だった若い頃
運動も勉強も習い事もなにもかも
ともかくひとと競争して勝つこと
こんな快感はない
そんな生き方が僕の人生、前半
でもそれで得たものは
ちっとも明るくならない達成感と憎悪
ある勝負に勝ったとしても
勝たねばならない勝負は際限なく続く
どこまで勝ち進んだら満足するのだろう…！
今、争うこと、対立することを捨てよう…！
そう思って、人生折り返している
良い思い出を沢山味わって残すことが出来ている
本との出合い
美しい自然との出会い…！
まだまだ対立を捨てるには努力が必要だが
新しい生き方、見つけたような気がする
　頑張れ早起き鳥


■完璧である必要はないのです
　
　すべてを手にしていることより
　何かを求めて進む気持を持っていることの方が
　多くの夢を実現できる
　　Dream power 佳川 奈未